--- html: can_delete.html parent: logging-and-data-management-methods.html blurb: 指定したレジャーバージョン以前のレジャー履歴を削除可能にします。 labels: - データ保持 --- # can_delete [[ソース]](https://github.com/ripple/rippled/blob/master/src/ripple/rpc/handlers/CanDelete.cpp "Source") `can_delete`メソッドは[指示による削除が有効なオンライン削除](online-deletion.html#指示による削除)を使用する`rippled`サーバーに削除が可能のレジャーバージョンを通知します。指定したレジャーバージョン以前が削除可能になります。指示による削除が有効ではない場合、このメソッドは何も行いません。 _`can_delete`メソッドは、権限のないユーザーは実行できない[管理メソッド](admin-api-methods.html)です。_ ### 要求フォーマット 要求フォーマットの例: *WebSocket* ```json { "id": 2, "command": "can_delete", "can_delete": 11320417 } ``` *JSON-RPC* ```json { "method": "can_delete", "params": [ { "can_delete": 11320417 } ] } ``` *コマンドライン* ```sh #Syntax: can_delete [||now|always|never] rippled can_delete 11320417 ``` 要求には以下のパラメーターを指定できます。 | `Field` | 型 | 説明 | |:-------------|:------------------|:------------------------------------------| | `can_delete` | 文字列 または整数 | _(省略可)_ 削除可能な最大レジャーバージョンの[レジャーインデックス][]。特殊ケース`never`を指定すると、オンライン削除が無効になります。特殊ケース`always`を指定すると、指示による削除が無効な場合と同様に、自動オンライン削除が有効になります。特殊ケース`now`を指定すると、設定されている`online_delete`値に一致するかまたはこの値を超える次の検証済みレジャーで、オンライン削除が1回実行されます。省略すると、サーバーは変更を行いません(ただし現在の`can_delete`の値で応答します)。 | ### 応答フォーマット 応答は[標準フォーマット][]に従っており、正常に完了した場合は結果に次のフィールドが含まれています。 | `Field` | 型 | 説明 | |:-------------|:--------|:----------------------------------------------------| | `can_delete` | 整数 | オンライン削除ルーチンにより削除できる最大レジャーインデックス。 | 既存の`can_delete`設定を照会する場合は、パラメーターを指定せずにこのコマンドを実行します。 ### 考えられるエラー - [汎用エラータイプ][]のすべて。 - `invalidParams` - 1つ以上のフィールドの指定が正しくないか、1つ以上の必須フィールドが指定されていません。 - `lgrNotFound` 要求の`can_delete`フィールドに指定されているレジャーが存在しないか、存在しているがサーバーにはありません。 - `notEnabled` - オンライン削除または指示による削除のいずれかがサーバーの設定で有効になっていない場合。 - `notReady` - サーバーは現在オンライン削除を実行する準備ができていません。これは通常、サーバーが起動したが、検証済みレジャーをまだ取得していないことを意味します。 ## 参照項目 - [オンライン削除](online-deletion.html) - [指示による削除の設定](configure-advisory-deletion.html) {% include '_snippets/rippled-api-links.md' %} {% include '_snippets/tx-type-links.md' %} {% include '_snippets/rippled_versions.md' %}