# スタンドアロンモードでの保存済みレジャーの読み込み `rippled`サーバーが以前にXRP Ledgerピアツーピアネットワーク(本番環境ネットワークまたは[Test Net](parallel-networks.html))と同期されている場合は、ディスクに保存されたレジャーバージョンから開始できます。 ## 1.`rippled`を通常の方法で起動します。 既存のレジャーを読み込むには、最初にネットワークから当該のレジャーを取得する必要があります。`rippled`をオンラインモードで通常の方法で起動します。 ``` rippled --conf=/path/to/rippled.cfg ``` ## 2.`rippled`が同期されるまで待ちます。 [server_infoメソッド][]を使用して、ネットワークに対するサーバーの状態を確認します。`server_state`に以下のいずれかの値が示される場合は、サーバーは同期しています。 * `full` * `proposing` * `validating` 詳細は、[考えられるサーバーの状態](rippled-server-states.html)を参照してください。 ## 3.(省略可)特定のレジャーバージョンを取得します。 最新レジャーのみを必要とする場合は、このステップをスキップできます。 特定の履歴レジャーバージョンを読み込むには、[ledger_requestメソッド][]を実行して`rippled`にそのレジャーバージョンを取得させます。`rippled`にまだレジャーバージョンがない場合は、レジャーの取得が完了するまで`ledger_request`コマンドを複数回実行する必要があります。 特定の履歴レジャーバージョンをリプレイする場合は、リプレイするレジャーバージョンとその直前のレジャーバージョンの両方を取得する必要があります。(前のレジャーバージョンにより、リプレイするレジャーバージョンに記述されている変更を適用する初期状態が設定されます。) ## 4.`rippled`をシャットダウンします。 [stopメソッド][]を使用します。 ``` rippled stop --conf=/path/to/rippled.cfg ``` ## 5.スタンドアロンモードで`rippled`を起動します。 最新のレジャーバージョンを読み込むには、`-a`オプションと`--load`オプションを指定してサーバーを起動します。 ``` rippled -a --load --conf=/path/to/rippled.cfg ``` 特定の履歴レジャーを読み込むには、`--load`パラメーターと`--ledger`パラメーターを使用し、読み込むレジャーバージョンのレジャーインデックスまたは識別用ハッシュを指定してサーバーを起動します。 ``` rippled -a --load --ledger 19860944 --conf=/path/to/rippled.cfg ``` スタンドアロンモードで`rippled`を起動するときに使用できるオプションについての詳細は、[コマンドラインの使用リファレンスの「スタンドアロンモードのオプション」](commandline-usage.html#スタンドアロンモードのオプション)を参照してください。 ## 6.レジャーを手動で進めます。 スタンドアロンモードで`--ledger`を使用してレジャーを読み込むと、読み込まれたレジャーが現行のオープンレジャーになるので、[レジャーを手動で進める](advance-the-ledger-in-stand-alone-mode.html)必要があります。 ``` rippled ledger_accept --conf=/path/to/rippled.cfg ``` {% include '_snippets/rippled-api-links.md' %} {% include '_snippets/tx-type-links.md' %} {% include '_snippets/rippled_versions.md' %}