mirror of
https://github.com/XRPLF/xrpl-dev-portal.git
synced 2025-11-04 11:55:50 +00:00
[JA] Change freeze translation from kanji to katakana for consistency
This commit is contained in:
@@ -9,7 +9,7 @@ parent: contribute.html
|
||||
## 報告する
|
||||
詐欺に遭ったと思ったら、詐欺の手口や詐欺業者について、できるだけ早く、できるだけ多くの情報を集めるようにしてください。どのように行動すべきかは以下の方法を確認してください。
|
||||
|
||||
{% admonition type="warning" name="注意" %}誰もXRP Ledgerのアカウントを凍結したり、トランザクションを元に戻したりすることはできません。これはXRP Ledgerブロックチェーンの分散型設計によるものです。{% /admonition %}
|
||||
{% admonition type="warning" name="注意" %}誰もXRP Ledgerのアカウントをフリーズしたり、トランザクションを元に戻したりすることはできません。これはXRP Ledgerブロックチェーンの分散型設計によるものです。{% /admonition %}
|
||||
|
||||
1. [Xrplorerの調査チーム](https://xrplorer.com/forensics/submit)に詐欺業者のウォレットアドレスを提出してください。
|
||||
|
||||
@@ -17,14 +17,14 @@ parent: contribute.html
|
||||
|
||||
2. 最寄りの警察署に通報してください。詐欺業者が捕まれば、お金を取り戻せる場合があります。
|
||||
|
||||
3. 詐欺業者が取引所にXRPを送金した場合は、必ず取引所のサポートチームに連絡してください。取引所は詐欺業者の口座を凍結することができます。以下は、いくつかの有名な取引所のサポートリンクです。
|
||||
3. 詐欺業者が取引所にXRPを送金した場合は、必ず取引所のサポートチームに連絡してください。取引所は詐欺業者の口座をフリーズすることができます。以下は、いくつかの有名な取引所のサポートリンクです。
|
||||
|
||||
- [Binance](https://www.binance.com/en/support)
|
||||
- [Coinbase](https://help.coinbase.com/)
|
||||
- [Uphold](https://support.uphold.com/hc/en-us/requests/new)
|
||||
- [Bitrue](https://www.bitrue.com/exchange-web/footer/contactus.html)
|
||||
|
||||
4. 詐欺業者がXRP Ledger上でXRPを他のトークンと交換した場合、そのトークンの発行者に連絡してください。発行者は[詐欺業者のトラストラインを凍結する](../docs/tutorials/how-tos/use-tokens/freeze-a-trust-line.md)ことができるかもしれません。
|
||||
4. 詐欺業者がXRP Ledger上でXRPを他のトークンと交換した場合、そのトークンの発行者に連絡してください。発行者は[詐欺業者のトラストラインをフリーズする](../docs/tutorials/how-tos/use-tokens/freeze-a-trust-line.md)ことができるかもしれません。
|
||||
|
||||
詐欺業者の報告に関する詳細は、[Xrplorer Forensicsのヘルプ](https://xrplorer.com/forensics/help)をご覧ください。
|
||||
|
||||
|
||||
@@ -104,7 +104,7 @@ XRP Ledgerは、複数の[暗号署名アルゴリズム](#署名アルゴリズ
|
||||
|
||||
- マスターキーペアを無効化する。
|
||||
|
||||
- [凍結](../tokens/fungible-tokens/freezes.md#no-freeze)の機能を永久に放棄する。
|
||||
- [フリーズ](../tokens/fungible-tokens/freezes.md#no-freeze)の機能を永久に放棄する。
|
||||
|
||||
- トランザクションコスト0XRPの特別な[キーリセットトランザクション](../transactions/transaction-cost.md#key-resetトランザクション)を送信する。
|
||||
|
||||
|
||||
@@ -20,7 +20,7 @@ Checksは[Escrow](escrow.md)と[Payment Channel](../../tutorials/how-tos/use-spe
|
||||
|
||||
* Checksではトークンを送金できます。Payment ChannelとEscrowで送金できるのはXRPのみです。
|
||||
|
||||
* Checksは資金を凍結しません。Payment ChannelとEscrowでは、送金元が発行したクレームでXRPが清算されるか(Payment Channel)、または有効期限切れまたはCrypto-conditionsによってXRPがリリースされる(Escrow)までは、そのXRPを使用できません。
|
||||
* Checksは資金をフリーズしません。Payment ChannelとEscrowでは、送金元が発行したクレームでXRPが清算されるか(Payment Channel)、または有効期限切れまたはCrypto-conditionsによってXRPがリリースされる(Escrow)までは、そのXRPを使用できません。
|
||||
|
||||
* EscrowではXRPを自分自身に送金できます。ChecksではXRPを自身に送金することはできません。
|
||||
|
||||
|
||||
@@ -51,7 +51,7 @@ XRP Ledgerのすべての変更がそうであるように、取引を行うに
|
||||
|
||||
XRP Ledgerは、成行注文、指値注文、レバレッジ取引などの概念をネイティブに表現するものではありません。カスタムトークンやOfferのプロパティをクリエイティブに利用することで、いくつかは実現できるかもしれません。
|
||||
|
||||
分散型システムであるXRP Ledgerは、取引に関わる[アカウント](../../accounts/index.md)の背後にいる実際の人々や組織に関する情報を一切持っていません。また、ユーザや発行者は、様々な種類の裏付け資産を表すトークンの取引を規制するために、関連する法律に従う必要があります。[凍結](../fungible-tokens/freezes.md)や[認可トラストライン](../fungible-tokens/authorized-trust-lines.md)などの機能は、発行者が関連法規を順守できるよう意図しています。
|
||||
分散型システムであるXRP Ledgerは、取引に関わる[アカウント](../../accounts/index.md)の背後にいる実際の人々や組織に関する情報を一切持っていません。また、ユーザや発行者は、様々な種類の裏付け資産を表すトークンの取引を規制するために、関連する法律に従う必要があります。[フリーズ](../fungible-tokens/freezes.md)や[認可トラストライン](../fungible-tokens/authorized-trust-lines.md)などの機能は、発行者が関連法規を順守できるよう意図しています。
|
||||
|
||||
## 関連項目
|
||||
|
||||
|
||||
@@ -46,8 +46,8 @@ Offerオブジェクトは、他のオファーやクロスカレンシー決済
|
||||
|
||||
- 所有者が売却する資産を一切保有しなくなった場合。
|
||||
- オーナーがその資産を再度取得すると、オファーに資金が供給されるようになります。
|
||||
- 売却する資産が[凍結されたトラストライン](../fungible-tokens/freezes.md)に含まれるトークンである場合。
|
||||
- トラストラインが凍結解除されると、オファーは再び資金が供給されるようになります。
|
||||
- 売却する資産が[フリーズされたトラストライン](../fungible-tokens/freezes.md)に含まれるトークンである場合。
|
||||
- トラストラインがフリーズ解除されると、オファーは再び資金が供給されるようになります。
|
||||
- オファーが新しいトラストラインを作成する必要があるが、オーナーがその[準備金](../../accounts/reserves.md)の増加に伴う十分なXRPを持っていない場合。
|
||||
- オーナーが追加のXRPを調達するか、準備金の必要量が減少すると、オファーは自動的に使用可能になります。
|
||||
- オファーが失効した場合。([オファーの有効期限](#オファーの有効期限)を参照)
|
||||
|
||||
@@ -13,7 +13,7 @@ XRP Ledgerの認可トラストライン機能により、発行者は、発行
|
||||
|
||||
認可トラストライン機能を使用するには、発行アドレスで**RequireAuth**フラグを有効にします。その後、他のアカウントは、あなたがそのアカウントのトラストラインをあなたの発行アカウントに承認した場合にのみ、あなたが発行したトークンを保持することができます。
|
||||
|
||||
発行アドレスから[TrustSetトランザクション][]を送信し、自分のアカウントと認可するアカウントとの間のトラストラインを設定することで、トラストラインを認可することができます。トラストラインを認可した後、その認可を取り消すことはできません。(ただし、必要に応じてトラストラインを[凍結](freezes.md)することは可能です)。
|
||||
発行アドレスから[TrustSetトランザクション][]を送信し、自分のアカウントと認可するアカウントとの間のトラストラインを設定することで、トラストラインを認可することができます。トラストラインを認可した後、その認可を取り消すことはできません。(ただし、必要に応じてトラストラインを[フリーズ](freezes.md)することは可能です)。
|
||||
|
||||
トラストラインを認可するためのトランザクションは、発行アドレスの署名が必要であり、残念ながらそのアドレスのリスクエクスポージャーが増加することを意味します。
|
||||
|
||||
@@ -116,7 +116,7 @@ POST http://localhost:8088/
|
||||
|
||||
- **コンセプト:**
|
||||
- [Deposit Authorization](../../accounts/depositauth.md)
|
||||
- [トークンの凍結](freezes.md)
|
||||
- [トークンのフリーズ](freezes.md)
|
||||
- **リファレンス:**
|
||||
- [account_linesメソッド][]
|
||||
- [account_infoメソッド][]
|
||||
|
||||
@@ -6,29 +6,29 @@ seo:
|
||||
labels:
|
||||
- トークン
|
||||
---
|
||||
# トークンの凍結に関するよくある誤解
|
||||
# トークンのフリーズに関するよくある誤解
|
||||
|
||||
PayPalのような中央集権的なサービスがアカウントを停止して資金にアクセスできないようにするのと同様に、Ripple社などがXRPを凍結することができるというのはよくある誤解です。XRP Ledgerには[凍結機能](freezes.md)がありますが、これは発行トークンにのみ使用可能で、XRPには使用できません。 **XRPを凍結することは誰にもできません**。
|
||||
PayPalのような中央集権的なサービスがアカウントを停止して資金にアクセスできないようにするのと同様に、Ripple社などがXRPをフリーズすることができるというのはよくある誤解です。XRP Ledgerには[フリーズ機能](freezes.md)がありますが、これは発行トークンにのみ使用可能で、XRPには使用できません。 **XRPをフリーズすることは誰にもできません**。
|
||||
|
||||
XRP Ledgerのトークンは、[XRPとは根本的に異なる](../../../references/protocol/data-types/currency-formats.md#comparison)ものです。トークンは常にトラストライン上に存在し、それは凍結される可能性があります。XRPはアカウントに含まれており、凍結されることはありません。
|
||||
XRP Ledgerのトークンは、[XRPとは根本的に異なる](../../../references/protocol/data-types/currency-formats.md#comparison)ものです。トークンは常にトラストライン上に存在し、それはフリーズされる可能性があります。XRPはアカウントに含まれており、フリーズされることはありません。
|
||||
|
||||
## XRPは単なるRipple社のトークンではないのか?
|
||||
|
||||
いいえ、XRPはトークンとは異なります。XRPはXRP Ledger上の唯一のネイティブアセットであり、XRP Ledger上で取引を行うために必要なものです。XRPにはカウンタパーティが存在しません。つまり、誰かがXRPを保有するとき、その人は負債を保有しているのではなく、実際の通貨であるXRPを保有しているのです。この事実により、 _**<u>XRPはいかなる団体や個人によっても凍結することができません</u>**_ 。
|
||||
いいえ、XRPはトークンとは異なります。XRPはXRP Ledger上の唯一のネイティブアセットであり、XRP Ledger上で取引を行うために必要なものです。XRPにはカウンタパーティが存在しません。つまり、誰かがXRPを保有するとき、その人は負債を保有しているのではなく、実際の通貨であるXRPを保有しているのです。この事実により、 _**<u>XRPはいかなる団体や個人によってもフリーズすることができません</u>**_ 。
|
||||
|
||||
## Ripple社またはXRP Ledger財団は私のトークンを凍結することができますか?
|
||||
## Ripple社またはXRP Ledger財団は私のトークンをフリーズすることができますか?
|
||||
|
||||
XRP Ledgerは分散型であり、Ripple社やXRP Ledger財団、そして他のいかなる存在もそれをコントロールすることはできません。
|
||||
|
||||
あるトークンの発行者は、 _そのトークンに限定して_ あなたのトラストラインを凍結することができます。あなたのアカウントの他の部分や、異なる発行者のトークンを凍結することはできませんし、あなたがXRP Ledgerを使うのを止めることもできないのです。
|
||||
あるトークンの発行者は、 _そのトークンに限定して_ あなたのトラストラインをフリーズすることができます。あなたのアカウントの他の部分や、異なる発行者のトークンをフリーズすることはできませんし、あなたがXRP Ledgerを使うのを止めることもできないのです。
|
||||
|
||||
さらに、トークン発行者は、トークンを凍結する能力を自主的かつ永久的に放棄することができます。この["No Freeze"](freezes.md#no-freeze)設定は、他者がトークンの使用を止めることができないという意味で、トークンがより実際の現金のように振る舞うことを想定しています。
|
||||
さらに、トークン発行者は、トークンをフリーズする能力を自主的かつ永久的に放棄することができます。この["No Freeze"](freezes.md#no-freeze)設定は、他者がトークンの使用を止めることができないという意味で、トークンがより実際の現金のように振る舞うことを想定しています。
|
||||
|
||||
|
||||
## しかし、Ripple社がJed McCaleb氏のXRPを凍結したと聞きましたが?
|
||||
## しかし、Ripple社がJed McCaleb氏のXRPをフリーズしたと聞きましたが?
|
||||
|
||||
これは、2015年から2016年にかけて実際に起こった事件の誤報です。2013年にRipple社の創業者で同社を退社したJed McCaleb氏は、100万USドル以上のXRPをカストディ取引所であるBitstampで売却しようと試みました。Ripple社の代理人は、この売却はJed氏とRipple社が2014年に締結した契約に違反すると主張しました。Ripple社の要求により、[BitstampはJedのBitstampアカウントを凍結](https://www.coindesk.com/markets/2015/04/02/1-million-legal-fight-ensnares-ripple-bitstamp-and-jed-mccaleb/)し、裁判に持ち込まれました。この裁判は[最終的に和解](https://www.coindesk.com/markets/2016/02/12/ripple-settles-1-million-lawsuit-with-former-executive-and-founder/)となり、双方がその結果に納得したと表明しています。
|
||||
これは、2015年から2016年にかけて実際に起こった事件の誤報です。2013年にRipple社の創業者で同社を退社したJed McCaleb氏は、100万USドル以上のXRPをカストディ取引所であるBitstampで売却しようと試みました。Ripple社の代理人は、この売却はJed氏とRipple社が2014年に締結した契約に違反すると主張しました。Ripple社の要求により、[BitstampはJedのBitstampアカウントをフリーズ](https://www.coindesk.com/markets/2015/04/02/1-million-legal-fight-ensnares-ripple-bitstamp-and-jed-mccaleb/)し、裁判に持ち込まれました。この裁判は[最終的に和解](https://www.coindesk.com/markets/2016/02/12/ripple-settles-1-million-lawsuit-with-former-executive-and-founder/)となり、双方がその結果に納得したと表明しています。
|
||||
|
||||
注目すべきは、この「凍結」はXRP Ledger上で起こったものではなく、XRP Ledgerの凍結機能を使ったものでもないことです。他のカストディアン取引所と同様に、Bitstampはユーザのアカウントを凍結し、特にそれらの資金が法的紛争に巻き込まれている場合、取引や資金の引き出しを停止する権限を持っています。
|
||||
注目すべきは、この「フリーズ」はXRP Ledger上で起こったものではなく、XRP Ledgerのフリーズ機能を使ったものでもないことです。他のカストディアン取引所と同様に、Bitstampはユーザのアカウントをフリーズし、特にそれらの資金が法的紛争に巻き込まれている場合、取引や資金の引き出しを停止する権限を持っています。
|
||||
|
||||
一方、XRP Ledgerの[分散型取引所](../decentralized-exchange/index.md)で取引する場合は、自分で資産を管理するので、XRPの取引を止めることは誰にもできないのです。
|
||||
|
||||
@@ -6,39 +6,39 @@ seo:
|
||||
labels:
|
||||
- トークン
|
||||
---
|
||||
# トークンの凍結
|
||||
# トークンのフリーズ
|
||||
|
||||
発行者は発行したトークンをXRP Ledgerで凍結することができます。**これはXRP LedgerのネイティブアセットであるXRPには適用されません。**
|
||||
発行者は発行したトークンをXRP Ledgerでフリーズすることができます。**これはXRP LedgerのネイティブアセットであるXRPには適用されません。**
|
||||
|
||||
特定のケースでは、法的要件への準拠や、疑わしい活動の調査のために、取引所またはゲートウェイが、XRP以外のトークンの残高を急きょ凍結することがあります。
|
||||
特定のケースでは、法的要件への準拠や、疑わしい活動の調査のために、取引所またはゲートウェイが、XRP以外のトークンの残高を急きょフリーズすることがあります。
|
||||
|
||||
{% admonition type="success" name="ヒント" %}誰もXRP LedgerのXRPを凍結することはできません。しかし、カストディアル取引所は、自らの裁量で常に保管資金を凍結することができます。詳しくは、[凍結に関するよくある誤解](common-misconceptions-about-freezes.md)をご覧ください。{% /admonition %}
|
||||
{% admonition type="success" name="ヒント" %}誰もXRP LedgerのXRPをフリーズすることはできません。しかし、カストディアル取引所は、自らの裁量で常に保管資金をフリーズすることができます。詳しくは、[フリーズに関するよくある誤解](common-misconceptions-about-freezes.md)をご覧ください。{% /admonition %}
|
||||
|
||||
凍結については、3種類の設定があります。
|
||||
フリーズについては、3種類の設定があります。
|
||||
|
||||
* [**Individual Freeze(個別の凍結)**](#individual-freeze) - 1件の取引相手を凍結します。
|
||||
* [**Global Freeze(全体の凍結)**](#global-freeze) - 取引相手全員を凍結します。
|
||||
* [**No Freeze(凍結機能の放棄)**](#no-freeze) - 個々の取引相手の凍結機能と、Global Freeze機能を永久に放棄します。
|
||||
* [**Individual Freeze(個別のフリーズ)**](#individual-freeze) - 1件の取引相手をフリーズします。
|
||||
* [**Global Freeze(全体のフリーズ)**](#global-freeze) - 取引相手全員をフリーズします。
|
||||
* [**No Freeze(フリーズ機能の放棄)**](#no-freeze) - 個々の取引相手のフリーズ機能と、Global Freeze機能を永久に放棄します。
|
||||
|
||||
凍結対象の残高がプラス、マイナスにかかわらず、すべての凍結設定を行うことができます。通貨イシュアーまたは通貨保持者のいずれかがトラストラインを凍結できますが、通貨保持者がイシュアーを凍結しても、その影響はわずかです。
|
||||
フリーズ対象の残高がプラス、マイナスにかかわらず、すべてのフリーズ設定を行うことができます。通貨イシュアーまたは通貨保持者のいずれかがトラストラインをフリーズできますが、通貨保持者がイシュアーをフリーズしても、その影響はわずかです。
|
||||
|
||||
|
||||
## Individual Freeze
|
||||
|
||||
**Individual Freeze**機能は、[トラストライン](index.md)に関する設定です。発行アドレスがIndividual Freeze設定を有効にすると、そのトラストラインの通貨に対して以下のルールが適用されます。
|
||||
|
||||
* 凍結されたトラストラインの両当事者間の直接決済は、凍結後も可能です。
|
||||
* そのトラストラインの取引相手は、イシュアーへ直接支払う場合を除き、凍結されたトラストラインの残高を減らすことはできません。取引相手は、凍結されたイシュアンスを直接イシュアーに送信することだけが可能です。
|
||||
* 取引相手は、凍結されたトラストライン上で引き続きその他の当事者からの支払を受け取ることができます。
|
||||
* 取引相手が凍結されたトラストライン上のトークンの売りオファーを出した場合、[資金不足とみなされます](../decentralized-exchange/offers.md#オファーのライフサイクル)。
|
||||
* フリーズされたトラストラインの両当事者間の直接決済は、フリーズ後も可能です。
|
||||
* そのトラストラインの取引相手は、イシュアーへ直接支払う場合を除き、フリーズされたトラストラインの残高を減らすことはできません。取引相手は、フリーズされたイシュアンスを直接イシュアーに送信することだけが可能です。
|
||||
* 取引相手は、フリーズされたトラストライン上で引き続きその他の当事者からの支払を受け取ることができます。
|
||||
* 取引相手がフリーズされたトラストライン上のトークンの売りオファーを出した場合、[資金不足とみなされます](../decentralized-exchange/offers.md#オファーのライフサイクル)。
|
||||
|
||||
再確認: トラストラインではXRPは保持されません。XRPは凍結できません。
|
||||
再確認: トラストラインではXRPは保持されません。XRPはフリーズできません。
|
||||
|
||||
金融機関は、疑わしい活動を行う取引相手や、金融機関の利用規約に違反する取引相手にリンクしているトラストラインを凍結できます。金融機関は、同機関が運用する、XRP Ledgerに接続されているその他のシステムにおいても、その取引相手を凍結する必要があります。(凍結しないと、アドレスから金融機関経由で支払を送金することで、望ましくない活動を行うことが依然として可能となります。)
|
||||
金融機関は、疑わしい活動を行う取引相手や、金融機関の利用規約に違反する取引相手にリンクしているトラストラインをフリーズできます。金融機関は、同機関が運用する、XRP Ledgerに接続されているその他のシステムにおいても、その取引相手をフリーズする必要があります。(フリーズしないと、アドレスから金融機関経由で支払を送金することで、望ましくない活動を行うことが依然として可能となります。)
|
||||
|
||||
各個別アドレスは金融機関とのトラストラインを凍結できます。これは金融機関とその他のユーザの間の取引には影響しません。ただし、他のアドレス([運用アドレス](../../accounts/account-types.md)を含む)からその個別アドレスに対しては、その金融機関のイシュアンスを送信できなくなります。このようなIndividual Freezeは、オファーには影響しません。
|
||||
各個別アドレスは金融機関とのトラストラインをフリーズできます。これは金融機関とその他のユーザの間の取引には影響しません。ただし、他のアドレス([運用アドレス](../../accounts/account-types.md)を含む)からその個別アドレスに対しては、その金融機関のイシュアンスを送信できなくなります。このようなIndividual Freezeは、オファーには影響しません。
|
||||
|
||||
Individual Freezeは1つの通貨にのみ適用されます。特定の取引相手の複数通貨を凍結するには、アドレスが各通貨のトラストラインで、個別にIndividual Freezeを有効にする必要があります。
|
||||
Individual Freezeは1つの通貨にのみ適用されます。特定の取引相手の複数通貨をフリーズするには、アドレスが各通貨のトラストラインで、個別にIndividual Freezeを有効にする必要があります。
|
||||
|
||||
[No Freeze](#no-freeze)設定を有効にしている場合、アドレスはIndividual Freeze設定を有効にできません。
|
||||
|
||||
@@ -47,9 +47,9 @@ Individual Freezeは1つの通貨にのみ適用されます。特定の取引
|
||||
|
||||
**Global Freeze**機能は、アドレスに設定できます。発行アドレスがGlobal Freeze機能を有効にすると、その発行アドレスのすべてのトークンに対して以下のルールが適用されます:
|
||||
|
||||
* 凍結された発行アドレスのすべての取引相手は、イシュアーに直接支払う場合を除き、凍結されたアドレスへのトラストラインの残高を減らすことができません。(これはすべての[運用アドレス](../../accounts/account-types.md)にも影響します。)
|
||||
* 凍結された発行アドレスの取引相手は、発行アドレスとの直接的な支払の送受信を引き続き行うことができます。
|
||||
* 凍結アドレスによるトークンの売りオファーはすべて、[資金不足とみなされます](../decentralized-exchange/offers.md#オファーのライフサイクル)。
|
||||
* フリーズされた発行アドレスのすべての取引相手は、イシュアーに直接支払う場合を除き、フリーズされたアドレスへのトラストラインの残高を減らすことができません。(これはすべての[運用アドレス](../../accounts/account-types.md)にも影響します。)
|
||||
* フリーズされた発行アドレスの取引相手は、発行アドレスとの直接的な支払の送受信を引き続き行うことができます。
|
||||
* フリーズアドレスによるトークンの売りオファーはすべて、[資金不足とみなされます](../decentralized-exchange/offers.md#オファーのライフサイクル)。
|
||||
|
||||
再確認: アドレスはXRPを発行できません。Global FreezeはXRPには適用されません。
|
||||
|
||||
@@ -57,25 +57,25 @@ Individual Freezeは1つの通貨にのみ適用されます。特定の取引
|
||||
|
||||
また、金融機関が新しい[発行アドレス](../../accounts/account-types.md)への移行や、営業の停止を予定している場合にも、Global Freezeを有効にすることが有用です。これにより、特定の時点で資金がロックされるため、ユーザは他の通貨で取引することができなくなります。
|
||||
|
||||
Global Freezeは、当該アドレスによって発行および保有されている _すべての_ 通貨に適用されます。1つの通貨のみに対してGlobal Freezeを有効にすることはできません。一部の通貨のみを凍結できるようにしたい場合は、通貨ごとに異なるアドレスを使用してください。
|
||||
Global Freezeは、当該アドレスによって発行および保有されている _すべての_ 通貨に適用されます。1つの通貨のみに対してGlobal Freezeを有効にすることはできません。一部の通貨のみをフリーズできるようにしたい場合は、通貨ごとに異なるアドレスを使用してください。
|
||||
|
||||
アドレスのGlobal Freeze設定はいつでも有効にできます。ただし、アドレスの[No Freeze](#no-freeze)設定を有効にすると、Global Freezeを _無効にする_ ことはできません。
|
||||
|
||||
|
||||
## No Freeze
|
||||
|
||||
**No Freeze**機能をアドレスに設定すると、取引相手が発行した通貨を凍結する機能を永久に放棄します。この機能を使用すれば、企業は自社が発行した資金を「物理的なお金のように」扱うことができます。これにより、企業は顧客どうしがその資金を取引することに介入できなくなります。
|
||||
**No Freeze**機能をアドレスに設定すると、取引相手が発行した通貨をフリーズする機能を永久に放棄します。この機能を使用すれば、企業は自社が発行した資金を「物理的なお金のように」扱うことができます。これにより、企業は顧客どうしがその資金を取引することに介入できなくなります。
|
||||
|
||||
確認事項: XRPはすでに凍結できません。No Freeze機能は、XRP Ledgerで発行された他の通貨にのみ適用されます。
|
||||
確認事項: XRPはすでにフリーズできません。No Freeze機能は、XRP Ledgerで発行された他の通貨にのみ適用されます。
|
||||
|
||||
No Freeze設定には次の2つの効果があります。
|
||||
|
||||
* 発行アドレスは、すべての取引相手とのトラストラインに対してIndividual Freezeを有効にできなくなります。
|
||||
* 発行アドレスは、Global Freezeを有効にしてグローバル凍結を施行できますが、Global Freezeを _無効にする_ ことはできません。
|
||||
* 発行アドレスは、Global Freezeを有効にしてグローバルフリーズを施行できますが、Global Freezeを _無効にする_ ことはできません。
|
||||
|
||||
XRP Ledgerは金融機関に対し、その発行資金が表す債務を履行することを強制できません。このため、Global Freezeを有効にする機能を放棄しても顧客を保護できません。ただし、Global Freezeを _無効にする_ 機能を放棄することで、Global Freeze機能が一部の顧客に対して不当に適用されないようにすることができます。
|
||||
|
||||
No Freeze設定は、アドレスに対して発行される通貨と、アドレスから発行される通貨のすべてに適用されます。一部の通貨のみを凍結できるようにしたい場合は、通貨ごとに異なるアドレスを使用してください。
|
||||
No Freeze設定は、アドレスに対して発行される通貨と、アドレスから発行される通貨のすべてに適用されます。一部の通貨のみをフリーズできるようにしたい場合は、通貨ごとに異なるアドレスを使用してください。
|
||||
|
||||
No Freeze設定は、アドレスのマスターキーのシークレットキーにより署名されたトランザクションでのみ有効にできます。[レギュラーキー](../../../references/protocol/transactions/types/setregularkey.md)または[マルチシグトランザクション](../../accounts/multi-signing.md)を使用してNo Freezeを有効にすることはできません。
|
||||
|
||||
@@ -83,13 +83,13 @@ No Freeze設定は、アドレスのマスターキーのシークレットキ
|
||||
|
||||
# 関連項目
|
||||
|
||||
- [凍結コードの例](https://github.com/XRPLF/xrpl-dev-portal/tree/master/_code-samples/freeze)
|
||||
- [フリーズコードの例](https://github.com/XRPLF/xrpl-dev-portal/tree/master/_code-samples/freeze)
|
||||
- **コンセプト:**
|
||||
- [トラストラインとトークンの発行](index.md)
|
||||
- **Tutorials:**
|
||||
- [No Freezeを有効化](../../../tutorials/how-tos/use-tokens/enable-no-freeze.md)
|
||||
- [Global Freezeの実行](../../../tutorials/how-tos/use-tokens/enact-global-freeze.md)
|
||||
- [トラストラインの凍結](../../../tutorials/how-tos/use-tokens/freeze-a-trust-line.md)
|
||||
- [トラストラインのフリーズ](../../../tutorials/how-tos/use-tokens/freeze-a-trust-line.md)
|
||||
- **References:**
|
||||
- [account_linesメソッド][]
|
||||
- [account_infoメソッド][]
|
||||
|
||||
@@ -51,7 +51,7 @@ labels:
|
||||
- **Limit**: 0から[トークンの上限量](../../../references/protocol/data-types/currency-formats.md)の範囲内の数字です。支払いや他のアカウントの操作によって、(このアカウントから見た)トラストラインの残高が限度額を超えることはできません。デフォルトは`0`です。
|
||||
- **Authorized**: [Authorized Trust Lines](authorized-trust-lines.md)と併用し、このアカウントが発行するトークンを相手側に保持させることを許可するための値(true/false)です。デフォルトは`false`です。一度`true`に設定すると、元に戻すことはできません。
|
||||
- **No Ripple**: トークンがこのトラストラインを通過して[ripple](rippling.md)するかどうかを設定するための値(true/false)です。デフォルトはアカウントの"Default Ripple"設定に依存します。新しいアカウントでは"Default Ripple"はoffで、つまり`true`がNo Rippleのデフォルト値となります。通常、発行者はrippleを許可し、非発行者はコミュニティクレジットのためにトラストラインを使用していない限り、rippleを無効にするべきです。
|
||||
- **Freeze**: このトラストラインに[個別の凍結](freezes.md#individual-freeze)が適用されているかどうかを示す値(true/false)です。デフォルトは`false です。
|
||||
- **Freeze**: このトラストラインに[個別のフリーズ](freezes.md#individual-freeze)が適用されているかどうかを示す値(true/false)です。デフォルトは`false です。
|
||||
- **Quality In** および **Quality Out**: この設定により、このトラストライン上の他のアカウントで発行されたトークンを額面より少なく(または多く)評価することができます。たとえば、ステーブルコインの発行者が、オフレッジャーにある同等の資産に対してトークンの引き出しに3%の手数料を課している場合、この設定を使用して、それらのトークンを額面の97%で評価することが可能です。デフォルトは`0`で、額面価格を表しています。
|
||||
|
||||
|
||||
|
||||
@@ -73,11 +73,11 @@ KYC(Know Your Customer)やAML(Anti-Money Laundering)などのコンプライア
|
||||
|
||||
### Freezeフラグ
|
||||
|
||||
保有者アカウント内のステーブルコインを凍結することができます。これは、詐欺行為が疑われる場合、または保有を強制する場合に行うことができます。個々のトラストラインを凍結することも、グローバルに凍結することもできます。
|
||||
保有者アカウント内のステーブルコインをフリーズすることができます。これは、詐欺行為が疑われる場合、または保有を強制する場合に行うことができます。個々のトラストラインをフリーズすることも、グローバルにフリーズすることもできます。
|
||||
|
||||
逆に、トークンを凍結する能力を永久に放棄する「No Freeze」を設定することもできます。これにより、発行者がトークン同士の取引を妨害でき無くなるという意味で、そのステーブルコインはより現実の通貨に近くなります。
|
||||
逆に、トークンをフリーズする能力を永久に放棄する「No Freeze」を設定することもできます。これにより、発行者がトークン同士の取引を妨害でき無くなるという意味で、そのステーブルコインはより現実の通貨に近くなります。
|
||||
|
||||
[トークンの凍結](../freezes.md)をご覧ください。
|
||||
[トークンのフリーズ](../freezes.md)をご覧ください。
|
||||
|
||||
|
||||
### Clawbackフラグ
|
||||
|
||||
@@ -52,7 +52,7 @@ XRP Ledgerにおけるトークンは、[XRPと異なる性質](../../references
|
||||
|
||||
必要なトラストラインが設定されていれば、誰でも[Paymentトランザクション][]を送信することでトークンを発行することができます。トークンを発行者に送り返せば、トークンを「burn」することができます。また、発行者の設定により、[クロスカレンシー支払い](../payment-types/cross-currency-payments.md)やトレードでトークンをさらに生み出せるケースもあります。
|
||||
|
||||
発行者は、ユーザがトークンを送金する際に自動で差し引かれる「送金手数料」(transfer-fees.html)を設定することができます。発行者は、自分のトークンを含む取引レートの[ティックサイズ](decentralized-exchange/ticksize.md)を定義することもできます。発行者と一般アカウントのどちらも、トラストラインを[凍結](fungible-tokens/freezes.md)することができ、トラストライン内のトークンの使用方法を制限することができます。( XRPにはこのいずれも適用されません。)
|
||||
発行者は、ユーザがトークンを送金する際に自動で差し引かれる「送金手数料」(transfer-fees.html)を設定することができます。発行者は、自分のトークンを含む取引レートの[ティックサイズ](decentralized-exchange/ticksize.md)を定義することもできます。発行者と一般アカウントのどちらも、トラストラインを[フリーズ](fungible-tokens/freezes.md)することができ、トラストライン内のトークンの使用方法を制限することができます。( XRPにはこのいずれも適用されません。)
|
||||
|
||||
トークン発行の技術的な手順については、[代替可能トークンの発行](../../tutorials/how-tos/use-tokens/issue-a-fungible-token.md) をご覧ください。
|
||||
|
||||
|
||||
@@ -46,7 +46,7 @@ _トランザクション(取引)_ は、XRP Ledgerを変更する唯一の
|
||||
署名の種類に関係なく、あらゆるタイプのトランザクションを承認できます。ただし、次の例外があります。
|
||||
|
||||
* マスター秘密鍵だけが[マスター公開鍵](../../references/protocol/transactions/types/accountset.md)を無効にできます。
|
||||
* マスター秘密鍵だけが[凍結機能を永続的に放棄](../tokens/fungible-tokens/freezes.md#no-freeze)できます。
|
||||
* マスター秘密鍵だけが[フリーズ機能を永続的に放棄](../tokens/fungible-tokens/freezes.md#no-freeze)できます。
|
||||
* アドレスからトランザクションに署名する最後の方法を削除することはできません。
|
||||
|
||||
マスターキーとレギュラーキーペアについて詳しくは、[暗号鍵](../accounts/cryptographic-keys.md)をご覧ください。
|
||||
|
||||
@@ -30,7 +30,7 @@ XRPはXRP Ledgerにて使用可能な暗号通貨です。
|
||||
|
||||
暗号通貨は _代替可能トークン_ です。 _代替可能_ とは、あるトークンを同じ価値の他のトークンに置き換えることができるという意味です。郵便切手は代替可能(相対的な価値が一致し、交換可能)であるため、手紙を出すのに50セントかかる場合、25セント切手を2枚使うか、10セント切手を5枚使って郵便料金を支払うことが出来ます。
|
||||
|
||||
暗号通貨は分散型でもあります。通貨を管理する中央機関がないのです。一度でもトランザクションがブロックチェーンに登録されると、それを変更することはできません。暗号通貨を検閲することは困難です。システムが十分に分散化されている限り、誰もトランザクションをロールバックしたり、残高を凍結したり、誰かが分散化されたデジタル資産を使うことをブロックしたりすることはできません。あらゆる参加者の間で大きな合意がなければルールが変更されることはありません。
|
||||
暗号通貨は分散型でもあります。通貨を管理する中央機関がないのです。一度でもトランザクションがブロックチェーンに登録されると、それを変更することはできません。暗号通貨を検閲することは困難です。システムが十分に分散化されている限り、誰もトランザクションをロールバックしたり、残高をフリーズしたり、誰かが分散化されたデジタル資産を使うことをブロックしたりすることはできません。あらゆる参加者の間で大きな合意がなければルールが変更されることはありません。
|
||||
|
||||
暗号通貨が投資家や開発者にとって魅力的なのは、単一の事業者が「電源を切って」暗号通貨を消滅させることができないからです。
|
||||
|
||||
|
||||
@@ -146,7 +146,7 @@ labels:
|
||||
| `send_currencies` | 文字列の配列 | このアカウントが送金できる通貨の[通貨コード][]の配列。 |
|
||||
| `validated` | ブール値 | `true`の場合、このデータは検証済みレジャーから取得されます。 |
|
||||
|
||||
{% admonition type="info" name="注記" %}アカウントが送金または受領できる通貨は、アカウントのトラストラインのチェックに基づいて定義されます。アカウントに通貨のトラストラインがあり、残高を増額できる余裕がある場合、その通貨を受領できます。トラストラインの残高を減らせる場合、アカウントはその通貨を送金できます。このメソッドでは、トラストラインが[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)または承認されているかどうかは確認 _されません_ 。{% /admonition %}
|
||||
{% admonition type="info" name="注記" %}アカウントが送金または受領できる通貨は、アカウントのトラストラインのチェックに基づいて定義されます。アカウントに通貨のトラストラインがあり、残高を増額できる余裕がある場合、その通貨を受領できます。トラストラインの残高を減らせる場合、アカウントはその通貨を送金できます。このメソッドでは、トラストラインが[フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)または承認されているかどうかは確認 _されません_ 。{% /admonition %}
|
||||
|
||||
## 考えられるエラー
|
||||
|
||||
|
||||
@@ -223,8 +223,8 @@ rippled account_info rG1QQv2nh2gr7RCZ1P8YYcBUKCCN633jCn validated
|
||||
| `disallowIncomingPayChan` | 真偽値 | `true`の場合、このアカウントは第三者からの[ペイメントチャンネル](../../../../concepts/payment-types/payment-channels.md)の作成を許可していません。 _([DisallowIncoming amendment][]が必要です)_ |
|
||||
| `disallowIncomingTrustline` | 真偽値 | `true`の場合、このアカウントは第三者が[トラストライン](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/index.md)を作ることを許可していません。 _([DisallowIncoming amendment][]が必要です)_ |
|
||||
| `disallowIncomingXRP` | 真偽値 | `true`の場合、このアカウントは他者からXRPを受け取りたくありません。(これは参考情報であり、プロトコルレベルでは強制されません) |
|
||||
| `globalFreeze` | 真偽値 | `true`の場合、このアカウントによって発行されたすべてのトークンは現在凍結されています。 |
|
||||
| `noFreeze` | 真偽値 | `true`の場合、このアカウントは個々のトラストラインを凍結したり、グローバル凍結を行う機能を永久に放棄しています。詳細は[No Freeze](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md#no-freeze)をご覧ください。 |
|
||||
| `globalFreeze` | 真偽値 | `true`の場合、このアカウントによって発行されたすべてのトークンは現在フリーズされています。 |
|
||||
| `noFreeze` | 真偽値 | `true`の場合、このアカウントは個々のトラストラインをフリーズしたり、グローバルフリーズを行う機能を永久に放棄しています。詳細は[No Freeze](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md#no-freeze)をご覧ください。 |
|
||||
| `passwordSpent` | 真偽値 | `false`の場合、このアカウントはトランザクションコスト0の特別な[キーリセットトランザクション](../../../../concepts/transactions/transaction-cost.md#key-resetトランザクション)を送信できます。プロトコルはこのフラグを自動的にオン/オフします。 |
|
||||
| `requireAuthorization` | 真偽値 | `true`の場合、このアカウントは[認可トラストライン](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/authorized-trust-lines.md)を使って、発行するトークンを保持できる人を制限しています。 |
|
||||
| `requireDestinationTag` | 真偽値 | `true`の場合、このアカウントは受け取るすべての支払いに[宛先タグ](../../../../tutorials/how-tos/manage-account-settings/require-destination-tags.md)をリクエストしています。 |
|
||||
|
||||
@@ -435,8 +435,8 @@ rippled account_lines r9cZA1mLK5R5Am25ArfXFmqgNwjZgnfk59
|
||||
| `no_ripple_peer` | 真偽値 | (省略される場合があります)`true`の場合、ピアアカウントはこのトラストラインで[No Rippleフラグ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/rippling.md)を有効にしています。もし`false`なら、このアカウントはNo Rippleフラグを無効にしていますが、このアカウントはDefault Rippleフラグも無効にしているため、[デフォルト値](../../../protocol/ledger-data/ledger-entry-types/ripplestate.md#所有者の準備金への資金供給)とはみなされません。省略された場合、そのアカウントはこのトラストラインのNo Rippleフラグが無効で、Default Rippleが有効です。{% badge href="https://github.com/XRPLF/rippled/releases/tag/1.7.0" %}更新: rippled 1.7.0{% /badge %} |
|
||||
| `authorized` | 真偽値 | (省略される場合があります)このアカウントが[このトラストラインを承認した](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/authorized-trust-lines.md)場合は、`true`。省略されている場合は、`false`と同じです。 |
|
||||
| `peer_authorized` | 真偽値 | (省略される場合があります)ピアアカウントが[このトラストラインを承認した](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/authorized-trust-lines.md)場合は`true`。省略されている場合は、`false`と同じです。 |
|
||||
| `freeze` | 真偽値 | (省略される場合があります)このアカウントがこのトラストラインを[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)した場合は`true`。省略されている場合は、`false`と同じです。 |
|
||||
| `freeze_peer` | 真偽値 | (省略される場合があります)ピアアカウントがこのトラストラインを[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)した場合は、`true`。省略されている場合は、`false`と同じです。 |
|
||||
| `freeze` | 真偽値 | (省略される場合があります)このアカウントがこのトラストラインを[フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)した場合は`true`。省略されている場合は、`false`と同じです。 |
|
||||
| `freeze_peer` | 真偽値 | (省略される場合があります)ピアアカウントがこのトラストラインを[フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)した場合は、`true`。省略されている場合は、`false`と同じです。 |
|
||||
|
||||
## 考えられるエラー
|
||||
|
||||
|
||||
@@ -98,7 +98,7 @@ Clioの`ledger`コマンドは、[rippledのledgerコマンド](../ledger-method
|
||||
|
||||
| `Field` | 値 | 説明 |
|
||||
|:--------------|:------|:----------------------------------------------------|
|
||||
| `owner_funds` | 文字列 | このレジャーのすべてのトランザクションの実行後に、このOfferCreateトランザクションを送信する`Account`が保有する`TakerGets`通貨の額。この通貨額が[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されているかどうかはチェックされません。 |
|
||||
| `owner_funds` | 文字列 | このレジャーのすべてのトランザクションの実行後に、このOfferCreateトランザクションを送信する`Account`が保有する`TakerGets`通貨の額。この通貨額が[フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されているかどうかはチェックされません。 |
|
||||
|
||||
リクエストで`”diff": true`を指定した場合、レスポンスにはオブジェクト`diff`が含まれます。このオブジェクトのフィールドは以下の通りです。
|
||||
|
||||
|
||||
@@ -138,7 +138,7 @@ rippled ledger current
|
||||
|
||||
| `Field` | 値 | 説明 |
|
||||
|:--------------|:-------|:----------------------------------------------------|
|
||||
| `owner_funds` | 文字列 | このレジャーのすべてのトランザクションの実行後に、このOfferCreateトランザクションを送信する`Account`が保有する`TakerGets`通貨の額。この通貨額が[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されているかどうかはチェックされません。 |
|
||||
| `owner_funds` | 文字列 | このレジャーのすべてのトランザクションの実行後に、このOfferCreateトランザクションを送信する`Account`が保有する`TakerGets`通貨の額。この通貨額が[フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されているかどうかはチェックされません。 |
|
||||
|
||||
## 考えられるエラー
|
||||
|
||||
|
||||
@@ -211,8 +211,8 @@ _([AMM amendment][]により追加されました。)_
|
||||
| `amm_account` | 文字列 | AMMアカウントの[アドレス][]です。 |
|
||||
| `amount` | [通貨額][] | AMMのプールにある1つの資産の合計額。(注記:リクエストに指定した`asset` _または_ `asset2`になります。) |
|
||||
| `amount2` | [通貨額][] | AMMのプール内の他の資産の合計額。(注意:リクエストに指定した`asset` _または_ `asset2`になります。) |
|
||||
| `asset_frozen` | 真偽値 | _(XRPの場合、省略)_ `true`の場合、`amount`の通貨は現在[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されています。 |
|
||||
| `asset2_frozen` | 真偽値 | _(XRPの場合、省略)_ `true`の場合、`amount2`の通貨は現在[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されています。 |
|
||||
| `asset_frozen` | 真偽値 | _(XRPの場合、省略)_ `true`の場合、`amount`の通貨は現在[フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されています。 |
|
||||
| `asset2_frozen` | 真偽値 | _(XRPの場合、省略)_ `true`の場合、`amount2`の通貨は現在[フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されています。 |
|
||||
| `auction_slot` | オブジェクト | _(省略される場合があります)_ 存在する場合、現在のオークションスロットの所有者を記述した[オークションスロットオブジェクト](#オークションスロットオブジェクト)です。 |
|
||||
| `lp_token` | [通貨額][] | このAMMのLPトークンの発行残高の合計。リクエスト時に`account`フィールドで流動性プロバイダを指定した場合、その流動性プロバイダが保有するこのAMMのLPトークンの量です。 |
|
||||
| `trading_fee` | 数値 | AMMの現在の取引手数料。単位は1/100,000で、1は0.001%の手数料に相当します。 |
|
||||
|
||||
@@ -563,7 +563,7 @@ labels:
|
||||
|
||||
| `Field` | 値 | 説明 |
|
||||
| :------------------------ | :----- | ---- |
|
||||
| `transaction.owner_funds` | 文字列 | このOfferCreateトランザクションを送信する`Account`が、このトランザクション実行後に有する`TakerGets`通貨の金額。この通貨額が[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されているかどうかはチェックされません。<br>[API v2][]では`tx_json.owner_funds`に変更されました。 |
|
||||
| `transaction.owner_funds` | 文字列 | このOfferCreateトランザクションを送信する`Account`が、このトランザクション実行後に有する`TakerGets`通貨の金額。この通貨額が[フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されているかどうかはチェックされません。<br>[API v2][]では`tx_json.owner_funds`に変更されました。 |
|
||||
|
||||
|
||||
## Book Changesストリーム
|
||||
|
||||
@@ -24,7 +24,7 @@ XRP Ledgerには2種類の通貨、XRPと[トークン](../../../concepts/tokens
|
||||
| 最小値: `0` (負の値はありません) | 最小値: `-9999999999999999e80` ゼロでない絶対値の最小値: `1000000000000000e-96`
|
||||
| 最大値 `100000000000` (10<sup>11</sup>) XRP (`100000000000000000` (10<sup>17</sup>) "drops") | 最大値 `9999999999999999e80` |
|
||||
| 最小の精度: "drop" (0.000001 XRP) | 小数点以下15桁の精度 |
|
||||
| [凍結](../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)できません | 発行者は残高を[凍結](../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)することができます |
|
||||
| [フリーズ](../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)できません | 発行者は残高を[フリーズ](../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)することができます |
|
||||
| 送金手数料はかかりません。XRP同士の支払いは常に直接行われます | 間接的な[パス](../../../concepts/tokens/fungible-tokens/paths.md)を取ることができ、各発行者は一定の[送金手数料](../../../concepts/tokens/transfer-fees.md)を請求できます |
|
||||
| [ペイメントチャンネル](../../../concepts/payment-types/payment-channels.md)と[エスクロー](../../../concepts/payment-types/escrow.md)で使用できます | ペイメントチャネルやエスクローには対応していません |
|
||||
|
||||
|
||||
@@ -98,8 +98,8 @@ AccountRootオブジェクトは`Flags`フィールドに以下のフラグを
|
||||
| `lsfDisallowIncomingPayChan` | `0x10000000` | 268435456 | `asfDisallowIncomingPayChan` | このアカウントを宛先とするペイメントチャネルの作成をブロックします。 _([DisallowIncoming Amendment][]により追加されました。)_ |
|
||||
| `lsfDisallowIncomingTrustline` | `0x20000000` | 536870912 | `asfDisallowIncomingTrustline` | このアカウントに対するトラストラインの作成をブロックします。 _([DisallowIncoming Amendment][]により追加されました。)_ |
|
||||
| `lsfDisallowXRP` | `0x00080000` | 524288 | `asfDisallowXRP` | クライアントアプリケーションはこのアカウントにXRPを送金しないでください。`rippled`により強制されるものではありません。 |
|
||||
| `lsfGlobalFreeze` | `0x00400000` | 4194304 | `asfGlobalFreeze` | このアドレスが発行するすべての資産が凍結されます。 |
|
||||
| `lsfNoFreeze` | `0x00200000` | 2097152 | `asfNoFreeze` | このアドレスは、このアドレスに接続しているトラストラインを凍結できません。一度有効にすると、無効にできません。 |
|
||||
| `lsfGlobalFreeze` | `0x00400000` | 4194304 | `asfGlobalFreeze` | このアドレスが発行するすべての資産がフリーズされます。 |
|
||||
| `lsfNoFreeze` | `0x00200000` | 2097152 | `asfNoFreeze` | このアドレスは、このアドレスに接続しているトラストラインをフリーズできません。一度有効にすると、無効にできません。 |
|
||||
| `lsfPasswordSpent` | `0x00010000` | 65536 | (なし) | このアカウントは無料のSetRegularKeyトランザクションを使用しています。 |
|
||||
| `lsfRequireAuth` | `0x00040000` | 262144 | `asfRequireAuth` | このアカウントは、他のユーザがこのアカウントのトークンを保有することを個別に承認する必要があります。 |
|
||||
| `lsfRequireDestTag` | `0x00020000` | 131072 | `asfRequireDest` | 受信ペイメントには宛先タグの指定が必要です。 |
|
||||
|
||||
@@ -80,8 +80,8 @@ labels:
|
||||
| `lsfHighAuth` | `0x00080000` | 524288 | `tfSetAuth` | 高位アカウントにより、低位アカウントが高位アカウントのイシュアンスを保有することが承認されています。 |
|
||||
| `lsfLowNoRipple` | `0x00100000` | 1048576 | `tfSetNoRipple` | 低位アカウントで、このトラストラインから、同じアカウントのNoRippleフラグが設定されている他のトラストラインへの[Ripplingが無効化されています](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/rippling.md)。 |
|
||||
| `lsfHighNoRipple` | `0x00200000` | 2097152 | `tfSetNoRipple` | 高位アカウントで、このトラストラインから、同じアカウントのNoRippleフラグが設定されている他のトラストラインへの[Ripplingが無効化されています](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/rippling.md)。 |
|
||||
| `lsfLowFreeze` | `0x00400000` | 4194304 | `tfSetFreeze` | 低位アカウントがトラストラインを凍結しており、高位アカウントから資産を移動できません。 |
|
||||
| `lsfHighFreeze` | `0x00800000` | 8388608 | `tfSetFreeze` | 高位アカウントがトラストラインを凍結しており、低位アカウントから資産を移動できません。 |
|
||||
| `lsfLowFreeze` | `0x00400000` | 4194304 | `tfSetFreeze` | 低位アカウントがトラストラインをフリーズしており、高位アカウントから資産を移動できません。 |
|
||||
| `lsfHighFreeze` | `0x00800000` | 8388608 | `tfSetFreeze` | 高位アカウントがトラストラインをフリーズしており、低位アカウントから資産を移動できません。 |
|
||||
|
||||
トラストラインによって接続された2つのアカウントは、[TrustSetトランザクション][]を使用して、それぞれの設定を変更することができます。
|
||||
|
||||
|
||||
@@ -45,7 +45,7 @@ labels:
|
||||
| `tecINVARIANT_FAILED` | 147 | このトランザクションを実行しようとしたところ、不変性チェックが失敗しました。[EnforceInvariants Amendment][]により追加されました。このエラーを再現できる場合は、[問題を報告](https://github.com/XRPLF/rippled/issues)してください。 |
|
||||
| `tecKILLED` | 150 | [OfferCreateトランザクション][]がtfFillOrKillフラグを指定しましたが、トランザクションを確定できなかったため、このトランザクションは取り消されました。_([fix1578 Amendment][]により追加されました。)_ |
|
||||
| `tecMAX_SEQUENCE_REACHED` | 153 | シーケンス番号フィールドはすでに最大値に達しています。これには`MintedNFTokens`フィールドも含まれます。 _([NonFungibleTokensV1_1 amendment][]により追加されました。)_ |
|
||||
| `tecNEED_MASTER_KEY` | 142 | このトランザクションはマスターキーを必要とする変更([マスターキーの無効化または残高凍結能力の放棄](../types/accountset.md#accountsetのフラグ)など)を試みました。|
|
||||
| `tecNEED_MASTER_KEY` | 142 | このトランザクションはマスターキーを必要とする変更([マスターキーの無効化または残高フリーズ能力の放棄](../types/accountset.md#accountsetのフラグ)など)を試みました。|
|
||||
| `tecNFTOKEN_BUY_SELL_MISMATCH` | 155 | [NFTokenAcceptOfferトランザクション][]は、非代替性トークンの購入と売却に関する対応しないオファーをマッチングさせようとしました。 _([NonFungibleTokensV1_1 amendment][]により追加されました。)_ |
|
||||
| `tecNFTOKEN_OFFER_TYPE_MISMATCH` | 156 | トランザクションで指定されたオファーのうち、1つまたは複数について、オファーの種類が適切ではありませんでした。(例えば、`NFTokenSellOffer`フィールドに購入オファーが指定されていました。) _([NonFungibleTokensV1_1 amendment][]により追加されました。)_ |
|
||||
| `tecNO_ALTERNATIVE_KEY` | 130 | トランザクションが唯一の[トランザクション承認](../../../../concepts/transactions/index.md#トランザクションの承認)メソッドを削除しようとしました。これは、レギュラーキーを削除する[SetRegularKeyトランザクション][]、SignerListを削除する[SignerListSetトランザクション][]、またはマスターキーを無効にする[AccountSetトランザクション][]である可能性があります。(`rippled` 0.30.0より前のバージョンでは、このトランザクションは`tecMASTER_DISABLED`と呼ばれていました。) |
|
||||
|
||||
@@ -82,8 +82,8 @@ AccountSetトランザクションは、[XRP Ledgerのアカウント](../../led
|
||||
| `asfDisallowIncomingPayChan` | 14 | `lsfDisallowIncomingPayChan` | ペイメントチャネルの着信をブロックします。_([DisallowIncoming amendment][] が必要です)_。 |
|
||||
| `asfDisallowIncomingTrustline` | 15 | `lsfDisallowIncomingTrustline` | トラストラインの着信をブロックします。_([DisallowIncoming amendment][] が必要です)_。 |
|
||||
| `asfDisallowXRP` | 3 | `lsfDisallowXRP` | XRPがこのアカウントに送信されないようにします(勧告的なもので、XRP Ledgerのプロトコルでは強制されません)。 |
|
||||
| `asfGlobalFreeze` | 7 | `lsfGlobalFreeze` | このアカウントによって発行されたすべての資産を[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)します。 |
|
||||
| `asfNoFreeze` | 6 | `lsfNoFreeze` | [個々のトラストラインの凍結またはGlobal Freezeの無効化](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)の機能を永続的に放棄します。このフラグは、有効にした後は無効にできません。 |
|
||||
| `asfGlobalFreeze` | 7 | `lsfGlobalFreeze` | このアカウントによって発行されたすべての資産を[フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)します。 |
|
||||
| `asfNoFreeze` | 6 | `lsfNoFreeze` | [個々のトラストラインのフリーズまたはGlobal Freezeの無効化](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)の機能を永続的に放棄します。このフラグは、有効にした後は無効にできません。 |
|
||||
| `asfRequireAuth` | 2 | `lsfRequireAuth` | このアドレスによって発行された残高をユーザが保持することについて、承認を要求します。アドレスにトラストラインが接続されていない場合のみ有効にできます。 |
|
||||
| `asfRequireDest` | 1 | `lsfRequireDestTag` | トランザクションをこのアカウントに送信するための宛先タグを要求します。 |
|
||||
|
||||
|
||||
@@ -63,7 +63,7 @@ AMMを表す[AMMエントリ][]と[特殊なAccountRootエントリ](../../ledge
|
||||
| `terNO_ACCOUNT` | リクエストで参照されたいずれかのアカウントが存在しません。|
|
||||
| `tecNO_AUTH` | 送信者は資産(`Amount`または`Amount2`)のいずれかを保有する権限がありません。 |
|
||||
| `tecNO_LINE` | 送信者は資産(`Amount`または`Amount2`)のうちいずれか1つに対するトラストラインを保有していません。 |
|
||||
| `tecFROZEN` | 資産(`Amount`または`Amount2`)の少なくとも1つが現在[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されています。 |
|
||||
| `tecFROZEN` | 資産(`Amount`または`Amount2`)の少なくとも1つが現在[フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されています。 |
|
||||
| `tecUNFUNDED_AMM` | 送信者は`Amount`と`Amount2`で指定された金額をAMMに入金するための十分な資金を保有していません。 |
|
||||
| `tecAMM_EXISTS` | この通貨ペアを扱っているAMMが既に存在しています。 |
|
||||
|
||||
|
||||
@@ -128,7 +128,7 @@ AMMDepositトランザクションは、以下のような[`Flags`フィール
|
||||
| `tecAMM_EMPTY` | 現在、AMM は資産を保有していないため、通常の入金はできません。代わりに、空のAMMの場合の特殊な入金を行う必要があります。 |
|
||||
| `tecAMM_NOT_EMPTY` | トランザクションで`tfTwoAssetIfEmpty`が指定されましたが、AMMは空ではありませんでした。 |
|
||||
| `tecAMM_FAILED` | 預け入れの条件が成立しませんでした。例えば、`EPrice`フィールドに指定された実効価格が低すぎる場合など。 |
|
||||
| `tecFROZEN` | トランザクションは[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されているトークンを預けようとしました。 |
|
||||
| `tecFROZEN` | トランザクションは[フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されているトークンを預けようとしました。 |
|
||||
| `tecINSUF_RESERVE_LINE` | このトランザクションの送信者は、この処理による[準備金要件](../../../../concepts/accounts/reserves.md)の増加の対象であり、LPトークンを保持するための新しいトラストラインが必要で、そのための追加の所有者準備金分のXRPを保有していないためと思われます。 |
|
||||
| `tecUNFUNDED_AMM` | 送信者の残高が、指定された預け入れを行うのに十分な量ではありません。 |
|
||||
| `temBAD_AMOUNT` | トランザクションで指定された金額が無効です。例えば、金額がマイナスなど。 |
|
||||
|
||||
@@ -114,7 +114,7 @@ AMMWithdrawトランザクションは、以下のように[`Flags`フィール
|
||||
| `tecAMM_BALANCE` | トランザクションによって、プールから1つの資産をすべて引き出そうとしている、もしくは`tfWithdrawAll`の場合に端数処理によって0以外の金額が残ってしまっています。 |
|
||||
| `tecAMM_FAILED` | 例えば、`EPrice`フィールドに指定された有効価格が低過ぎる場合など、出金に関する条件が成立しませんでした。 |
|
||||
| `tecAMM_INVALID_TOKENS` | トークンペアのAMMが存在しないか、計算の結果、引き出し額がゼロに丸められました。 |
|
||||
| `tecFROZEN` | トランザクションは[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されたトークンを引き出そうとしました。 |
|
||||
| `tecFROZEN` | トランザクションは[フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されたトークンを引き出そうとしました。 |
|
||||
| `tecINSUF_RESERVE_LINE` | トランザクションの送信者は、このトランザクションを処理するための[準備金要件](../../../../concepts/accounts/reserves.md)の増加に対応できません。おそらく、引き出される資産の1つを保持するために少なくとも1つの新しいトラストラインが必要ですが、新しいトラストラインのための追加の所有者準備金分のXRPを持っていないためでしょう。 |
|
||||
| `tecNO_AUTH` | 送信者は、引き出し資産のいずれかを保有する権限を有していません。 |
|
||||
| `temMALFORMED` | トランザクションで無効なフィールドの組み合わせが指定されました。[AMMWithdrawモード](#ammwithdrawモード)をご覧ください。 |
|
||||
|
||||
@@ -45,7 +45,7 @@ _([Checks Amendment][]が必要です)_
|
||||
- `Destination`がトランザクションの送信者である場合、トランザクションは結果コード`temREDUNDANT`で失敗します。
|
||||
- `Destination`[アカウント](../../../../concepts/accounts/index.md)がレジャーに存在していない場合、トランザクションは結果コード`tecNO_DST`で失敗します。
|
||||
- `Destination`アカウントでRequireDestフラグが有効であるが、トランザクションに`DestinationTag`フィールドが含まれていない場合、トランザクションは結果コード`tecDST_TAG_NEEDED`で失敗します。
|
||||
- `SendMax`に[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されているトークンが指定されている場合、トランザクションは結果コード`tecFROZEN`で失敗します。
|
||||
- `SendMax`に[フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されているトークンが指定されている場合、トランザクションは結果コード`tecFROZEN`で失敗します。
|
||||
- トランザクションの`Expiration`が過去の日時である場合、トランザクションは結果コード`tecEXPIRED`で失敗します。
|
||||
- Checkの追加後に送金元が[所有者準備金](../../../../concepts/accounts/reserves.md#所有者準備金)条件を満たすのに十分なXRPを保有していない場合、トランザクションは結果コード`tecINSUFFICIENT_RESERVE`で失敗します。
|
||||
- Checkの送金元または送金先のいずれかがレジャーでこれ以上のオブジェクトを所有できない場合、トランザクションは結果コード`tecDIR_FULL`で失敗します。
|
||||
|
||||
@@ -98,7 +98,7 @@ _([NonFungibleTokensV1_1 amendment][]により追加されました)_
|
||||
| `temMALFORMED` | トランザクションのフォーマットが正しくありません。たとえば、`NFTokenSellOffer`と`NFTokenBuyOffer`のどちらも指定されていないか、`NFTokenBrokerFee`に負の値が指定されています。|
|
||||
| `tecCANT_ACCEPT_OWN_NFTOKEN_OFFER` | 購入者と販売者が同じアカウントになっています。 |
|
||||
| `tecEXPIRED` | トランザクションで指定されたオファーの有効期限が既に切れています。 |
|
||||
| `tecINSUFFICIENT_FUNDS` | 購入者が申し出た金額を全額持っていない。購入額がXRPで指定されている場合、[所有者準備金](../../../../concepts/accounts/reserves.md)が原因である可能性があります。購入額がトークンである場合、トークンが[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md) されていることが原因と考えられます。 |
|
||||
| `tecINSUFFICIENT_FUNDS` | 購入者が申し出た金額を全額持っていない。購入額がXRPで指定されている場合、[所有者準備金](../../../../concepts/accounts/reserves.md)が原因である可能性があります。購入額がトークンである場合、トークンが[フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md) されていることが原因と考えられます。 |
|
||||
| `tecINSUFFICIENT_PAYMENT` | ブローカーモードにおいて、提示された購入額は、`BrokerFee` _および_ `NFToken`の売却コストを支払うには十分な額ではありません。 |
|
||||
| `tecOBJECT_NOT_FOUND` | トランザクションで指定されたオファーがレジャーに存在しません。 |
|
||||
| `tecNFTOKEN_BUY_SELL_MISMATCH` | ブローカーモードにおいて、2つのオファーが有効なマッチングではありません。例えば、販売者が購入者の提示額よりも高い金額を提示している、購入と売却のオファーが異なる通貨で提示されている、販売者が購入者や ブローカーとは異なる販売先を指定している、などです。 |
|
||||
|
||||
@@ -59,14 +59,14 @@ NFTokenCreateOfferタイプのトランザクションは、以下のように[`
|
||||
| `temBAD_EXPIRATION` | 指定された`Expiration`は無効です(例:`0`)。 |
|
||||
| `tecDIR_FULL` | 送信者がレジャーにすでにあまりにも多くのオブジェクトを所有しているか、またはこのトークンの売買のオファーがあまりにも多く存在しています。 |
|
||||
| `tecEXPIRED` | 指定された`Expiration`の時間は既に経過しています。 |
|
||||
| `tecFROZEN` | `Amount`はトークンで、このオファーからトークンを受け取るトラストラインは[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されています。これは売却者のトラストラインか、`NFToken`の発行者のトラストライン(`NFToken`に送金手数料がある場合)である可能性があります。 |
|
||||
| `tecFROZEN` | `Amount`はトークンで、このオファーからトークンを受け取るトラストラインは[フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されています。これは売却者のトラストラインか、`NFToken`の発行者のトラストライン(`NFToken`に送金手数料がある場合)である可能性があります。 |
|
||||
| `tecINSUFFICIENT_RESERVE` | 送信者はこのオファーを提示した後、[所有者準備金](../../../../concepts/accounts/reserves.md)を満たすのに十分なXRPを持っていません。 |
|
||||
| `tecNO_DST` | `Destination`に指定されたアカウントがレジャーに存在しません。 |
|
||||
| `tecNO_ENTRY` | `NFToken`フィールドで指定したアカウントは所有していません。 |
|
||||
| `tecNO_ISSUER` | `Amount`フィールドで指定した発行者が存在しません。 |
|
||||
| `tecNO_LINE` | `Amount`フィールドはトークンですが、`NFToken`の発行者はそのトークンのトラストラインを持っておらず、`NFToken`は[`lsfTrustLine`フラグ](../../data-types/nftoken.md#nftoken-フラグ)が有効ではありません。 |
|
||||
| `tecNO_PERMISSION` | `Destination`アカウントが着信する NFTokenOffer をブロックします。 _([DisallowIncoming amendment][] が必要です。)_
|
||||
| `tecUNFUNDED_OFFER` | 購入オファーの場合、送信者は`Amount`フィールドで指定された通貨を利用可能です。もし`Amount`がXRPである場合、これは準備不足によるものかもしれません。もし`Amount`がトークンである場合、これは[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されている可能性があります。 |
|
||||
| `tecUNFUNDED_OFFER` | 購入オファーの場合、送信者は`Amount`フィールドで指定された通貨を利用可能です。もし`Amount`がXRPである場合、これは準備不足によるものかもしれません。もし`Amount`がトークンである場合、これは[フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されている可能性があります。 |
|
||||
| `tefNFTOKEN_IS_NOT_TRANSFERABLE` | `NFToken`は[`lsfTransferable`フラグ](../../data-types/nftoken.md#nftoken-flags)が無効になっており、このトランザクションでは`NFToken`を発行者に転送したり発行者から転送したりすることはできません。 |
|
||||
|
||||
{% raw-partial file="/docs/_snippets/common-links.md" /%}
|
||||
|
||||
@@ -67,7 +67,7 @@ OfferCreate型のトランザクションについては、[`Flags`フィール
|
||||
| `temBAD_CURRENCY` | トランザクションで通貨コードが"XRP"のトークンが指定された場合に発生します。 |
|
||||
| `temBAD_ISSUER` | トランザクションが無効な`issuer`値を持つトークンを指定した場合に発生します。 |
|
||||
| `tecNO_ISSUER` | トランザクションで、`issuer`の値が台帳の有効化されたアカウントでないトークンを指定した場合に発生します。|
|
||||
| `tecFROZEN` | [凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されたトラストライン(ローカルおよびグローバルの凍結を含む)上のトークンを含むトランザクションの場合に発生します。 |
|
||||
| `tecFROZEN` | [フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されたトラストライン(ローカルおよびグローバルのフリーズを含む)上のトークンを含むトランザクションの場合に発生します。 |
|
||||
| `tecUNFUNDED_OFFER` | トランザクションの送信者が`TakerGets`の通貨を正の値で保有していない場合に発生する。(例外: `TakerGets`にトランザクションの送信者が発行するトークンを指定した場合、トランザクションは成功します)。 |
|
||||
| `tecNO_LINE` | 発行者が[Authorized Trust Lines](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/authorized-trust-lines.md)を使用しているトークンを含むトランザクションで、必要なトラストラインが存在しない場合に発生します。 |
|
||||
| `tecNO_AUTH` | 発行者が[Authorized Trust Lines](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/authorized-trust-lines.md)を使用しているトークンを含むトランザクションで、トークンを受け取るトラストラインが存在するが認証されていない場合に発生します。 |
|
||||
|
||||
@@ -59,7 +59,7 @@ Paymentトランザクションタイプは、いくつかの異なるタイプ
|
||||
| Paymentの種類 | `Amount` | `SendMax` | `Paths` | `Address` = `Destination`? | 説明 |
|
||||
| :--------------------------------- | :---------------------------------- | :---------------------------------- | :--------- | :------------------------- | ---- |
|
||||
| [XRP同士の直接支払い][] | 文字列 (XRP) | 省略 | 省略 | いいえ | アカウント間でへ直接XRPを送金します。常に正確な金額を送信します。基本的な[取引コスト](../../../../concepts/transactions/transaction-cost.md)以外の手数料は適用されません。 |
|
||||
| [発行通貨の作成・償還][] | オブジェクト | オブジェクト (任意) | 任意 | いいえ | XRP Ledgerに追跡されているXRP以外の通貨や資産の量を増減させます。[送金手数料](../../../../concepts/tokens/transfer-fees.md)と[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)は、直接送金・換金する際には適用されません。 |
|
||||
| [発行通貨の作成・償還][] | オブジェクト | オブジェクト (任意) | 任意 | いいえ | XRP Ledgerに追跡されているXRP以外の通貨や資産の量を増減させます。[送金手数料](../../../../concepts/tokens/transfer-fees.md)と[フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)は、直接送金・換金する際には適用されません。 |
|
||||
| [クロスカレンシー(通貨間)決済][] | オブジェクト (非XRP) / 文字列 (XRP) | オブジェクト (非XRP) / 文字列 (XRP) | 通常は必須 | いいえ | 発行された通貨を保有者から別の保有者に送信します。`Amount`と`SendMax`の両方をXRPにすることはできません。これらの支払いは、発行者を介して[リップリング](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/rippling.md)し、トランザクションがパスセットを指定した場合、複数の仲介者を介してより長い[パス](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/paths.md)を取ることができます。トランザクション形式には、発行者が設定した[送金手数料](../../../../concepts/tokens/transfer-fees.md) が適用されます。これらのトランザクションは、異なる通貨間や、場合によっては同じ通貨コードで異なる発行者の通貨間を接続するために、[分散型取引所](../../../../concepts/tokens/decentralized-exchange/index.md)のオファーを利用します。 |
|
||||
| [Partial payment][] | オブジェクト (非XRP) / 文字列 (XRP) | オブジェクト (非XRP) / 文字列 (XRP) | 通常は必須 | いいえ | 任意の通貨を特定の金額まで送ります。[`tfPartialPayment` フラグ](#paymentのフラグ)を使用します。トランザクションが成功するための最小値を指定する `DeliverMin` 値を含めることができます。トランザクションが `DeliverMin` を指定しない場合、_任意の正の値_ を指定して成功させることができる。 |
|
||||
| 通貨変換 | オブジェクト (非XRP) / 文字列 (XRP) | オブジェクト (非XRP) / 文字列 (XRP) | 必須 | はい | [分散型取引所](../../../../concepts/tokens/decentralized-exchange/index.md)のオファーを消費して、ある通貨を別の通貨に交換し、[裁定取引](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%81%E5%AE%9A%E5%8F%96%E5%BC%95)の機会を得ることが出来ます。`Amount`と `SendMax` の両方を XRP にすることはできません。[Data API](../../../data-api.md) は、このタイプの取引を "payment" ではなく、"exchange" として追跡しています。 |
|
||||
|
||||
@@ -53,8 +53,8 @@ TrustSetタイプのトランザクションについては、[`Flags`フィー
|
||||
| `tfSetfAuth` | `0x00010000` | 65536 | [このアカウントから発行された通貨](../../../../concepts/tokens/index.md)を相手方に保有させることを許可します。([*asfRequireAuth* AccountSet フラグ](accountset.md#accountsetのフラグ)を使用しない場合は効果がありません。)設定を解除できません。 |
|
||||
| `tfSetNoRipple` | `0x00020000` | 131072 | 2つのトラストラインの両方でこのフラグが有効になっている場合、同じ通貨のトラストライン間の[リップリング](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/rippling.md)をブロックする No Ripple フラグを有効にします。 |
|
||||
| `tfClearNoRipple` | `0x00040000` | 262144 | No Rippleフラグを無効にし、このトラストラインで[リップリング](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/rippling.md)を許可します。 |
|
||||
| `tfSetFreeze` | `0x00100000` | 1048576 | トラストラインを[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)します。 |
|
||||
| `tfClearFreeze` | `0x00200000` | 2097152 | トラストラインを[凍結解除](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)します。 |
|
||||
| `tfSetFreeze` | `0x00100000` | 1048576 | トラストラインを[フリーズ](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)します。 |
|
||||
| `tfClearFreeze` | `0x00200000` | 2097152 | トラストラインを[フリーズ解除](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)します。 |
|
||||
|
||||
トランザクションがNo Rippleを有効にしようとしたができない場合、結果コード `tecNO_PERMISSION` で失敗します。[fix1578 amendment][]が有効になる前は、このようなトランザクションは代わりに`tesSUCCESS`(可能な限りの他の変更を行う)という結果になりました。
|
||||
|
||||
|
||||
@@ -141,16 +141,16 @@ How to transparently report the current number of stablecoins held in reserve.
|
||||
|
||||
### トラストラインのFreeze
|
||||
|
||||
XRP Ledgerでトークンを発行する場合、_No Freeze_ 設定を有効にすることで、XRP Ledgerのトークン凍結機能を利用することを永久に停止することができます。(注意点として、これは発行されたトークンにのみ適用され、XRPには適用されません)。
|
||||
XRP Ledgerでトークンを発行する場合、_No Freeze_ 設定を有効にすることで、XRP Ledgerのトークンフリーズ機能を利用することを永久に停止することができます。(注意点として、これは発行されたトークンにのみ適用され、XRPには適用されません)。
|
||||
|
||||
_No Freeze_ 設定を有効にしない場合、アカウントが疑わしい動きを示したり、金融機関の利用規約に違反したりした場合、問題を解決する間、トラストラインを凍結する選択肢があります。
|
||||
_No Freeze_ 設定を有効にしない場合、アカウントが疑わしい動きを示したり、金融機関の利用規約に違反したりした場合、問題を解決する間、トラストラインをフリーズする選択肢があります。
|
||||
|
||||
[トラストラインの凍結](../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)をご覧ください。
|
||||
[トラストラインのフリーズ](../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)をご覧ください。
|
||||
|
||||
|
||||
### Global Freeze
|
||||
|
||||
不審な活動の兆候が見られた場合、アカウントをグローバルに凍結し、ユーザがトークンを相互に送信したり、分散型取引所でトークンを取引したりできないようにすることができます。
|
||||
不審な活動の兆候が見られた場合、アカウントをグローバルにフリーズし、ユーザがトークンを相互に送信したり、分散型取引所でトークンを取引したりできないようにすることができます。
|
||||
|
||||

|
||||
|
||||
|
||||
@@ -178,7 +178,7 @@ labels:
|
||||
|
||||
- **AMMClawback** - トークンにClawbackが有効になっている場合、発行者は、AMMに預けられたトークンをClawbackできるようになります。
|
||||
|
||||
AMMDepositトランザクションタイプを修正し、AMMに凍結されたトークンを預けることを防ぎます。
|
||||
AMMDepositトランザクションタイプを修正し、AMMにフリーズされたトークンを預けることを防ぎます。
|
||||
|
||||
詳細については、[XLS-73: AMMClawback specification](https://github.com/XRPLF/XRPL-Standards/discussions/212)をご覧ください。
|
||||
|
||||
|
||||
@@ -478,8 +478,8 @@ Trust Lines: トラストライン
|
||||
No spamming of wallets without permission.: 許可なくウォレットにスパムを送信することはありません。
|
||||
Authorized Trustlines: 認可トラストライン
|
||||
Control who can hold your tokens with allowlisting.: ホワイトリスト形式で誰がトークンを保持できるかを制御します。
|
||||
Freeze & Clawbacks: 凍結とクローバック
|
||||
Freeze: 凍結
|
||||
Freeze & Clawbacks: フリーズとクローバック
|
||||
Freeze: フリーズ
|
||||
If you see signs of suspicious activity, you can suspend trading of your token while investigating the issue.: 不審な活動の兆候が見られた場合は、問題を調査する間、トークンの取引を停止することができます。
|
||||
Clawback: クローバック
|
||||
"Recover tokens distributed to accounts in error: for example, reclaim funds sent to an account sanctioned for illegal activity.": 誤ってアカウントに送信されたトークンを回収することができます。たとえば、違法行為に対して制裁を受けたアカウントに送金された資金を回収します。
|
||||
|
||||
Reference in New Issue
Block a user