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@@ -9,7 +9,7 @@ parent: contribute.html
## 報告する ## 報告する
詐欺に遭ったと思ったら、詐欺の手口や詐欺業者について、できるだけ早く、できるだけ多くの情報を集めるようにしてください。どのように行動すべきかは以下の方法を確認してください。 詐欺に遭ったと思ったら、詐欺の手口や詐欺業者について、できるだけ早く、できるだけ多くの情報を集めるようにしてください。どのように行動すべきかは以下の方法を確認してください。
**注意:** 誰もXRP Ledgerのアカウントを凍結したり、トランザクションを元に戻したりすることはできません。これはXRP Ledgerブロックチェーンの分散型設計によるものです。 {% admonition type="warning" name="注意" %}誰もXRP Ledgerのアカウントを凍結したり、トランザクションを元に戻したりすることはできません。これはXRP Ledgerブロックチェーンの分散型設計によるものです。{% /admonition %}
1. [Xrplorerの調査チーム](https://xrplorer.com/forensics/submit)に詐欺業者のウォレットアドレスを提出してください。 1. [Xrplorerの調査チーム](https://xrplorer.com/forensics/submit)に詐欺業者のウォレットアドレスを提出してください。

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@@ -6,4 +6,4 @@ XRP Ledgerのハッシュ値には、以下の特徴があります。
* [16進数](https://en.wikipedia.org/wiki/Hexadecimal)の文字セット: 0-9およびA-Fです。 * [16進数](https://en.wikipedia.org/wiki/Hexadecimal)の文字セット: 0-9およびA-Fです。
* 通常は大文字で記述されます。 * 通常は大文字で記述されます。
**注記:** SHA-512ハーフは、公式に定義されている _SHA-512/256_ ハッシュ関数とほぼ同等のセキュリティーを持ちます。しかし、XRP LedgerはSHA-512/256より前から利用されているため、既存のSHA-512関数上に実装することも容易にできます。この記事の時点で、暗号ライブラリーでのSHA-512のサポートはSHA-512/256よりはるかに一般的です。 {% admonition type="info" name="注記" %}SHA-512ハーフは、公式に定義されている _SHA-512/256_ ハッシュ関数とほぼ同等のセキュリティーを持ちます。しかし、XRP LedgerはSHA-512/256より前から利用されているため、既存のSHA-512関数上に実装することも容易にできます。この記事の時点で、暗号ライブラリーでのSHA-512のサポートはSHA-512/256よりはるかに一般的です。{% /admonition %}

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@@ -6,4 +6,4 @@
{% /interactive-block %} {% /interactive-block %}
**注意:** Rippleは[TestnetとDevnet](../../concepts/networks-and-servers/parallel-networks.md)をテストの目的でのみ運用しており、その状態とすべての残高を定期的にリセットしています。予防措置として、Testnet、DevnetとMainnetで同じアドレスを使用**しない**ことをお勧めします。 {% admonition type="warning" name="注意" %}Rippleは[TestnetとDevnet](../../concepts/networks-and-servers/parallel-networks.md)をテストの目的でのみ運用しており、その状態とすべての残高を定期的にリセットしています。予防措置として、Testnet、DevnetとMainnetで同じアドレスを使用**しない**ことをお勧めします。{% /admonition %}

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@@ -8,4 +8,4 @@
| `port` | 文字列 - 数値 | サーバがリッスンしているポート番号。 | | `port` | 文字列 - 数値 | サーバがリッスンしているポート番号。 |
| `protocol` | 文字列の配列 | このポートに接続されているプロトコルの一覧。有効なプロトコルには、JSON-RPCの`http`または`https`、WebSocketの`ws``ws2``wss``wss2`、[gRPC](../infrastructure/configuration/configure-grpc.md)の`grpc`、[XRP Ledgerピアプロトコル](../concepts/networks-and-servers/peer-protocol.md)の`peer`があります。 | | `protocol` | 文字列の配列 | このポートに接続されているプロトコルの一覧。有効なプロトコルには、JSON-RPCの`http`または`https`、WebSocketの`ws``ws2``wss``wss2`、[gRPC](../infrastructure/configuration/configure-grpc.md)の`grpc`、[XRP Ledgerピアプロトコル](../concepts/networks-and-servers/peer-protocol.md)の`peer`があります。 |
**注記:** ネットワークインフラによっては、ここで報告されるポートやプロトコルが、外部のネットワークからサーバに到達する方法と一致しないことがあります。例えば、TLSがロードバランサやプロキシで終了する場合、サーバはあるポートで`http`と報告するかもしれませんが、外部からはポート443の`https`でしか到達できないかもしれません。 {% admonition type="info" name="注記" %}ネットワークインフラによっては、ここで報告されるポートやプロトコルが、外部のネットワークからサーバに到達する方法と一致しないことがあります。例えば、TLSがロードバランサやプロキシで終了する場合、サーバはあるポートで`http`と報告するかもしれませんが、外部からはポート443の`https`でしか到達できないかもしれません。{% /admonition %}

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@@ -1,3 +1,3 @@
前のステップで署名したトランザクションblobを`rippled`サーバに送信します。これは`rippled`サーバを実行していなくても安全にできます。レスポンスには仮の結果が含まれ、それは`tesSUCCESS`であるべきですが、この結果は[通常は最終的なものではありません](../concepts/transactions/finality-of-results/index.md)。[キューに入れられたトランザクション](../concepts/transactions/transaction-cost.md#queued-transactions)は通常、次のオープンレジャーのバージョンに含まれるからです(通常、送信から約10秒後となります)。 前のステップで署名したトランザクションblobを`rippled`サーバに送信します。これは`rippled`サーバを実行していなくても安全にできます。レスポンスには仮の結果が含まれ、それは`tesSUCCESS`であるべきですが、この結果は[通常は最終的なものではありません](../concepts/transactions/finality-of-results/index.md)。[キューに入れられたトランザクション](../concepts/transactions/transaction-cost.md#queued-transactions)は通常、次のオープンレジャーのバージョンに含まれるからです(通常、送信から約10秒後となります)。
**ヒント:** 仮の結果が `tefMAX_LEDGER` であった場合、そのトランザクションの`LastLedgerSequence`パラメータが現在のレジャー番号よりも低いため、そのトランザクションが失敗しています。これは、トランザクション情報を準備してから送信するまでに、予想されるレジャーのバージョン数よりも長くかかった場合に起こります。このような場合は、`LastLedgerSequence`の値を大きくしてステップ1からやり直してください。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}仮の結果が `tefMAX_LEDGER` であった場合、そのトランザクションの`LastLedgerSequence`パラメータが現在のレジャー番号よりも低いため、そのトランザクションが失敗しています。これは、トランザクション情報を準備してから送信するまでに、予想されるレジャーのバージョン数よりも長くかかった場合に起こります。このような場合は、`LastLedgerSequence`の値を大きくしてステップ1からやり直してください。{% /admonition %}

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@@ -30,7 +30,7 @@ XRP Ledgerでは、特別な意味や歴史的な役割を持つアドレスが
## アドレスのエンコード ## アドレスのエンコード
**ヒント:** これらの技術的な詳細は、XRP Ledgerとの互換性を保つために低レベルのライブラリソフトウェアを構築しているユーザのみを対象としています! {% admonition type="success" name="ヒント" %}これらの技術的な詳細は、XRP Ledgerとの互換性を保つために低レベルのライブラリソフトウェアを構築しているユーザのみを対象としています!{% /admonition %}
[[ソース]](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/35fa20a110e3d43ffc1e9e664fc9017b6f2747ae/src/ripple/protocol/impl/AccountID.cpp#L109-L140 "ソース") [[ソース]](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/35fa20a110e3d43ffc1e9e664fc9017b6f2747ae/src/ripple/protocol/impl/AccountID.cpp#L109-L140 "ソース")

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@@ -13,7 +13,7 @@ XRP Ledgerでは、[トランザクション](../transactions/index.md)による
すべてのデジタル署名は、トランザクションの送信側アカウントに関連付けられている暗号鍵ペアに基づいています。キーペアはXRP Ledgerでサポートされている[暗号化署名アルゴリズム](#署名アルゴリズム)を使用して生成できます。キーペアの生成に使用されたアルゴリズムの種類にかかわらず、キーペアは[マスターキーペア](#マスターキーペア)、[レギュラーキーペア](#レギュラーキーペア)、または[署名者リスト](multi-signing.md)のメンバーとして使用できます。 すべてのデジタル署名は、トランザクションの送信側アカウントに関連付けられている暗号鍵ペアに基づいています。キーペアはXRP Ledgerでサポートされている[暗号化署名アルゴリズム](#署名アルゴリズム)を使用して生成できます。キーペアの生成に使用されたアルゴリズムの種類にかかわらず、キーペアは[マスターキーペア](#マスターキーペア)、[レギュラーキーペア](#レギュラーキーペア)、または[署名者リスト](multi-signing.md)のメンバーとして使用できます。
**警告:** 秘密鍵のセキュリティを適切に維持することが重要です。デジタル署名は、あなたがトランザクション送信する権限を有していることをXRP Ledgerに対して検証できる唯一の手段であり、レジャーに提出されたトランザクションの取り消しや無効化を行う権限を有する管理者は存在しません。お使いのXRP Ledgerアカウントの秘密鍵があなた以外の何者かに知られた場合、その人物はあなたと同様にデジタル署名を作成し、トランザクションを承認することができます。 {% admonition type="danger" name="警告" %}秘密鍵のセキュリティを適切に維持することが重要です。デジタル署名は、あなたがトランザクション送信する権限を有していることをXRP Ledgerに対して検証できる唯一の手段であり、レジャーに提出されたトランザクションの取り消しや無効化を行う権限を有する管理者は存在しません。お使いのXRP Ledgerアカウントの秘密鍵があなた以外の何者かに知られた場合、その人物はあなたと同様にデジタル署名を作成し、トランザクションを承認することができます。{% /admonition %}
## キーの生成 ## キーの生成
@@ -86,7 +86,7 @@ XRP Ledgerは、複数の[暗号署名アルゴリズム](#署名アルゴリズ
[wallet_proposeメソッド][]は、マスターキーペアを生成する方法の1つです。このメソッドからのレスポンスには、アカウントのシード、アドレス、マスター公開鍵が一緒に表示されます。マスターキーペアを設定する他の方法については、[安全な署名の設定](../transactions/secure-signing.md)をご覧ください。 [wallet_proposeメソッド][]は、マスターキーペアを生成する方法の1つです。このメソッドからのレスポンスには、アカウントのシード、アドレス、マスター公開鍵が一緒に表示されます。マスターキーペアを設定する他の方法については、[安全な署名の設定](../transactions/secure-signing.md)をご覧ください。
**注意:** 悪意のある行為者があなたのマスター秘密鍵(またはシード)を知った場合、マスター鍵ペアが無効化されていない限り、彼らはあなたのアカウントを完全にコントロールすることができます。彼らはあなたのアカウントが保持している全ての資金を盗み、その他の回復不能な損害を与えることができます。秘密鍵は慎重に扱ってください! {% admonition type="warning" name="注意" %}悪意のある行為者があなたのマスター秘密鍵(またはシード)を知った場合、マスター鍵ペアが無効化されていない限り、彼らはあなたのアカウントを完全にコントロールすることができます。彼らはあなたのアカウントが保持している全ての資金を盗み、その他の回復不能な損害を与えることができます。秘密鍵は慎重に扱ってください!{% /admonition %}
マスターキーペアは変更できないため、漏えいが発生した場合には無効化せざるを得ません。[マスターキーペアをオフラインで保管](../../tutorials/how-tos/manage-account-settings/offline-account-setup.md)し、代わりにアカウントのトランザクションの署名用にレギュラーキーペアを設定することを強くお勧めします。マスターキーペアを有効にしておきながらオンラインで使用することで、インターネットを使用してマスターキーペアにアクセスすることはできませんが、緊急時にマスターキーペアを使うことが可能になります。 マスターキーペアは変更できないため、漏えいが発生した場合には無効化せざるを得ません。[マスターキーペアをオフラインで保管](../../tutorials/how-tos/manage-account-settings/offline-account-setup.md)し、代わりにアカウントのトランザクションの署名用にレギュラーキーペアを設定することを強くお勧めします。マスターキーペアを有効にしておきながらオンラインで使用することで、インターネットを使用してマスターキーペアにアクセスすることはできませんが、緊急時にマスターキーペアを使うことが可能になります。
@@ -165,11 +165,11 @@ XRP Ledgerでは、サポートされているさまざまなタイプのキー
1. シード値の[SHA-512ハーフ][]を計算します。32バイトの秘密鍵が導出されます。 1. シード値の[SHA-512ハーフ][]を計算します。32バイトの秘密鍵が導出されます。
**ヒント:** 32バイトの数値はすべて、有効なEd25519秘密鍵です。ただし、秘密鍵として使用する上で安全なのは、十分ランダムに選択された数値のみです。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}32バイトの数値はすべて、有効なEd25519秘密鍵です。ただし、秘密鍵として使用する上で安全なのは、十分ランダムに選択された数値のみです。{% /admonition %}
2. Ed25519公開鍵を計算するには、[Ed25519](https://ed25519.cr.yp.to/software.html)の標準公開鍵を導出して、32バイトの公開鍵を導出します。 2. Ed25519公開鍵を計算するには、[Ed25519](https://ed25519.cr.yp.to/software.html)の標準公開鍵を導出して、32バイトの公開鍵を導出します。
**注意:** 暗号化アルゴリズムの場合と同様に、可能な場合は必ず、公的に監査された既知の標準実装を使用します。例えば、[OpenSSL](https://www.openssl.org/)には、コア関数であるEd25519やsecp256k1が実装されています。 {% admonition type="warning" name="注意" %}暗号化アルゴリズムの場合と同様に、可能な場合は必ず、公的に監査された既知の標準実装を使用します。例えば、[OpenSSL](https://www.openssl.org/)には、コア関数であるEd25519やsecp256k1が実装されています。{% /admonition %}
3. Ed25519公開鍵を示すには、32バイトの公開鍵の前にシングルバイトのプレフィクス`0xED`を付加し、33バイトにします。 3. Ed25519公開鍵を示すには、32バイトの公開鍵の前にシングルバイトのプレフィクス`0xED`を付加し、33バイトにします。
@@ -205,7 +205,7 @@ XRP Ledgerアカウントキーでのsecp256k1鍵導出に、Ed25519鍵導出よ
4. 有効なsecp256k1秘密鍵を使用して、secp256k1曲線で標準ECDSA公開鍵を導出し、ルート公開鍵を導出します。暗号化アルゴリズムの場合と同様に、可能な場合は必ず、公的に監査された既知の標準実装を使用します。例えば、[OpenSSL](https://www.openssl.org/)には、コア関数であるEd25519およびsecp256k1が実装されています。 4. 有効なsecp256k1秘密鍵を使用して、secp256k1曲線で標準ECDSA公開鍵を導出し、ルート公開鍵を導出します。暗号化アルゴリズムの場合と同様に、可能な場合は必ず、公的に監査された既知の標準実装を使用します。例えば、[OpenSSL](https://www.openssl.org/)には、コア関数であるEd25519およびsecp256k1が実装されています。
**ヒント:** バリデータではこのルートキーペアを使用します。バリデータのキーペアを計算する場合は、ここで停止できます。この2つのタイプの公開鍵を区別するには、バリデータの公開鍵の[base58][]シリアル化でプレフィクス`0x1c`を使用します。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}バリデータではこのルートキーペアを使用します。バリデータのキーペアを計算する場合は、ここで停止できます。この2つのタイプの公開鍵を区別するには、バリデータの公開鍵の[base58][]シリアル化でプレフィクス`0x1c`を使用します。{% /admonition %}
2. ルート公開鍵を33バイトの圧縮形式に変換します。 2. ルート公開鍵を33バイトの圧縮形式に変換します。

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@@ -23,7 +23,7 @@ DIDの主な基本原則は以下の通りです。
- **相互運用性:** DIDは、W3CのDID規格を認識するあらゆるソリューションに対してオープンです。つまり、DIDは様々なデジタルトランザクションやインタラクションの認証や信頼の確立に使用することができます。 - **相互運用性:** DIDは、W3CのDID規格を認識するあらゆるソリューションに対してオープンです。つまり、DIDは様々なデジタルトランザクションやインタラクションの認証や信頼の確立に使用することができます。
**注記:** XRP LedgerにおけるDIDの実装は、[DID v1.0仕様](https://www.w3.org/TR/did-core/)の仕様に準拠しています。 {% admonition type="info" name="注記" %}XRP LedgerにおけるDIDの実装は、[DID v1.0仕様](https://www.w3.org/TR/did-core/)の仕様に準拠しています。{% /admonition %}
## 仕組み ## 仕組み
@@ -38,14 +38,14 @@ DIDの主な基本原則は以下の通りです。
DIDドキュメントには、記述された対象の身元を暗号的に検証するために必要な情報が含まれます。サブジェクトは、人、組織、または物であってもかまいません。たとえば、DIDドキュメントには、DIDサブジェクトが自身を認証し、DIDの関連を証明するために使用できる暗号化公開鍵を含めることができます。 DIDドキュメントには、記述された対象の身元を暗号的に検証するために必要な情報が含まれます。サブジェクトは、人、組織、または物であってもかまいません。たとえば、DIDドキュメントには、DIDサブジェクトが自身を認証し、DIDの関連を証明するために使用できる暗号化公開鍵を含めることができます。
**Note:** DIDドキュメントは通常、JSONまたはJSON-LDのフォーマットにシリアライズされます。 {% admonition type="info" name="Note" %}DIDドキュメントは通常、JSONまたはJSON-LDのフォーマットにシリアライズされます。{% /admonition %}
XRP Ledgerでは、DIDをDIDドキュメントに関連付ける方法がいくつか存在します。 XRP Ledgerでは、DIDをDIDドキュメントに関連付ける方法がいくつか存在します。
1. IPFSやSTORJのような他の分散ストレージネットワークに保存されているドキュメントを指す`DID`オブジェクトの`URI`フィールドにドキュメントへの参照を保存します。 1. IPFSやSTORJのような他の分散ストレージネットワークに保存されているドキュメントを指す`DID`オブジェクトの`URI`フィールドにドキュメントへの参照を保存します。
2. 最小限のDIDドキュメントを`DID`オブジェクトの`DIDDocument`フィールドに格納します。 2. 最小限のDIDドキュメントを`DID`オブジェクトの`DIDDocument`フィールドに格納します。
3. DIDとその他の利用可能な公開情報から生成された最小限の _暗黙的な_ DIDドキュメントを使用します。 3. DIDとその他の利用可能な公開情報から生成された最小限の _暗黙的な_ DIDドキュメントを使用します。
**注記:** より単純なユースケースでは、署名と単純な認証トークンのみが必要な場合があります。レジャー上に明示的にDIDドキュメントが存在しない場合、代わりに暗黙的なドキュメントが使用されます。たとえば、`did:xrpl:10330E7FC9D56BB25D6893BA3F317AE5BCF33B3291BD63DB32654A313222F7FD020`の暗黙のDIDドキュメントでは、単一のキー`0330E7FC9D56BB25D6893BA3F317AE5BCF33B3291BD63DB32654A313222F7FD020`だけでDIDドキュメントの変更を承認したり、DIDの名前で署名に署名したりできます。 {% admonition type="info" name="注記" %}より単純なユースケースでは、署名と単純な認証トークンのみが必要な場合があります。レジャー上に明示的にDIDドキュメントが存在しない場合、代わりに暗黙的なドキュメントが使用されます。たとえば、`did:xrpl:10330E7FC9D56BB25D6893BA3F317AE5BCF33B3291BD63DB32654A313222F7FD020`の暗黙のDIDドキュメントでは、単一のキー`0330E7FC9D56BB25D6893BA3F317AE5BCF33B3291BD63DB32654A313222F7FD020`だけでDIDドキュメントの変更を承認したり、DIDの名前で署名に署名したりできます。{% /admonition %}
### XRPL DIDドキュメントの例 ### XRPL DIDドキュメントの例

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@@ -31,7 +31,7 @@ labels:
## 削除コスト ## 削除コスト
**注意:** アカウントの削除要件を満たしていないためにトランザクションが失敗した場合でも、[AccountDeleteトランザクション][]のトランザクションコストは、トランザクションが検証済みレジャーに含まれる場合常に発生します。アカウントを削除できなかった場合に高いトランザクションコストを支払う可能性を減らすには、AccountDeleteトランザクションを送信するときに`fail_hard`オプションを使用してください。 {% admonition type="warning" name="注意" %}アカウントの削除要件を満たしていないためにトランザクションが失敗した場合でも、[AccountDeleteトランザクション][]のトランザクションコストは、トランザクションが検証済みレジャーに含まれる場合常に発生します。アカウントを削除できなかった場合に高いトランザクションコストを支払う可能性を減らすには、AccountDeleteトランザクションを送信するときに`fail_hard`オプションを使用してください。{% /admonition %}
ビットコインや他の多くの暗号通貨とは異なり、XRP Ledgerの公開レジャーチェーンのそれぞれの新しいレジャーバージョンは、レジャーの完全な状態を含んでおり、新しいアカウントが増えるごとにサイズが増加します。そのため、必要な場合を除き、新しいXRP Ledgerアカウントを作成すべきではありません。アカウントを削除することで、アカウントの10XRPの[準備金](reserves.md)の一部を回復することができますが、そのためには少なくとも2XRPを破棄する必要があります。 ビットコインや他の多くの暗号通貨とは異なり、XRP Ledgerの公開レジャーチェーンのそれぞれの新しいレジャーバージョンは、レジャーの完全な状態を含んでおり、新しいアカウントが増えるごとにサイズが増加します。そのため、必要な場合を除き、新しいXRP Ledgerアカウントを作成すべきではありません。アカウントを削除することで、アカウントの10XRPの[準備金](reserves.md)の一部を回復することができますが、そのためには少なくとも2XRPを破棄する必要があります。

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@@ -29,14 +29,14 @@ XRP Ledgerの「アカウント」は、XRPの所有者と[トランザクショ
アカウントのコアデータは、[AccountRoot](../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/accountroot.md)レジャーエントリに保存されます。アカウントは、他の複数のタイプのレジャーエントリの所有者(または部分的な所有者)になることもできます。 アカウントのコアデータは、[AccountRoot](../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/accountroot.md)レジャーエントリに保存されます。アカウントは、他の複数のタイプのレジャーエントリの所有者(または部分的な所有者)になることもできます。
**ヒント:** XRP Ledgerの「アカウント」は、財務上の用途例:「銀行口座」)やコンピュータ上の用途(例:「UNIXアカウント」で使用されます。XRP以外の通貨および資産はXRP Ledgerアカウント自体には保存されません。そのような資産はそれぞれ、両当事者を結ぶ「トラストライン」と呼ばれる会計関係に保存されます。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}XRP Ledgerの「アカウント」は、財務上の用途例:「銀行口座」)やコンピュータ上の用途(例:「UNIXアカウント」で使用されます。XRP以外の通貨および資産はXRP Ledgerアカウント自体には保存されません。そのような資産はそれぞれ、両当事者を結ぶ「トラストライン」と呼ばれる会計関係に保存されます。{% /admonition %}
### アカウントの作成 ### アカウントの作成
「アカウント作成」専用のトランザクションはありません。Paymentトランザクションでまだアカウントを所有していない数学的に有効なアドレスに[アカウントの準備金](reserves.md)以上のXRPが送信されると、[Paymentトランザクション][]で自動的に新しいアカウントが作成されます。これはアカウントへの _資金提供_ と呼ばれ、レジャーに[AccountRootエントリ](../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/accountroot.md)が作成されます。それ以外のトランザクションでアカウントを作成することはできません。 「アカウント作成」専用のトランザクションはありません。Paymentトランザクションでまだアカウントを所有していない数学的に有効なアドレスに[アカウントの準備金](reserves.md)以上のXRPが送信されると、[Paymentトランザクション][]で自動的に新しいアカウントが作成されます。これはアカウントへの _資金提供_ と呼ばれ、レジャーに[AccountRootエントリ](../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/accountroot.md)が作成されます。それ以外のトランザクションでアカウントを作成することはできません。
**注意:** アカウントへ資金提供をすることは、そのアカウントに対して特別な権限を持つことには**なりません**。アカウントのアドレスに対応する秘密鍵を持っている人なら誰でも、アカウントとそれに含まれるすべてのXRPの完全制御権を持っています。一部のアドレスでは、誰も秘密鍵を持っていない場合があります。その場合、アカウントは[ブラックホール](addresses.md#特別なアドレス)になり、XRPは永久に失われます。 {% admonition type="warning" name="注意" %}アカウントへ資金提供をすることは、そのアカウントに対して特別な権限を持つことには**なりません**。アカウントのアドレスに対応する秘密鍵を持っている人なら誰でも、アカウントとそれに含まれるすべてのXRPの完全制御権を持っています。一部のアドレスでは、誰も秘密鍵を持っていない場合があります。その場合、アカウントは[ブラックホール](addresses.md#特別なアドレス)になり、XRPは永久に失われます。{% /admonition %}
XRP Ledgerでアカウントを取得する一般的な方法は次のとおりです。 XRP Ledgerでアカウントを取得する一般的な方法は次のとおりです。
@@ -46,7 +46,7 @@ XRP Ledgerでアカウントを取得する一般的な方法は次のとおり
- 例えば、一般的な取引所でXRPを購入し、その取引所から、指定したアドレスにXRPを出金することができます。 - 例えば、一般的な取引所でXRPを購入し、その取引所から、指定したアドレスにXRPを出金することができます。
**注意:** 自身のXRP Ledgerアドレスで初めてXRPを受け取る場合は[アカウントの準備金](reserves.md)現在は10XRPを支払う必要があります。この金額のXRPは無期限に使用できなくなります。一方で、一般的な取引所では通常、顧客のXRPはすべて、共有されたいくつかのXRP Ledgerアカウントに保有されているため、顧客はその取引所で個々のアカウントの準備金を支払う必要はありません。引き出す前に、XRP Ledgerに直接アカウントを保有することが、金額に見合う価値があるかどうかを検討してください。 {% admonition type="warning" name="注意" %}自身のXRP Ledgerアドレスで初めてXRPを受け取る場合は[アカウントの準備金](reserves.md)現在は10XRPを支払う必要があります。この金額のXRPは無期限に使用できなくなります。一方で、一般的な取引所では通常、顧客のXRPはすべて、共有されたいくつかのXRP Ledgerアカウントに保有されているため、顧客はその取引所で個々のアカウントの準備金を支払う必要はありません。引き出す前に、XRP Ledgerに直接アカウントを保有することが、金額に見合う価値があるかどうかを検討してください。{% /admonition %}

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@@ -63,7 +63,7 @@ XRP Ledgerでは、スパムや悪意のある使用によって、共有グロ
アドレスが保持しているXRPが、現在の必要準備金を下回ると、XRPを他のアドレスに送信するトランザクションを送信したり、自身の準備金を増やしたりできなくなります。このような場合でも、そのアドレスはレジャー内に存在し、トランザクションコストを支払うのに十分なXRPを持っている限り、その他のトランザクションを送信することができます。必要準備金を満たすために十分なXRPを受け取った場合、またはそのアドレスのXRP保有額よりも[準備金の必要額が減少した](#準備金要件の変更)場合、そのアドレスはすべてのタイプのトランザクションを再度送信できるようになります。 アドレスが保持しているXRPが、現在の必要準備金を下回ると、XRPを他のアドレスに送信するトランザクションを送信したり、自身の準備金を増やしたりできなくなります。このような場合でも、そのアドレスはレジャー内に存在し、トランザクションコストを支払うのに十分なXRPを持っている限り、その他のトランザクションを送信することができます。必要準備金を満たすために十分なXRPを受け取った場合、またはそのアドレスのXRP保有額よりも[準備金の必要額が減少した](#準備金要件の変更)場合、そのアドレスはすべてのタイプのトランザクションを再度送信できるようになります。
**ヒント:** アドレスが必要準備金を下回った場合は、新しい[OfferCreateトランザクション][]を送信して、追加のXRP、または既存のトラストライン上の他の通貨を入手することができます。このような取引では、新しい[トラストライン](../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/ripplestate.md)や[レジャー内のオファーエントリ](../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/offer.md)を作成することはできないため、すでにオーダーブック内にあるオファーを実行するトランザクションのみを実行することができます。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}アドレスが必要準備金を下回った場合は、新しい[OfferCreateトランザクション][]を送信して、追加のXRP、または既存のトラストライン上の他の通貨を入手することができます。このような取引では、新しい[トラストライン](../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/ripplestate.md)や[レジャー内のオファーエントリ](../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/offer.md)を作成することはできないため、すでにオーダーブック内にあるオファーを実行するトランザクションのみを実行することができます。{% /admonition %}
## 準備金要件の変更 ## 準備金要件の変更

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@@ -40,7 +40,7 @@ XRP Ledgerのチケットは、取引をすぐに送信せずに、その取引
上記の例では、シーケンス番号105または作成した3つのチケットのいずれかを使用してトランザクションを送信できます。チケット103を使ってトランザクションを送信すると、それによってチケット103は元帳から削除されます。その後の次のトランザクションでは、シーケンス番号105、チケット102、またはチケット104を使用できます。 上記の例では、シーケンス番号105または作成した3つのチケットのいずれかを使用してトランザクションを送信できます。チケット103を使ってトランザクションを送信すると、それによってチケット103は元帳から削除されます。その後の次のトランザクションでは、シーケンス番号105、チケット102、またはチケット104を使用できます。
**注意:** チケットは1枚ごとに[所有者準備金](reserves.md#所有者準備金)としてカウントされますので、チケット1枚につき2XRPを確保する必要があります。 (このXRPは、チケットを使用した後に再び使用可能になります一度に多くのチケットを作成すると、このコストはすぐに膨れ上がります。 {% admonition type="warning" name="注意" %}チケットは1枚ごとに[所有者準備金](reserves.md#所有者準備金)としてカウントされますので、チケット1枚につき2XRPを確保する必要があります。 (このXRPは、チケットを使用した後に再び使用可能になります一度に多くのチケットを作成すると、このコストはすぐに膨れ上がります。{% /admonition %}
シーケンス番号と同様に、トランザクションの送信は、そのトランザクションが[コンセンサス](../consensus-protocol/index.md)によって確認された場合にのみ、チケットを使用します。しかし、意図した通りにならなかった取引でも、[`tec`クラスの結果コード](../../references/protocol/transactions/transaction-results/tec-codes.md)を用いてコンセンサスで確認することができます。 シーケンス番号と同様に、トランザクションの送信は、そのトランザクションが[コンセンサス](../consensus-protocol/index.md)によって確認された場合にのみ、チケットを使用します。しかし、意図した通りにならなかった取引でも、[`tec`クラスの結果コード](../../references/protocol/transactions/transaction-results/tec-codes.md)を用いてコンセンサスで確認することができます。

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@@ -13,7 +13,7 @@ labels:
[`rippled`バリデータ](../../infrastructure/configuration/server-modes/run-rippled-as-a-validator.md)のオペレーターは、`rippled.cfg`ファイルの`[voting]`スタンザでトランザクションコストと必要準備金の設定を指定できます。 [`rippled`バリデータ](../../infrastructure/configuration/server-modes/run-rippled-as-a-validator.md)のオペレーターは、`rippled.cfg`ファイルの`[voting]`スタンザでトランザクションコストと必要準備金の設定を指定できます。
**注意:** 信頼できるバリデータの合意により不十分な必要準備金が採用された場合、XRP Ledgerピアツーピアネットワークがサービス拒否DoS攻撃を受ける可能性があります。 {% admonition type="warning" name="注意" %}信頼できるバリデータの合意により不十分な必要準備金が採用された場合、XRP Ledgerピアツーピアネットワークがサービス拒否DoS攻撃を受ける可能性があります。{% /admonition %}
設定できるパラメーターは次の通りです。 設定できるパラメーターは次の通りです。

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@@ -61,7 +61,7 @@ V<sub>a</sub>は、サーバ側のコンセンサス見解と一致した過去2
バリデータを含む各サーバは、信頼できるバリデータ全員について独自に信頼性スコアを算出している。あるバリデータの信頼性について、サーバが異なると結論が異なることがある。それは、そのバリデータの投票が一方のサーバに届いて他方のサーバに届かなかったり、特定のレジャーについて意見が異なることが多かったり少なかったりするためである。あるバリデータをネガティブUNLに追加または削除するには、信頼できるバリデータの総意として、あるバリデータが信頼性の閾値を超えるか下回るかに合意する必要がある。 バリデータを含む各サーバは、信頼できるバリデータ全員について独自に信頼性スコアを算出している。あるバリデータの信頼性について、サーバが異なると結論が異なることがある。それは、そのバリデータの投票が一方のサーバに届いて他方のサーバに届かなかったり、特定のレジャーについて意見が異なることが多かったり少なかったりするためである。あるバリデータをネガティブUNLに追加または削除するには、信頼できるバリデータの総意として、あるバリデータが信頼性の閾値を超えるか下回るかに合意する必要がある。
**ヒント:** バリデータは自分自身の信頼性を追跡するが、自分自身をネガティブUNLに加えることは提案しない。バリデータの信頼性測定は、バリデータの投票がネットワークを通じてどの程度うまく伝わるかを考慮できないので、外部のサーバからの測定値よりも信頼性が低い。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}バリデータは自分自身の信頼性を追跡するが、自分自身をネガティブUNLに加えることは提案しない。バリデータの信頼性測定は、バリデータの投票がネットワークを通じてどの程度うまく伝わるかを考慮できないので、外部のサーバからの測定値よりも信頼性が低い。{% /admonition %}
@@ -73,7 +73,7 @@ V<sub>a</sub>は、サーバ側のコンセンサス見解と一致した過去2
1. 前のフラグレジャーで予定されていたネガティブUNLの変更は、次のレジャーバージョンから有効となる。このフラグレジャーの検証のための合意プロセスそのものは、予定されていた変更を利用しない。 1. 前のフラグレジャーで予定されていたネガティブUNLの変更は、次のレジャーバージョンから有効となる。このフラグレジャーの検証のための合意プロセスそのものは、予定されていた変更を利用しない。
**注記:** これは、[トランザクション](../transactions/index.md)や[疑似トランザクション](../../references/protocol/transactions/pseudo-transaction-types/pseudo-transaction-types.md)を行わずにレジャーの状態データを変更する唯一の機会です。 {% admonition type="info" name="注記" %}これは、[トランザクション](../transactions/index.md)や[疑似トランザクション](../../references/protocol/transactions/pseudo-transaction-types/pseudo-transaction-types.md)を行わずにレジャーの状態データを変更する唯一の機会です。{% /admonition %}
2. ネガティブUNLが満杯でない場合、各サーバは信頼度50%未満のバリデータの中から、**最大1つ**のバリデータをネガティブUNLに追加することを提案する。 2. ネガティブUNLが満杯でない場合、各サーバは信頼度50%未満のバリデータの中から、**最大1つ**のバリデータをネガティブUNLに追加することを提案する。
3. ネガティブUNLが空でない場合、各サーバはネガティブUNLから**最大1つ**のバリデータを削除することを提案する。サーバがバリデータをネガティブUNLから削除することを提案できる理由は2つある。 3. ネガティブUNLが空でない場合、各サーバはネガティブUNLから**最大1つ**のバリデータを削除することを提案する。サーバがバリデータをネガティブUNLから削除することを提案できる理由は2つある。
@@ -113,7 +113,7 @@ V<sub>a</sub>は、サーバ側のコンセンサス見解と一致した過去2
[コンセンサスプロセスの検証ステップ](consensus-structure.md#検証)では、親レジャーのネガティブUNLのバリデータを無効化します。各サーバは無効化されたバリデータを取り除いた設定済みUNLからなる"有効UNL"を計算し、定足数を再計算します。(定足数は常に有効UNLの80%以上、かつ設定UNLの60%以上です)。無効化されたバリデータが検証票を送信した場合、サーバは無効化されたバリデータの信頼性を計算するためにその票を追跡するが、あるバージョンのレジャーが合意に達したかどうかを判断するためにその票を使うことはありません。 [コンセンサスプロセスの検証ステップ](consensus-structure.md#検証)では、親レジャーのネガティブUNLのバリデータを無効化します。各サーバは無効化されたバリデータを取り除いた設定済みUNLからなる"有効UNL"を計算し、定足数を再計算します。(定足数は常に有効UNLの80%以上、かつ設定UNLの60%以上です)。無効化されたバリデータが検証票を送信した場合、サーバは無効化されたバリデータの信頼性を計算するためにその票を追跡するが、あるバージョンのレジャーが合意に達したかどうかを判断するためにその票を使うことはありません。
**注記:** ネガティブUNLは、定足数を直接計算するのではなく、定足数の計算元となる信頼できるバリデータの合計を調整するものです。定足数はパーセンテージですが、投票数は整数であるため、信頼できるバリデータの合計を減らしても、定足数に達するために必要な投票数が変わるとは限りません。たとえば、総バリデータが15人である場合、80%はちょうど12人のバリデータである。これを14人に減らすと、80%は11.2人となり、定足数に達するには依然として12人の有効投票者が必要である。 {% admonition type="info" name="注記" %}ネガティブUNLは、定足数を直接計算するのではなく、定足数の計算元となる信頼できるバリデータの合計を調整するものです。定足数はパーセンテージですが、投票数は整数であるため、信頼できるバリデータの合計を減らしても、定足数に達するために必要な投票数が変わるとは限りません。たとえば、総バリデータが15人である場合、80%はちょうど12人のバリデータである。これを14人に減らすと、80%は11.2人となり、定足数に達するには依然として12人の有効投票者が必要である。{% /admonition %}
ネガティブUNLは、提案されたトランザクションセットにどのトランザクションを含めるかを選択するなど、コンセンサスプロセスの他の部分には影響を与えない。これらのステップは常に設定されたUNLに依存し、その閾値は何人の信頼できるバリデータがコンセンサスラウンドに積極的に参加しているかに基づいている。ネガティブUNLにあるバリデータもコンセンサスプロセスに参加することができる。 ネガティブUNLは、提案されたトランザクションセットにどのトランザクションを含めるかを選択するなど、コンセンサスプロセスの他の部分には影響を与えない。これらのステップは常に設定されたUNLに依存し、その閾値は何人の信頼できるバリデータがコンセンサスラウンドに積極的に参加しているかに基づいている。ネガティブUNLにあるバリデータもコンセンサスプロセスに参加することができる。

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@@ -12,7 +12,7 @@ Amendmentは、トランザクション処理における新機能またはそ
Amendmentシステムは、XRP Ledger上のトランザクション処理に影響を与える変更を合意形成プロセスを用いて承認します。完全に機能するトランザクション処理の変更は、Amendmentとして提出され、バリデータはその変更について投票します。もしAmendmentが2週間にわたって80%超の支持を得た場合、そのAmendmentは可決され、その後のすべてのレジャーバージョンに変更が恒久的に適用されます。可決されたAmendmentを無効にするには、別の新たなAmendmentが必要です。 Amendmentシステムは、XRP Ledger上のトランザクション処理に影響を与える変更を合意形成プロセスを用いて承認します。完全に機能するトランザクション処理の変更は、Amendmentとして提出され、バリデータはその変更について投票します。もしAmendmentが2週間にわたって80%超の支持を得た場合、そのAmendmentは可決され、その後のすべてのレジャーバージョンに変更が恒久的に適用されます。可決されたAmendmentを無効にするには、別の新たなAmendmentが必要です。
**注記:** トランザクションプロセスを変更するバグ修正にも、Amendmentが必要です。 {% admonition type="info" name="注記" %}トランザクションプロセスを変更するバグ修正にも、Amendmentが必要です。{% /admonition %}
<!-- Amendmentチュートリアルに移動します。 <!-- Amendmentチュートリアルに移動します。
すべてのAmendmentには、16進数の一意な短い名前があります。短い名前は読みやすくするためだけのものです。サーバは同じ Amendment IDを表すのに異なる名前を使うことができ、その名前が一意であることは保証されていません。Amendment IDは、Amendmentの短い名前のSHA-512Halfハッシュでなければなりません。 すべてのAmendmentには、16進数の一意な短い名前があります。短い名前は読みやすくするためだけのものです。サーバは同じ Amendment IDを表すのに異なる名前を使うことができ、その名前が一意であることは保証されていません。Amendment IDは、Amendmentの短い名前のSHA-512Halfハッシュでなければなりません。
@@ -33,7 +33,7 @@ Amendmentのコードがソフトウェアリリースに組み込まれた後
* `tfLostMajority`フラグはAmendmentへの支持が80%以下になったことを意味します。 * `tfLostMajority`フラグはAmendmentへの支持が80%以下になったことを意味します。
* フラグなしは、Amendmentが有効であることを意味します。 * フラグなしは、Amendmentが有効であることを意味します。
**注記:** Amendmentが有効化されるために必要な2週間の期間に達したのと同一のレジャーで、80%の支持を失う可能性があります。このような場合、両方のシナリオで `EnableAmendment`擬似トランザクションが追加されますが、最終的にそのAmendmentは有効になります。 {% admonition type="info" name="注記" %}Amendmentが有効化されるために必要な2週間の期間に達したのと同一のレジャーで、80%の支持を失う可能性があります。このような場合、両方のシナリオで `EnableAmendment`擬似トランザクションが追加されますが、最終的にそのAmendmentは有効になります。{% /admonition %}
4. **フラグレジャー +2:** Amendmentが有効になった場合、このレジャー以降のトランザクションに適用されます。 4. **フラグレジャー +2:** Amendmentが有効になった場合、このレジャー以降のトランザクションに適用されます。
@@ -42,7 +42,7 @@ Amendmentのコードがソフトウェアリリースに組み込まれた後
`rippled`の各バージョンは、[既知のAmendment](/resources/known-amendments.md)のリストとそれらのAmendmentを実装するためのコードでコンパイルされています。`rippled`バリデータのオペレータは、各Amendmentに投票するようにサーバを設定し、いつでも変更することができます。オペレータが投票を選択しない場合、サーバはソースコードで定義されたデフォルトの投票を使用します。 `rippled`の各バージョンは、[既知のAmendment](/resources/known-amendments.md)のリストとそれらのAmendmentを実装するためのコードでコンパイルされています。`rippled`バリデータのオペレータは、各Amendmentに投票するようにサーバを設定し、いつでも変更することができます。オペレータが投票を選択しない場合、サーバはソースコードで定義されたデフォルトの投票を使用します。
**注記:** デフォルトの投票はソフトウェアのリリースごとに変更される可能性があります。{% badge href="https://github.com/XRPLF/rippled/releases/tag/1.8.1" %}更新: rippled 1.8.1{% /badge %} {% admonition type="info" name="注記" %}デフォルトの投票はソフトウェアのリリースごとに変更される可能性があります。{% badge href="https://github.com/XRPLF/rippled/releases/tag/1.8.1" %}更新: rippled 1.8.1{% /badge %}{% /admonition %}
Amendmentが有効になるには、信頼できるバリデータの80%超から2週間の支持を得なければなりません。支持率が80%以下となると、そのAmendmentは一時的に却下され、再び2週間の支持が必要となります。Amendmentは、恒久的に有効になるまで、何度でも過半数を獲得したり失ったりすることができます。 Amendmentが有効になるには、信頼できるバリデータの80%超から2週間の支持を得なければなりません。支持率が80%以下となると、そのAmendmentは一時的に却下され、再び2週間の支持が必要となります。Amendmentは、恒久的に有効になるまで、何度でも過半数を獲得したり失ったりすることができます。

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@@ -50,7 +50,7 @@ XRP Ledgerネットワーク内の一部のサーバは、「すべての履歴
XRP Ledger財団は、コミュニティメンバーが運営する一連の全履歴サーバへのアクセスを提供しています詳細は[xrplcluster.com](https://xrplcluster.com)を参照)。 XRP Ledger財団は、コミュニティメンバーが運営する一連の全履歴サーバへのアクセスを提供しています詳細は[xrplcluster.com](https://xrplcluster.com)を参照)。
また、Ripple社は公開サービスとして、`s2.ripple.com`に一連の公開全履歴サーバを提供しています。 また、Ripple社は公開サービスとして、`s2.ripple.com`に一連の公開全履歴サーバを提供しています。
**ヒント:** 一部の暗号資産ネットワークとは異なり、XRP Ledgerのサーバは、現在の状態を認識して最新のトランザクションを把握するのにすべての履歴を必要としません。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}一部の暗号資産ネットワークとは異なり、XRP Ledgerのサーバは、現在の状態を認識して最新のトランザクションを把握するのにすべての履歴を必要としません。{% /admonition %}
すべての履歴の設定については、[完全な履歴の設定](../../infrastructure/configuration/data-retention/configure-full-history.md)をご覧ください。 すべての履歴の設定については、[完全な履歴の設定](../../infrastructure/configuration/data-retention/configure-full-history.md)をご覧ください。

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@@ -22,7 +22,7 @@ XRP Ledgerコミュニティのメンバーが、メインネットに影響を
テスト用XRPは、XRP Ledgerの実験やアプリケーションの開発、統合に興味のある人々に[無償で提供](/resources/dev-tools/xrp-faucets)されています。テスト用のXRPは実際には価値を持たず、ネットワークがリセットされると失われます。 テスト用XRPは、XRP Ledgerの実験やアプリケーションの開発、統合に興味のある人々に[無償で提供](/resources/dev-tools/xrp-faucets)されています。テスト用のXRPは実際には価値を持たず、ネットワークがリセットされると失われます。
**注意:** XRP Ledgerメインネットとは異なり、テストネットワークは通常「中央集権型」であり、これらのネットワークの安定性や可用性については保証されていません。これらのネットワークは、サーバ構成、ネットワークトポロジー、ネットワークパフォーマンスのさまざまな特性をテストする目的でこれまで使用され、またこれからも同様に使用されます。 {% admonition type="warning" name="注意" %}XRP Ledgerメインネットとは異なり、テストネットワークは通常「中央集権型」であり、これらのネットワークの安定性や可用性については保証されていません。これらのネットワークは、サーバ構成、ネットワークトポロジー、ネットワークパフォーマンスのさまざまな特性をテストする目的でこれまで使用され、またこれからも同様に使用されます。{% /admonition %}
## 並列ネットワークとコンセンサス ## 並列ネットワークとコンセンサス

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@@ -76,7 +76,7 @@ protocol = peer
`rippled`サーバが「プライベート」サーバとして動作するように設定し、そのIPアドレスを非公開にすることができます。これは、信頼できるバリデータなどの重要な`rippled`サーバへのサービス拒否攻撃や侵入の試みに対する予防対策として有用です。ピアツーピアネットワークに参加するには、プライベートサーバは1つ以上の非プライベートサーバに接続するように設定されている必要があります。この非プライベートサーバにより、メッセージがネットワークのその他の部分へ中継されます。 `rippled`サーバが「プライベート」サーバとして動作するように設定し、そのIPアドレスを非公開にすることができます。これは、信頼できるバリデータなどの重要な`rippled`サーバへのサービス拒否攻撃や侵入の試みに対する予防対策として有用です。ピアツーピアネットワークに参加するには、プライベートサーバは1つ以上の非プライベートサーバに接続するように設定されている必要があります。この非プライベートサーバにより、メッセージがネットワークのその他の部分へ中継されます。
**注意:** [固定ピア](#固定ピアとピアリザベーション)を使用せずにプライベートサーバを構成すると、サーバはネットワークに接続できないため、ネットワークの状態を認識したり、トランザクションをブロードキャストしたり、コンセンサスプロセスに参加したりすることができません。 {% admonition type="warning" name="注意" %}[固定ピア](#固定ピアとピアリザベーション)を使用せずにプライベートサーバを構成すると、サーバはネットワークに接続できないため、ネットワークの状態を認識したり、トランザクションをブロードキャストしたり、コンセンサスプロセスに参加したりすることができません。{% /admonition %}
サーバをプライベートサーバとして設定すると次のさまざまな影響が生じます。 サーバをプライベートサーバとして設定すると次のさまざまな影響が生じます。
@@ -86,7 +86,7 @@ protocol = peer
プライベートサーバの設定に関係なく、バリデータは常にそのピアに対し、バリデータのIPアドレスを非公開にするように指示します。これにより、バリデータがサービス拒否攻撃を受け過剰な負荷がかかることから保護されます。{% badge href="https://github.com/XRPLF/rippled/releases/tag/1.2.1" %}新規: rippled 1.2.1{% /badge %} プライベートサーバの設定に関係なく、バリデータは常にそのピアに対し、バリデータのIPアドレスを非公開にするように指示します。これにより、バリデータがサービス拒否攻撃を受け過剰な負荷がかかることから保護されます。{% badge href="https://github.com/XRPLF/rippled/releases/tag/1.2.1" %}新規: rippled 1.2.1{% /badge %}
**注意:** サーバのソースコードを改ざんして、サーバがこのリクエストを無視し、直近のピアのIPアドレスを共有する可能性があります。プライベートサーバを、このように改ざんされていないことが確認されているサーバにのみ接続するように設定してください。 {% admonition type="warning" name="注意" %}サーバのソースコードを改ざんして、サーバがこのリクエストを無視し、直近のピアのIPアドレスを共有する可能性があります。プライベートサーバを、このように改ざんされていないことが確認されているサーバにのみ接続するように設定してください。{% /admonition %}
### ピア接続設定のメリットとデメリット ### ピア接続設定のメリットとデメリット

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@@ -84,7 +84,7 @@ XRP Ledgerの堅牢性は、他のバリデータが共謀しないことをそ
- [新しいジェネシスレジャー](../../infrastructure/testing-and-auditing/start-a-new-genesis-ledger-in-stand-alone-mode.md)を最初から作成する。 - [新しいジェネシスレジャー](../../infrastructure/testing-and-auditing/start-a-new-genesis-ledger-in-stand-alone-mode.md)を最初から作成する。
- ディスクから[既存のレジャーバージョンを読み込み](../../infrastructure/testing-and-auditing/load-a-saved-ledger-in-stand-alone-mode.md)、特定のトランザクションを再生して、その結果を再現したり、他の可能性をテストする。 - ディスクから[既存のレジャーバージョンを読み込み](../../infrastructure/testing-and-auditing/load-a-saved-ledger-in-stand-alone-mode.md)、特定のトランザクションを再生して、その結果を再現したり、他の可能性をテストする。
**注意:** スタンドアロンモードでは[レジャーを手動で進める](../../infrastructure/testing-and-auditing/advance-the-ledger-in-stand-alone-mode.md)必要があります。 {% admonition type="warning" name="注意" %}スタンドアロンモードでは[レジャーを手動で進める](../../infrastructure/testing-and-auditing/advance-the-ledger-in-stand-alone-mode.md)必要があります。{% /admonition %}
## 関連項目 ## 関連項目

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@@ -25,7 +25,7 @@ Checksは[Escrow](escrow.md)と[Payment Channel](../../tutorials/how-tos/use-spe
* EscrowではXRPを自分自身に送金できます。ChecksではXRPを自身に送金することはできません。 * EscrowではXRPを自分自身に送金できます。ChecksではXRPを自身に送金することはできません。
**注記:** [Checks Amendment][] により、[OfferCreate][]トランザクションの有効期限が変更されます。詳細は[オファーの有効期限](../tokens/decentralized-exchange/offers.md#オファーの有効期限)をご覧ください。 {% admonition type="info" name="注記" %}[Checks Amendment][] により、[OfferCreate][]トランザクションの有効期限が変更されます。詳細は[オファーの有効期限](../tokens/decentralized-exchange/offers.md#オファーの有効期限)をご覧ください。{% /admonition %}
## Checksを利用する理由 ## Checksを利用する理由

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@@ -23,7 +23,7 @@ seo:
上記のトランザクション指示によって、以下のように実行されます。rf1Bi ...からra5nK... にPaymentを送信することで、ちょうど13 XRPが送金されます。トランザクションが正常に処理されると、その内容が正確に実行されます。新しいレジャーバージョンが[検証済み](../consensus-protocol/index.md)になるまでに、通常約4秒かかるため、現在処理中のレジャーの後にレジャーバージョンのキューに入れられても、正常なトランザクションを作成、送信、実行後、8秒以内に最終結果を出すことができます。 上記のトランザクション指示によって、以下のように実行されます。rf1Bi ...からra5nK... にPaymentを送信することで、ちょうど13 XRPが送金されます。トランザクションが正常に処理されると、その内容が正確に実行されます。新しいレジャーバージョンが[検証済み](../consensus-protocol/index.md)になるまでに、通常約4秒かかるため、現在処理中のレジャーの後にレジャーバージョンのキューに入れられても、正常なトランザクションを作成、送信、実行後、8秒以内に最終結果を出すことができます。
**注意:** [Paymentトランザクションタイプ][Payment]は、[通貨間の支払い](cross-currency-payments.md)や[Partial Payment](partial-payments.md)を含む、より特殊な支払いにも使用できます。Partial Paymentの場合、トランザクションで非常に少ない金額しか送金しなかった場合でも、多額のXRPが`Amount`に表示される可能性があります。誤った金額を顧客に入金しないようにする方法については、[Partial Paymentの悪用](partial-payments.md#partial-paymentの悪用)をご覧ください。 {% admonition type="warning" name="注意" %}[Paymentトランザクションタイプ][Payment]は、[通貨間の支払い](cross-currency-payments.md)や[Partial Payment](partial-payments.md)を含む、より特殊な支払いにも使用できます。Partial Paymentの場合、トランザクションで非常に少ない金額しか送金しなかった場合でも、多額のXRPが`Amount`に表示される可能性があります。誤った金額を顧客に入金しないようにする方法については、[Partial Paymentの悪用](partial-payments.md#partial-paymentの悪用)をご覧ください。{% /admonition %}
XRP間の直接支払いではPartial Paymentは使用できませんが、Partial Paymentでは複数の送金元通貨から変換後にXRPを送金できます。 XRP間の直接支払いではPartial Paymentは使用できませんが、Partial Paymentでは複数の送金元通貨から変換後にXRPを送金できます。

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@@ -32,7 +32,7 @@ XRP Ledgerは3つの種類のEscrowをサポートします。
3. 受取人はXRPを受け渡すために`EscrowFinish`トランザクションを送信します。条件が満たされた場合、`Escrow`オブジェクトは破棄され、XRPは受取人に引き渡されます。 3. 受取人はXRPを受け渡すために`EscrowFinish`トランザクションを送信します。条件が満たされた場合、`Escrow`オブジェクトは破棄され、XRPは受取人に引き渡されます。
**注記:** Escrowに有効期限があり、それまでに正常に終了しなかった場合、Escrowは期限切れになります。期限切れのEscrowは`EscrowCancel`トランザクションがそれをキャンセルするまで台帳に残り、`Escrow`オブジェクトを破棄してXRPを送信者に返します。 {% admonition type="info" name="注記" %}Escrowに有効期限があり、それまでに正常に終了しなかった場合、Escrowは期限切れになります。期限切れのEscrowは`EscrowCancel`トランザクションがそれをキャンセルするまで台帳に残り、`Escrow`オブジェクトを破棄してXRPを送信者に返します。{% /admonition %}
## 状態遷移図 ## 状態遷移図
@@ -68,7 +68,7 @@ Crypto-conditionを使用する場合、Crypto-conditionフルフィルメント
必要となる追加のトランザクションコストは、フルフィルメントのサイズに比例します。現時点では、フルフィルメントのあるEscrowFinishでは最小トランザクションコストとして、**330 drop[XRPのdrop数](../../references/protocol/data-types/basic-data-types.md#通貨額の指定)と、フルフィルメントのサイズで16バイトあたり10 drop**が必要です。 必要となる追加のトランザクションコストは、フルフィルメントのサイズに比例します。現時点では、フルフィルメントのあるEscrowFinishでは最小トランザクションコストとして、**330 drop[XRPのdrop数](../../references/protocol/data-types/basic-data-types.md#通貨額の指定)と、フルフィルメントのサイズで16バイトあたり10 drop**が必要です。
**注記:** 上記の式は、トランザクションのリファレンスコストが10 dropであることを前提としています。 {% admonition type="info" name="注記" %}上記の式は、トランザクションのリファレンスコストが10 dropであることを前提としています。{% /admonition %}
[手数料投票](../consensus-protocol/fee-voting.md)により`reference_fee`の値が変更される場合、この式は新しいリファレンスコストに基づいてスケーリングされます。フルフィルメントのあるEscrowFinishトランザクションの公式は次のとおりです。 [手数料投票](../consensus-protocol/fee-voting.md)により`reference_fee`の値が変更される場合、この式は新しいリファレンスコストに基づいてスケーリングされます。フルフィルメントのあるEscrowFinishトランザクションの公式は次のとおりです。

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@@ -29,7 +29,7 @@ Amount+(手数料)=(送金額)≤ SendMax
この式の「手数料」は、[送金手数料](../tokens/transfer-fees.md)と通貨の為替レートを指します。送金額(`Amount`の通貨は、送金側と受取側で異なる通貨建てにすることができ、XRP Ledgerの分散型取引所でオファーを消費することにより交換されます。 この式の「手数料」は、[送金手数料](../tokens/transfer-fees.md)と通貨の為替レートを指します。送金額(`Amount`の通貨は、送金側と受取側で異なる通貨建てにすることができ、XRP Ledgerの分散型取引所でオファーを消費することにより交換されます。
**注記:** トランザクションの`Fee`フィールドが参照するXRP[トランザクションコスト](../transactions/transaction-cost.md)は、トランザクションをネットワークに中継するために消却されます。トランザクションコストは、常に指定通りの額が送金元から引き落とされ、あらゆるタイプの支払の手数料計算とは完全に切り離されています。 {% admonition type="info" name="注記" %}トランザクションの`Fee`フィールドが参照するXRP[トランザクションコスト](../transactions/transaction-cost.md)は、トランザクションをネットワークに中継するために消却されます。トランザクションコストは、常に指定通りの額が送金元から引き落とされ、あらゆるタイプの支払の手数料計算とは完全に切り離されています。{% /admonition %}
### Partial Paymentを使用する場合 ### Partial Paymentを使用する場合

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@@ -10,7 +10,7 @@ seo:
XRP Ledgerには、世界でおそらく最も古い _分散型取引所_ (「DEX」と略されることもあります)があり、2012年のXRP Ledgerのローンチ以来、現在まで稼働し続けています。この取引所では、ユーザが[トークン](../index.md)をXRPや他のトークンと売買することができ、ネットワーク自体に課される[手数料](../../transactions/fees.md)はごく僅かです。(いかなる当事者にも支払われることはありません) XRP Ledgerには、世界でおそらく最も古い _分散型取引所_ (「DEX」と略されることもあります)があり、2012年のXRP Ledgerのローンチ以来、現在まで稼働し続けています。この取引所では、ユーザが[トークン](../index.md)をXRPや他のトークンと売買することができ、ネットワーク自体に課される[手数料](../../transactions/fees.md)はごく僅かです。(いかなる当事者にも支払われることはありません)
**注意:** 誰でも好きな通貨コードやティッカーシンボルで[トークンを発行](../../../tutorials/how-tos/use-tokens/issue-a-fungible-token.md)して、分散型取引所で販売することができます。トークンを購入する前に必ずデューデリジェンスを行い、発行者に注意を払うようにしてください。さもなければ、価値あるものを手放し、それと引き換えに価値のないトークンを受け取ることになるかもしれません。 {% admonition type="warning" name="注意" %}誰でも好きな通貨コードやティッカーシンボルで[トークンを発行](../../../tutorials/how-tos/use-tokens/issue-a-fungible-token.md)して、分散型取引所で販売することができます。トークンを購入する前に必ずデューデリジェンスを行い、発行者に注意を払うようにしてください。さもなければ、価値あるものを手放し、それと引き換えに価値のないトークンを受け取ることになるかもしれません。{% /admonition %}
## 構造 ## 構造
@@ -40,7 +40,7 @@ XRP Ledgerのすべての変更がそうであるように、取引を行うに
同じ台帳でTranの直後に実行されたものも含め、その後の取引は更新されたオーダーブックを使って行われるため、Tranのオファーが全額約定するかTranがキャンセルするまで、その一部または全額を約定することができます。 同じ台帳でTranの直後に実行されたものも含め、その後の取引は更新されたオーダーブックを使って行われるため、Tranのオファーが全額約定するかTranがキャンセルするまで、その一部または全額を約定することができます。
**注記:** 元帳がクローズされ、検証される際の取引の実行順序は、取引が送信された順序と同じではありません。複数のトランザクションが同じ台帳の同じオーダーブックに影響を与える場合、それらのトランザクションの最終結果は、トランザクション送信時に計算された暫定的な結果とは大きく異なる可能性があります。取引結果が確定する場合、確定しない場合の詳細については、[結果のファイナリティー](../../transactions/finality-of-results/index.md)をご覧ください。 {% admonition type="info" name="注記" %}元帳がクローズされ、検証される際の取引の実行順序は、取引が送信された順序と同じではありません。複数のトランザクションが同じ台帳の同じオーダーブックに影響を与える場合、それらのトランザクションの最終結果は、トランザクション送信時に計算された暫定的な結果とは大きく異なる可能性があります。取引結果が確定する場合、確定しない場合の詳細については、[結果のファイナリティー](../../transactions/finality-of-results/index.md)をご覧ください。{% /admonition %}
## 制限事項 ## 制限事項

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@@ -92,7 +92,7 @@ Offerオブジェクトは、他のオファーやクロスカレンシー決済
これは、ネットワークのコンセンサス形成の仕組みによるものです。ピアツーピアネットワーク全体が合意に達するには、トランザクションを実行する際に、すべてのサーバがどのオファーが期限切れであるかに合意する必要があります。個々のサーバはシステム時刻の設定にわずかな違いがあるため、各サーバが「現在」時刻を使用した場合、どのオファーが期限切れであるかについて同じ結論に達しない可能性があります。台帳のクローズ時刻は、その台帳のトランザクションが実行されるまで分からないため、サーバは「前の台帳」の正式なクローズ時刻を代わりに使用します。[台帳のクローズ時刻は丸められます](../../ledgers/ledger-close-times.md)。このため、オファーが期限切れかどうかを判断するための時刻と実世界の時刻の差が生じる場合があるのです。 これは、ネットワークのコンセンサス形成の仕組みによるものです。ピアツーピアネットワーク全体が合意に達するには、トランザクションを実行する際に、すべてのサーバがどのオファーが期限切れであるかに合意する必要があります。個々のサーバはシステム時刻の設定にわずかな違いがあるため、各サーバが「現在」時刻を使用した場合、どのオファーが期限切れであるかについて同じ結論に達しない可能性があります。台帳のクローズ時刻は、その台帳のトランザクションが実行されるまで分からないため、サーバは「前の台帳」の正式なクローズ時刻を代わりに使用します。[台帳のクローズ時刻は丸められます](../../ledgers/ledger-close-times.md)。このため、オファーが期限切れかどうかを判断するための時刻と実世界の時刻の差が生じる場合があるのです。
**注記:** 期限切れのOfferオブジェクトは、トランザクションによって削除されるまで、台帳内に残ります。それまでは、APIから取得したデータ[ledger_entryメソッド][]などを使用に表示され続ける可能性があります。トランザクションは、有効期限が切れたOfferオブジェクトや資金不足のOfferオブジェクトを見つけると自動的に削除します。通常、オファーやクロスカレンシー決済を実行すると、そのOfferオブジェクトはマッチングまたはキャンセルされます。Offerオブジェクトに対応する所有者準備金は、Offerオブジェクトが実際に削除されたときにのみ再び利用可能になります。 {% admonition type="info" name="注記" %}期限切れのOfferオブジェクトは、トランザクションによって削除されるまで、台帳内に残ります。それまでは、APIから取得したデータ[ledger_entryメソッド][]などを使用に表示され続ける可能性があります。トランザクションは、有効期限が切れたOfferオブジェクトや資金不足のOfferオブジェクトを見つけると自動的に削除します。通常、オファーやクロスカレンシー決済を実行すると、そのOfferオブジェクトはマッチングまたはキャンセルされます。Offerオブジェクトに対応する所有者準備金は、Offerオブジェクトが実際に削除されたときにのみ再び利用可能になります。{% /admonition %}
## 関連項目 ## 関連項目

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@@ -17,7 +17,7 @@ XRP Ledgerの認可トラストライン機能により、発行者は、発行
トラストラインを認可するためのトランザクションは、発行アドレスの署名が必要であり、残念ながらそのアドレスのリスクエクスポージャーが増加することを意味します。 トラストラインを認可するためのトランザクションは、発行アドレスの署名が必要であり、残念ながらそのアドレスのリスクエクスポージャーが増加することを意味します。
**注意:** Require Authを有効にできるのは、アカウントにトラストラインがなく、XRP LedgerにOffersがない場合だけなので、トークンの発行前に使用するかどうかを決定する必要があります。 {% admonition type="warning" name="注意" %}Require Authを有効にできるのは、アカウントにトラストラインがなく、XRP LedgerにOffersがない場合だけなので、トークンの発行前に使用するかどうかを決定する必要があります。{% /admonition %}
## ステーブルコインの発行 ## ステーブルコインの発行
@@ -28,7 +28,7 @@ XRP Ledger上のステーブルコインと認可トラストラインの使用
3. 顧客は[TrustSetトランザクション][]を送信し、発行者のアドレスにトラストラインを作成し、正のリミットを設定します。 3. 顧客は[TrustSetトランザクション][]を送信し、発行者のアドレスにトラストラインを作成し、正のリミットを設定します。
4. 発行者はTrustSetトランザクションを送信し、顧客のトラストラインを認可します。 4. 発行者はTrustSetトランザクションを送信し、顧客のトラストラインを認可します。
**ヒント:** 2つのTrustSetトランザクションステップ3および4は、どちらの順序で発生しても構いません。発行者がトラストラインを先に認可した場合、これにより限度額が0に設定されたトラストラインが作成され、顧客のTrustSetトランザクションは、事前に認可されたトラストラインの限度額を設定することになります。([TrustSetAuth amendment][]により追加されました。)_ {% admonition type="success" name="ヒント" %}2つのTrustSetトランザクションステップ3および4は、どちらの順序で発生しても構いません。発行者がトラストラインを先に認可した場合、これにより限度額が0に設定されたトラストラインが作成され、顧客のTrustSetトランザクションは、事前に認可されたトラストラインの限度額を設定することになります。([TrustSetAuth amendment][]により追加されました。)_{% /admonition %}
## 注意事項 ## 注意事項
認可トラストラインを使用するつもりがない場合でも、[運用アカウントと予備アカウント](../../accounts/account-types.md)のRequire Auth設定を有効にし、これらのアカウントにトラストラインを認可させないようにすることができます。これは、これらのアカウントが誤ってトークンを発行することを防止しますたとえば、ユーザが誤って間違ったアドレスをトラストしてしまった場合など。これはあくまで予防措置であり、運用アカウントと予備アカウントが意図したとおりに _発行者の_ トークンを転送することを止めるものではありません。 認可トラストラインを使用するつもりがない場合でも、[運用アカウントと予備アカウント](../../accounts/account-types.md)のRequire Auth設定を有効にし、これらのアカウントにトラストラインを認可させないようにすることができます。これは、これらのアカウントが誤ってトークンを発行することを防止しますたとえば、ユーザが誤って間違ったアドレスをトラストしてしまった場合など。これはあくまで予防措置であり、運用アカウントと予備アカウントが意図したとおりに _発行者の_ トークンを転送することを止めるものではありません。

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@@ -14,7 +14,7 @@ labels:
発行者は、発行アカウントで**Allow Clawback**フラグを有効にすることで、トークンを回収する権限を得ることができます。発行者がすでにトークンを発行している場合、このフラグを有効にすることはできません。 発行者は、発行アカウントで**Allow Clawback**フラグを有効にすることで、トークンを回収する権限を得ることができます。発行者がすでにトークンを発行している場合、このフラグを有効にすることはできません。
**注記:** アカウント自身が発行したトークンのみを回収することができます。この方法でXRPを回収することはできません。 {% admonition type="info" name="注記" %}アカウント自身が発行したトークンのみを回収することができます。この方法でXRPを回収することはできません。{% /admonition %}
Clawback機能はデフォルトで無効になっています。使用するには、[AccountSetトランザクション][]を送信して、**Allow Trust Line Clawback**設定を有効にする必要があります。**既存のトークンを持つ発行者はClawback機能を有効にすることはできません**。**Allow Trust Line Clawback**を有効にできるのは、所有者ディレクトリが完全に空の場合のみです。つまり、トラストライン、オファー、エスクロー、ペイメントチャネル、チェック、または署名者リストを設定する前に有効にする必要があります。 Clawback機能はデフォルトで無効になっています。使用するには、[AccountSetトランザクション][]を送信して、**Allow Trust Line Clawback**設定を有効にする必要があります。**既存のトークンを持つ発行者はClawback機能を有効にすることはできません**。**Allow Trust Line Clawback**を有効にできるのは、所有者ディレクトリが完全に空の場合のみです。つまり、トラストライン、オファー、エスクロー、ペイメントチャネル、チェック、または署名者リストを設定する前に有効にする必要があります。

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@@ -7,7 +7,7 @@ status: removed
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# デマレージ # デマレージ
**注意:** デマレージは非推奨の機能であり、継続的なサポートはありません。このページでは、旧バージョンのXRP Ledgerソフトウェアの過去の動作について説明します。 {% admonition type="warning" name="注意" %}デマレージは非推奨の機能であり、継続的なサポートはありません。このページでは、旧バージョンのXRP Ledgerソフトウェアの過去の動作について説明します。{% /admonition %}
[デマレージ](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B8) とは、保有資産にかかるマイナスの金利で、その資産を保有するためのコストを表すものです。 XRP Ledgerで発行された通貨のデマレージを表現するために、デマレージレートを示すカスタム[通貨コード](../../../references/protocol/data-types/currency-formats.md#通貨コード) を使って追跡することができます。 これによって、様々なデマレージの量に対応した別々のバージョンの通貨が効果的に作成されます。クライアントアプリケーションは、通貨コードと一緒に年率でデマレージ通貨コードを表現することによって、これをサポートすることができます。例えば、以下のようになります。"XAU (-0.5%pa)". [デマレージ](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B8) とは、保有資産にかかるマイナスの金利で、その資産を保有するためのコストを表すものです。 XRP Ledgerで発行された通貨のデマレージを表現するために、デマレージレートを示すカスタム[通貨コード](../../../references/protocol/data-types/currency-formats.md#通貨コード) を使って追跡することができます。 これによって、様々なデマレージの量に対応した別々のバージョンの通貨が効果的に作成されます。クライアントアプリケーションは、通貨コードと一緒に年率でデマレージ通貨コードを表現することによって、これをサポートすることができます。例えば、以下のようになります。"XAU (-0.5%pa)".
@@ -15,7 +15,7 @@ status: removed
XRP Ledgerのすべての金額を継続的に更新するのではなく、有利子通貨や減耗通貨の金額を2種類の金額に分割する方法です。XRP Ledgerに記録される「レジャー値」と、人に見せる「表示値」の2種類に分けます。「レジャー値」は、ある一定時点、すなわち2000年1月1日午前0時の「リップルエポック」での通貨の価値を表しています。「表示値」は、リップルエポックからその時点までの連続した利息やデマレージを計算した後の時点通常は現在時刻での金額を表しています。 XRP Ledgerのすべての金額を継続的に更新するのではなく、有利子通貨や減耗通貨の金額を2種類の金額に分割する方法です。XRP Ledgerに記録される「レジャー値」と、人に見せる「表示値」の2種類に分けます。「レジャー値」は、ある一定時点、すなわち2000年1月1日午前0時の「リップルエポック」での通貨の価値を表しています。「表示値」は、リップルエポックからその時点までの連続した利息やデマレージを計算した後の時点通常は現在時刻での金額を表しています。
**ヒント:** デマレージはインフレに似ていると考えることができます。インフレの影響を受けたすべての資産の価値は時間とともに減少しますが、レジャーには常に2000年の値で金額が記録されます。これは実際のインフレを反映しているわけではなく、デマレージはむしろ一定の割合での仮想的なインフレのようなものです。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}デマレージはインフレに似ていると考えることができます。インフレの影響を受けたすべての資産の価値は時間とともに減少しますが、レジャーには常に2000年の値で金額が記録されます。これは実際のインフレを反映しているわけではなく、デマレージはむしろ一定の割合での仮想的なインフレのようなものです。{% /admonition %}
したがって、クライアントソフトウェアは2つの変換を適用する必要があります。 したがって、クライアントソフトウェアは2つの変換を適用する必要があります。
@@ -69,7 +69,7 @@ D = A × ( e ^ (t ÷ τ) )
3. その数値の自然対数をとります。例えば、**ln(0.995) = -0.005012541823544286** となります。(この数値は、当初の金利がプラスであればプラス、マイナスであればマイナスになります)。 3. その数値の自然対数をとります。例えば、**ln(0.995) = -0.005012541823544286** となります。(この数値は、当初の金利がプラスであればプラス、マイナスであればマイナスになります)。
4. 1年間の秒数31536000を、前のステップの自然対数の結果で割ってください。例えば、**31536000 ÷ -0.005012541823544286 = -6291418827.045599** となります。この結果が、e倍加時間です。 4. 1年間の秒数31536000を、前のステップの自然対数の結果で割ってください。例えば、**31536000 ÷ -0.005012541823544286 = -6291418827.045599** となります。この結果が、e倍加時間です。
**注記:** XRP Ledgerの利息・デマレージルールでは、慣習上、1年あたりの固定秒数31536000が使用されており、閏日や閏秒の調整は行われていません。 {% admonition type="info" name="注記" %}XRP Ledgerの利息・デマレージルールでは、慣習上、1年あたりの固定秒数31536000が使用されており、閏日や閏秒の調整は行われていません。{% /admonition %}
## クライアントサポート ## クライアントサポート

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@@ -12,7 +12,7 @@ labels:
特定のケースでは、法的要件への準拠や、疑わしい活動の調査のために、取引所またはゲートウェイが、XRP以外のトークンの残高を急きょ凍結することがあります。 特定のケースでは、法的要件への準拠や、疑わしい活動の調査のために、取引所またはゲートウェイが、XRP以外のトークンの残高を急きょ凍結することがあります。
**ヒント:** 誰もXRP LedgerのXRPを凍結することはできません。しかし、カストディアル取引所は、自らの裁量で常に保管資金を凍結することができます。詳しくは、[凍結に関するよくある誤解](common-misconceptions-about-freezes.md)をご覧ください。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}誰もXRP LedgerのXRPを凍結することはできません。しかし、カストディアル取引所は、自らの裁量で常に保管資金を凍結することができます。詳しくは、[凍結に関するよくある誤解](common-misconceptions-about-freezes.md)をご覧ください。{% /admonition %}
凍結については、3種類の設定があります。 凍結については、3種類の設定があります。

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@@ -40,7 +40,7 @@ XRPは任意のアドレスに直接送金できるため、[XRP間のトラン
署名時に`rippled`によりパスが自動的に入力されるようにするには、[signメソッド][]または[`submit`コマンド(署名と送信モード)](../../../references/http-websocket-apis/public-api-methods/transaction-methods/submit.md#署名と送信モード)へのリクエストに`build_path`フィールドを指定します。ただし、トラブルを回避するために、署名前にPathfindingを個別に実行し、結果を確認することが推奨されます。 署名時に`rippled`によりパスが自動的に入力されるようにするには、[signメソッド][]または[`submit`コマンド(署名と送信モード)](../../../references/http-websocket-apis/public-api-methods/transaction-methods/submit.md#署名と送信モード)へのリクエストに`build_path`フィールドを指定します。ただし、トラブルを回避するために、署名前にPathfindingを個別に実行し、結果を確認することが推奨されます。
**注意:** `rippled`は可能な限り低コストのパスを検出するように設計されていますが、常にこのようなパスを検出できるわけではありません。信頼できない`rippled`インスタンスが改ざんされ、利益目的でこの動作が変更される可能性もあります。パスに沿った支払いの実行にかかる実際のコストは、送信時とトランザクション実行時で異なることがあります。 {% admonition type="warning" name="注意" %}`rippled`は可能な限り低コストのパスを検出するように設計されていますが、常にこのようなパスを検出できるわけではありません。信頼できない`rippled`インスタンスが改ざんされ、利益目的でこの動作が変更される可能性もあります。パスに沿った支払いの実行にかかる実際のコストは、送信時とトランザクション実行時で異なることがあります。{% /admonition %}
パスの検出は、新しいレジャーが検証されるたびに数秒ごとに変化する非常に難しい課題であるため、`rippled`は完全に最適なパスを検出するようには設計されていません。ただし、いくつかの有効なパスを検出し、特定額の送金コストを推定することができます。 パスの検出は、新しいレジャーが検証されるたびに数秒ごとに変化する非常に難しい課題であるため、`rippled`は完全に最適なパスを検出するようには設計されていません。ただし、いくつかの有効なパスを検出し、特定額の送金コストを推定することができます。

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@@ -15,7 +15,7 @@ Ripplingは、支払[パス](paths.md)でのみ発生します。[XRP間の直
発行アカウント以外のアカウントでは、Ripplingが望ましくない場合があります。Ripplingを使えば、他のユーザが同一通貨のイシュアー間で債権債務を移動できるようになるためです。このため、アカウントの[DefaultRippleフラグ](#defaultrippleフラグ)を有効にして、アカウントがデフォルトでRipplingを有効にしない限り、デフォルトでは[NoRippleフラグ](#norippleフラグ)により着信トラストラインでのRipplingが無効になっています。 発行アカウント以外のアカウントでは、Ripplingが望ましくない場合があります。Ripplingを使えば、他のユーザが同一通貨のイシュアー間で債権債務を移動できるようになるためです。このため、アカウントの[DefaultRippleフラグ](#defaultrippleフラグ)を有効にして、アカウントがデフォルトでRipplingを有効にしない限り、デフォルトでは[NoRippleフラグ](#norippleフラグ)により着信トラストラインでのRipplingが無効になっています。
**注意:** 別のアドレスへのトラストラインを作成する場合、そのトラストラインのあなたの側でRipplingをブロックするには、tfSetNoRippleフラグを明示的に有効にする必要があります。 {% admonition type="warning" name="注意" %}別のアドレスへのトラストラインを作成する場合、そのトラストラインのあなたの側でRipplingをブロックするには、tfSetNoRippleフラグを明示的に有効にする必要があります。{% /admonition %}
## Ripplingの例 ## Ripplingの例

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@@ -96,6 +96,6 @@ Transfer Feesは、ユーザ同士がトークンを送金する際に、一定
トランザクションパラメータ`SendMax`を送信先の`Amount`パラメータよりも`TransferRate`設定に基づく割合で高く設定します。 トランザクションパラメータ`SendMax`を送信先の`Amount`パラメータよりも`TransferRate`設定に基づく割合で高く設定します。
**注記:** 発行アドレスから、または発行アドレスへ直接トークンを送信する場合、送金手数料は適用されません。発行アドレスは、常にそのトークンをXRP Ledgerの額面価格で受け入れなければなりません。つまり、顧客が発行アドレスに直接支払いを送る場合は送金手数料を支払う必要はありませんが、運用アドレスに送る場合は支払う必要があります。両方のアドレスで支払いを受け付ける場合、顧客が運用アドレスに支払いを送る際に、顧客が支払う送金手数料を補うために、記録システムで顧客に入金する金額を調整する必要がある場合があります。 {% admonition type="info" name="注記" %}発行アドレスから、または発行アドレスへ直接トークンを送信する場合、送金手数料は適用されません。発行アドレスは、常にそのトークンをXRP Ledgerの額面価格で受け入れなければなりません。つまり、顧客が発行アドレスに直接支払いを送る場合は送金手数料を支払う必要はありませんが、運用アドレスに送る場合は支払う必要があります。両方のアドレスで支払いを受け付ける場合、顧客が運用アドレスに支払いを送る際に、顧客が支払う送金手数料を補うために、記録システムで顧客に入金する金額を調整する必要がある場合があります。{% /admonition %}
例えば、次のようなものです。ACMEが送金手数料を1に設定した場合、顧客のアドレスからACMEの発行アドレスに5 EUR.ACMEを届けるためのXRP Ledger支払いは、ちょうど5 EUR.ACMEの費用がかかります。しかし、顧客は5 EUR.ACMEをACMEの運用アドレスに届けるために、5.05 EUR.ACMEを送る必要があります。ACMEの運用アドレスへの支払いを顧客に入金する際、ACMEは運用アドレスに届けられた金額と送金手数料を顧客に入金し、顧客はACMEのシステムで5.05ユーロを受け取ることができます。 例えば、次のようなものです。ACMEが送金手数料を1に設定した場合、顧客のアドレスからACMEの発行アドレスに5 EUR.ACMEを届けるためのXRP Ledger支払いは、ちょうど5 EUR.ACMEの費用がかかります。しかし、顧客は5 EUR.ACMEをACMEの運用アドレスに届けるために、5.05 EUR.ACMEを送る必要があります。ACMEの運用アドレスへの支払いを顧客に入金する際、ACMEは運用アドレスに届けられた金額と送金手数料を顧客に入金し、顧客はACMEのシステムで5.05ユーロを受け取ることができます。

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@@ -10,7 +10,7 @@ labels:
XRP以外のすべての資産は、XRP Ledgerでは **トークン** として扱うことができます。通常のトークンは、アカウント間の[トラストライン](fungible-tokens/index.md) と呼ばれる関係で管理されます。すべてのアカウントは、トークンを保有することを許可する他のアカウントにはトークンを発行できますが、トークンを必要としないアカウントに一方的にトークンを配付することはできません。トークンは、台帳の外に存在する資産に裏付けられた「ステーブルコイン」、XRP Ledger上で独自に作成された純粋なデジタルトークン、コミュニティクレジットなど、様々な種類の価値を表すことが出来ます。 XRP以外のすべての資産は、XRP Ledgerでは **トークン** として扱うことができます。通常のトークンは、アカウント間の[トラストライン](fungible-tokens/index.md) と呼ばれる関係で管理されます。すべてのアカウントは、トークンを保有することを許可する他のアカウントにはトークンを発行できますが、トークンを必要としないアカウントに一方的にトークンを配付することはできません。トークンは、台帳の外に存在する資産に裏付けられた「ステーブルコイン」、XRP Ledger上で独自に作成された純粋なデジタルトークン、コミュニティクレジットなど、様々な種類の価値を表すことが出来ます。
**注記:** XRP Ledger上のトークンは、過去に「IOUs」[I-owe-you](https://en.wikipedia.org/wiki/IOU)の略および「発行済み通貨」とも呼ばれてきました。しかし、これらの呼称は、XRP Ledgerのトークンが表すことのできるデジタル資産の全範囲をカバーしていないため、望ましくないとされています。<!-- STYLE_OVERRIDE: ious --> {% admonition type="info" name="注記" %}XRP Ledger上のトークンは、過去に「IOUs」[I-owe-you](https://en.wikipedia.org/wiki/IOU)の略および「発行済み通貨」とも呼ばれてきました。しかし、これらの呼称は、XRP Ledgerのトークンが表すことのできるデジタル資産の全範囲をカバーしていないため、望ましくないとされています。<!-- STYLE_OVERRIDE: ious -->{% /admonition %}
通常のトークンは代替可能です。つまり、同じトークンはすべて代替可能であり、区別がつきません。非代替トークン(NFT)も可能です。XRP Ledgerでのネイティブ対応の詳細については、[非代替トークン(NFT)](nfts/index.md)をご覧ください。 通常のトークンは代替可能です。つまり、同じトークンはすべて代替可能であり、区別がつきません。非代替トークン(NFT)も可能です。XRP Ledgerでのネイティブ対応の詳細については、[非代替トークン(NFT)](nfts/index.md)をご覧ください。
@@ -40,7 +40,7 @@ XRP Ledgerのもう一つの利用方法として、「コミュニティクレ
XRP Ledgerで発行されるトークンには、その他にも使用例があります。例えば、セカンダリアドレスに一定数量の通貨を発行し、発行者に「キーを渡す」ことで、「ICOInitial Coin Offering」を行うことができます。 XRP Ledgerで発行されるトークンには、その他にも使用例があります。例えば、セカンダリアドレスに一定数量の通貨を発行し、発行者に「キーを渡す」ことで、「ICOInitial Coin Offering」を行うことができます。
**警告:** ICOは米国では[証券と見なされ、規制対象となる](https://www.sec.gov/oiea/investor-alerts-and-bulletins/ib_coinofferings)可能性があります。 {% admonition type="danger" name="警告" %}ICOは米国では[証券と見なされ、規制対象となる](https://www.sec.gov/oiea/investor-alerts-and-bulletins/ib_coinofferings)可能性があります。{% /admonition %}
金融サービスビジネスを始める前に、関連規制を調査されることを強くお勧めします。 金融サービスビジネスを始める前に、関連規制を調査されることを強くお勧めします。

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@@ -20,4 +20,4 @@ labels:
この時点で、発行者のアドレスを発行アカウントとする新たなトークンのミントは不可能となります。 この時点で、発行者のアドレスを発行アカウントとする新たなトークンのミントは不可能となります。
**注意** 一度、アカウントを「ブラックホール化」すると、あなた自身を含め、誰も将来のNFTの販売に対するロイヤリティを受け取ることができなくなります。 {% admonition type="warning" name="注意" %}一度、アカウントを「ブラックホール化」すると、あなた自身を含め、誰も将来のNFTの販売に対するロイヤリティを受け取ることができなくなります。{% /admonition %}

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@@ -52,7 +52,7 @@ NFTをミントし、保有し、売買のオファーをする場合、必要
| 合計 | 14 XRP | | 合計 | 14 XRP |
| | | | | |
**注記** 準備金要件ではありませんが、ミントと売却のプロセスにおけるトランザクションの些細な手数料通常12drops、または.000012XRPを負担するために、少なくとも必要準備金より1XRPより多く用意しておきくべきです。 {% admonition type="info" name="注記" %}準備金要件ではありませんが、ミントと売却のプロセスにおけるトランザクションの些細な手数料通常12drops、または.000012XRPを負担するために、少なくとも必要準備金より1XRPより多く用意しておきくべきです。{% /admonition %}
仮に200個のNFTをミントし、それぞれに「NFTokenSellOffer」を作成すると、436XRPもの準備金が必要になります。 仮に200個のNFTをミントし、それぞれに「NFTokenSellOffer」を作成すると、436XRPもの準備金が必要になります。

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@@ -59,7 +59,7 @@ XRPは発行者が存在しないため、送金手数料がかかることは
アカウントの`TransferRate`は[account_infoメソッド][]で誰でも確認できます。もし`TransferRate`が省略されていれば、手数料は無料です。 アカウントの`TransferRate`は[account_infoメソッド][]で誰でも確認できます。もし`TransferRate`が省略されていれば、手数料は無料です。
**注記:** `rippled`v0.80.0で導入され2017-11-14に有効となった[fix1201 Amendment](../networks-and-servers/amendments.md)により、最大送金手数料は実効限度である約329%32ビット整数の最大サイズに基づくから100%に引き下げられました。送金手数料の設定が100%`TransferRate``2000000000`)を上回るアカウントがレジャーにまだ含まれている可能性があります。すでに設定されている手数料はすべて、規定のレートで引き続き運用されます。 {% admonition type="info" name="注記" %}`rippled`v0.80.0で導入され2017-11-14に有効となった[fix1201 Amendment](../networks-and-servers/amendments.md)により、最大送金手数料は実効限度である約329%32ビット整数の最大サイズに基づくから100%に引き下げられました。送金手数料の設定が100%`TransferRate``2000000000`)を上回るアカウントがレジャーにまだ含まれている可能性があります。すでに設定されている手数料はすべて、規定のレートで引き続き運用されます。{% /admonition %}
## クライアントライブラリのサポート ## クライアントライブラリのサポート

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@@ -49,7 +49,7 @@ labels:
- 送金元に十分な資金がないために一時的に失敗した[Paymentトランザクション][]は、必要な資金を送金する別の取引が正規の順序で先に行われることにより、後で成功する可能性があります。逆も同様です。一時的に成功したトランザクションは、必要な資金を送金するトランザクションが標準的な順序に入れられたものの先に来なかったために失敗する可能性があります。 - 送金元に十分な資金がないために一時的に失敗した[Paymentトランザクション][]は、必要な資金を送金する別の取引が正規の順序で先に行われることにより、後で成功する可能性があります。逆も同様です。一時的に成功したトランザクションは、必要な資金を送金するトランザクションが標準的な順序に入れられたものの先に来なかったために失敗する可能性があります。
**ヒント:** 上記の理由により、XRP Ledgerに対してテストを実行しており、同じデータに影響する複数のアカウントがある場合、必ずトランザクション間のレジャーが閉じられるまでお待ちください。[スタンドアロンモード](../../networks-and-servers/rippled-server-modes.md#スタンドアロンモード)のサーバに対してテストを実行する場合は、[レジャーを手動で閉じる](../../../infrastructure/testing-and-auditing/advance-the-ledger-in-stand-alone-mode.md)必要があります。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}上記の理由により、XRP Ledgerに対してテストを実行しており、同じデータに影響する複数のアカウントがある場合、必ずトランザクション間のレジャーが閉じられるまでお待ちください。[スタンドアロンモード](../../networks-and-servers/rippled-server-modes.md#スタンドアロンモード)のサーバに対してテストを実行する場合は、[レジャーを手動で閉じる](../../../infrastructure/testing-and-auditing/advance-the-ledger-in-stand-alone-mode.md)必要があります。{% /admonition %}
## 関連項目 ## 関連項目

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@@ -24,7 +24,7 @@ XRP Ledgerは共有システムとなっていて、すべてのデータが公
- 最近送信したトランザクションの結果を確認する場合、トランザクションの送信時に使用したサーバがネットワークと同期されていれば、そのサーバにアクセスできるだけで十分です。 - 最近送信したトランザクションの結果を確認する場合、トランザクションの送信時に使用したサーバがネットワークと同期されていれば、そのサーバにアクセスできるだけで十分です。
- 古いトランザクションの結果については、[全履歴を記録するサーバ](../../networks-and-servers/ledger-history.md#すべての履歴)を使用できます。 - 古いトランザクションの結果については、[全履歴を記録するサーバ](../../networks-and-servers/ledger-history.md#すべての履歴)を使用できます。
**ヒント:** この他にも、[Data API](../../../references/data-api.md)やエクスポートされた他のデータベースを使用するなど、XRP Ledgerからトランザクションのデータを照会する方法があります。ただし、これらのインターフェイスは正式なものではありません。このドキュメントでは、最も直接的で信頼できる結果を得るために、`rippled` APIを直接使用してデータを確認する方法を説明します。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}この他にも、[Data API](../../../references/data-api.md)やエクスポートされた他のデータベースを使用するなど、XRP Ledgerからトランザクションのデータを照会する方法があります。ただし、これらのインターフェイスは正式なものではありません。このドキュメントでは、最も直接的で信頼できる結果を得るために、`rippled` APIを直接使用してデータを確認する方法を説明します。{% /admonition %}
## 1. トランザクションステータスの取得 ## 1. トランザクションステータスの取得
@@ -155,11 +155,11 @@ XRP Ledgerは共有システムとなっていて、すべてのデータが公
- このアカウントに影響を及ぼした以前のトランザクションは、レジャーバージョン46447387で実行されたトランザクション`E710CADE7FE9C26C51E8630138322D80926BE91E46D69BF2F36E6E4598D6D0CF`で、`PreviousTxnID`および`PreviousTxnLgrSeq`フィールドに指定されています。(このことは、アカウントのトランザクション履歴をさかのぼる際に役立つ場合があります。) - このアカウントに影響を及ぼした以前のトランザクションは、レジャーバージョン46447387で実行されたトランザクション`E710CADE7FE9C26C51E8630138322D80926BE91E46D69BF2F36E6E4598D6D0CF`で、`PreviousTxnID`および`PreviousTxnLgrSeq`フィールドに指定されています。(このことは、アカウントのトランザクション履歴をさかのぼる際に役立つ場合があります。)
**注記:** メタデータには明示的に示されませんが、トランザクションがレジャーオブジェクトを変更すると、必ずそのオブジェクトの`PreviousTxnID`および`PreviousTxnLgrSeq`フィールドが現在のトランザクションの情報で更新されます。同じ送金元の複数のトランザクションが1つのレジャーバージョンに含まれている場合、最初のトランザクション以降の各トランザクションは、これらすべてのトランザクションを記録するレジャーバージョンの[レジャーインデックス](../../../references/protocol/data-types/basic-data-types.md#レジャーインデックス)を値とする`PreviousTxnLgrSeq`を提供します。 {% admonition type="info" name="注記" %}メタデータには明示的に示されませんが、トランザクションがレジャーオブジェクトを変更すると、必ずそのオブジェクトの`PreviousTxnID`および`PreviousTxnLgrSeq`フィールドが現在のトランザクションの情報で更新されます。同じ送金元の複数のトランザクションが1つのレジャーバージョンに含まれている場合、最初のトランザクション以降の各トランザクションは、これらすべてのトランザクションを記録するレジャーバージョンの[レジャーインデックス](../../../references/protocol/data-types/basic-data-types.md#レジャーインデックス)を値とする`PreviousTxnLgrSeq`を提供します。{% /admonition %}
rf1BiGeXwwQoi8Z2ueFYTEXSwuJYfV2Jpnのアカウントの`ModifiedNode`エントリが`AffectedNodes`配列の唯一のオブジェクトであるため、このトランザクションの結果として、このレジャーに対してその他の変更は行われませんでした。 rf1BiGeXwwQoi8Z2ueFYTEXSwuJYfV2Jpnのアカウントの`ModifiedNode`エントリが`AffectedNodes`配列の唯一のオブジェクトであるため、このトランザクションの結果として、このレジャーに対してその他の変更は行われませんでした。
**ヒント:** トランザクションによってXRPが送信または受信される場合、送金元の残高の変動額はトランザクションコストと合算され、`Balance`フィールドの正味金額は1回で変更されます。例えば、1XRP1,000,000dropを送信し、トランザクションコストで10drop消却した場合、メタデータには`Balance`が1,000,010XRPのdrop数減少したと示されます。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}トランザクションによってXRPが送信または受信される場合、送金元の残高の変動額はトランザクションコストと合算され、`Balance`フィールドの正味金額は1回で変更されます。例えば、1XRP1,000,000dropを送信し、トランザクションコストで10drop消却した場合、メタデータには`Balance`が1,000,010XRPのdrop数減少したと示されます。{% /admonition %}
### 汎用的なブックキーピング ### 汎用的なブックキーピング
@@ -233,7 +233,7 @@ XRPの額は、`AccountRoot`オブジェクトの`Balance`フィールドで追
1回の支払いは、複数のトラストラインとオーダーブックで構成される長い[パス](../../tokens/fungible-tokens/paths.md)をたどる場合があります。間接的に当事者間を接続する複数のトラストラインの残高を変更するプロセスを[Rippling](../../tokens/fungible-tokens/rippling.md)と呼びます。トランザクションの`Amount`フィールドに指定された`issuer`に応じて、支払先アカウントに結び付けられている複数のトラストライン(`RippleState`アカウント)で支払額を分割することもできます。 1回の支払いは、複数のトラストラインとオーダーブックで構成される長い[パス](../../tokens/fungible-tokens/paths.md)をたどる場合があります。間接的に当事者間を接続する複数のトラストラインの残高を変更するプロセスを[Rippling](../../tokens/fungible-tokens/rippling.md)と呼びます。トランザクションの`Amount`フィールドに指定された`issuer`に応じて、支払先アカウントに結び付けられている複数のトラストライン(`RippleState`アカウント)で支払額を分割することもできます。
**ヒント:** 変更されたオブジェクトがメタデータに表示される順序は、支払いを処理するときにこれらのオブジェクトにアクセスした順序とは必ずしも一致しません。`AffectedNodes`メンバーを並べ替えて資金がレジャーまでたどったパスを再構成すると、支払いの実行の詳細を把握しやすくなります。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}変更されたオブジェクトがメタデータに表示される順序は、支払いを処理するときにこれらのオブジェクトにアクセスした順序とは必ずしも一致しません。`AffectedNodes`メンバーを並べ替えて資金がレジャーまでたどったパスを再構成すると、支払いの実行の詳細を把握しやすくなります。{% /admonition %}
クロスカレンシー支払いでは、[オファー](../../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/offer.md)の一部または全額を消費して、通貨コードとイシュアーが異なる通貨間で変更が行われます。トランザクションで`Offer`タイプの`DeletedNode`オブジェクトが示される場合は、全額が消費されたオファーを示しているか、または処理の時点で[期限切れになるか、または資金化されない](../../tokens/decentralized-exchange/offers.md#オファーのライフサイクル)ことがわかったオファーを示している可能性があります。トランザクションで`Offer`タイプの`ModifiedNode`が示される場合は、オファーの一部が消費されたことを示します。 クロスカレンシー支払いでは、[オファー](../../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/offer.md)の一部または全額を消費して、通貨コードとイシュアーが異なる通貨間で変更が行われます。トランザクションで`Offer`タイプの`DeletedNode`オブジェクトが示される場合は、全額が消費されたオファーを示しているか、または処理の時点で[期限切れになるか、または資金化されない](../../tokens/decentralized-exchange/offers.md#オファーのライフサイクル)ことがわかったオファーを示している可能性があります。トランザクションで`Offer`タイプの`ModifiedNode`が示される場合は、オファーの一部が消費されたことを示します。

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@@ -106,7 +106,7 @@ XRP Ledgerは、トランザクションオブジェクトが送信元アドレ
トランザクションが送信されたら、APIを使用して例えば、[txコマンド](../../references/http-websocket-apis/public-api-methods/transaction-methods/tx.md)を使用して)トランザクションのステータスを確認できます。これにより、トランザクションの指示、その結果、およびそれを実行する過程で行われたすべての変更の[メタデータ](../../references/protocol/transactions/metadata.md) が表示されます。 トランザクションが送信されたら、APIを使用して例えば、[txコマンド](../../references/http-websocket-apis/public-api-methods/transaction-methods/tx.md)を使用して)トランザクションのステータスを確認できます。これにより、トランザクションの指示、その結果、およびそれを実行する過程で行われたすべての変更の[メタデータ](../../references/protocol/transactions/metadata.md) が表示されます。
**注意:** トランザクションが結果コード`tesSUCCESS`で**検証済み**のレジャーに表示されない限り、トランザクションの成功は確定ではありません。関連項目: [結果のファイナリティー](finality-of-results/index.md) {% admonition type="warning" name="注意" %}トランザクションが結果コード`tesSUCCESS`で**検証済み**のレジャーに表示されない限り、トランザクションの成功は確定ではありません。関連項目: [結果のファイナリティー](finality-of-results/index.md){% /admonition %}
`tx`コマンドのレスポンスの例: `tx`コマンドのレスポンスの例:

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@@ -46,7 +46,7 @@ XRP Ledgerには、[HTTP / WebSocket API](../../references/http-websocket-apis/i
4. 検証されたレジャーにはそのトランザクションが含まれ、その結果がレジャーの状態に反映されます。 4. 検証されたレジャーにはそのトランザクションが含まれ、その結果がレジャーの状態に反映されます。
- トランザクション結果は暫定的なものではなくなり、成功または失敗の結果は最終的かつ不変のものとなります。 - トランザクション結果は暫定的なものではなくなり、成功または失敗の結果は最終的かつ不変のものとなります。
**注記:** `rippled`を介してトランザクションを送信すると、送信コマンドから返される成功ステータスコードによって、`rippled`サーバがトランザクション候補を受信したことが示されます。このトランザクションは、検証されたレジャーに適用される場合とされない場合があります。 {% admonition type="info" name="注記" %}`rippled`を介してトランザクションを送信すると、送信コマンドから返される成功ステータスコードによって、`rippled`サーバがトランザクション候補を受信したことが示されます。このトランザクションは、検証されたレジャーに適用される場合とされない場合があります。{% /admonition %}
APIは、現在の進行中のレジャーにトランザクション候補を適用した結果に基づいて、暫定的な結果を返すことがあります。アプリケーションでは、この結果を、トランザクションの最終的な*不変の*結果と混同してはなりません。不変の結果は、検証済みのレジャーだけにあります。アプリケーションは、トランザクション結果を含むレジャーが検証されるまで、トランザクションのステータスを繰り返し照会する必要があります。 APIは、現在の進行中のレジャーにトランザクション候補を適用した結果に基づいて、暫定的な結果を返すことがあります。アプリケーションでは、この結果を、トランザクションの最終的な*不変の*結果と混同してはなりません。不変の結果は、検証済みのレジャーだけにあります。アプリケーションは、トランザクション結果を含むレジャーが検証されるまで、トランザクションのステータスを繰り返し照会する必要があります。
@@ -156,7 +156,7 @@ For each persisted transaction without validated result:
- アクティブ/パッシブフェイルオーバー構成で、トランザクション送信側のシステムが2台以上あり、パッシブシステムがアクティブシステムで障害が発生したと誤って認識してアクティブになったが、元のアクティブシステムも引き続きトランザクションを送信していた場合。システム間の接続をチェックして、そのうちの1台だけがアクティブであることを確認します。アカウントのトランザクション履歴を確認し[account_txメソッド][]を使用するなど)、検証済みレジャーに含まれていたすべてのトランザクションの最終結果を記録します。`Sequence`番号が同じ別のトランザクションはすべて完全に失敗しています。それらの最終結果も保存します。すべてのシステムの差異の調整を行い、システムが同時にアクティブになった原因となる問題を解決したら、通常のアクティビティーを再開します。 - アクティブ/パッシブフェイルオーバー構成で、トランザクション送信側のシステムが2台以上あり、パッシブシステムがアクティブシステムで障害が発生したと誤って認識してアクティブになったが、元のアクティブシステムも引き続きトランザクションを送信していた場合。システム間の接続をチェックして、そのうちの1台だけがアクティブであることを確認します。アカウントのトランザクション履歴を確認し[account_txメソッド][]を使用するなど)、検証済みレジャーに含まれていたすべてのトランザクションの最終結果を記録します。`Sequence`番号が同じ別のトランザクションはすべて完全に失敗しています。それらの最終結果も保存します。すべてのシステムの差異の調整を行い、システムが同時にアクティブになった原因となる問題を解決したら、通常のアクティビティーを再開します。
**ヒント:** [`AccountTxnID`フィールド](../../references/protocol/transactions/common-fields.md#accounttxnid)を使用すると、このような状況で冗長的なトランザクションが成功しないように防ぐことができます。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}[`AccountTxnID`フィールド](../../references/protocol/transactions/common-fields.md#accounttxnid)を使用すると、このような状況で冗長的なトランザクションが成功しないように防ぐことができます。{% /admonition %}
- 不正使用者に秘密鍵を使われてトランザクションを送信された場合。その場合は、可能であれば[キーペアをローテーション](../../tutorials/how-tos/manage-account-settings/change-or-remove-a-regular-key-pair.md)して、送信された他のトランザクションを確認します。また、ネットワークを監査して、その秘密鍵が大規模な侵入やセキュリティ侵害に関係していたかどうかを判断する必要があります。キーペアのローテーションに成功して、不正使用者がアカウントやシステムにアクセスできなくなったら、通常のアクティビティーを再開します。 - 不正使用者に秘密鍵を使われてトランザクションを送信された場合。その場合は、可能であれば[キーペアをローテーション](../../tutorials/how-tos/manage-account-settings/change-or-remove-a-regular-key-pair.md)して、送信された他のトランザクションを確認します。また、ネットワークを監査して、その秘密鍵が大規模な侵入やセキュリティ侵害に関係していたかどうかを判断する必要があります。キーペアのローテーションに成功して、不正使用者がアカウントやシステムにアクセスできなくなったら、通常のアクティビティーを再開します。

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@@ -11,7 +11,7 @@ labels:
[トランザクション](index.md)をXRP Ledgerに送信するには、[秘密鍵](../accounts/cryptographic-keys.md)のセキュリティを損なわない方法でトランザクションにデジタル署名する必要があります。(他の人があなたの秘密鍵にアクセスできる場合、その人はあなたと同じようにあなたのアカウントを操作できるため、すべての資金が盗まれたり消却されたりする可能性があります。)このページでは、トランザクションに安全に署名できる環境の設定方法について説明します。 [トランザクション](index.md)をXRP Ledgerに送信するには、[秘密鍵](../accounts/cryptographic-keys.md)のセキュリティを損なわない方法でトランザクションにデジタル署名する必要があります。(他の人があなたの秘密鍵にアクセスできる場合、その人はあなたと同じようにあなたのアカウントを操作できるため、すべての資金が盗まれたり消却されたりする可能性があります。)このページでは、トランザクションに安全に署名できる環境の設定方法について説明します。
**ヒント:** ネットワークにトランザクションを送信していない場合は、Rippleが運用しているサーバなど、信頼できる公開サーバを安全に使用して、着信トランザクションの監視やその他のネットワークアクティビティの読み取りを行うことができます。XRP Ledgerのすべてのトランザクション、残高、データは公開されています。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}ネットワークにトランザクションを送信していない場合は、Rippleが運用しているサーバなど、信頼できる公開サーバを安全に使用して、着信トランザクションの監視やその他のネットワークアクティビティの読み取りを行うことができます。XRP Ledgerのすべてのトランザクション、残高、データは公開されています。{% /admonition %}
セキュリティのレベルが異なるさまざまな構成があるため、状況に応じて適したものは異なります。次の中からニーズに最適なものを選択してください。 セキュリティのレベルが異なるさまざまな構成があるため、状況に応じて適したものは異なります。次の中からニーズに最適なものを選択してください。
@@ -48,11 +48,11 @@ labels:
[構成ファイルの例](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/8429dd67e60ba360da591bfa905b58a35638fda1/cfg/rippled-example.cfg#L1050-L1073)では、ローカルループバックネットワーク上127.0.0.1のポート5005でJSON-RPCHTTP、ポート6006でWebSocketWSの接続をリッスンし、接続されるすべてのクライアントを管理者として扱っています。 [構成ファイルの例](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/8429dd67e60ba360da591bfa905b58a35638fda1/cfg/rippled-example.cfg#L1050-L1073)では、ローカルループバックネットワーク上127.0.0.1のポート5005でJSON-RPCHTTP、ポート6006でWebSocketWSの接続をリッスンし、接続されるすべてのクライアントを管理者として扱っています。
**注意:** 署名に[コマンドラインAPI](../../references/http-websocket-apis/api-conventions/request-formatting.md#コマンドライン形式)を使用する場合は、コマンドラインでないクライアントで[Websocket APIやJSON-RPC APIを使用](../../tutorials/http-websocket-apis/build-apps/get-started.md)する場合よりもセキュリティが弱くなります。コマンドライン構文を使用すると、秘密鍵がシステムのプロセスリストで他のユーザに見える可能性があり、シェル履歴にプレーンテキスト形式でキーが保存される可能性があります。 {% admonition type="warning" name="注意" %}署名に[コマンドラインAPI](../../references/http-websocket-apis/api-conventions/request-formatting.md#コマンドライン形式)を使用する場合は、コマンドラインでないクライアントで[Websocket APIやJSON-RPC APIを使用](../../tutorials/http-websocket-apis/build-apps/get-started.md)する場合よりもセキュリティが弱くなります。コマンドライン構文を使用すると、秘密鍵がシステムのプロセスリストで他のユーザに見える可能性があり、シェル履歴にプレーンテキスト形式でキーが保存される可能性があります。{% /admonition %}
3. サーバの使用中は、稼働状態と最新状態を維持して、ネットワークと同期されるようにしておく必要があります。 3. サーバの使用中は、稼働状態と最新状態を維持して、ネットワークと同期されるようにしておく必要があります。
**注記:** トランザクションを送信していないときは`rippled`サーバをオフにすることが _可能_ ですが、再び起動したときにネットワークとの同期に最大15分かかります。 {% admonition type="info" name="注記" %}トランザクションを送信していないときは`rippled`サーバをオフにすることが _可能_ ですが、再び起動したときにネットワークとの同期に最大15分かかります。{% /admonition %}
## 同じLAN内でrippledを実行する ## 同じLAN内でrippledを実行する

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@@ -18,7 +18,7 @@ _送信元タグ_ と _宛先タグ_ は、XRP Ledgerの[支払い](../payment-t
顧客に、別のインターフェースを使用してXRP Ledgerアドレスからトランザクションを送受信する機能を提供することを、_ホストされたアカウント_ の提供と呼びます。ホストされたアカウントでは通常、顧客ごとに送信元タグと宛先タグを使用します。 顧客に、別のインターフェースを使用してXRP Ledgerアドレスからトランザクションを送受信する機能を提供することを、_ホストされたアカウント_ の提供と呼びます。ホストされたアカウントでは通常、顧客ごとに送信元タグと宛先タグを使用します。
**ヒント:** [Xアドレス](https://xrpaddress.info/)は、従来のアドレスとタグを組み合わせて、両方をエンコードして1つのアドレスにしたものです。顧客に入金アドレスを示す場合、顧客にアドレスとタグの2つの情報を管理させるよりも、Xアドレスを使用する方が顧客にとって簡単かもしれません。(Xアドレスのタグは、送信時には送信元タグとして、受信時には宛先タグとして機能します)。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}[Xアドレス](https://xrpaddress.info/)は、従来のアドレスとタグを組み合わせて、両方をエンコードして1つのアドレスにしたものです。顧客に入金アドレスを示す場合、顧客にアドレスとタグの2つの情報を管理させるよりも、Xアドレスを使用する方が顧客にとって簡単かもしれません。(Xアドレスのタグは、送信時には送信元タグとして、受信時には宛先タグとして機能します)。{% /admonition %}
## 理由 ## 理由

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@@ -30,7 +30,7 @@ labels:
このステップの後、プロセスが最初から繰り返されます。 このステップの後、プロセスが最初から繰り返されます。
**注記:** 技術的には、上記のプロセスで説明したステップのいくつかは並行して発生します。これは、各サーバは常に新しいトランザクションに備えて待機しており、前のレジャーバージョンのコンセンサスプロセスの実行中に次のレジャー提案の準備を開始するためです。 {% admonition type="info" name="注記" %}技術的には、上記のプロセスで説明したステップのいくつかは並行して発生します。これは、各サーバは常に新しいトランザクションに備えて待機しており、前のレジャーバージョンのコンセンサスプロセスの実行中に次のレジャー提案の準備を開始するためです。{% /admonition %}
## キューの制約事項 ## キューの制約事項

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@@ -18,7 +18,7 @@ _[XChainBridge Amendment][] {% not-enabled /%} が必要です_
発行チェーンは、独自のコンセンサスアルゴリズムとトランザクションタイプとルールを持つ独立した台帳です。資産がロックチェーンから送信されたか受信したかに応じて、デジタル資産のラップされたバージョンが作成されたりバーンされたりします。 発行チェーンは、独自のコンセンサスアルゴリズムとトランザクションタイプとルールを持つ独立した台帳です。資産がロックチェーンから送信されたか受信したかに応じて、デジタル資産のラップされたバージョンが作成されたりバーンされたりします。
**注記:** 資産をクロスチェーンで移動させる場合、ブリッジは特別な _ドアアカウント_ を利用します。ロックチェーンのドアアカウントは資産を保管するために使用され、発行チェーンのドアアカウントはラップされた資産を発行するために使用されます。 {% admonition type="info" name="注記" %}資産をクロスチェーンで移動させる場合、ブリッジは特別な _ドアアカウント_ を利用します。ロックチェーンのドアアカウントは資産を保管するために使用され、発行チェーンのドアアカウントはラップされた資産を発行するために使用されます。{% /admonition %}
ロックチェーンと発行チェーンはともに、独立したードとバリデータを持つ並列ネットワークとして動作します。2つのチェーン間の取引を監視し、資産が特別に指定されたアカウントに移動したことを証明するために、独立した[Witnessサーバ](witness-servers.md)を利用します。 ロックチェーンと発行チェーンはともに、独立したードとバリデータを持つ並列ネットワークとして動作します。2つのチェーン間の取引を監視し、資産が特別に指定されたアカウントに移動したことを証明するために、独立した[Witnessサーバ](witness-servers.md)を利用します。
@@ -30,12 +30,12 @@ _[XChainBridge Amendment][] {% not-enabled /%} が必要です_
1. 発行チェーン上にクロスチェーン請求IDを作成します。クロスチェーン請求IDは、ブロックチェーン間の1回の価値移転を表します。 1. 発行チェーン上にクロスチェーン請求IDを作成します。クロスチェーン請求IDは、ブロックチェーン間の1回の価値移転を表します。
2. ロックチェーン上でコミットトランザクションを送信し、資産をドアアカウントへ送信します。このトランザクションには、クロスチェーン請求IDとWitnessサーバへの報酬が含まれます。 2. ロックチェーン上でコミットトランザクションを送信し、資産をドアアカウントへ送信します。このトランザクションには、クロスチェーン請求IDとWitnessサーバへの報酬が含まれます。
**注記:** Witnessサーバは両方のチェーン上のトランザクションを監視します。Witnessサーバは、トランザクションが発生したことを検証するために、証明書(署名付きメッセージ)を提供します。`XChainCommit`トランザクションと`XChainAccountCreateCommit`トランザクションには証明書が含まれます。 {% admonition type="info" name="注記" %}Witnessサーバは両方のチェーン上のトランザクションを監視します。Witnessサーバは、トランザクションが発生したことを検証するために、証明書(署名付きメッセージ)を提供します。`XChainCommit`トランザクションと`XChainAccountCreateCommit`トランザクションには証明書が含まれます。{% /admonition %}
3. Witnessサーバは、発行チェーンに対して、資産がロックチェーン上でロックされたことを証明します。 3. Witnessサーバは、発行チェーンに対して、資産がロックチェーン上でロックされたことを証明します。
4. 定足数に達する十分な署名があると、発行チェーン上でアセットが宛先アカウントに発行されます。 4. 定足数に達する十分な署名があると、発行チェーン上でアセットが宛先アカウントに発行されます。
**注記:** Deposit Authorizationが有効になっている場合など、いくつかのケースでは、発行チェーン上で移管された資産の請求トランザクションを提出する必要があります。 {% admonition type="info" name="注記" %}Deposit Authorizationが有効になっている場合など、いくつかのケースでは、発行チェーン上で移管された資産の請求トランザクションを提出する必要があります。{% /admonition %}
5. 発行チェーン上のWitnessサーバのアカウントに報酬が分配されます。 5. 発行チェーン上のWitnessサーバのアカウントに報酬が分配されます。

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@@ -22,7 +22,7 @@ Witnessサーバは、ロックチェーンと発行チェーン間のトラン
誰でもWitnessサーバを運用することができます。しかし、Witnessサーバの信頼性を評価する責任は発行チェーンの参加者にあります。Witnessサーバを実行する場合、`rippled`ードも実行し、Witnessサーバがアクセスする必要があるチェーンと同期させる必要があります。 誰でもWitnessサーバを運用することができます。しかし、Witnessサーバの信頼性を評価する責任は発行チェーンの参加者にあります。Witnessサーバを実行する場合、`rippled`ードも実行し、Witnessサーバがアクセスする必要があるチェーンと同期させる必要があります。
**注記:** 発行チェーンは、最初は1台のWitnessサーバだけでブリッジを構成し、Witnessサーバ自体を実行することを選択できます。この戦略は、発行チェーンがまだマーケットで地位を確立していない初期に役立ちます。 {% admonition type="info" name="注記" %}発行チェーンは、最初は1台のWitnessサーバだけでブリッジを構成し、Witnessサーバ自体を実行することを選択できます。この戦略は、発行チェーンがまだマーケットで地位を確立していない初期に役立ちます。{% /admonition %}
## Witnessサーバの設定 ## Witnessサーバの設定

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@@ -109,7 +109,7 @@ rippled [OPTIONS] -- {COMMAND} {COMMAND_PARAMETERS}
| `--rpc_ip {IP_ADDRESS}` | 指定されたIPアドレスの`rippled`サーバに接続します。オプションでポート番号も指定します。 | | `--rpc_ip {IP_ADDRESS}` | 指定されたIPアドレスの`rippled`サーバに接続します。オプションでポート番号も指定します。 |
| `--rpc_port {PORT}` | **廃止予定** 指定されたポートで`rippled`サーバに接続します。代わりに、`--rpc_ip`を使用してIPアドレスとともにポートを指定します。 | | `--rpc_port {PORT}` | **廃止予定** 指定されたポートで`rippled`サーバに接続します。代わりに、`--rpc_ip`を使用してIPアドレスとともにポートを指定します。 |
**ヒント:** 一部の引数では、マイナスの値を指定できます。APIコマンドの引数がオプションとして解釈されないようにするには、コマンド名の前に`--`引数を渡します。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}一部の引数では、マイナスの値を指定できます。APIコマンドの引数がオプションとして解釈されないようにするには、コマンド名の前に`--`引数を渡します。{% /admonition %}
使用例(使用可能な最も古いレジャーバージョンから最新のレジャーバージョンまでのアカウントトランザクション履歴を取得): 使用例(使用可能な最も古いレジャーバージョンから最新のレジャーバージョンまでのアカウントトランザクション履歴を取得):

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@@ -48,7 +48,7 @@ rippled feature SHAMapV2 reject
{% /tabs %} {% /tabs %}
**注記:** Amendmentの省略名は大文字と小文字が区別されます。また、AmendmentのIDを16進数で指定することもできますが、この場合は大文字と小文字が区別されません。 {% admonition type="info" name="注記" %}Amendmentの省略名は大文字と小文字が区別されます。また、AmendmentのIDを16進数で指定することもできますが、この場合は大文字と小文字が区別されません。{% /admonition %}
## 設定ファイルを使用する ## 設定ファイルを使用する

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@@ -10,7 +10,7 @@ labels:
`rippled`サーバは[P2Pモードサーバ](../../concepts/networks-and-servers/rippled-server-modes.md)が提供できる限定的な[gRPC API](https://grpc.io/)を持っています。レポートモードのサーバはこのAPIを使って、最新の有効なレジャーやトランザクションに関するデータを取得します。新しい設定を使って、サーバ上でgRPC APIを有効にすることができます。 `rippled`サーバは[P2Pモードサーバ](../../concepts/networks-and-servers/rippled-server-modes.md)が提供できる限定的な[gRPC API](https://grpc.io/)を持っています。レポートモードのサーバはこのAPIを使って、最新の有効なレジャーやトランザクションに関するデータを取得します。新しい設定を使って、サーバ上でgRPC APIを有効にすることができます。
**注意:** gRPCのサポートは、特にP2Pモードサーバからレポートモードサーバにデータを提供することを目的としています。gRPC APIは予告なく変更される可能性がありますし、将来のバージョンで完全に削除される可能性もあります。 {% admonition type="warning" name="注意" %}gRPCのサポートは、特にP2Pモードサーバからレポートモードサーバにデータを提供することを目的としています。gRPC APIは予告なく変更される可能性がありますし、将来のバージョンで完全に削除される可能性もあります。{% /admonition %}
## 前提条件 ## 前提条件

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@@ -12,7 +12,7 @@ labels:
様々な[テスト用・開発用の代替ネットワーク](../../concepts/networks-and-servers/parallel-networks.md)が存在しており、開発者は実際の資金をリスクにさらすことなく、アプリのテストや機能の実験を行うことができます。**これらのネットワークで使用される資金は実際の資金ではなく、テスト専用です。**あなたの[`rippled`サーバ](../../concepts/networks-and-servers/index.md)をこれらのテストネットワークのいずれかに接続することができます。 様々な[テスト用・開発用の代替ネットワーク](../../concepts/networks-and-servers/parallel-networks.md)が存在しており、開発者は実際の資金をリスクにさらすことなく、アプリのテストや機能の実験を行うことができます。**これらのネットワークで使用される資金は実際の資金ではなく、テスト専用です。**あなたの[`rippled`サーバ](../../concepts/networks-and-servers/index.md)をこれらのテストネットワークのいずれかに接続することができます。
**警告:** 新機能や実験的な機能を持つテストネットワークでは、ネットワークと同期するためにサーバの本番リリース前のリリースを実行することが必要になる場合があります。各ネットワークに必要なコードのバージョンについては、[並列ネットワークのページ](../../concepts/networks-and-servers/parallel-networks.md)をご覧ください。 {% admonition type="danger" name="警告" %}新機能や実験的な機能を持つテストネットワークでは、ネットワークと同期するためにサーバの本番リリース前のリリースを実行することが必要になる場合があります。各ネットワークに必要なコードのバージョンについては、[並列ネットワークのページ](../../concepts/networks-and-servers/parallel-networks.md)をご覧ください。{% /admonition %}
## 手順 ## 手順
@@ -87,7 +87,7 @@ labels:
カスタムネットワークの場合、そのネットワークに接続する全員が、そのネットワークに固有の値を使用する必要があります。新しいネットワークを作成するときは、ネットワークIDを11から4,294,967,295までの整数からランダムに選択します。 カスタムネットワークの場合、そのネットワークに接続する全員が、そのネットワークに固有の値を使用する必要があります。新しいネットワークを作成するときは、ネットワークIDを11から4,294,967,295までの整数からランダムに選択します。
**注記:** この設定はサーバが同じネットワーク上にいる仲間を見つけるのに役立ちますが、サーバがどのネットワークに従うかを厳密に制御するものではありません。UNL/信頼できるバリデータの設定(次のステップ)はサーバが従うネットワークを定義するものです。 {% admonition type="info" name="注記" %}この設定はサーバが同じネットワーク上にいる仲間を見つけるのに役立ちますが、サーバがどのネットワークに従うかを厳密に制御するものではありません。UNL/信頼できるバリデータの設定(次のステップ)はサーバが従うネットワークを定義するものです。{% /admonition %}
## 2. 信頼できるバリデータリストの設定 ## 2. 信頼できるバリデータリストの設定
@@ -131,7 +131,7 @@ labels:
{% /tabs %} {% /tabs %}
**ヒント:** プレビュー版パッケージには必要な項目があらかじめ設定されている場合がありますが、念のため確認してください。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}プレビュー版パッケージには必要な項目があらかじめ設定されている場合がありますが、念のため確認してください。{% /admonition %}
2. 以前の`[validator_list_sites]`,`[validator_list_keys]`,または`[validators]`をコメントアウトします。 2. 以前の`[validator_list_sites]`,`[validator_list_keys]`,または`[validators]`をコメントアウトします。
@@ -191,7 +191,7 @@ XChainBridge
{% /tabs %} {% /tabs %}
**警告:** メインネットまたはテストネットに接続するときは、`[features]`を使用しないでください。他のネットワークと異なる機能を強制的に有効にすると、サーバがネットワークから分断される可能性があります。 {% admonition type="danger" name="警告" %}メインネットまたはテストネットに接続するときは、`[features]`を使用しないでください。他のネットワークと異なる機能を強制的に有効にすると、サーバがネットワークから分断される可能性があります。{% /admonition %}
## 4. サーバを再起動する ## 4. サーバを再起動する

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@@ -43,7 +43,7 @@ labels:
全履歴が記録されるサーバでは、レジャーストアーにNuDBを使用します。これは、データベースがこれほど大きいと、RocksDBでは非常に大量のRAMが必要になるためです。詳細は、[容量の計画](../../installation/capacity-planning.md)をご覧ください。パフォーマンス関連の構成オプション`open_files`、`filter_bits`、`cache_mb`、`file_size_mb`、および`file_size_mult`は、RocksDBのみに適用されるオプションであるため、デフォルトの`[node_db]`スタンザから削除できます。 全履歴が記録されるサーバでは、レジャーストアーにNuDBを使用します。これは、データベースがこれほど大きいと、RocksDBでは非常に大量のRAMが必要になるためです。詳細は、[容量の計画](../../installation/capacity-planning.md)をご覧ください。パフォーマンス関連の構成オプション`open_files`、`filter_bits`、`cache_mb`、`file_size_mb`、および`file_size_mult`は、RocksDBのみに適用されるオプションであるため、デフォルトの`[node_db]`スタンザから削除できます。
**注意:** RocksDBで履歴をすでにダウンロードしている場合は、NuDBへ切り替えるときに構成ファイルでデータベースのパスを変更するか、またはそのデータを削除する必要があります。`[node_db]`スタンザの`path`設定**および**`[database_path]`SQLiteデータベース設定の両方を変更する必要があります。このようにしないと、サーバの[起動が失敗する](../../troubleshooting/server-wont-start.md#状態dbエラー)可能性があります。 {% admonition type="warning" name="注意" %}RocksDBで履歴をすでにダウンロードしている場合は、NuDBへ切り替えるときに構成ファイルでデータベースのパスを変更するか、またはそのデータを削除する必要があります。`[node_db]`スタンザの`path`設定**および**`[database_path]`SQLiteデータベース設定の両方を変更する必要があります。このようにしないと、サーバの[起動が失敗する](../../troubleshooting/server-wont-start.md#状態dbエラー)可能性があります。{% /admonition %}
{% partial file="/@i18n/ja/docs/_snippets/conf-file-location.md" /%} {% partial file="/@i18n/ja/docs/_snippets/conf-file-location.md" /%}
@@ -64,7 +64,7 @@ labels:
サーバのダイレクトピアの1つが使用可能な履歴データを保持している場合に限り、サーバはピアツーピアネットワークから履歴データをダウンロードできます。全履歴をダウンロードする最も容易な方法は、すでに全履歴を保管しているサーバとピア接続することです。 サーバのダイレクトピアの1つが使用可能な履歴データを保持している場合に限り、サーバはピアツーピアネットワークから履歴データをダウンロードできます。全履歴をダウンロードする最も容易な方法は、すでに全履歴を保管しているサーバとピア接続することです。
**ヒント:** Rippleは、すべての履歴が記録されるサーバのプールを公開しています。これらのサーバのIPアドレスを取得するには、ドメイン`s2.ripple.com`を数回解決します。これらのサーバは公開サービスとして提供されているため、他のサーバとのピア接続での可用性は限られており、またこれらのサーバを悪用するとブロックされる可能性があることに注意してください。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}Rippleは、すべての履歴が記録されるサーバのプールを公開しています。これらのサーバのIPアドレスを取得するには、ドメイン`s2.ripple.com`を数回解決します。これらのサーバは公開サービスとして提供されているため、他のサーバとのピア接続での可用性は限られており、またこれらのサーバを悪用するとブロックされる可能性があることに注意してください。{% /admonition %}
0. 全履歴が記録されている別のサーバからのデータベースダンプがあり、このダンプをベースとして利用できる場合は、サーバの構成ファイルで`[import_db]`スタンザがインポート対象データを指し示すように設定します。(それ以外の場合はこのステップをスキップします。) 0. 全履歴が記録されている別のサーバからのデータベースダンプがあり、このダンプをベースとして利用できる場合は、サーバの構成ファイルで`[import_db]`スタンザがインポート対象データを指し示すように設定します。(それ以外の場合はこのステップをスキップします。)
@@ -82,7 +82,7 @@ labels:
rm -r /var/lib/rippled/db/* rm -r /var/lib/rippled/db/*
``` ```
**警告:** フォルダーを削除する前に、保持したいファイルがそのフォルダーに含まれていないことを確認してください。通常は安全に`rippled`サーバのデータベースファイルをすべて削除できますが、この操作は、設定されているデータベースフォルダーが`rippled`のデータベース以外には使用されていない場合にのみ行ってください。 {% admonition type="danger" name="警告" %}フォルダーを削除する前に、保持したいファイルがそのフォルダーに含まれていないことを確認してください。通常は安全に`rippled`サーバのデータベースファイルをすべて削除できますが、この操作は、設定されているデータベースフォルダーが`rippled`のデータベース以外には使用されていない場合にのみ行ってください。{% /admonition %}
0. `rippled`サーバを起動し、インポート可能なデータベースダンプがある場合にはインポートします。 0. `rippled`サーバを起動し、インポート可能なデータベースダンプがある場合にはインポートします。

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@@ -11,7 +11,7 @@ labels:
[履歴シャーディング](history-sharding.md)では、各サーバで完全な履歴を保管することなく、履歴XRP Ledgerデータを保存できます。デフォルトでは`rippled`サーバは履歴シャードを保管しません。 [履歴シャーディング](history-sharding.md)では、各サーバで完全な履歴を保管することなく、履歴XRP Ledgerデータを保存できます。デフォルトでは`rippled`サーバは履歴シャードを保管しません。
**ヒント:** バリデータおよび`rippled`追跡(またはストック)サーバの両方で履歴シャードを保管するように設定できます。ただし`rippled`バリデータサーバの経費を抑えるために、バリデータサーバでシャードを保管するように設定 _しない_ ことが推奨されます。バリデータを実行していて、XRP Ledger履歴を保管したい場合は、履歴シャーディングを有効にして別の`rippled`サーバを実行することが推奨されます。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}バリデータおよび`rippled`追跡(またはストック)サーバの両方で履歴シャードを保管するように設定できます。ただし`rippled`バリデータサーバの経費を抑えるために、バリデータサーバでシャードを保管するように設定 _しない_ ことが推奨されます。バリデータを実行していて、XRP Ledger履歴を保管したい場合は、履歴シャーディングを有効にして別の`rippled`サーバを実行することが推奨されます。{% /admonition %}
レジャー履歴のシャードを保管できるよう`rippled`を設定するには、以下の手順を実行します。 レジャー履歴のシャードを保管できるよう`rippled`を設定するには、以下の手順を実行します。
@@ -44,7 +44,7 @@ max_size_gb=50
`type`フィールドは省略できます。省略しない場合は、`NuDB`である _必要があります_ 。{% badge href="https://github.com/XRPLF/rippled/releases/tag/1.3.1" %}新規: rippled 1.3.1{% /badge %} `type`フィールドは省略できます。省略しない場合は、`NuDB`である _必要があります_ 。{% badge href="https://github.com/XRPLF/rippled/releases/tag/1.3.1" %}新規: rippled 1.3.1{% /badge %}
**注意:** `rippled`がシャードストアーパスで不適切なデータを検出すると、[起動できない](../../troubleshooting/server-wont-start.md)可能性があります。シャードストアーには新しいフォルダーを使用する必要があります。以前にRocksDBシャードストアー`rippled` 1.2.x以前を使用していた場合は、別のパスを使用するか、RocksDBシャードデータを削除します。 {% admonition type="warning" name="注意" %}`rippled`がシャードストアーパスで不適切なデータを検出すると、[起動できない](../../troubleshooting/server-wont-start.md)可能性があります。シャードストアーには新しいフォルダーを使用する必要があります。以前にRocksDBシャードストアー`rippled` 1.2.x以前を使用していた場合は、別のパスを使用するか、RocksDBシャードデータを削除します。{% /admonition %}
詳細は、[rippled.cfgの設定例](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/cfg/rippled-example.cfg)の`[shard_db]`の例をご覧ください。 詳細は、[rippled.cfgの設定例](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/cfg/rippled-example.cfg)の`[shard_db]`の例をご覧ください。

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@@ -16,7 +16,7 @@ labels:
デフォルトの構成ファイルは、`rippled`サーバが2000の最新レジャーバージョンを保持し、古いデータを自動的に削除するように設定されています。 デフォルトの構成ファイルは、`rippled`サーバが2000の最新レジャーバージョンを保持し、古いデータを自動的に削除するように設定されています。
**ヒント:** オンライン削除を使用しても、同一期間のレジャーデータを保管するのに必要なディスク容量は時間の経過とともに増加します。これは、個々のレジャーバージョンのサイズが時間とともに増加する傾向にあるためです。蓄積データが増加するペースは、古いレジャーを削除しない場合に比べると、非常にゆっくりとしています。必要なディスク容量に関する詳細は、[容量の計画](../../installation/capacity-planning.md)をご覧ください。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}オンライン削除を使用しても、同一期間のレジャーデータを保管するのに必要なディスク容量は時間の経過とともに増加します。これは、個々のレジャーバージョンのサイズが時間とともに増加する傾向にあるためです。蓄積データが増加するペースは、古いレジャーを削除しない場合に比べると、非常にゆっくりとしています。必要なディスク容量に関する詳細は、[容量の計画](../../installation/capacity-planning.md)をご覧ください。{% /admonition %}
## 背景 ## 背景

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@@ -19,7 +19,7 @@ labels:
これらのメソッドを使用するにあたり、管理者接続からパブリック署名を有効にする必要は**ありません**。 これらのメソッドを使用するにあたり、管理者接続からパブリック署名を有効にする必要は**ありません**。
**注意:** パブリック署名を有効にすることは推奨されません。[wallet_proposeメソッド][]と同様に、署名コマンドでは管理レベルの権限を必要とするアクションは実行されませんが、署名コマンドを管理者接続に制限することにより、ユーザが安全ではない通信経由で、またはユーザの管理下にないサーバとの間でシークレットキーを無責任に送受信することを防止します。 {% admonition type="warning" name="注意" %}パブリック署名を有効にすることは推奨されません。[wallet_proposeメソッド][]と同様に、署名コマンドでは管理レベルの権限を必要とするアクションは実行されませんが、署名コマンドを管理者接続に制限することにより、ユーザが安全ではない通信経由で、またはユーザの管理下にないサーバとの間でシークレットキーを無責任に送受信することを防止します。{% /admonition %}
パブリック署名を有効にするには、以下の手順を実行します。 パブリック署名を有効にするには、以下の手順を実行します。

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@@ -10,7 +10,7 @@ labels:
サーバをXRP Ledgerネットワーク内の特定の[ピア](../../../concepts/networks-and-servers/peer-protocol.md)に手動で接続するには、次の手順を実行します。 サーバをXRP Ledgerネットワーク内の特定の[ピア](../../../concepts/networks-and-servers/peer-protocol.md)に手動で接続するには、次の手順を実行します。
**ヒント:** サーバが起動時にこのサーバに自動的に接続して、以降も接続を維持するようにするには、そのピアに対して[ピアリザベーション](use-a-peer-reservation.md)を設定することができます。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}サーバが起動時にこのサーバに自動的に接続して、以降も接続を維持するようにするには、そのピアに対して[ピアリザベーション](use-a-peer-reservation.md)を設定することができます。{% /admonition %}
## 前提条件 ## 前提条件

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@@ -10,7 +10,7 @@ labels:
`rippled`サーバには、接続先の[ピア](../../../concepts/networks-and-servers/peer-protocol.md)の数を定める設定可能なソフト最大数があります。ピアのデフォルトの最大数は**21**です。 `rippled`サーバには、接続先の[ピア](../../../concepts/networks-and-servers/peer-protocol.md)の数を定める設定可能なソフト最大数があります。ピアのデフォルトの最大数は**21**です。
**注記:** 内部的に、サーバは受信ピアと送信ピアのおおよそのクォータを生成します。[固定ピアやピアリザベーション](../../../concepts/networks-and-servers/peer-protocol.md#固定ピアとピアリザベーション)を使用している場合、あるいは[connectメソッド][]を使用して追加のピアに手動で接続している場合は、このソフト最大数を超える可能性があります。 {% admonition type="info" name="注記" %}内部的に、サーバは受信ピアと送信ピアのおおよそのクォータを生成します。[固定ピアやピアリザベーション](../../../concepts/networks-and-servers/peer-protocol.md#固定ピアとピアリザベーション)を使用している場合、あるいは[connectメソッド][]を使用して追加のピアに手動で接続している場合は、このソフト最大数を超える可能性があります。{% /admonition %}
サーバが許可するピアの最大数を変更するには、以下の手順を実行します。 サーバが許可するピアの最大数を変更するには、以下の手順を実行します。
@@ -33,7 +33,7 @@ labels:
`[peers_max]`値を10未満にした場合でも、サーバはハードコーディングされた最小数である10台の送信ピアを許可するため、ネットワークとの接続を維持できます。すべての送信ピア接続をブロックするには、[サーバをプライベートピアとして設定](../server-modes/run-rippled-as-a-validator.md#プロキシを使用した接続)します。 `[peers_max]`値を10未満にした場合でも、サーバはハードコーディングされた最小数である10台の送信ピアを許可するため、ネットワークとの接続を維持できます。すべての送信ピア接続をブロックするには、[サーバをプライベートピアとして設定](../server-modes/run-rippled-as-a-validator.md#プロキシを使用した接続)します。
**注意:** 接続先のピアサーバが増えると、`rippled`サーバが使用するネットワーク帯域幅も増えます。`rippled`サーバに良好なネットワーク接続があり、使用する帯域幅のコストを許容できる場合にのみ、ピアサーバの数に大きな値を設定してください。 {% admonition type="warning" name="注意" %}接続先のピアサーバが増えると、`rippled`サーバが使用するネットワーク帯域幅も増えます。`rippled`サーバに良好なネットワーク接続があり、使用する帯域幅のコストを許容できる場合にのみ、ピアサーバの数に大きな値を設定してください。{% /admonition %}
3. `rippled`サーバを再起動します。 3. `rippled`サーバを再起動します。

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@@ -36,7 +36,7 @@ lables:
永続ノードキーペア値をすでにサーバに設定している場合は、[ステップ2: ノード公開鍵をピアの管理者に連絡する](#2ストックサーバのード公開鍵を連絡する)に進んでください。(例えば、各サーバの永続ノードキーペアは[サーバクラスターの設定](cluster-rippled-servers.md)の一環として設定します。) 永続ノードキーペア値をすでにサーバに設定している場合は、[ステップ2: ノード公開鍵をピアの管理者に連絡する](#2ストックサーバのード公開鍵を連絡する)に進んでください。(例えば、各サーバの永続ノードキーペアは[サーバクラスターの設定](cluster-rippled-servers.md)の一環として設定します。)
**ヒント:** 永続ノードキーペアの設定は省略可能ですが、この設定をしておけば、サーバのデータベースの消去や新規マシンへの移行が必要となった場合にピア接続の設定を容易に維持することができます。永続ノードキーペアを設定しない場合は、[server_infoメソッド][]のレスポンスの`pubkey_node`フィールドに表示される、サーバが自動生成したノード公開鍵を使用できます。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}永続ノードキーペアの設定は省略可能ですが、この設定をしておけば、サーバのデータベースの消去や新規マシンへの移行が必要となった場合にピア接続の設定を容易に維持することができます。永続ノードキーペアを設定しない場合は、[server_infoメソッド][]のレスポンスの`pubkey_node`フィールドに表示される、サーバが自動生成したノード公開鍵を使用できます。{% /admonition %}
1. [validation_createメソッド][]を使用して新しいランダムキーペアを生成します。(`secret`値を省略します。) 1. [validation_createメソッド][]を使用して新しいランダムキーペアを生成します。(`secret`値を省略します。)
@@ -76,7 +76,7 @@ lables:
ssZkdwURFMBXenJPbrpE14b6noJSu ssZkdwURFMBXenJPbrpE14b6noJSu
``` ```
**警告:** すべてのサーバの`[node_seed]`値が一意である必要があります。構成ファイルを別のサーバにコピーする場合は、`[node_seed]`値を削除するか、変更してください。`[node_seed]`は公開しないようにします。不正使用者がこの値にアクセスできた場合、それを使用してサーバを偽装し、XRP Ledgerのピアツーピア通信を行う可能性があります。 {% admonition type="danger" name="警告" %}すべてのサーバの`[node_seed]`値が一意である必要があります。構成ファイルを別のサーバにコピーする場合は、`[node_seed]`値を削除するか、変更してください。`[node_seed]`は公開しないようにします。不正使用者がこの値にアクセスできた場合、それを使用してサーバを偽装し、XRP Ledgerのピアツーピア通信を行う可能性があります。{% /admonition %}
4. `rippled`サーバを再起動します。 4. `rippled`サーバを再起動します。
@@ -107,7 +107,7 @@ Connecting to 127.0.0.1:5005
} }
``` ```
**ヒント:** 説明はオプションのフィールドです。この予約は誰のためにしたものかを人間が読み取れる形式のメモを追加できます。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}説明はオプションのフィールドです。この予約は誰のためにしたものかを人間が読み取れる形式のメモを追加できます。{% /admonition %}
### 4.ハブサーバの現在のIPアドレスとピアポートを連絡する ### 4.ハブサーバの現在のIPアドレスとピアポートを連絡する
@@ -166,7 +166,7 @@ rippled connect 169.54.2.151 51235
- [peer_reservations_delメソッド][]を使用して、予約を削除する。 - [peer_reservations_delメソッド][]を使用して、予約を削除する。
- [peersメソッド][]を使用して、現在接続しているピアと使用している帯域幅の量を確認する。 - [peersメソッド][]を使用して、現在接続しているピアと使用している帯域幅の量を確認する。
**ヒント:** 不正なピアからの接続を即座に切断するAPIメソッドはありませんが、`firewalld`などのソフトウェアファイアウォールを使用すれば、不正なピアからのサーバへの接続をブロックできます。例については、コミュニティーによって作成された[rbhスクリプト](https://github.com/gnanderson/rbh)をご覧ください。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}不正なピアからの接続を即座に切断するAPIメソッドはありませんが、`firewalld`などのソフトウェアファイアウォールを使用すれば、不正なピアからのサーバへの接続をブロックできます。例については、コミュニティーによって作成された[rbhスクリプト](https://github.com/gnanderson/rbh)をご覧ください。{% /admonition %}
## 関連項目 ## 関連項目

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@@ -25,7 +25,7 @@ top_nav_name: UNLに参加しよう
バリデータが _信頼できる_ バリデータではない場合も、ネットワークの全体的な健全性に関して、重要な役割を果たすことに変わりはありません。これらのバリデータは、信頼できるバリデータを評価するための基準の確立を支援します。例えば、信頼できるバリデータが、UNLに含まれていない多数のバリデータに対して異議を唱えている場合、問題があることを示しているおそれがあります。 バリデータが _信頼できる_ バリデータではない場合も、ネットワークの全体的な健全性に関して、重要な役割を果たすことに変わりはありません。これらのバリデータは、信頼できるバリデータを評価するための基準の確立を支援します。例えば、信頼できるバリデータが、UNLに含まれていない多数のバリデータに対して異議を唱えている場合、問題があることを示しているおそれがあります。
**注意:** バリデータは外部からはアクセスするべきものではありません。バリデータサーバへの一般からのWebSocketアクセスやその他の一般からのアクセスを許可してはいけません。 {% admonition type="warning" name="注意" %}バリデータは外部からはアクセスするべきものではありません。バリデータサーバへの一般からのWebSocketアクセスやその他の一般からのアクセスを許可してはいけません。{% /admonition %}
@@ -93,7 +93,7 @@ top_nav_name: UNLに参加しよう
This file should be stored securely and not shared. This file should be stored securely and not shared.
``` ```
**警告:** 生成した`validator-keys.json`キーファイルは、暗号化されたUSBフラッシュドライブなど、安全かつ回復可能なオフラインの場所に保管してください。内容には修正を加えないでください。特に、キーの使用場所となるバリデータにキーファイルを保存しないようにします。バリデータの`secret_key`が悪用された場合は、ただちに[キーを破棄](https://github.com/ripple/validator-keys-tool/blob/master/doc/validator-keys-tool-guide.md#key-revocation)します。 {% admonition type="danger" name="警告" %}生成した`validator-keys.json`キーファイルは、暗号化されたUSBフラッシュドライブなど、安全かつ回復可能なオフラインの場所に保管してください。内容には修正を加えないでください。特に、キーの使用場所となるバリデータにキーファイルを保存しないようにします。バリデータの`secret_key`が悪用された場合は、ただちに[キーを破棄](https://github.com/ripple/validator-keys-tool/blob/master/doc/validator-keys-tool-guide.md#key-revocation)します。{% /admonition %}
`validator-keys`ツールおよびツールで生成されるキーペアの詳細は、[Validator Keys Tool Guide](https://github.com/ripple/validator-keys-tool/blob/master/doc/validator-keys-tool-guide.md)をご覧ください。 `validator-keys`ツールおよびツールで生成されるキーペアの詳細は、[Validator Keys Tool Guide](https://github.com/ripple/validator-keys-tool/blob/master/doc/validator-keys-tool-guide.md)をご覧ください。
@@ -177,7 +177,7 @@ _**プロキシを使用してバリデータをXRP Ledgerネットワークに
3. バリデータの`rippled.cfg`ファイルで、`[peer_private]`を`1`に設定します。そうすることで、バリデータのIPアドレスが転送されないようにします。詳細は、[プライベートピア](../../../concepts/networks-and-servers/peer-protocol.md#プライベートピア)をご覧ください。また、これによりクラスター内でバリデータを実行するよう`[ips_fixed]`スタンザで定義したサーバ以外のサーバに、バリデータが接続しないようになります。 3. バリデータの`rippled.cfg`ファイルで、`[peer_private]`を`1`に設定します。そうすることで、バリデータのIPアドレスが転送されないようにします。詳細は、[プライベートピア](../../../concepts/networks-and-servers/peer-protocol.md#プライベートピア)をご覧ください。また、これによりクラスター内でバリデータを実行するよう`[ips_fixed]`スタンザで定義したサーバ以外のサーバに、バリデータが接続しないようになります。
**警告:** バリデータのIPアドレスを、その他の方法で公開していないことを確認してください。 {% admonition type="danger" name="警告" %}バリデータのIPアドレスを、その他の方法で公開していないことを確認してください。{% /admonition %}
4. 以下のトラフィックのみを許可するように、バリデータのホストマシンのファイアウォールを構成します。 4. 以下のトラフィックのみを許可するように、バリデータのホストマシンのファイアウォールを構成します。
@@ -214,7 +214,7 @@ _**公開ハブを使用してバリデータをネットワークに接続す
zaphod.alloy.ee 51235 zaphod.alloy.ee 51235
``` ```
**注意:** この構成では、デフォルトの公開ハブを使用してバリデータをネットワークに接続します。これらは _デフォルト_ の公開ハブであるため、ビジー状態になってバリデータにネットワークへの接続を提供できない場合があります。この問題を避けるために、接続する公開ハブの数を増やすか、デフォルトでない公開ハブに接続するようにします。 {% admonition type="warning" name="注意" %}この構成では、デフォルトの公開ハブを使用してバリデータをネットワークに接続します。これらは _デフォルト_ の公開ハブであるため、ビジー状態になってバリデータにネットワークへの接続を提供できない場合があります。この問題を避けるために、接続する公開ハブの数を増やすか、デフォルトでない公開ハブに接続するようにします。{% /admonition %}
他の`rippled`サーバのIPアドレスをここに記述することもできますが、それらのサーバに対して以下の事項を期待できる場合に _**限ります**_ 。 他の`rippled`サーバのIPアドレスをここに記述することもできますが、それらのサーバに対して以下の事項を期待できる場合に _**限ります**_ 。
@@ -231,7 +231,7 @@ _**公開ハブを使用してバリデータをネットワークに接続す
1 1
``` ```
**警告:** バリデータのIPアドレスを、その他の方法で公開していないことを確認してください。 {% admonition type="danger" name="警告" %}バリデータのIPアドレスを、その他の方法で公開していないことを確認してください。{% /admonition %}
`[peer_private]`が有効になっている場合、`rippled`は、`[ips]`スタンザで指定されている接続をすべて無視します。現在`[ips]`スタンザにあるIPアドレスに接続する必要がある場合は、代わりにそれを`[ips_fixed]`スタンザに記述します。ただし、それらのIPアドレスに対して、ステップ1で説明した確実な挙動を期待できる場合に _**限ります**_ 。 `[peer_private]`が有効になっている場合、`rippled`は、`[ips]`スタンザで指定されている接続をすべて無視します。現在`[ips]`スタンザにあるIPアドレスに接続する必要がある場合は、代わりにそれを`[ips_fixed]`スタンザに記述します。ただし、それらのIPアドレスに対して、ステップ1で説明した確実な挙動を期待できる場合に _**限ります**_ 。

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@@ -34,7 +34,7 @@ top_nav_grouping: 人気ページ
1. お使いのシステムが[システム要件](system-requirements.md)を満たしていることを確認してください。 1. お使いのシステムが[システム要件](system-requirements.md)を満たしていることを確認してください。
**注記:** データベースとしてCassandraを選択した場合、データがローカルディスクに保存されないため、`rippled`のディスク要件は低くなります。 {% admonition type="info" name="注記" %}データベースとしてCassandraを選択した場合、データがローカルディスクに保存されないため、`rippled`のディスク要件は低くなります。{% /admonition %}
2. 少なくとも1台の`rippled`サーバをP2Pモードで動作させる必要があります。 2. 少なくとも1台の`rippled`サーバをP2Pモードで動作させる必要があります。

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@@ -109,7 +109,7 @@ advisory_delete=0
サンプルの`rippled-example.cfg`ファイルの`[rpc_startup]`節では、ロギング詳細レベルが`warning`に設定されています。この設定を使用すると、より詳細なログ比べ、ディスク容量とI/O要件が大幅に緩和されます。ただし、より詳細なログレベルを設定すると、トラブルシューティングの際により細かな情報が得られます。 サンプルの`rippled-example.cfg`ファイルの`[rpc_startup]`節では、ロギング詳細レベルが`warning`に設定されています。この設定を使用すると、より詳細なログ比べ、ディスク容量とI/O要件が大幅に緩和されます。ただし、より詳細なログレベルを設定すると、トラブルシューティングの際により細かな情報が得られます。
**注意:** `[rpc_startup]`節で`log_level`コマンドを省略すると、サーバは`debug`レべルでディスクにログを書き込み、`warning`レベルのログをコンソールに出力します。 `debug` レベルのログは、`warning`レベルに比べ、トランザクション量とクライアントアクティビティーに基づいて、一日当たりに必要なディスク容量が数GB多くなります。 {% admonition type="warning" name="注意" %}`[rpc_startup]`節で`log_level`コマンドを省略すると、サーバは`debug`レべルでディスクにログを書き込み、`warning`レベルのログをコンソールに出力します。 `debug` レベルのログは、`warning`レベルに比べ、トランザクション量とクライアントアクティビティーに基づいて、一日当たりに必要なディスク容量が数GB多くなります。{% /admonition %}
## ネットワークとハードウェア ## ネットワークとハードウェア

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@@ -19,7 +19,7 @@ Clioをインストールする前に、以下の条件を満たしている必
- お使いのシステムが[システム要件](system-requirements.md)を満たしていることを確認してください。 - お使いのシステムが[システム要件](system-requirements.md)を満たしていることを確認してください。
**Note:** Clioのシステム要件は`rippled`サーバと同じですが、同じ量のレジャー履歴を保存するのに必要なディスク容量はClioの方が少なくなります。 {% admonition type="info" name="Note" %}Clioのシステム要件は`rippled`サーバと同じですが、同じ量のレジャー履歴を保存するのに必要なディスク容量はClioの方が少なくなります。{% /admonition %}
- 互換性のあるバージョンのCMakeとBoostが必要です。ClioにはC++20とBoost 1.75.0以上が必要です。 - 互換性のあるバージョンのCMakeとBoostが必要です。ClioにはC++20とBoost 1.75.0以上が必要です。
@@ -49,7 +49,7 @@ Clioをインストールする前に、以下の条件を満たしている必
sudo apt -y update sudo apt -y update
``` ```
**ヒント:** すでに同じマシンに`rippled`の最新版をインストールしている場合、Rippleのパッケージリポジトリと署名キーを追加する以下のステップは省略できます。ステップ5の"Rippleリポジトリを取得します。"から再開します。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}すでに同じマシンに`rippled`の最新版をインストールしている場合、Rippleのパッケージリポジトリと署名キーを追加する以下のステップは省略できます。ステップ5の"Rippleリポジトリを取得します。"から再開します。{% /admonition %}
2. ユーティリティをインストールします。 2. ユーティリティをインストールします。
@@ -136,7 +136,7 @@ Clioをインストールする前に、以下の条件を満たしている必
- `rippled`が暗号化されていないWebSocket接続を受け付けるポート番号 - `rippled`が暗号化されていないWebSocket接続を受け付けるポート番号
- `rippled`がgRPCリクエストを受け付けるポート番号 - `rippled`がgRPCリクエストを受け付けるポート番号
**注記** `etl_sources`セクションに項目を追加することで、複数の`rippled`サーバをデータソースとして使用することができます。そうすると、Clioはリスト内のすべてのサーバでリクエストを負荷分散し、少なくとも`rippled`サーバの一つが同期している限り、ネットワークに追いつくことができます。 {% admonition type="info" name="注記" %}`etl_sources`セクションに項目を追加することで、複数の`rippled`サーバをデータソースとして使用することができます。そうすると、Clioはリスト内のすべてのサーバでリクエストを負荷分散し、少なくとも`rippled`サーバの一つが同期している限り、ネットワークに追いつくことができます。{% /admonition %}
[設定ファイル例](https://github.com/XRPLF/clio/blob/develop/example-config.json)は、ローカルのループバックネットワーク(127.0.0.1)上で動作している`rippled`サーバに、ポート6006のWebSocket(WS)とポート50051のgRPCでアクセスします。 [設定ファイル例](https://github.com/XRPLF/clio/blob/develop/example-config.json)は、ローカルのループバックネットワーク(127.0.0.1)上で動作している`rippled`サーバに、ポート6006のWebSocket(WS)とポート50051のgRPCでアクセスします。
@@ -160,7 +160,7 @@ Clioをインストールする前に、以下の条件を満たしている必
secure_gateway = 127.0.0.1 secure_gateway = 127.0.0.1
``` ```
**ヒント:** もし`rippled`と同じマシンでClioを実行していない場合は、サンプルの`secure_gateway`を変更して、ClioサーバのIPアドレスを使用してください。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}もし`rippled`と同じマシンでClioを実行していない場合は、サンプルの`secure_gateway`を変更して、ClioサーバのIPアドレスを使用してください。{% /admonition %}
8. Clioのsystemdサービスを有効にして起動します。 8. Clioのsystemdサービスを有効にして起動します。

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@@ -77,7 +77,7 @@ labels:
- `unstable` - プレインストールビルド([`release`ブランチ](https://github.com/XRPLF/rippled/tree/release) - `unstable` - プレインストールビルド([`release`ブランチ](https://github.com/XRPLF/rippled/tree/release)
- `nightly` - 実験/開発ビルド([`develop`ブランチ](https://github.com/XRPLF/rippled/tree/develop) - `nightly` - 実験/開発ビルド([`develop`ブランチ](https://github.com/XRPLF/rippled/tree/develop)
**警告:** 安定版ではないナイトリービルドはいつの時点でも壊れる可能性があります。これらのビルドを本番環境のサーバに使用しないでください。 {% admonition type="danger" name="警告" %}安定版ではないナイトリービルドはいつの時点でも壊れる可能性があります。これらのビルドを本番環境のサーバに使用しないでください。{% /admonition %}
6. Rippleリポジトリを取得します。 6. Rippleリポジトリを取得します。

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@@ -69,7 +69,7 @@ Rippleの公式RPMリポジトリとそれを使用するための手順が変
``` ```
**警告:** [自動更新](update-rippled-automatically-on-linux.md)を使用している場合、この移行プロセスを実行した後も自動更新が続きます。ただし、**`ripple-repo`パッケージは、現在は廃止予定**です。そのため、今後は、Rippleのリポジトリへの変更があれば、各自がrepoファイルを手動で更新する必要があります。 {% admonition type="danger" name="警告" %}[自動更新](update-rippled-automatically-on-linux.md)を使用している場合、この移行プロセスを実行した後も自動更新が続きます。ただし、**`ripple-repo`パッケージは、現在は廃止予定**です。そのため、今後は、Rippleのリポジトリへの変更があれば、各自がrepoファイルを手動で更新する必要があります。{% /admonition %}
## Ubuntu Linuxでの移行 ## Ubuntu Linuxでの移行

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@@ -22,7 +22,7 @@ labels:
## 最小仕様 ## 最小仕様
**注意:** この仕様では、確実に[メインネットとの同期を保つ](../troubleshooting/server-doesnt-sync.md)には不十分です。本番環境で使用する場合は、上記の推奨仕様に従ってください。 {% admonition type="warning" name="注意" %}この仕様では、確実に[メインネットとの同期を保つ](../troubleshooting/server-doesnt-sync.md)には不十分です。本番環境で使用する場合は、上記の推奨仕様に従ってください。{% /admonition %}
テスト目的の場合、次の最小使用で一般的なハードウェア上でXRP Ledgerサーバを稼働させることができます。 テスト目的の場合、次の最小使用で一般的なハードウェア上でXRP Ledgerサーバを稼働させることができます。

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@@ -33,7 +33,7 @@ Linuxでは、`rippled`が1回限りの`cron`構成を使用して最新バー
**注意:** 将来的には、Rippleのリポジトリが変更された場合に、更新を検索するスクリプトが実行されるURLの手動更新が必要となることがあります。必要な変更についての最新情報は、[XRP Ledgerブログ](/blog/)または[ripple-serverメーリングリスト](https://groups.google.com/forum/#!forum/ripple-server)でお知らせします。 {% admonition type="warning" name="注意" %}将来的には、Rippleのリポジトリが変更された場合に、更新を検索するスクリプトが実行されるURLの手動更新が必要となることがあります。必要な変更についての最新情報は、[XRP Ledgerブログ](/blog/)または[ripple-serverメーリングリスト](https://groups.google.com/forum/#!forum/ripple-server)でお知らせします。{% /admonition %}
## 関連項目 ## 関連項目

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@@ -13,7 +13,7 @@ labels:
以下の手順は、[`rippled`がすでに`yum`リポジトリからインストール](install-rippled-on-centos-rhel-with-yum.md)されていることを前提としています。 以下の手順は、[`rippled`がすでに`yum`リポジトリからインストール](install-rippled-on-centos-rhel-with-yum.md)されていることを前提としています。
**ヒント:** これらの手順をすべて一度に実行するには、`rippled`パッケージに含まれている`/opt/ripple/bin/update-rippled.sh`スクリプトを実行します。このスクリプトは`sudo`ユーザとして実行する必要があります。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}これらの手順をすべて一度に実行するには、`rippled`パッケージに含まれている`/opt/ripple/bin/update-rippled.sh`スクリプトを実行します。このスクリプトは`sudo`ユーザとして実行する必要があります。{% /admonition %}
手動で更新するには、以下の手順を実行します。 手動で更新するには、以下の手順を実行します。

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@@ -11,9 +11,9 @@ labels:
このページでは、Ubuntu Linuxで最新リリースの`rippled`に手動で更新する手順を説明します。以下の手順は、[`rippled`がすでにネイティブパッケージを使用してインストール](install-rippled-on-ubuntu.md)されていることを前提としています。可能であれば手動更新ではなく[自動更新](update-rippled-automatically-on-linux.md)を設定することが推奨されます。 このページでは、Ubuntu Linuxで最新リリースの`rippled`に手動で更新する手順を説明します。以下の手順は、[`rippled`がすでにネイティブパッケージを使用してインストール](install-rippled-on-ubuntu.md)されていることを前提としています。可能であれば手動更新ではなく[自動更新](update-rippled-automatically-on-linux.md)を設定することが推奨されます。
**注意:** Ubuntu Linuxで`rippled` 1.2.xから1.3.1以降にアップグレードするには、[1.3.1への移行手順](rippled-1-3-migration-instructions.md)に従う必要があります。以下の手順は、バージョン1.3.1以降で提供されているネイティブAPTパッケージがインストール済みであることを前提としています。 {% admonition type="warning" name="注意" %}Ubuntu Linuxで`rippled` 1.2.xから1.3.1以降にアップグレードするには、[1.3.1への移行手順](rippled-1-3-migration-instructions.md)に従う必要があります。以下の手順は、バージョン1.3.1以降で提供されているネイティブAPTパッケージがインストール済みであることを前提としています。{% /admonition %}
**ヒント:** これらの手順をすべて一度に実行するには、`rippled`パッケージに含まれている`/opt/ripple/bin/update-rippled.sh`スクリプトを実行します。`rippled`バージョン1.3.1以降、このスクリプトはUbuntuおよびDebianと互換性があります。このスクリプトは`sudo`ユーザとして実行する必要があります。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}これらの手順をすべて一度に実行するには、`rippled`パッケージに含まれている`/opt/ripple/bin/update-rippled.sh`スクリプトを実行します。`rippled`バージョン1.3.1以降、このスクリプトはUbuntuおよびDebianと互換性があります。このスクリプトは`sudo`ユーザとして実行する必要があります。{% /admonition %}
手動で更新するには、以下の手順を実行します。 手動で更新するには、以下の手順を実行します。

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@@ -14,7 +14,7 @@ labels:
公開されているXRPテストネットのサーバを利用することは簡単ですが、プライベートネットワークを実行することは、XRP Ledgerの仕組みを理解しようとするときや、新しい機能を単独でテストするときに便利です。 公開されているXRPテストネットのサーバを利用することは簡単ですが、プライベートネットワークを実行することは、XRP Ledgerの仕組みを理解しようとするときや、新しい機能を単独でテストするときに便利です。
**注意:** このチュートリアルは開発またはテスト目的のみに適しており、実際の資金を使用するものではありません。本番ネットワークではこの設定を使用しないでください。 {% admonition type="warning" name="注意" %}このチュートリアルは開発またはテスト目的のみに適しており、実際の資金を使用するものではありません。本番ネットワークではこの設定を使用しないでください。{% /admonition %}
## 学習のゴール ## 学習のゴール
@@ -44,7 +44,7 @@ labels:
docker run -it --entrypoint /bin/bash xrpllabsofficial/xrpld:latest docker run -it --entrypoint /bin/bash xrpllabsofficial/xrpld:latest
``` ```
**注記:** Apple M1またはM2チップの場合は、代わりに`docker run -it --platform linux/amd64 --entrypoint /bin/bash xrpllabsofficial/xrpld:latest`を実行してください。 {% admonition type="info" name="注記" %}Apple M1またはM2チップの場合は、代わりに`docker run -it --platform linux/amd64 --entrypoint /bin/bash xrpllabsofficial/xrpld:latest`を実行してください。{% /admonition %}
出力の例: 出力の例:
@@ -67,7 +67,7 @@ labels:
このファイルは安全に保管し、決して他人と共有しないようにしてください。 このファイルは安全に保管し、決して他人と共有しないようにしてください。
``` ```
**注意:** 本番環境やテスト環境では、常にベストプラクティスに従い、生成された鍵は暗号化されたUSBフラッシュドライブなど、安全でオフラインかつ復元可能な場所に保管してください。しかし、このチュートリアルはローカルの開発セットアップの例なので、鍵をコンピュータに保存するだけで十分です。 {% admonition type="warning" name="注意" %}本番環境やテスト環境では、常にベストプラクティスに従い、生成された鍵は暗号化されたUSBフラッシュドライブなど、安全でオフラインかつ復元可能な場所に保管してください。しかし、このチュートリアルはローカルの開発セットアップの例なので、鍵をコンピュータに保存するだけで十分です。{% /admonition %}
3. JSON出力から**public_key**の値をコピーし、コンピュータ上のテキストファイルに保存します。 3. JSON出力から**public_key**の値をコピーし、コンピュータ上のテキストファイルに保存します。
@@ -113,7 +113,7 @@ labels:
このセクションでは、ネットワーク内のバリデータノードを設定する方法について説明します。 このセクションでは、ネットワーク内のバリデータノードを設定する方法について説明します。
**注記:** このチュートリアルの設定により、ネットワークはある程度のレジャー履歴を保持できるようになりますが、保存される取引履歴の量は、ネットワークがオンラインになってからの時間によって異なります。 {% admonition type="info" name="注記" %}このチュートリアルの設定により、ネットワークはある程度のレジャー履歴を保持できるようになりますが、保存される取引履歴の量は、ネットワークがオンラインになってからの時間によって異なります。{% /admonition %}
### ノードのディレクトリを作成 ### ノードのディレクトリを作成
@@ -278,7 +278,7 @@ mkdir -p xrpl-private-network/{validator_1/config,validator_2/config,validator_3
Docker Composeを使用すると、簡単な`yaml`ファイルの設定でコンピュータ上の複数のコンテナを管理することができます。このセクションでは、Docker Composeでネットワークを実行する方法と、ネットワークが正常に実行されていることを確認する方法について説明します。 Docker Composeを使用すると、簡単な`yaml`ファイルの設定でコンピュータ上の複数のコンテナを管理することができます。このセクションでは、Docker Composeでネットワークを実行する方法と、ネットワークが正常に実行されていることを確認する方法について説明します。
**注記:** Docker Composeはデフォルトでコンテナが同じDocker仮想ネットワークに属していることを保証するので、`rippled`コンテナ同士が通信するために追加の手順を踏む必要はありません。 {% admonition type="info" name="注記" %}Docker Composeはデフォルトでコンテナが同じDocker仮想ネットワークに属していることを保証するので、`rippled`コンテナ同士が通信するために追加の手順を踏む必要はありません。{% /admonition %}
プライベートネットワークの使用を始めるには、次の手順を実行します。 プライベートネットワークの使用を始めるには、次の手順を実行します。
@@ -351,7 +351,7 @@ rippled server_info | grep server_state
"server_state" : "proposing" "server_state" : "proposing"
**注記:** server_stateが**proposing**に更新されない場合は、レジャーの更新に時間がかかることがあるため、数分後にステップ**2**を繰り返してください。 {% admonition type="info" name="注記" %}server_stateが**proposing**に更新されない場合は、レジャーの更新に時間がかかることがあるため、数分後にステップ**2**を繰り返してください。{% /admonition %}
``` ```
3. バリデータに接続しているピア数を確認します。 3. バリデータに接続しているピア数を確認します。

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@@ -11,7 +11,7 @@ labels:
本番ネットワークでAmendmentが完全に有効になる前に、スタンドアロンモードを使って`rippled` の動作をテストすることができます。 本番ネットワークでAmendmentが完全に有効になる前に、スタンドアロンモードを使って`rippled` の動作をテストすることができます。
**注意:** これは開発目的の利用を想定しています。 {% admonition type="warning" name="注意" %}これは開発目的の利用を想定しています。{% /admonition %}
機能を強制的に有効にするには、`rippled.cfg` ファイルに `[features]`節とAmendmentの短い名前を追加してください。各Amendmentにはそれぞれ行が必要です。 機能を強制的に有効にするには、`rippled.cfg` ファイルに `[features]`節とAmendmentの短い名前を追加してください。各Amendmentにはそれぞれ行が必要です。

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@@ -16,7 +16,7 @@ seo:
SQLiteデータベースの容量は、データベースの _ページサイズ_ パラメーターによって決まります。この容量は、データベース作成後は容易に変更できません。SQLiteの内部についての詳細は、[SQLite公式ドキュメント](https://www.sqlite.org/fileformat.html)をご覧ください。)データベースが保管されているディスクとファイルシステムに空き容量がある場合でも、データベースが容量いっぱいになることがあります。以下の「[解決策](#解決策)」で説明するように、この問題を回避するためにページサイズを再構成するには、時間のかかる移行プロセスが必要です。 SQLiteデータベースの容量は、データベースの _ページサイズ_ パラメーターによって決まります。この容量は、データベース作成後は容易に変更できません。SQLiteの内部についての詳細は、[SQLite公式ドキュメント](https://www.sqlite.org/fileformat.html)をご覧ください。)データベースが保管されているディスクとファイルシステムに空き容量がある場合でも、データベースが容量いっぱいになることがあります。以下の「[解決策](#解決策)」で説明するように、この問題を回避するためにページサイズを再構成するには、時間のかかる移行プロセスが必要です。
**ヒント:** ほとんどの場合、`rippled`サーバの稼働に全履歴が必要となることはありません。サーバにトランザクションの全履歴が記録されていれば、長期分析やアーカイブ、または災害に対する事前対策に役立ちます。リソースを大量に消費せずにトランザクション履歴を保管する方法については、[履歴シャーディング](../configuration/data-retention/history-sharding.md)をご覧ください。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}ほとんどの場合、`rippled`サーバの稼働に全履歴が必要となることはありません。サーバにトランザクションの全履歴が記録されていれば、長期分析やアーカイブ、または災害に対する事前対策に役立ちます。リソースを大量に消費せずにトランザクション履歴を保管する方法については、[履歴シャーディング](../configuration/data-retention/history-sharding.md)をご覧ください。{% /admonition %}
## 検出 ## 検出
@@ -28,7 +28,7 @@ SQLiteデータベースの容量は、データベースの _ページサイズ
いずれの場合でも、問題を検出するには`rippled`のサーバログへのアクセスが必要です。 いずれの場合でも、問題を検出するには`rippled`のサーバログへのアクセスが必要です。
**ヒント:** このデバッグログの位置は、`rippled`サーバの構成ファイルの設定に応じて異なる可能性があります。[デフォルトの構成](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/cfg/rippled-example.cfg#L1139-L1142)では、サーバのデバッグログは`/var/log/rippled/debug.log`ファイルに書き込まれます。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}このデバッグログの位置は、`rippled`サーバの構成ファイルの設定に応じて異なる可能性があります。[デフォルトの構成](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/cfg/rippled-example.cfg#L1139-L1142)では、サーバのデバッグログは`/var/log/rippled/debug.log`ファイルに書き込まれます。{% /admonition %}
### 事前の検出 ### 事前の検出

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@@ -18,7 +18,7 @@ labels:
例えば、1秒に1回サーバのヘルスチェックを行う場合、サーバが「警告」ステータスを3回連続して報告した場合、または5秒間に4回報告した場合にアラートを発生させることができます。また、サーバが5秒間に2回"critical"ステータスを報告した場合にも、アラートを発生させることができます。通常、サーバが"warning"と報告するたびにアラートを発生させるのは過剰です。 例えば、1秒に1回サーバのヘルスチェックを行う場合、サーバが「警告」ステータスを3回連続して報告した場合、または5秒間に4回報告した場合にアラートを発生させることができます。また、サーバが5秒間に2回"critical"ステータスを報告した場合にも、アラートを発生させることができます。通常、サーバが"warning"と報告するたびにアラートを発生させるのは過剰です。
**ヒント:** サーバは通常、起動後の最初の数秒間は"critical"ステータスを報告し、ネットワークへの接続が確立されると"warning"ステータスに切り替わり、ネットワークへの同期が完了すると"healthy"ステータスを報告します。再起動後、追加の介入を行う前に、サーバの同期に515分ほど時間が必要です。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}サーバは通常、起動後の最初の数秒間は"critical"ステータスを報告し、ネットワークへの接続が確立されると"warning"ステータスに切り替わり、ネットワークへの同期が完了すると"healthy"ステータスを報告します。再起動後、追加の介入を行う前に、サーバの同期に515分ほど時間が必要です。{% /admonition %}
## 特殊なケース ## 特殊なケース

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@@ -70,7 +70,7 @@ labels:
テストとして、十分な空き容量があれば、サーバのデータベースへのパスを一時的に変更することで、現行のレジャーをダウンロードし直して、別の設定を保存できます。 テストとして、十分な空き容量があれば、サーバのデータベースへのパスを一時的に変更することで、現行のレジャーをダウンロードし直して、別の設定を保存できます。
**注記:** データベースのパスを変更した場合、サーバはサーバの現在の[ノードキーペア][]や[ピアリザベーション](../../concepts/networks-and-servers/peer-protocol.md#固定ピアとピアリザベーション)など、保存されている一部の設定を読み込めません。データベースのパスを変更することでサーバの同期の問題が解決した場合は、これらの設定の一部を再作成することをお勧めします。 {% admonition type="info" name="注記" %}データベースのパスを変更した場合、サーバはサーバの現在の[ノードキーペア][]や[ピアリザベーション](../../concepts/networks-and-servers/peer-protocol.md#固定ピアとピアリザベーション)など、保存されている一部の設定を読み込めません。データベースのパスを変更することでサーバの同期の問題が解決した場合は、これらの設定の一部を再作成することをお勧めします。{% /admonition %}
1. `rippled`サーバが稼働中の場合は停止します。 1. `rippled`サーバが稼働中の場合は停止します。

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@@ -62,7 +62,7 @@ Amendmentブロックされたサーバは、レジャーの有効性を判断
最も簡単な解決策は`rippled`の最新バージョンにアップデートすることですが、場合によっては、サーバをブロックするAmendmentを含む古いバージョンにアップデートすることもできます。 最も簡単な解決策は`rippled`の最新バージョンにアップデートすることですが、場合によっては、サーバをブロックするAmendmentを含む古いバージョンにアップデートすることもできます。
**注意:** 最新の`rippled`バージョンがセキュリティやその他の緊急の修正を提供する場合は、できるだけ早く最新バージョンにアップグレードしてください。 {% admonition type="warning" name="注意" %}最新の`rippled`バージョンがセキュリティやその他の緊急の修正を提供する場合は、できるだけ早く最新バージョンにアップグレードしてください。{% /admonition %}
最新バージョンより古いバージョンにアップグレードすることで`rippled`サーバのブロックを解除できるかどうかを調べるには、どの機能がサーバをブロックしているかを調べ、ブロックされた機能をサポートしている`rippled`バージョンを調べます。 最新バージョンより古いバージョンにアップグレードすることで`rippled`サーバのブロックを解除できるかどうかを調べるには、どの機能がサーバをブロックしているかを調べ、ブロックされた機能をサポートしている`rippled`バージョンを調べます。

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@@ -68,7 +68,7 @@ Aborted (core dumped)
- `rippled`ユーザが読み取ることができる構成ファイルを`$HOME/.config/ripple/rippled.cfg`に作成します(`$HOME`は`rippled`ユーザのホームディレクトリを指しています)。 - `rippled`ユーザが読み取ることができる構成ファイルを`$HOME/.config/ripple/rippled.cfg`に作成します(`$HOME`は`rippled`ユーザのホームディレクトリを指しています)。
**ヒント:** `rippled`リポジトリには、RPMのインストール時にデフォルトの構成として提供される[`rippled.cfg`サンプルファイル](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/cfg/rippled-example.cfg)が含まれています。このファイルがない場合は、上記のリンク先からコピーできます。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}`rippled`リポジトリには、RPMのインストール時にデフォルトの構成として提供される[`rippled.cfg`サンプルファイル](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/cfg/rippled-example.cfg)が含まれています。このファイルがない場合は、上記のリンク先からコピーできます。{% /admonition %}
- `--conf`[コマンドラインオプション](../commandline-usage.md)を使用して、使用する構成ファイルのパスを指定します。 - `--conf`[コマンドラインオプション](../commandline-usage.md)を使用して、使用する構成ファイルのパスを指定します。
@@ -86,7 +86,7 @@ Aborted (core dumped)
- `[validators.txt]`ファイルが存在し、`rippled`ユーザにこのファイルの読み取り権限があることを確認します。 - `[validators.txt]`ファイルが存在し、`rippled`ユーザにこのファイルの読み取り権限があることを確認します。
**ヒント:** `rippled`リポジトリには、RPMのインストール時にデフォルトの構成として提供される[`validators.txt`サンプルファイル](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/cfg/validators-example.txt)が含まれています。このファイルがない場合は、上記のリンク先からコピーできます。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}`rippled`リポジトリには、RPMのインストール時にデフォルトの構成として提供される[`validators.txt`サンプルファイル](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/cfg/validators-example.txt)が含まれています。このファイルがない場合は、上記のリンク先からコピーできます。{% /admonition %}
- `rippled.cfg`ファイルを編集し、`[validators_file]`設定を変更して、`validators.txt`ファイル(またはこれに相当するファイル)の正しいパスを指定します。ファイル名の前後に余分な空白があるかどうかを確認します。 - `rippled.cfg`ファイルを編集し、`[validators_file]`設定を変更して、`validators.txt`ファイル(またはこれに相当するファイル)の正しいパスを指定します。ファイル名の前後に余分な空白があるかどうかを確認します。
@@ -148,7 +148,7 @@ mv /var/lib/rippled/db /var/lib/rippled/db-bak
rm -r /var/lib/rippled/db rm -r /var/lib/rippled/db
``` ```
**ヒント:** 一般に`rippled`データベースは安全に削除できます。これは、個々のサーバはXRP Ledgerネットワーク内の他のサーバからレジャー履歴を再ダウンロードできるためです。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}一般に`rippled`データベースは安全に削除できます。これは、個々のサーバはXRP Ledgerネットワーク内の他のサーバからレジャー履歴を再ダウンロードできるためです。{% /admonition %}
あるいは、構成ファイルでデータベースのパスを変更できます。例: あるいは、構成ファイルでデータベースのパスを変更できます。例:

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@@ -177,7 +177,7 @@ ShardStore:ERR shard 2236: No such file or directory
- ファイルシステムがアンマウントされた - ファイルシステムがアンマウントされた
- シャードフォルダーが削除された - シャードフォルダーが削除された
**ヒント:** 一般的に、サービスが停止している場合は、`rippled`のデータベースファイルを削除しても安全ですが、サーバの稼働中には決してデータベースファイルを削除しないでください。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}一般的に、サービスが停止している場合は、`rippled`のデータベースファイルを削除しても安全ですが、サーバの稼働中には決してデータベースファイルを削除しないでください。{% /admonition %}
## Unable to determine hash of ancestor ## Unable to determine hash of ancestor

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@@ -23,7 +23,7 @@ labels:
[Xaman](https://xaman.app/)のようなノンカストディアルウォレットは、あなたのアカウントの秘密鍵をあなた自身が管理するものです。つまり、アカウントのセキュリティを管理する最終的な責任はあなたにあるのです。 [Xaman](https://xaman.app/)のようなノンカストディアルウォレットは、あなたのアカウントの秘密鍵をあなた自身が管理するものです。つまり、アカウントのセキュリティを管理する最終的な責任はあなたにあるのです。
**注意:** もしキーを紛失した場合、あなたはXRP Ledgerのアカウントから切り離されてしまい、回復の方法はありません。 {% admonition type="warning" name="注意" %}もしキーを紛失した場合、あなたはXRP Ledgerのアカウントから切り離されてしまい、回復の方法はありません。{% /admonition %}
ンカストディアルウォレットは、あなたに多くの自由を与えます。あなた自身がXRP Ledgerと直接やりとりしているので、誰にも選択肢を制限されることなく、どんな種類のトランザクションも扱うことができます。レジャーがそれを認めさえすれば、あなたは自由に取引ができるのです。また、ンカストディアルウォレットは、あなたのお金を第三者に預ける必要がないため、自分のコントロールが及ばない市場要因から自身を守ることができます。 ンカストディアルウォレットは、あなたに多くの自由を与えます。あなた自身がXRP Ledgerと直接やりとりしているので、誰にも選択肢を制限されることなく、どんな種類のトランザクションも扱うことができます。レジャーがそれを認めさえすれば、あなたは自由に取引ができるのです。また、ンカストディアルウォレットは、あなたのお金を第三者に預ける必要がないため、自分のコントロールが及ばない市場要因から自身を守ることができます。

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@@ -8,7 +8,7 @@ nav_omit: true
--- ---
# Ripple Data API v2 # Ripple Data API v2
**警告:** Ripple Data API v2は非推奨となりました。代わりに[HTTP / WebSocket API](http-websocket-apis/index.md)を使って下さい。 {% admonition type="danger" name="警告" %}Ripple Data API v2は非推奨となりました。代わりに[HTTP / WebSocket API](http-websocket-apis/index.md)を使って下さい。{% /admonition %}
古いData APIについては[rippled-historical-database リポジトリ](https://github.com/ripple/rippled-historical-database)をご覧ください. 古いData APIについては[rippled-historical-database リポジトリ](https://github.com/ripple/rippled-historical-database)をご覧ください.

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@@ -62,7 +62,7 @@ rippled validation_create "BAWL MAN JADE MOON DOVE GEM SON NOW HAD ADEN GLOW TIR
|:---------|:-------|:---------------------------------------------------------| |:---------|:-------|:---------------------------------------------------------|
| `secret` | 文字列 | _省略可_ クレデンシャルを生成するときにこの値をシードとして使用します。同じシークレットを使用すると常に同じクレデンシャルが生成されます。シードは[RFC-1751](https://tools.ietf.org/html/rfc1751)フォーマットまたはXRP Ledgerの[base58][]フォーマットで指定できます。省略すると、ランダムシードが生成されます。 | | `secret` | 文字列 | _省略可_ クレデンシャルを生成するときにこの値をシードとして使用します。同じシークレットを使用すると常に同じクレデンシャルが生成されます。シードは[RFC-1751](https://tools.ietf.org/html/rfc1751)フォーマットまたはXRP Ledgerの[base58][]フォーマットで指定できます。省略すると、ランダムシードが生成されます。 |
**注記:** バリデータのセキュリティは、シードのエントロピーに応じて異なります。シークレット値が強力なランダム性のソースを使用して生成されている場合を除き、実際の事業目的のためにシークレット値を使用しないでください。新しいクレデンシャルを初めて生成するときには`secret`を省略することが推奨されます。 {% admonition type="info" name="注記" %}バリデータのセキュリティは、シードのエントロピーに応じて異なります。シークレット値が強力なランダム性のソースを使用して生成されている場合を除き、実際の事業目的のためにシークレット値を使用しないでください。新しいクレデンシャルを初めて生成するときには`secret`を省略することが推奨されます。{% /admonition %}
### レスポンスのフォーマット ### レスポンスのフォーマット

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@@ -88,7 +88,7 @@ rippled wallet_propose masterpassphrase
以下のフィールドのうち**1つ**を指定する必要があります。`passphrase``seed`、または`seed_hex`。3つすべてを省略すると、`rippled`によってランダムシードが使用されます。 以下のフィールドのうち**1つ**を指定する必要があります。`passphrase``seed`、または`seed_hex`。3つすべてを省略すると、`rippled`によってランダムシードが使用されます。
**注記:** このコマンドのコマンドラインバージョンでは[Ed25519](https://ed25519.cr.yp.to/)キーを生成できません。 {% admonition type="info" name="注記" %}このコマンドのコマンドラインバージョンでは[Ed25519](https://ed25519.cr.yp.to/)キーを生成できません。{% /admonition %}
#### シードの指定 #### シードの指定

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@@ -46,7 +46,7 @@ _`crawl_shards`メソッドは、権限のないユーザは実行できない[
{% /tabs %} {% /tabs %}
**注記:** このメソッドのコマンドライン構文はありません。コマンドラインからアクセスするには[jsonメソッド][]を使用してください。 {% admonition type="info" name="注記" %}このメソッドのコマンドライン構文はありません。コマンドラインからアクセスするには[jsonメソッド][]を使用してください。{% /admonition %}
リクエストには以下のフィールドが含まれます。 リクエストには以下のフィールドが含まれます。
@@ -55,7 +55,7 @@ _`crawl_shards`メソッドは、権限のないユーザは実行できない[
| `pubkey` | ブール値 | _省略可_ `true`の場合、レスポンスには、クロールされたサーバのノード公開鍵(ピアツーピア通信用)が含まれます。デフォルトは`false`です。 | | `pubkey` | ブール値 | _省略可_ `true`の場合、レスポンスには、クロールされたサーバのノード公開鍵(ピアツーピア通信用)が含まれます。デフォルトは`false`です。 |
| `limit` | 数値 | _省略可_ 検索の深さを示すホップ数。デフォルトは0で、ダイレクトピアのみを検索します。`1`を制限値にすると、ピアのピアも検索します。最大値は`3`です。 | | `limit` | 数値 | _省略可_ 検索の深さを示すホップ数。デフォルトは0で、ダイレクトピアのみを検索します。`1`を制限値にすると、ピアのピアも検索します。最大値は`3`です。 |
**注意:** `limit`が増加すると、検索される可能性のあるピアの数は、指数関数的に増加します。2または3を制限値にすると、サーバがAPIリクエストにレスポンスするのに数秒かかる場合があります。 {% admonition type="warning" name="注意" %}`limit`が増加すると、検索される可能性のあるピアの数は、指数関数的に増加します。2または3を制限値にすると、サーバがAPIリクエストにレスポンスするのに数秒かかる場合があります。{% /admonition %}
### レスポンスのフォーマット ### レスポンスのフォーマット

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@@ -110,7 +110,7 @@ _`download_shard`メソッドは、権限のないユーザは実行できない
|:----------|:-------|:--------------------------------------------------------| |:----------|:-------|:--------------------------------------------------------|
| `message` | 文字列 | このリクエストに対応して実行されたアクションを説明するメッセージ。 | | `message` | 文字列 | このリクエストに対応して実行されたアクションを説明するメッセージ。 |
**ヒント:** サーバで使用可能なシャードを確認するには、[crawl_shardsメソッド][]を使用します。または、シャードストアーとして設定されたロケーションのサブフォルダー(`rippled.cfg``[shard_db]``path`パラメーターを調べます。フォルダーには、シャードの番号に対応する名前が付いています。これらのフォルダーの1つに、シャードが未完了であることを示す`control.txt`ファイルが含まれていることがあります。 {% admonition type="success" name="ヒント" %}サーバで使用可能なシャードを確認するには、[crawl_shardsメソッド][]を使用します。または、シャードストアーとして設定されたロケーションのサブフォルダー(`rippled.cfg``[shard_db]``path`パラメーターを調べます。フォルダーには、シャードの番号に対応する名前が付いています。これらのフォルダーの1つに、シャードが未完了であることを示す`control.txt`ファイルが含まれていることがあります。{% /admonition %}
### 考えられるエラー ### 考えられるエラー

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@@ -49,7 +49,7 @@ rippled ledger_request 13800000
レスポンスは[標準フォーマット][]に従っています。ただし、_`rippled`サーバに対してレジャーの取得開始を正常に指示できた場合でも_、指定されたレジャーがない場合には失敗を示すレスポンスがリクエストから返されます。 レスポンスは[標準フォーマット][]に従っています。ただし、_`rippled`サーバに対してレジャーの取得開始を正常に指示できた場合でも_、指定されたレジャーがない場合には失敗を示すレスポンスがリクエストから返されます。
**注記:** レジャーを取得するには、rippledサーバのダイレクトピアの履歴にそのレジャーが含まれている必要があります。どのピアにもリクエストされたレジャーがない場合は、[connectメソッド][]または構成ファイルの`fixed_ips`セクションを使用して、`s2.ripple.com`にあるRippleのすべての履歴が記録されるサーバを追加すれば、`ledger_request`リクエストを再度実行できます。 {% admonition type="info" name="注記" %}レジャーを取得するには、rippledサーバのダイレクトピアの履歴にそのレジャーが含まれている必要があります。どのピアにもリクエストされたレジャーがない場合は、[connectメソッド][]または構成ファイルの`fixed_ips`セクションを使用して、`s2.ripple.com`にあるRippleのすべての履歴が記録されるサーバを追加すれば、`ledger_request`リクエストを再度実行できます。{% /admonition %}
失敗した場合のレスポンスには、レジャーの取得状況が示されます。成功した場合のレスポンスには、[ledgerメソッド][]に類似したフォーマットでレジャーの情報が含まれます。 失敗した場合のレスポンスには、レジャーの取得状況が示されます。成功した場合のレスポンスには、[ledgerメソッド][]に類似したフォーマットでレジャーの情報が含まれます。

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@@ -37,7 +37,7 @@ labels:
`rippled` 1.3以降、スクリプト`/etc/logrotate.d/rippled`は、DEBおよびRPMパッケージによって自動的にインストールされます。この設定は、必要に応じて変更できます。パッケージのアップグレード時に変更内容が上書きされることはありません。 `rippled` 1.3以降、スクリプト`/etc/logrotate.d/rippled`は、DEBおよびRPMパッケージによって自動的にインストールされます。この設定は、必要に応じて変更できます。パッケージのアップグレード時に変更内容が上書きされることはありません。
**注記:** システムのlogrotateスクリプトは、アプリケーションごとに1つしか持てません。同じディレクトリを処理するログローテーションが他にないことを確認してください。 {% admonition type="info" name="注記" %}システムのlogrotateスクリプトは、アプリケーションごとに1つしか持てません。同じディレクトリを処理するログローテーションが他にないことを確認してください。{% /admonition %}
_`logrotate`メソッドは、権限のないユーザは実行できない[管理メソッド](../index.md)です。_ _`logrotate`メソッドは、権限のないユーザは実行できない[管理メソッド](../index.md)です。_

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@@ -14,7 +14,7 @@ labels:
_{% code-page-name /%}メソッドは、権限のないユーザは実行できない[管理メソッド](../index.md)です。_ _{% code-page-name /%}メソッドは、権限のないユーザは実行できない[管理メソッド](../index.md)です。_
**注記:** ピアリザベーションを削除しても、対応するピアが接続されている場合、そのピアは自動的に切断されません。 {% admonition type="info" name="注記" %}ピアリザベーションを削除しても、対応するピアが接続されている場合、そのピアは自動的に切断されません。{% /admonition %}
### リクエストのフォーマット ### リクエストのフォーマット
@@ -120,7 +120,7 @@ Connecting to 127.0.0.1:5005
|:--------|:-------|:----------------------------------------------------------| |:--------|:-------|:----------------------------------------------------------|
| `previous` | オブジェクト | _省略される場合があります_ 削除する前のピアリザベーションの最後のステータスを伴った、**ピアリザベーションオブジェクト**。このフィールドは、ピアリザベーションが正常に削除された場合、必ず表示されます。 | | `previous` | オブジェクト | _省略される場合があります_ 削除する前のピアリザベーションの最後のステータスを伴った、**ピアリザベーションオブジェクト**。このフィールドは、ピアリザベーションが正常に削除された場合、必ず表示されます。 |
**注記:** 指定された予約が存在しなかった場合は、このコマンドによって、成功を示す空の結果オブジェクトが返されます。この場合、`previous`フィールドは省略されます。 {% admonition type="info" name="注記" %}指定された予約が存在しなかった場合は、このコマンドによって、成功を示す空の結果オブジェクトが返されます。この場合、`previous`フィールドは省略されます。{% /admonition %}
#### ピアリザベーションオブジェクト #### ピアリザベーションオブジェクト

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@@ -59,7 +59,7 @@ rippled ledger_accept
|:-----------------------|:-----------------|:---------------------------------| |:-----------------------|:-----------------|:---------------------------------|
| `ledger_current_index` | 符号なし整数 | 新規に作成される「現行」レジャーインデックス | | `ledger_current_index` | 符号なし整数 | 新規に作成される「現行」レジャーインデックス |
**注記:** レジャーを閉鎖すると、`rippled`がそのレジャーのトランザクションの正規順序を決定してリプレイします。これにより、以前に現行レジャーに暫定的に適用されていたトランザクションの結果が変化することがあります。 {% admonition type="info" name="注記" %}レジャーを閉鎖すると、`rippled`がそのレジャーのトランザクションの正規順序を決定してリプレイします。これにより、以前に現行レジャーに暫定的に適用されていたトランザクションの結果が変化することがあります。{% /admonition %}
### 考えられるエラー ### 考えられるエラー

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@@ -14,7 +14,7 @@ labels:
{% partial file="/@i18n/ja/docs/_snippets/public-signing-note.md" /%} {% partial file="/@i18n/ja/docs/_snippets/public-signing-note.md" /%}
**注意:** 独自の`rippled`サーバを運用している場合を除き、このコマンドを使用するのではなく、[クライアントライブラリ](../../../client-libraries.md)を実行してください。詳細については[安全な署名の設定](../../../../concepts/transactions/secure-signing.md)をご覧ください。 {% admonition type="warning" name="注意" %}独自の`rippled`サーバを運用している場合を除き、このコマンドを使用するのではなく、[クライアントライブラリ](../../../client-libraries.md)を実行してください。詳細については[安全な署名の設定](../../../../concepts/transactions/secure-signing.md)をご覧ください。{% /admonition %}
## リクエストのフォーマット ## リクエストのフォーマット
リクエストのフォーマットの例: リクエストのフォーマットの例:
@@ -212,7 +212,7 @@ Connecting to 127.0.0.1:5005
| `tx_blob` | 文字列 | 正しく作成された署名済みトランザクションの16進バイナリー表現 | | `tx_blob` | 文字列 | 正しく作成された署名済みトランザクションの16進バイナリー表現 |
| `tx_json` | オブジェクト | 自動的に入力されたフィールドを含む、署名済み[トランザクション全体](../../../protocol/transactions/index.md)のJSON仕様 | | `tx_json` | オブジェクト | 自動的に入力されたフィールドを含む、署名済み[トランザクション全体](../../../protocol/transactions/index.md)のJSON仕様 |
**注意:** このコマンドの結果としてエラーメッセージが表示された場合は、リクエストで指定されたシークレット値がメッセージの中に含まれている可能性があります。これらのエラーが他者から見えない状態であることを確認してください。 {% admonition type="warning" name="注意" %}このコマンドの結果としてエラーメッセージが表示された場合は、リクエストで指定されたシークレット値がメッセージの中に含まれている可能性があります。これらのエラーが他者から見えない状態であることを確認してください。{% /admonition %}
* このエラーは、複数の人物が参照できるログファイルに書き込まないでください。 * このエラーは、複数の人物が参照できるログファイルに書き込まないでください。
* デバッグを目的として、誰でも参照できる場所にこのエラーを貼り付けないでください。 * デバッグを目的として、誰でも参照できる場所にこのエラーを貼り付けないでください。

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@@ -71,7 +71,7 @@ rippled feature 4C97EBA926031A7CF7D7B36FDE3ED66DDA5421192D63DE53FFB46E43B9DC8373
| `feature` | 文字列 | _省略可_ Amendmentの一意のID16進数またはAmendmentの短い名前。指定されている場合は、レスポンスが1つのAmendmentに限定されます。それ以外の場合はレスポンスにすべてのAmendmentのリストが表示されます。 | | `feature` | 文字列 | _省略可_ Amendmentの一意のID16進数またはAmendmentの短い名前。指定されている場合は、レスポンスが1つのAmendmentに限定されます。それ以外の場合はレスポンスにすべてのAmendmentのリストが表示されます。 |
| `vetoed` | ブール値 | (省略可、`feature`が指定されていない場合は無視されますtrueの場合、サーバに対し`feature`で指定されたAmendmentに反対票を投じるように指示します。falseの場合、サーバに対しAmendmentに賛成票を投じるように指示します。 | | `vetoed` | ブール値 | (省略可、`feature`が指定されていない場合は無視されますtrueの場合、サーバに対し`feature`で指定されたAmendmentに反対票を投じるように指示します。falseの場合、サーバに対しAmendmentに賛成票を投じるように指示します。 |
**注記:** サーバが新しいAmendmentの適用方法を現在認識していない場合でも、`feature`フィールドにAmendment IDを指定すれば、新しいAmendmentに賛成票を投じるようにサーバを設定できます。たとえば、Amendmentをサポートする新しい`rippled`バージョンに _確実に_ アップグレードする予定がある場合などにこのように設定できます。 {% admonition type="info" name="注記" %}サーバが新しいAmendmentの適用方法を現在認識していない場合でも、`feature`フィールドにAmendment IDを指定すれば、新しいAmendmentに賛成票を投じるようにサーバを設定できます。たとえば、Amendmentをサポートする新しい`rippled`バージョンに _確実に_ アップグレードする予定がある場合などにこのように設定できます。{% /admonition %}
### レスポンスのフォーマット ### レスポンスのフォーマット
@@ -191,7 +191,7 @@ Connecting to 127.0.0.1:5005
| `supported` | ブール値 | サーバがこのAmendmentの適用方法を認識しているかどうか。このフィールドが`false`サーバがこのAmendmentの適用方法を認識していないに設定されており、`enabled``true`このAmendmentが最新レジャーで有効であるに設定されている場合、このAmendmentによりサーバが[Amendmentブロック](../../../../concepts/networks-and-servers/amendments.md#amendment-blocked)される可能性があります。 | | `supported` | ブール値 | サーバがこのAmendmentの適用方法を認識しているかどうか。このフィールドが`false`サーバがこのAmendmentの適用方法を認識していないに設定されており、`enabled``true`このAmendmentが最新レジャーで有効であるに設定されている場合、このAmendmentによりサーバが[Amendmentブロック](../../../../concepts/networks-and-servers/amendments.md#amendment-blocked)される可能性があります。 |
| `vetoed` | ブール値 または 文字列 | ほとんどのAmendmentにおいて、これはサーバがこのAmendmentに反対票を投じるように指示されているかどうかを示すブール値です。コードの中で廃止とマークされているAmendmentについては、代わりに`Obsolete`という文字列を指定します。{% badge href="https://github.com/XRPLF/rippled/releases/tag/1.11.0" %}更新: rippled 1.11.0{% /badge %}. | | `vetoed` | ブール値 または 文字列 | ほとんどのAmendmentにおいて、これはサーバがこのAmendmentに反対票を投じるように指示されているかどうかを示すブール値です。コードの中で廃止とマークされているAmendmentについては、代わりに`Obsolete`という文字列を指定します。{% badge href="https://github.com/XRPLF/rippled/releases/tag/1.11.0" %}更新: rippled 1.11.0{% /badge %}. |
**注意:** Amendmentの`name`は、Amendmentの内容を厳密に示すものではありません。サーバ間でこの名前が一意であることや整合性があることは保証されません。 {% admonition type="warning" name="注意" %}Amendmentの`name`は、Amendmentの内容を厳密に示すものではありません。サーバ間でこの名前が一意であることや整合性があることは保証されません。{% /admonition %}
### 考えられるエラー ### 考えられるエラー

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@@ -15,7 +15,7 @@ CTIDとトランザクションの[識別ハッシュ](../../../concepts/transac
- CTIDは、ネットワークID、レジャーインデックス、レジャー内の位置に基づいて検証されたトランザクションを識別します。トランザクションがどのネットワークで検証されたかを特定するため、サイドチェーンへの接続など、複数のネットワークとやりとりする状況で使用できます。CTIDは64ビットで、通常は`C`で始まる16進数の大文字で、例えば`C005523E00000000`のように記述します。 - CTIDは、ネットワークID、レジャーインデックス、レジャー内の位置に基づいて検証されたトランザクションを識別します。トランザクションがどのネットワークで検証されたかを特定するため、サイドチェーンへの接続など、複数のネットワークとやりとりする状況で使用できます。CTIDは64ビットで、通常は`C`で始まる16進数の大文字で、例えば`C005523E00000000`のように記述します。
- トランザクションの識別ハッシュは、そのトランザクションがどのチェーンで検証されたかに関係なく、その内容に基づいて署名されたトランザクションを識別します。これは暗号ハッシュであるため、トランザクションの内容が完全であることを証明するために使用することもできます。トランザクションハッシュは256ビットで、通常64文字の16進数で記述され、例えば`E08D6E9754025BA2534A78707605E0601F03ACE063687A0CA1BDDACFCD1698C7`となります。 - トランザクションの識別ハッシュは、そのトランザクションがどのチェーンで検証されたかに関係なく、その内容に基づいて署名されたトランザクションを識別します。これは暗号ハッシュであるため、トランザクションの内容が完全であることを証明するために使用することもできます。トランザクションハッシュは256ビットで、通常64文字の16進数で記述され、例えば`E08D6E9754025BA2534A78707605E0601F03ACE063687A0CA1BDDACFCD1698C7`となります。
**注意:** 未検証のトランザクションにCTIDを使わないでください。トランザクションが最初に適用されたときと、コンセンサスプロセスによって検証されたときとで、トランザクションの正規順序が変わる可能性があります。 {% admonition type="warning" name="注意" %}未検証のトランザクションにCTIDを使わないでください。トランザクションが最初に適用されたときと、コンセンサスプロセスによって検証されたときとで、トランザクションの正規順序が変わる可能性があります。{% /admonition %}
## 構造 ## 構造
@@ -26,7 +26,7 @@ CTIDは以下の要素を含みます(ビッグエンディアン順)。
3. 16ビット: トランザクションのインデックス。これは[トランザクションのメタデータ](../../protocol/transactions/metadata.md)の`TransactionIndex`フィールドとして提供されます 3. 16ビット: トランザクションのインデックス。これは[トランザクションのメタデータ](../../protocol/transactions/metadata.md)の`TransactionIndex`フィールドとして提供されます
4. 16ビット: トランザクションを検証したネットワークの[ネットワークID](../../protocol/transactions/common-fields.md#networkidフィールド) 4. 16ビット: トランザクションを検証したネットワークの[ネットワークID](../../protocol/transactions/common-fields.md#networkidフィールド)
**注記:** レジャーインデックスは通常32ビットの符号なし整数として保存され、新しいレジャーが作成されるたびに1ずつ増加します。ネットワークのレジャーインデックスが268,435,455より大きい場合、28ビットに収まらないので、必要に応じて先頭の`C``D``E``F`にインクリメントする必要があります。これは少なくとも2043年までは必要ないと思われます。 {% admonition type="info" name="注記" %}レジャーインデックスは通常32ビットの符号なし整数として保存され、新しいレジャーが作成されるたびに1ずつ増加します。ネットワークのレジャーインデックスが268,435,455より大きい場合、28ビットに収まらないので、必要に応じて先頭の`C``D``E``F`にインクリメントする必要があります。これは少なくとも2043年までは必要ないと思われます。{% /admonition %}
## 関連項目 ## 関連項目

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@@ -10,7 +10,7 @@ labels:
エラーが発生する可能性のある状況をすべて挙げることは不可能です。トランスポートレイヤーで発生する場合(ネットワーク接続が失われる場合など)には、使用しているクライアントとトランスポートに応じてその結果は異なります。ただし、`rippled`サーバがリクエストを正常に受信した場合、サーバは標準のエラー形式でのレスポンスを試みます。 エラーが発生する可能性のある状況をすべて挙げることは不可能です。トランスポートレイヤーで発生する場合(ネットワーク接続が失われる場合など)には、使用しているクライアントとトランスポートに応じてその結果は異なります。ただし、`rippled`サーバがリクエストを正常に受信した場合、サーバは標準のエラー形式でのレスポンスを試みます。
**注意:** リクエストの結果がエラーになった場合、レスポンスの一部としてリクエスト全体がコピーされます。このため、エラーのデバッグに取り組むことができます。ただし、これにはリクエストで渡した機密情報がすべて含まれます。エラーメッセージを共有するときには、アカウントの重要な機密情報を他のユーザに誤って公開することがないように、十分に注意してください。 {% admonition type="warning" name="注意" %}リクエストの結果がエラーになった場合、レスポンスの一部としてリクエスト全体がコピーされます。このため、エラーのデバッグに取り組むことができます。ただし、これにはリクエストで渡した機密情報がすべて含まれます。エラーメッセージを共有するときには、アカウントの重要な機密情報を他のユーザに誤って公開することがないように、十分に注意してください。{% /admonition %}
エラーの例: エラーの例:

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@@ -10,7 +10,7 @@ labels:
`rippled`サーバはAPIクライアントが公開APIにリクエストできるレートを制限できます。レート制限はクライアントのIPアドレスに基づいて行われるため、[ネットワークアドレス変換](https://ja.wikipedia.org/wiki/ネットワークアドレス変換)の背後にいるクライアントは公開IPアドレスに基づく制限を共有します。 `rippled`サーバはAPIクライアントが公開APIにリクエストできるレートを制限できます。レート制限はクライアントのIPアドレスに基づいて行われるため、[ネットワークアドレス変換](https://ja.wikipedia.org/wiki/ネットワークアドレス変換)の背後にいるクライアントは公開IPアドレスに基づく制限を共有します。
**ヒント:** レート制限は、クライアントが[管理者](../../../tutorials/http-websocket-apis/build-apps/get-started.md#管理者アクセス権限)として接続されているときには適用されません {% admonition type="success" name="ヒント" %}レート制限は、クライアントが[管理者](../../../tutorials/http-websocket-apis/build-apps/get-started.md#管理者アクセス権限)として接続されているときには適用されません{% /admonition %}
クライアントがレート制限に近づいている場合、サーバは[APIレスポンス](response-formatting.md)のトップレベルにフィールド`"warning" "load"`というフィールドを[APIレスポンス](response-formatting.md)のトップレベルに追加します。この警告はすべてのレスポンスに追加されるわけではありませんが、サーバはクライアントを切断する前に何度かこのような警告を送ることがあります。 クライアントがレート制限に近づいている場合、サーバは[APIレスポンス](response-formatting.md)のトップレベルにフィールド`"warning" "load"`というフィールドを[APIレスポンス](response-formatting.md)のトップレベルに追加します。この警告はすべてのレスポンスに追加されるわけではありませんが、サーバはクライアントを切断する前に何度かこのような警告を送ることがあります。

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@@ -97,7 +97,7 @@ APIのメソッド名は、通常の(ダッシュで始まる)コマンドライ
コマンドラインは常に最新の[APIバージョン](#api-versioning)を使用します。 コマンドラインは常に最新の[APIバージョン](#api-versioning)を使用します。
**注意:** コマンドラインインターフェイスは管理目的でのみ使用することを意図しており、_サポートされているAPIではありません_です。新しいバージョンの`rippled`では、警告なしにコマンドラインAPIに破壊的な変更が導入される可能性があります {% admonition type="warning" name="注意" %}コマンドラインインターフェイスは管理目的でのみ使用することを意図しており、_サポートされているAPIではありません_です。新しいバージョンの`rippled`では、警告なしにコマンドラインAPIに破壊的な変更が導入される可能性があります{% /admonition %}
## APIのバージョン管理 ## APIのバージョン管理

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@@ -176,7 +176,7 @@ HTTP Status: 200 OK
一般的に、この警告は無視しても安全です。 一般的に、この警告は無視しても安全です。
**注意:** レポートモードで検証されていないデータをリクエストする場合、明示的に[レジャーバージョンを指定][レジャーの指定]しない限り、レポートモードはデフォルトで最新の検証済みレジャーを使用します。 {% admonition type="warning" name="注意" %}レポートモードで検証されていないデータをリクエストする場合、明示的に[レジャーバージョンを指定][レジャーの指定]しない限り、レポートモードはデフォルトで最新の検証済みレジャーを使用します。{% /admonition %}
## 関連項目 ## 関連項目

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@@ -20,6 +20,6 @@ labels:
| `validating` | サーバは現在、レジャーの検証に参加しています。 | | `validating` | サーバは現在、レジャーの検証に参加しています。 |
| `proposing` | サーバはレジャーの検証に参加しており、現在、自身のバージョンを提案中です。 | | `proposing` | サーバはレジャーの検証に参加しており、現在、自身のバージョンを提案中です。 |
**注記:** `full``validating``proposing`の区別は、グローバルネットワークの他者との同期の状況に基づいていますが、通常サーバの上記の状態は一般的なオペレーションの中で変動します。 {% admonition type="info" name="注記" %}`full``validating``proposing`の区別は、グローバルネットワークの他者との同期の状況に基づいていますが、通常サーバの上記の状態は一般的なオペレーションの中で変動します。{% /admonition %}
{% raw-partial file="/docs/_snippets/common-links.md" /%} {% raw-partial file="/docs/_snippets/common-links.md" /%}

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@@ -15,7 +15,7 @@ labels:
情報によっては、急速に正常範囲から外れる情報もあるため、ヘルスチェックが複数回連続して失敗しない限り、アラートを発生させないようにしてください。 情報によっては、急速に正常範囲から外れる情報もあるため、ヘルスチェックが複数回連続して失敗しない限り、アラートを発生させないようにしてください。
**注記:** ヘルスチェックは[peer portメソッド](index.md)であるため、[スタンドアロンモード][]でサーバをテストしているときは利用できません。 {% admonition type="info" name="注記" %}ヘルスチェックは[peer portメソッド](index.md)であるため、[スタンドアロンモード][]でサーバをテストしているときは利用できません。{% /admonition %}
## リクエストのフォーマット ## リクエストのフォーマット

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@@ -146,7 +146,7 @@ labels:
| `send_currencies` | 文字列の配列 | このアカウントが送金できる通貨の[通貨コード][]の配列。 | | `send_currencies` | 文字列の配列 | このアカウントが送金できる通貨の[通貨コード][]の配列。 |
| `validated` | ブール値 | `true`の場合、このデータは検証済みレジャーから取得されます。 | | `validated` | ブール値 | `true`の場合、このデータは検証済みレジャーから取得されます。 |
**注記:** アカウントが送金または受領できる通貨は、アカウントのトラストラインのチェックに基づいて定義されます。アカウントに通貨のトラストラインがあり、残高を増額できる余裕がある場合、その通貨を受領できます。トラストラインの残高を減らせる場合、アカウントはその通貨を送金できます。このメソッドでは、トラストラインが[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)または承認されているかどうかは確認 _されません_ {% admonition type="info" name="注記" %}アカウントが送金または受領できる通貨は、アカウントのトラストラインのチェックに基づいて定義されます。アカウントに通貨のトラストラインがあり、残高を増額できる余裕がある場合、その通貨を受領できます。トラストラインの残高を減らせる場合、アカウントはその通貨を送金できます。このメソッドでは、トラストラインが[凍結](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/freezes.md)または承認されているかどうかは確認 _されません_{% /admonition %}
## 考えられるエラー ## 考えられるエラー

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@@ -84,7 +84,7 @@ rippled account_objects r9cZA1mLK5R5Am25ArfXFmqgNwjZgnfk59 validated
| `marker` | [マーカー][] | いいえ | 以前にページネーションされたレスポンスの値。そのレスポンスを停止した箇所からデータの取得を再開します。 | | `marker` | [マーカー][] | いいえ | 以前にページネーションされたレスポンスの値。そのレスポンスを停止した箇所からデータの取得を再開します。 |
| `type` | 文字列 | いいえ | 指定されている場合、結果をフィルタリングしてこのタイプのレジャーオブジェクトのみが含まれるようにします。有効なタイプは`bridge`, `check``deposit_preauth``escrow``nft_offer`, `nft_page`, `offer``payment_channel``signer_list``state`(トラストライン)そして`ticket`です。 | | `type` | 文字列 | いいえ | 指定されている場合、結果をフィルタリングしてこのタイプのレジャーオブジェクトのみが含まれるようにします。有効なタイプは`bridge`, `check``deposit_preauth``escrow``nft_offer`, `nft_page`, `offer``payment_channel``signer_list``state`(トラストライン)そして`ticket`です。 |
**注記:** `account_objects`コマンドのコマンドラインインタフェースは`type`フィールドを受け付けません。代わりにコマンドラインでJSON-RPC形式のリクエストを送信するには[jsonメソッド][]を使用してください。 {% admonition type="info" name="注記" %}`account_objects`コマンドのコマンドラインインタフェースは`type`フィールドを受け付けません。代わりにコマンドラインでJSON-RPC形式のリクエストを送信するには[jsonメソッド][]を使用してください。{% /admonition %}
## レスポンスのフォーマット ## レスポンスのフォーマット

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@@ -441,7 +441,7 @@ rippled -- account_tx rLNaPoKeeBjZe2qs6x52yVPZpZ8td4dc6w -1 -1 2 0 binary descen
| `transactions` | 配列 | 以降で説明する、リクエストの基準を満たすトランザクションの配列。 | | `transactions` | 配列 | 以降で説明する、リクエストの基準を満たすトランザクションの配列。 |
| `validated` | ブール値 | このフィールドが含まれていて`true`に設定されている場合、このレスポンス内の情報は検証済みのレジャーバージョンから取得されています。そうでない場合、情報は変更されることがあります。 | | `validated` | ブール値 | このフィールドが含まれていて`true`に設定されている場合、このレスポンス内の情報は検証済みのレジャーバージョンから取得されています。そうでない場合、情報は変更されることがあります。 |
**注記:** サーバから返される`ledger_index_min`および`ledger_index_max`の値がリクエストで指定したものとは異なる場合があります。例えば、サーバに手元の指定したバージョンがない場合など。 {% admonition type="info" name="注記" %}サーバから返される`ledger_index_min`および`ledger_index_max`の値がリクエストで指定したものとは異なる場合があります。例えば、サーバに手元の指定したバージョンがない場合など。{% /admonition %}
各トランザクションのオブジェクトには以下のフィールドが含まれます。含まれるフィールドは、JSONまたは16進文字列`"binary":true`)フォーマットのどちらでリクエストされたかによって異なります。 各トランザクションのオブジェクトには以下のフィールドが含まれます。含まれるフィールドは、JSONまたは16進文字列`"binary":true`)フォーマットのどちらでリクエストされたかによって異なります。

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@@ -204,7 +204,7 @@ labels:
{% /tabs %} {% /tabs %}
**注記:** このメソッドのコマンドライン構文はありません。コマンドラインからアクセスするには[jsonメソッド][]を使用してください。 {% admonition type="info" name="注記" %}このメソッドのコマンドライン構文はありません。コマンドラインからアクセスするには[jsonメソッド][]を使用してください。{% /admonition %}
このレスポンスは[標準フォーマット][]に従っており、正常に完了した場合は結果に次のフィールドが含まれます。 このレスポンスは[標準フォーマット][]に従っており、正常に完了した場合は結果に次のフィールドが含まれます。

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@@ -49,7 +49,7 @@ labels:
{% /tabs %} {% /tabs %}
**注記:** このメソッドのコマンドライン構文はありません。コマンドラインからアクセスするには[jsonメソッド][]を使用してください。 {% admonition type="info" name="注記" %}このメソッドのコマンドライン構文はありません。コマンドラインからアクセスするには[jsonメソッド][]を使用してください。{% /admonition %}
リクエストには以下のパラメーターが含まれます。 リクエストには以下のパラメーターが含まれます。

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@@ -12,7 +12,7 @@ labels:
`nft_history`コマンドはクエリ対象の[NFT](../../../../concepts/tokens/nfts/index.md)の過去のトランザクションメタデータをClioサーバに問い合わせます。{% badge href="https://github.com/XRPLF/clio/releases/tag/1.1.0" %}新規: Clio v1.1.0{% /badge %} `nft_history`コマンドはクエリ対象の[NFT](../../../../concepts/tokens/nfts/index.md)の過去のトランザクションメタデータをClioサーバに問い合わせます。{% badge href="https://github.com/XRPLF/clio/releases/tag/1.1.0" %}新規: Clio v1.1.0{% /badge %}
**注記** `nft_history`はNFTに関連する成功したトランザクションのみを返します。 {% admonition type="info" name="注記" %}`nft_history`はNFTに関連する成功したトランザクションのみを返します。{% /admonition %}
## リクエストのフォーマット ## リクエストのフォーマット
リクエストのフォーマットの例: リクエストのフォーマットの例:
@@ -60,7 +60,7 @@ labels:
| `limit` | UInt32 | _(省略可)_ 取得するNFTの数を制限します。サーバはこの値を守る必要はありません。 | | `limit` | UInt32 | _(省略可)_ 取得するNFTの数を制限します。サーバはこの値を守る必要はありません。 |
| `marker` | マーカー | 以前のページ分割されたレスポンスの値。そのレスポンスが終了したところからデータの取得を再開します。サーバで使用可能なレジャーの範囲が変更された場合、この値は変化する可能性があります。"検証済み"レジャーを照会している場合、ページング中に新しいNFTが作成される可能性があります。 | | `marker` | マーカー | 以前のページ分割されたレスポンスの値。そのレスポンスが終了したところからデータの取得を再開します。サーバで使用可能なレジャーの範囲が変更された場合、この値は変化する可能性があります。"検証済み"レジャーを照会している場合、ページング中に新しいNFTが作成される可能性があります。 |
**注記** レジャーのバージョンを指定しない場合、Clioは検証済みの最新のレジャーを使用します。 {% admonition type="info" name="注記" %}レジャーのバージョンを指定しない場合、Clioは検証済みの最新のレジャーを使用します。{% /admonition %}
## レスポンスのフォーマット ## レスポンスのフォーマット
@@ -315,7 +315,7 @@ labels:
| `transactions` | 配列 | 以下に説明するように、リクエストの条件に一致するトランザクションの配列。 | | `transactions` | 配列 | 以下に説明するように、リクエストの条件に一致するトランザクションの配列。 |
| `validated` | 真偽値 | レスポンスに含まれ、`true`に設定されている場合、このレスポンスの情報は検証済みのレジャーのバージョンに基づきます。`false`の場合、情報は変更される可能性があります。 | | `validated` | 真偽値 | レスポンスに含まれ、`true`に設定されている場合、このレスポンスの情報は検証済みのレジャーのバージョンに基づきます。`false`の場合、情報は変更される可能性があります。 |
**注記:** 例えば、指定したバージョンが手元にない場合、サーバはリクエストで指定した値とは異なる`ledger_index_min``ledger_index_max`を返すことがあります。 {% admonition type="info" name="注記" %}例えば、指定したバージョンが手元にない場合、サーバはリクエストで指定した値とは異なる`ledger_index_min``ledger_index_max`を返すことがあります。{% /admonition %}
各トランザクションオブジェクトは、JSONまたは16進文字列(`"binary":true`)のどちらの形式でリクエストされたかに応じて、以下のフィールドを含みます。 各トランザクションオブジェクトは、JSONまたは16進文字列(`"binary":true`)のどちらの形式でリクエストされたかに応じて、以下のフィールドを含みます。

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@@ -49,7 +49,7 @@ label:
- [レスポンスのフォーマット](#レスポンスのフォーマット) - [レスポンスのフォーマット](#レスポンスのフォーマット)
- [考えられるエラー](#考えられるエラー) - [考えられるエラー](#考えられるエラー)
**注意:** リクエストでこれらの型固有のフィールドを1つ以上指定した場合、サーバはそのうちの1つだけの結果を取得します。サーバがどれを選択するかは定義されていないため、こうした指定方法は避けるべきです。 {% admonition type="warning" name="注意" %}リクエストでこれらの型固有のフィールドを1つ以上指定した場合、サーバはそのうちの1つだけの結果を取得します。サーバがどれを選択するかは定義されていないため、こうした指定方法は避けるべきです。{% /admonition %}
### IDからレジャーオブジェクトを取得する ### IDからレジャーオブジェクトを取得する

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