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html: ledger.html # Watch carefully for clashes w/ this filename
parent: ledger-methods.html
seo:
description: 公開レジャーに関する情報を取得します。
label:
- ブロックチェーン
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# ledger
[[ソース]](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/src/ripple/rpc/handlers/LedgerHandler.cpp "Source")
公開レジャーに関する情報を取得します。
## リクエストのフォーマット
リクエストのフォーマットの例:
{% tabs %}
{% tab label="WebSocket" %}
```json
{
"id":14,
"command":"ledger",
"ledger_index":"validated",
"transactions": false,
"expand": false,
"owner_funds": false
}
```
{% /tab %}
{% tab label="JSON-RPC" %}
```json
{
"method":"ledger",
"params":[
{
"ledger_index":"validated",
"transactions": false,
"expand": false,
"owner_funds": false
}
]
}
```
{% /tab %}
{% tab label="コマンドライン" %}
```sh
#Syntax: ledger ledger_index|ledger_hash [full|tx]
# "full" is equivalent to "full": true
# "tx" is equivalent to "transactions": true
rippled ledger current
```
{% /tab %}
{% /tabs %}
[試してみる >](/resources/dev-tools/websocket-api-tool#ledger)
リクエストには以下のパラメーターを含めることができます。
| `Field` | 型 | 必須? | 説明 |
|:---------------|:---------------------|:------|:-------------------------------|
| `ledger_hash` | [ハッシュ][] | いいえ | 使用するレジャーバージョンの32バイトの16進文字列。([レジャーの指定][]ご覧ください。) |
| `ledger_index` | [レジャーインデックス][] | いいえ | 使用するレジャーの[レジャーインデックス][]、またはレジャーを自動的に選択するためのショートカット文字列。([レジャーの指定][]をご覧ください) |
| `transactions` | 真偽値 | いいえ | `true`の場合、指定されたレジャーバージョンのトランザクションに関する情報が返されます。デフォルトでは`false`です。レジャーバージョンを指定しない場合は無視されます。 |
| `expand` | 真偽値 | いいえ | ハッシュのみではなく、トランザクション/アカウントの完全な情報がJSONフォーマットで提供されます。デフォルトでは`false`です。トランザクション、アカウント、またはその両方をリクエストしない場合は無視されます。 |
| `owner_funds` | 真偽値 | いいえ | `true`の場合、レスポンスのOfferCreateトランザクションのメタデータに`owner_funds`フィールドが含まれます。デフォルトでは`false`です。トランザクションが含まれておらず、`expand`がtrueではない場合には無視されます。 |
| `binary` | 真偽値 | いいえ | `true`で、かつ`transactions`と`expand`が両方とも`true`の場合、JSONフォーマットではなくバイナリフォーマット(16進文字列)でトランザクション情報が返されます。 |
| `queue` | 真偽値 | いいえ | `true`で、かつコマンドが`current`レジャーをリクエストしている場合、[キューに入れらているトランザクション](../../../../concepts/transactions/transaction-cost.md#キューに入れられたトランザクション)の配列が結果に含まれます。
`ledger`フィールドは廃止予定であり、今後予告なしに削除される可能性があります。`full`、`accounts`、`type`フィールド(管理者専用)も非推奨です。
## レスポンスのフォーマット
処理が成功したレスポンスの例:
{% tabs %}
{% tab label="WebSocket" %}
{% code-snippet file="/_api-examples/ledger/ws-response.json" language="json" /%}
{% /tab %}
{% tab label="JSON-RPC" %}
{% code-snippet file="/_api-examples/ledger/jsonrpc-response.json" language="json" prefix="200 OK\n\n" /%}
{% /tab %}
{% tab label="コマンドライン" %}
{% code-snippet file="/_api-examples/ledger/jsonrpc-response.json" language="json" prefix="Loading: \"/etc/opt/ripple/rippled.cfg\"\n2023-Nov-01 21:38:14.638871262 UTC HTTPClient:NFO Connecting to 127.0.0.1:5005\n\n" /%}
{% /tab %}
{% /tabs %}
レスポンスは[標準フォーマット][]に従っており、正常に完了した場合は結果にレジャーに関する情報を表す次のフィールドが含まれています。
| `Field` | 型 | 説明 |
|:-------------------------------|:------------|:--------------------------|
| `ledger` | オブジェクト | このレジャーの完全な[レジャーヘッダのデータ](../../../protocol/ledger-data/ledger-header.md)で、便宜上いくつかのフィールドが追加されています。 |
| `ledger.account_hash` | 文字列 | このレジャーのすべてのアカウント状態情報の[ハッシュ][](16進数) |
| `ledger.accountState` | 配列 | このレジャーのすべての[アカウント状態情報](../../../protocol/ledger-data/index.md)(16進数)。 |
| `ledger.close_flags` | 整数 | このレジャーの[クローズに関するフラグ](../../../protocol/ledger-data/ledger-header.md#close-flags)のビットマップ。 |
| `ledger.close_time` | 整数 | レジャーが閉鎖された時刻([Rippleエポック以降の経過秒数][])。 |
| `ledger.close_time_human` | 文字列 | 人間が読めるフォーマットでのこのレジャーが閉鎖された時刻。常にUTCタイムゾーンを使用します。 |
| `ledger.close_time_resolution` | 整数 | レジャー閉鎖時刻が丸められる秒数の範囲。 |
| `ledger.closed` | 真偽値 | このレジャーが閉鎖されているかどうか。 |
| `ledger.ledger_hash` | 文字列 | レジャー全体の一意の識別用ハッシュ。 |
| `ledger.ledger_index` | 文字列 | このレジャーの[レジャーインデックス][]。整数を引用符で囲んだ形式で示されます。 |
| `ledger.parent_close_time` | 整数 | 前のレジャーが閉鎖された時刻。 |
| `ledger.parent_hash` | 文字列 | このレジャーの直前のレジャーの一意の識別用ハッシュ。 |
| `ledger.total_coins` | 文字列 | ネットワークのXRPの合計(drop数)。整数を引用符で囲んだ形式で示されます。(トランザクションコストによりXRPが焼却されると、この値は減少します。) |
| `ledger.transaction_hash` | 文字列 | このレジャーに記録されているトランザクション情報のハッシュ(16進数) |
| `ledger.transactions` | 配列 | (リクエストされていない場合は省略)このレジャーバージョンで適用されたトランザクション。デフォルトでは、メンバーはトランザクションの識別用[ハッシュ][]文字列です。リクエストで`expand`がtrueとして指定されている場合は、メンバーはJSONフォーマットまたはバイナリフォーマットでのトランザクションの完全な表現です。フォーマットは、リクエストで`binary`がtrueとして指定されていたかどうかに応じて決まります。 |
| `ledger_hash` | 文字列 | レジャー全体の一意の識別用ハッシュ。 |
| `ledger_index` | 数値 | このレジャーの[レジャーインデックス][]。 |
| `queue_data` | 配列 | (`queue`パラメーターでリクエストされている場合を除いて省略)キューに入れられたトランザクションをキューと同じ順序で記述するオブジェクトの配列。リクエストで`expand`がtrueに指定されている場合は、メンバーにはJSONフォーマットまたはバイナリフォーマットでのトランザクションの完全な表現が含まれています。フォーマットは、リクエストで`binary`がtrueとして指定されていたかどうかによって決まります。 |
`ledger.accountState`フィールド(`"full": true`または`"accounts": true`でリクエストされない限り省略)は廃止予定です。
次のフィールドは廃止予定であり、今後予告なしに削除される可能性があります。`accepted`、`hash`(代わりに`ledger_hash`を使用)、`seqNum`(代わりに`ledger_index`を使用)、`totalCoins`(代わりに`total_coins`を使用)。{% badge href="https://github.com/XRPLF/rippled/releases/tag/1.12.0" %}更新: rippled 1.12.0{% /badge %}
`queue_data`配列の各メンバーは、キュー内の1つのトランザクションを表します。このオブジェクトの一部フィールドは、まだ計算されていないために省略されることがあります。このオブジェクトのフィールドを次に示します。
| フィールド | 値 | 説明 |
|:--------------------|:---------------------|:------------------------------------|
| `account` | 文字列 | このキューに入れられたトランザクションの送信者の[アドレス][]。 |
| `tx` | 文字列またはオブジェクト | デフォルトでは、これはトランザクションの[識別用ハッシュ](../../../protocol/data-types/basic-data-types.md#ハッシュ)を含む文字列です。トランザクションがバイナリフォーマットで展開されている場合、これは`tx_blob`が唯一のフィールドであるオブジェクトであり、バイナリー形式のトランザクションが10進文字列として含まれています。トランザクションがJSONフォーマットで展開されている場合、これは`hash`フィールドにトランザクションの識別用ハッシュが指定されている[トランザクションオブジェクト](../../../protocol/transactions/index.md)を含むオブジェクトです。 |
| `retries_remaining` | 数値 | このトランザクションの再試行可能回数。この回数を超えるとトランザクションが除外されます。 |
| `preflight_result` | 文字列 | 初期トランザクションチェックの一時的な結果。これは常に`tesSUCCESS`です。 |
| `last_result` | 文字列 | _(省略される場合があります)_[再試行可能な(`ter`)の結果](../../../protocol/transactions/transaction-results/ter-codes.md)を取得した後でこのトランザクションがキューに残っている場合、これは取得した正確な`ter`結果コードです。 |
| `auth_change` | 真偽値 | _(省略される場合があります)_ このトランザクションがこのアドレスの[トランザクション承認方法](../../../../concepts/transactions/index.md#トランザクションの承認)を変更するかどうかを示します。 |
| `fee` | 文字列 | _(省略される場合があります)_ このトランザクションの[トランザクションコスト](../../../../concepts/transactions/transaction-cost.md)([XRPのdrop数][])。 |
| `fee_level` | 文字列 | _(省略される場合があります)_ このタイプのトランザクションの最少コストと比較した、このトランザクションのトランザクションコスト([手数料レベル][])。 |
| `max_spend_drops` | 文字列 | _(省略される場合があります)_ このトランザクションで送信または消却できる[XRP、drop単位][]の最高額。 |
リクエストに`"owner_funds": true`が指定されておりトランザクションが展開されている場合、レスポンスには、各[OfferCreateトランザクション][]の`metaData`オブジェクトの`owner_funds`フィールドが含まれています。このフィールドの目的は、新しい検証済みレジャーごとに[オファーの資金化ステータス](../../../../concepts/tokens/decentralized-exchange/offers.md#オファーのライフサイクル)を容易に追跡できるようにすることです。このフィールドの定義は、[オーダーブックサブスクリプションストリーム](../subscription-methods/subscribe.md#オーダーブックストリーム)でのこのフィールドのバージョンとはわずかに異なります。
| `Field` | 値 | 説明 |
|:--------------|:-------|:----------------------------------------------------|
| `owner_funds` | 文字列 | このレジャーのすべてのトランザクションの実行後に、このOfferCreateトランザクションを送信する`Account`が保有する`TakerGets`通貨の額。この通貨額が[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)されているかどうかはチェックされません。 |
## 考えられるエラー
* [汎用エラータイプ][]のすべて。
* `invalidParams` - 1つ以上のフィールドの指定が正しくないか、1つ以上の必須フィールドが指定されていません。
* `lgrNotFound` - `ledger_hash`または`ledger_index`で指定したレジャーが存在しないか、存在してはいるもののサーバが保有していません。
* `noPermission` - `full`または`accounts`をtrueとして指定したが、管理者としてサーバに接続していない場合(通常、管理者はローカルポートで接続する必要があります)。
[手数料レベル]: ../../../../concepts/transactions/transaction-cost.md#手数料レベル
{% raw-partial file="/docs/_snippets/common-links.md" /%}