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blurb: WebSocket、JSON-RPC、コマンドラインインターフェイスの標準の要求フォーマットと例です。
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# 要求フォーマット
## WebSocketフォーマット
`rippled`サーバーへのWebSocketを開いた後、以下の属性を使用して、コマンドを[JSON](https://en.wikipedia.org/wiki/JSON)オブジェクトとして送信できます。
* コマンド名を最上位の`"command"`フィールドに指定します。
* このコマンドのすべての関連パラメーターも最上位に指定します。
* オプションで、任意の値を指定した`"id"`フィールドを指定します。この要求への応答では、同一の`"id"`フィールドを使用します。そうすることで、応答が順不同で到達した場合も、どの要求によってどの応答を得られたのかがわかります。
応答はJSONオブジェクトとして返されます。
## JSON-RPCフォーマット
JSON-RPC要求を実行するには、`rippled`サーバーがJSON-RPC接続をリッスンしているポートおよびIPで、HTTP **POST**要求をルートパス(`/`)に送信します。HTTP/1.0またはHTTP/1.1を使用できます。HTTPSを使用する場合は、TLS v1.2を使用してください。セキュリティ上の理由から、`rippled`ではSSL v3以前を _サポートしていません_ 。
常に`Content-Type`ヘッダー(値`application/json`)を指定してください。
複数の要求を実行する予定の場合は、要求間で接続を閉じてから開く操作を行わずに済むように、[Keep-Alives](http://tools.ietf.org/html/rfc7230#section-6.3)を使用してください。
以下の属性を指定した要求本文を[JSON](https://en.wikipedia.org/wiki/JSON)オブジェクトとして送信します。
* コマンドを最上位の`"method"` フィールドに指定します。
* 最上位の`"params"`フィールドを指定します。このフィールドの内容は、コマンドのすべてのパラメーターが指定された1つの入れ子JSONオブジェクトのみを保持している**1要素配列**です。
応答もJSONオブジェクトです。
## コマンドライン形式
コマンドラインでは、通常の(ダッシュが先頭に付いた)コマンドラインオプションの後にコマンドを指定し、その後に一連の限定的なパラメーターをスペースで区切って指定します。スペースやその他の特殊文字が含まれている可能性のあるパラメーター値は、一重引用符で囲みます。
### 要求の例
*WebSocket*
```
{
"id": 2,
"command": "account_info",
"account": "r9cZA1mLK5R5Am25ArfXFmqgNwjZgnfk59",
"strict": true,
"ledger_index": "validated"
}
```
*JSON-RPC*
```
POST http://s1.ripple.com:51234/
{
"method": "account_info",
"params": [
{
"account": "r9cZA1mLK5R5Am25ArfXFmqgNwjZgnfk59",
"strict": true,
"ledger_index": "validated"
}
]
}
```
*コマンドライン*
```
rippled account_info r9cZA1mLK5R5Am25ArfXFmqgNwjZgnfk59 validated true
```