# 並列ネットワーク 大抵の場合、XRP Ledgerは1つの集合体であると説明され、これはほぼ真実です。本番環境のXRP Ledgerピアツーピアネットワークが1つ存在し、XRP Ledgerに記録されるすべての取引はその本番環境のネットワーク内で発生します。 ただし、場合によってはコアネットワークとの通信なしでテストや実験を行うことが求められます。このため、Rippleは「代替環境の」ネットワークとして[Ripple Test Net](xrp-test-net-faucet.html)を開始しました。Ripple Test Netは、XRP Ledgerユーザーによるビジネス処理に影響を及ぼすことなく、アプリケーションや`rippled`サーバー自体をテストできる環境として機能します。Ripple Test Net(AltNetとも呼ばれます)にはTestNet専用のXRPが供給されています。Rippleは、Test Netでのアプリケーション開発に関心のある当事者にこのTestNet専用XRPを[無料で提供](xrp-test-net-faucet.html)しています。 **注意:** Rippleはテストネットワークの安定性について一切保証しません。テストネットワークは、サーバー構成、ネットワークトポロジー、ネットワークパフォーマンスのさまざまな特性をテストする目的でこれまで使用され、またこれからも同様に使用されます。 今後は、特定の目的向けに小規模な臨時テストネットワークも導入される可能性があります。 ## 並列ネットワークとコンセンサス 使用するネットワークを定義する`rippled`の設定はありません。その代わり、信頼するバリデータのコンセンサスに基づいてどのレジャーを正しいレジャーとして受け入れるかを把握します。`rippled`インスタンスからなる異なるコンセンサスグループが、同じグループの他のメンバーだけを信頼する場合、各グループは引き続き並列ネットワークとして機能します。悪意のあるコンピューターや不適切に動作するコンピューターが両方のネットワークに接続している場合でも、各ネットワークのメンバーが、定数設定を超えて別のネットワークのメンバーを信頼するように設定されていない限り、コンセンサスプロセスに混乱は生じません。