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html: ledger-clio.html # Watch carefully for clashes w/ this filename
parent: clio-methods.html
seo:
description: レジャーのバージョン情報を取得します。
labels:
- ブロックチェーン
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# ledger
[[ソース]](https://github.com/XRPLF/clio/blob/master/src/rpc/handlers/Ledger.cpp "ソース")
`ledger`コマンドは公開されている[レジャー](../../../../concepts/ledgers/index.md)の情報を取得します。{% badge href="https://github.com/XRPLF/clio/releases/tag/1.0.0" %}新規: Clio v1.0.0{% /badge %}
Clioサーバはデフォルトで検証済みのレジャーデータを返すことに注意してください。
## リクエストのフォーマット
リクエストのフォーマットの例:
{% tabs %}
{% tab label="WebSocket" %}
{% code-snippet file="/_api-examples/ledger-clio/wsrpc-request.json" language="json" /%}
{% /tab %}
{% tab label="JSON-RPC" %}
{% code-snippet file="/_api-examples/ledger-clio/jsonrpc-request.json" language="json" /%}
{% /tab %}
{% /tabs %}
リクエストには以下のパラメータを含めることができます。
| `Field` | 型 | 説明 |
|:---------------|:----------------------|:-------------------------------|
| `ledger_hash` | [ハッシュ][] | _(省略可)_ 使用するレジャーバージョンの20バイトの16進文字列。([レジャーの指定][]ご覧ください。) |
| `ledger_index` | [レジャーインデックス][] | _(省略可)_ 使用するレジャーの[レジャーインデックス][]、またはレジャーを自動的に選択するためのショートカット文字列。([レジャーの指定][]をご覧ください) |
| `transactions` | 真偽値 | _(省略可)_ `true`の場合、指定されたレジャーバージョンのトランザクションに関する情報が返されます。デフォルトでは`false`です。レジャーバージョンを指定しない場合は無視されます。 |
| `expand` | 真偽値 | _(省略可)_ ハッシュのみではなく、トランザクション/アカウントの完全な情報がJSONフォーマットで提供されます。デフォルトでは`false`です。トランザクション、アカウント、またはその両方をリクエストしない場合は無視されます。 |
| `owner_funds` | 真偽値 | _(省略可)_ `true`の場合、レスポンスのOfferCreateトランザクションのメタデータに`owner_funds`フィールドが含まれます。デフォルトでは`false`です。トランザクションが含まれておらず、`expand`がtrueではない場合には無視されます。 |
| `binary` | 真偽値 | _(省略可)_ `true`で、かつ`transactions`と`expand`が両方とも`true`の場合、JSONフォーマットではなくバイナリフォーマット(16進文字列)でトランザクション情報が返されます。 |
| `diff` | 真偽値 | _(省略可)_ `true`の場合、指定したレジャーのトランザクションの一部として追加、変更、または削除されたすべてのオブジェクトを返します。 |
`ledger`フィールドは廃止予定であり、今後予告なしに削除される可能性があります。
{% admonition type="info" name="注記" %}
Clioの`ledger`コマンドは、[rippledのledgerコマンド](../ledger-methods/ledger.md)でサポートされている以下のフィールドをサポートしていません。
* `accounts`
* `full`
* `queue`
上記のフィールドのいずれかが`true`に設定されている場合、Clioは**常に**リクエストを`rippled`に転送します。
{% /admonition %}
## レスポンスのフォーマット
処理が成功したレスポンスの例:
{% tabs %}
{% tab label="WebSocket" %}
{% code-snippet file="/_api-examples/ledger-clio/wsrpc-response.json" language="json" /%}
{% /tab %}
{% tab label="JSON-RPC" %}
{% code-snippet file="/_api-examples/ledger-clio/jsonrpc-response.json" language="json" prefix="200 OK\n\n" /%}
{% /tab %}
{% /tabs %}
レスポンスは[標準フォーマット][]に従っており、正常に完了した場合は結果にレジャーに関する情報を表す次のフィールドが含まれています。
| `Field` | 型 | 説明 |
|:-------------------------------|:-----------|:----------------------------------|
| `ledger` | オブジェクト | このレジャーの完全なヘッダーデータ。 |
| `ledger.account_hash` | 文字列 | このレジャーのすべてのアカウントの状態情報のハッシュ値。 |
| `ledger.accountState` | 配列 | (リクエストで指定がない場合省略) このレジャーのすべての[アカウント状態情報](../../../protocol/ledger-data/index.md)(16進数) |
| `ledger.close_flags` | 数値 | このレジャーの[クローズに関するフラグ](../../../protocol/ledger-data/ledger-header.md#close-flags)のビットマップ。 |
| `ledger.close_time` | 数値 | レジャーが閉鎖された時刻([Rippleエポック以降の経過秒数][])。 |
| `ledger.close_time_human` | 文字列 | 人間が読めるフォーマットでのこのレジャーが閉鎖された時刻。常にUTCタイムゾーンを使用します。 |
| `ledger.close_time_resolution` | 数値 | レジャー閉鎖時刻が丸められる秒数の範囲。 |
| `ledger.closed` | 真偽値 | このレジャーが閉鎖されているかどうか。 |
| `ledger.ledger_hash` | 文字列 | レジャー全体の一意の識別用ハッシュ。 |
| `ledger.ledger_index` | 文字列 | このレジャーの[レジャーインデックス][]。整数を引用符で囲んだ形式で示されます。 |
| `ledger.parent_close_time` | 数値 | 前のレジャーが閉鎖された時刻。 |
| `ledger.parent_hash` | 文字列 | このレジャーの直前のレジャーの一意の識別用ハッシュ。 |
| `ledger.total_coins` | 文字列 | ネットワークのXRPの合計(drop数)。整数を引用符で囲んだ形式で示されます。(トランザクションコストによりXRPが焼却されると、この値は減少します。) |
| `ledger.transaction_hash` | 文字列 | このレジャーに記録されているトランザクション情報のハッシュ(16進数) |
| `ledger.transactions` | 配列 | (リクエストで指定がない場合省略) このレジャーバージョンで適用されたトランザクション。デフォルトでは、メンバーはトランザクションの識別用[ハッシュ][]文字列です。リクエストで`expand`がtrueとして指定されている場合は、メンバーはJSONフォーマットまたはバイナリフォーマットでのトランザクションの完全な表現です。フォーマットは、リクエストで`binary`がtrueとして指定されていたかどうかに応じて決まります。 |
| `ledger_hash` | 文字列 | レジャー全体の一意の識別用ハッシュ。 |
| `ledger_index` | 数値 | このレジャーの[レジャーインデックス][]。 |
| `validated` | 真偽値 | _(省略される場合があります)_ `true`の場合、このレジャーは最終バージョンです。省略または `false` の場合、このレジャーのデータは最終版ではありません。 |
| `diff` | オブジェクト | _(リクエストで`diff`パラメータの指定がない場合省略)_ レジャーのトランザクションの一部として追加、変更、または削除されたハッシュの配列を含むオブジェクト。 |
リクエストに`"owner_funds": true`が指定されておりトランザクションが展開されている場合、レスポンスには、各[OfferCreateトランザクション][]の`metaData`オブジェクトの`owner_funds`フィールドが含まれています。このフィールドの目的は、新しい検証済みレジャーごとに[オファーの資金化ステータス](../../../../concepts/tokens/decentralized-exchange/offers.md#オファーのライフサイクル)を容易に追跡できるようにすることです。このフィールドの定義は、[オーダーブックサブスクリプションストリーム](../subscription-methods/subscribe.md#オーダーブックストリーム)でのこのフィールドのバージョンとはわずかに異なります。
| `Field` | 値 | 説明 |
|:--------------|:------|:----------------------------------------------------|
| `owner_funds` | 文字列 | このレジャーのすべてのトランザクションの実行後に、このOfferCreateトランザクションを送信する`Account`が保有する`TakerGets`通貨の額。この通貨額が[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されているかどうかはチェックされません。 |
リクエストで`”diff": true`を指定した場合、レスポンスにはオブジェクト`diff`が含まれます。このオブジェクトのフィールドは以下の通りです。
| `Field` | 値 | 説明 |
|:--------------|:---------------------------|:----------------------------------------------------|
| `object_id` | 文字列 | オブジェクトのID |
| `Hashes` | オブジェクトまたは16進文字列 | リクエストが`binary`をtrueに設定したかfalseに設定したかに応じて、このフィールドは作成されたオブジェクトの内容、変更されたオブジェクトの新しい値、またはオブジェクトが削除された場合は空の文字列を返します。 |
### `diff`に`true`を設定した場合のレスポンス
`{% code-snippet file="/_api-examples/ledger-clio/jsonrpc-diff-response.json" language="json" /%}`
## 考えられるエラー
* [汎用エラータイプ][]のすべて。
* `invalidParams` - 1つ以上のフィールドの指定が正しくないか、1つ以上の必須フィールドが指定されていません。
* `lgrNotFound` - `ledger_hash`または`ledger_index`で指定したレジャーが存在しないか、存在してはいるもののサーバが保有していません。
{% raw-partial file="/docs/_snippets/common-links.md" /%}