# rippledバリデータの実行
各`rippled`サーバー(スタンドアロンモードで実行されているのではない)は、ピアのネットワークに接続し、暗号化署名されたトランザクションを中継し、共有のグローバル台帳の完全なローカルコピーを維持します。バリデータモードで実行されている`rippled`サーバーはコンセンサスプロセスに参加し、相互接続された共謀しない信頼できる特定のセットのバリデータのネットワークを形成します。以下に、`rippled`バリデータを実行するために必要な作業の概要を示します。
{% set n = cycler(* range(1,99)) %}
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## [バリデータを実行することの意味を理解する](rippled-server-modes.html#バリデータを運用する理由)
貴社または貴社の組織がXRP Ledgerを使用する場合、バリデータとしてコンセンサスプロセスに参加し、信頼できるバリデータとして進行中のXRP Ledgerの分散化を支援することは貴社にとっても利益となります。
また独立した開発者であれば、XRP Ledgerネットワークをサポートするテクノロジーに触れる、あるいは参画する手段としてバリデータとなることがあるかも知れません。
バリデータの多様性は重要ですが、すべてのバリデータが広く信頼されるわけではありません。バリデータリストの発行者は、バリデータリストに載せる前に、厳しい条件を満たすように求めることがあります。
それにもかかわらず、バリデータそれぞれがXRP Ledgerの長期にわたる健全性と分散化に貢献することになります。
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## [`rippled`サーバーを設定して実行する](manage-the-rippled-server.html)
`rippled`サーバーをインストールして実行します。ネットワークに従い、XRP Ledgerの完全なコピーを保持する、独自の`rippled`サーバーを誰もが実行できます。
構成ガイダンスおよびネットワーク要件とハードウェア要件については、[容量の計画](capacity-planning.html)を参照してください。
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## [rippledサーバーで検証を有効にする](run-rippled-as-a-validator.html)
バリデータモードで実行するように`rippled`サーバーを設定するには、バリデータキーペアを生成し、それを`rippled.cfg`ファイルに追加します。
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## [ストックrippledサーバーをプロキシとして設定する](run-rippled-as-a-validator.html#プロキシを使用した接続)
DDoS攻撃から本番環境のバリデータを保護するため、ストックの`rippled`サーバーをバリデータと外部ネットワークの間のプロキシーとして使用できます。
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## [バリデータを制御するWebドメインと関連付ける](run-rippled-as-a-validator.html#6-ドメイン検証の提供)
ネットワークの参加者は、管理者が不明なバリデータを信頼しません。この問題に対応するため、バリデータをご使用のWebドメインと関連付けます。
また、[XRP Charts Validator Registry](https://xrpcharts.ripple.com/#/validators)のようなバリデータ追跡サービスにバリデータをリストしてもらうのも1つの方法です。
### 関連タスク
- [`rippled`へのコントリビュートコード](contribute-code-to-rippled.html)