Merge commit 'f8d08389620c165deeb799bba8bea7e6482ae31a'

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tequ
2023-11-24 16:47:03 +09:00
413 changed files with 3388 additions and 1305 deletions

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@@ -17,4 +17,3 @@ blurb: これらのライブラリを使用して、お好みのプログラミ
| **Java** | `xrpl4j` | [Javaを使ってみよう](get-started-using-java.html) | [API リファレンス](https://javadoc.io/doc/org.xrpl/) | [リポジトリ](https://github.com/XRPLF/xrpl4j) |
| **Ruby** | `xrbp` | | [API リファレンス](https://www.rubydoc.info/gems/xrbp) | [リポジトリ](https://github.com/DevNullProd/xrbp) |
**ヒント:** ここに掲載されていないクライアントライブラリを追加するには、[このページの変更を提案]({{target.github_forkurl}}/edit/{{target.github_branch}}/content/{{currentpage.md}})してください!

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@@ -83,7 +83,7 @@ _([AMM amendment][] :not_enabled:が必要です。)_
{
"result": {
"amm": {
"amm_account": "rp9E3FN3gNmvePGhYnf414T2TkUuoxu8vM",
"account": "rp9E3FN3gNmvePGhYnf414T2TkUuoxu8vM",
"amount": "296890496",
"amount2": {
"currency": "TST",
@@ -140,7 +140,7 @@ _([AMM amendment][] :not_enabled:が必要です。)_
{
"result": {
"amm": {
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"account": "rp9E3FN3gNmvePGhYnf414T2TkUuoxu8vM",
"amount": "296890496",
"amount2": {
"currency": "TST",

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@@ -13,7 +13,7 @@ curated_anchors:
- name: タイプリスト
anchor: "#タイプリスト"
---
# シリアル化フォーマット
# バイナリフォーマット
[[ソース]](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/develop/src/ripple/protocol/impl/STObject.cpp#L696-L718 "Source")
このページでは、XRP Ledgerのトランザクションとその他のデータの正規バイナリフォーマットについて説明します。このバイナリフォーマットは、トランザクションの内容のデジタル署名を作成および検証するために必要であり、[サーバー間のピアツーピア通信](peer-protocol.html)を含む他の用途にも使用されます。通常、[`rippled` API](http-websocket-apis.html)は、JSONを使用してクライアントアプリケーションと通信します。ただしJSONは、同じデータをさまざまな同等の方法で表現できるため、デジタル署名を付与するトランザクションをシリアル化するのに適したフォーマットではありません。
@@ -177,7 +177,7 @@ curated_anchors:
| タイプ名 | タイプコード | ビット長 | [長さプレフィクスを付加する]? | 説明 |
|:--------------|:----------|:-----------|:-------------------|----------------|
| [AccountID][] | 8 | 160 | はい | [アカウント](accounts.html)の一意のID。 |
| [Amount][] | 6 | 64または384 | いいえ | XRPまたは発行済み通貨の額。フィールドの長さは、XRPの場合は64ビット、発行済み通貨の場合は384ビット64+160+160です。 |
| [Amount][] | 6 | 64または384 | いいえ | XRPまたはトークンの金額。フィールドの長さは、XRPの場合は64ビット、トークンの場合は384ビット64+160+160です。 |
| [Blob][] | 7 | 可変 | はい | 任意のバイナリデータ。このようなフィールドの中で重要なフィールドとして、`TxnSignature`(トランザクションを承認する署名)があります。 |
| [Hash128][] | 4 | 128 | いいえ | 128ビットの任意のバイナリ値。該当する唯一のフィールドは`EmailHash`です。これは、[Gravatar](https://www.gravatar.com/)を取得する目的でアカウント所有者のメールのMD-5ハッシュを保管するフィールドです。 |
| [Hash160][] | 17 | 160 | いいえ | 160ビットの任意のバイナリ値。これにより通貨コードまたはイシュアーが定義されます。 |
@@ -217,25 +217,25 @@ curated_anchors:
[Amount]: #amountフィールド
<!-- TODO: update translation based on the English version, which moves in content from the Currency Formats page -->
「Amount」タイプは、通貨XRPまたは発行済み通貨の額を表す特殊なフィールドタイプです。このタイプは2つのサブタイプで構成されます。
「Amount」タイプは、通貨XRPまたはトークンの額を表す特殊なフィールドタイプです。このタイプは2つのサブタイプで構成されます。
- **XRP**
XRPは64ビット符号なし整数ビッグエンディアンオーダーとしてシリアル化されます。ただし、XRPであることを示すため最上位ビットが常に0であり、プラスの値であることを示す最上位から2番目のビットは`1`となります。XRPの最大額10<sup>17</sup> dropには57ビットが必要であるため、XRPのシリアル化フォーマットを計算するには、標準の64ビット符号なし整数をとり、`0x4000000000000000`のビットOR演算を行います。
- **発行済み通貨**
- **トークン**
発行済み通貨は以下の3つのセグメントで構成され、セグメントの順序は以下のとおりです。
トークンは以下の3つのセグメントで構成され、セグメントの順序は以下のとおりです。
1. [内部通貨フォーマット](currency-formats.html#発行済み通貨の計算)の額を示す64ビット。1番目のビットは、これがXRPではないことを示す`1`です。
1. [内部通貨フォーマット](currency-formats.html#トークンの計算)の額を示す64ビット。1番目のビットは、これがXRPではないことを示す`1`です。
2. [通貨コード](currency-formats.html#通貨コード)を示す160ビット。標準APIでは、[標準通貨コードフォーマット](currency-formats.html#標準通貨コード)を使用して「USD」などの3文字のコードが160ビットのコードに変換されますが、160ビットのカスタムコードも使用できます。
3. イシュアーのアカウントIDを示す160ビット。関連項目: [アカウントアドレスエンコード](addresses.html#アドレスのエンコード)
1番目のビットに基づいて2つのサブタイプのいずれに該当するかを確認できます。`0`の場合はXRP、`1`の場合は発行済み通貨です。
1番目のビットに基づいて2つのサブタイプのいずれに該当するかを確認できます。`0`の場合はXRP、`1`の場合はトークンです。
以下の図に、XRPの額と発行済み通貨の額のシリアル化フォーマットを示します。
以下の図に、XRPの額とトークン額のシリアル化フォーマットを示します。
![「非XRP」ビット、符号ビット、および62ビットの精度で構成されるXRPの額。「非XRP」ビット、符号ビット、指数8ビット、仮数54ビット、通貨コード160ビット、イシュアー160ビットで構成される発行済み通貨の額。](img/serialization-amount.ja.png)
![「非XRP」ビット、符号ビット、および62ビットの精度で構成されるXRPの額。「非XRP」ビット、符号ビット、指数8ビット、仮数54ビット、通貨コード160ビット、イシュアー160ビットで構成されるトークンの額。](img/serialization-amount.ja.png)
### 配列フィールド

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@@ -33,20 +33,20 @@ blurb: さまざまなタイプのオブジェクトがそれぞれ異なる方
ある種のハッシュは、APIの要求と応答に使用されます。またある種のデータに署名するときの最初のステップで計算されるだけのものや、より高度なハッシュを計算するためのものもあります。XRP Ledgerで使用されるすべての4バイトのハッシュプレフィクスは以下の表の通りです。
| オブジェクトタイプ | APIフィールド | ハッシュプレフィクス16進数 | ハッシュプレフィクス(テキスト) |
|:--------------------------------------|:-------------------------------------|:------------------|:--|
| コンセンサスの提案 | なし | `0x50525000` | `PRP\0` |
| レジャーバージョン | `ledger_hash` | `0x4C575200` | `LWR\0` |
| レジャー状態データ | `account_state` [レジャーヘッダー][]内) | `0x4D4C4E00` | `MLN\0` |
| レジャーデータ内部ノード | なし | `0x4D494E00` | `MIN\0` |
| レジャーデータ内部ノード([SHAMapv2][] | なし | `0x494E5200` | `INR\0` |
| Payment Channelのクレーム | なし | `0x434C4D00` | `CLM\0` |
| 署名済みのトランザクション | トランザクションの`hash` | `0x54584E00` | `TXN\0` |
| メタデータを持つトランザクション | なし | `0x534E4400` | `SND\0` |
| 未署名のトランザクション(シングル署名) | なし | `0x53545800` | `STX\0` |
| 未署名のトランザクション(マルチシグ) | なし | `0x534D5400` | `SMT\0` |
| 検証の投票 | なし | `0x56414C00` | `VAL\0` |
| バリデータサブキー認証(「バリデータマニフェスト」) | なし | `0x4D414E00` | `MAN\0` |
| オブジェクトタイプ | APIフィールド | ハッシュプレフィクス16進数 | ハッシュプレフィクス(テキスト) |
|:--------------------------------------------|:---------------------------------------|:--------------------------|:--|
| コンセンサスの提案 | なし | `0x50525000` | `PRP\0` |
| レジャーバージョン | `ledger_hash` | `0x4C575200` | `LWR\0` |
| レジャー状態データ | `account_state` [レジャーヘッダー][]内) | `0x4D4C4E00` | `MLN\0` |
| レジャーデータ内部ノード | なし | `0x4D494E00` | `MIN\0` |
| レジャーデータ内部ノード([SHAMapv2][] | なし | `0x494E5200` | `INR\0` |
| Payment Channelのクレーム | なし | `0x434C4D00` | `CLM\0` |
| 署名済みのトランザクション | トランザクションの`hash` | `0x54584E00` | `TXN\0` |
| メタデータを持つトランザクション | なし | `0x534E4400` | `SND\0` |
| 未署名のトランザクション(シングル署名) | なし | `0x53545800` | `STX\0` |
| 未署名のトランザクション(マルチシグ) | なし | `0x534D5400` | `SMT\0` |
| 検証の投票 | なし | `0x56414C00` | `VAL\0` |
| バリデータサブキー認証(「バリデータマニフェスト」) | なし | `0x4D414E00` | `MAN\0` |
[レジャーヘッダー]: ledger-header.html
[SHAMapv2]: known-amendments.html#shamapv2
@@ -85,22 +85,6 @@ APIメソッドの多くは、レジャーのインスタンスを指定する
**注記:** レジャーを指定する際に上記のデフォルトの動作に頼らないでください。変更される場合があります。可能であれば、常に要求にてレジャーバージョンを指定してください。
## 通貨
XRP Ledgerには2種類の通貨があります。XRPとその他のあらゆる通貨です。この2つには多くの相違点があります。
| `XRP` | 発行済み通貨 |
|:----------------------------------------------------------------|:-----------|
| 発行者なし | 必ずXRP Ledgerアカウントが発行 |
| 文字列として指定 | オブジェクトとして指定 |
| [アカウント](accountroot.html)内で追跡 | [トラストライン](ripplestate.html)内で追跡 |
| 作成は一切不可、消却のみ可能 | 自由に発行または清算可能 |
| 最大値: `100000000000``1e11` | 最大値: `9999999999999999e80` |
| [「drop」](#xrp)0.000001 XRPに近い精度 | 10進15桁の精度で非ゼロの最少絶対値は `1000000000000000e-96` |
**注意:** XRP Ledgerでは、通常の浮動小数点数とは異なる精度の小数点計算を使用するため、通貨額は常に文字列として表されます。
### 通貨額の指定
一部のAPIメソッドでは、通貨額を指定する必要があります。取扱通貨がネットワーク固有のXRP通貨であるかその他の通貨単位_イシュアンス_であるかによって、指定方法が大きく異なります。

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@@ -8,7 +8,7 @@ labels:
---
# 通貨フォーマット
XRP Ledgerには2種類の通貨 XRP と[発行済み通貨](issued-currencies.html)があります。XRP Ledgerでは、これらの通貨のフォーマットは異なりますが、いずれの通貨も高精度です。
XRP Ledgerには2種類の通貨 XRP と[トークン](tokens.html)があります。XRP Ledgerでは、これらの通貨のフォーマットは異なりますが、いずれの通貨も高精度です。
## 文字列フォーマット
@@ -25,25 +25,25 @@ XRPの精度は、64ビット符号なし整数と同等であり、各単位は
* `0.000001`10<sup>-6</sup>XRPに近い精度
- `"1"` dropのXRP
## 発行済み通貨の精度
## トークンの精度
XRP Ledgerの発行済み通貨は、以下の精度のカスタムフォーマットで表現されます。
XRP Ledgerのトークンは、以下の精度のカスタムフォーマットで表現されます。
* 非ゼロの最小絶対値: `1000000000000000e-96`
* 最大値: `9999999999999999e80`
* 最小値: `-9999999999999999e80`
* 10進15桁の精度
## 発行済み通貨の計算
## トークンの計算
[[ソース]](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/35fa20a110e3d43ffc1e9e664fc9017b6f2747ae/src/ripple/protocol/impl/STAmount.cpp "Source")
![発行済み通貨額フォーマットの図](img/currency-number-format.ja.png)
![トークンの金額フォーマットの図](img/currency-number-format.ja.png)
`rippled`内部では発行済み通貨の数値はカスタムの数値フォーマットで表現されます。このフォーマットではさまざまな資産一般的にごく小さな単位または極めて大きな単位で測定される資産を含むを保管できます。このフォーマットでは、有効数字と10のべき乗の指数を科学的記数法と同様の方法で使用します。このフォーマットは、指定された範囲内のプラスまたはマイナスの有効桁数と指数に対応しています。非整数値の一般的な浮動小数点表記とは異なり、このフォーマットでは整数を用いて計算します。このため、常に15桁の精度が維持されます。乗算と除算には、最下位の有効数字の丸め過ぎを補う調整機能があります。
`rippled`内部ではトークンの数値はカスタムの数値フォーマットで表現されます。このフォーマットではさまざまな資産一般的にごく小さな単位または極めて大きな単位で測定される資産を含むを保管できます。このフォーマットでは、有効数字と10のべき乗の指数を科学的記数法と同様の方法で使用します。このフォーマットは、指定された範囲内のプラスまたはマイナスの有効桁数と指数に対応しています。非整数値の一般的な浮動小数点表記とは異なり、このフォーマットでは整数を用いて計算します。このため、常に15桁の精度が維持されます。乗算と除算には、最下位の有効数字の丸め過ぎを補う調整機能があります。
「任意精度」の数値フォーマットとは異なり、カスタムフォーマットは64ビットの固定サイズで格納できます。このようにシリアル化される場合、このフォーマットは「非XRP」ビット、符号ビット、有効桁数、指数で構成されます。これらは次の順で表示されます。
1. 発行済み通貨額の1番目のビット最上位ビットは、XRPの額ではないことを示す`1`です。XRPの額である場合、最上位ビットは常に`0`に設定され、このフォーマットからXRPの額が区別されます。
1. トークン金額の1番目のビット最上位ビットは、XRPの額ではないことを示す`1`です。XRPの額である場合、最上位ビットは常に`0`に設定され、このフォーマットからXRPの額が区別されます。
2. 符号ビットは、金額のプラスマイナスを示します。標準的な[2の補数で表される](https://en.wikipedia.org/wiki/Two%27s_complement)整数とは異なり、`1` はXRP Ledgerフォーマットでは**プラス**を示し`0`はマイナスを示します。
3. 次の8ビットは、指数を符号なし整数で表しています。指数は、小数点以下桁数有効桁数に乗算する10のべき乗を-96以上+80以下の範囲で示します。ただしシリアル化では、この指数に97を加算して符号なし整数としてシリアル化できるようにします。したがってシリアル化された値が`1`の場合は指数`-96`、シリアル化された値が`177`の場合は指数80を示します。
4. 残りの54ビットは、有効数字を符号なし整数で表します。シリアル化では、値0の特殊なケースを除き、この値は10<sup>15</sup>`1000000000000000`以上10<sup>16</sup>-1`9999999999999999`以下の範囲で正規化されます。値0の特殊なケースがあります。この場合符号ビット、指数、および仮数はすべてゼロであるため、64ビット値は`0x8000000000000000000000000000000000000000`としてシリアル化されます。
@@ -51,7 +51,7 @@ XRP Ledgerの発行済み通貨は、以下の精度のカスタムフォーマ
## 通貨コード
XRP LedgerのXRP以外の通貨には160ビットの通貨コードがあります。[`rippled`API](http-websocket-apis.html)では、標準マッピングを使用して3文字のASCII文字列大文字と小文字の区別ありが160ビットの通貨コードにマッピングされます。通貨コード`XRP`発行済み通貨には使用できません。同一コードの通貨は接続トラストラインを通じて[ripple](rippling.html)できます。通貨コードには、XRP Ledgerに組み込まれるその他の動作はありません。
XRP LedgerのXRP以外の通貨には160ビットの通貨コードがあります。[`rippled`API](http-websocket-apis.html)では、標準マッピングを使用して3文字のASCII文字列大文字と小文字の区別ありが160ビットの通貨コードにマッピングされます。通貨コード`XRP`トークンには使用できません。同一コードの通貨は接続トラストラインを通じて[ripple](rippling.html)できます。通貨コードには、XRP Ledgerに組み込まれるその他の動作はありません。
### 標準通貨コード
@@ -62,7 +62,7 @@ XRP LedgerのXRP以外の通貨には160ビットの通貨コードがありま
1. 最初の8ビットは`0x00`でなければなりません。
2. 次の88ビットは予約済みであり、すべて`0`です。
3. 次の24ビットは3つのASCII文字を表します。
[ISO 4217](https://www.xe.com/iso4217.php)コードまたはよく利用されている疑似ISO 4217コードBTCなどの使用が推奨されます。ただし、すべての大文字と小文字、桁数、および記号`?``!``@``#``$``%``^``&``*``<``>``(``)``{``}``[``]`、および<code>|</code>の組み合わせを使用できます。通貨コード`XRP`すべて大文字はXRP用に予約されており、発行済み通貨には使用できません。
[ISO 4217](https://www.xe.com/iso4217.php)コードまたはよく利用されている疑似ISO 4217コードBTCなどの使用が推奨されます。ただし、すべての大文字と小文字、桁数、および記号`?``!``@``#``$``%``^``&``*``<``>``(``)``{``}``[``]`、および<code>|</code>の組み合わせを使用できます。通貨コード`XRP`すべて大文字はXRP用に予約されており、トークンには使用できません。
4. 次の40ビットは予約済みであり、すべて`0`です。
通常、XRP額の指定時には通貨コードは使用しません。フィールドにXRPの通貨コードが指定されている稀なケースでは、通貨コードのバイナリ形式はすべてゼロになります。

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@@ -18,6 +18,7 @@ labels:
| [AccountTxnID][] | 文字列 | Hash256 | _省略可_ 別のトランザクションを識別するためのハッシュ値。このハッシュがある場合、このトランザクションが有効になるのは、送信側のアカウントの直前送信トランザクションがこのハッシュと一致しているときのみです。 |
| [Flags][] | 符号なし整数 | UInt32 | _省略可_ このトランザクションのビットフラグのセット。 |
| LastLedgerSequence | 数値 | UInt32 | _省略可。使用を強く推奨_ このトランザクションを登録できるレジャーインデックスの最大値。このフィールドを指定することにより、トランザクションが検証または拒否されるのを待たなければならない期間の上限を設定することができます。詳細は、[信頼できるトランザクションの送信](reliable-transaction-submission.html)を参照してください。 |
| [`NetworkID`](#networkidフィールド) | Number | UInt32 | _(Network-specific)_ The network ID of the chain this transaction is intended for. **MUST BE OMITTED** for Mainnet and some test networks. **REQUIRED** on chains whose network ID is 1025 or higher. |
| [Memos][] | オブジェクトの配列 | 配列 | _省略可_ このトランザクションの識別に使用される任意の追加情報。 |
| [Signers][] | 配列 | 配列 | _省略可_ このトランザクションを承認するための[マルチシグ](multi-signing.html)を表すオブジェクトの配列。 |
| SourceTag | 符号なし整数 | UInt32 | _省略可_ この支払いの理由、またはこのトランザクションの実行元である送信者を識別するために使用される任意の整数。一般的に、返金については、最初の支払いの`SourceTag`を返金の`DestinationTag`として指定する必要があります。 |
@@ -42,8 +43,7 @@ labels:
AccountTxnIDを使用するには、アカウントの1つ前のトランザクションのIDがレジャーで追跡されるよう、最初に[asfAccountTxnID](accountset.html#accountsetのフラグ)フラグを設定する必要があります。
## 自動入力可能なフィールド
## Auto-fillable Fields {.invisible}
## 自動入力可能なフィールド <a id="auto-fillable-fields"></a>
一部のフィールドについては、トランザクションの署名前に、`rippled`サーバーによって、または署名に使用される[ripple-lib][]などのライブラリーによって値を自動入力できます。値を自動入力するには、最新の状態を取得するためのXRP Ledgerへのアクティブな接続が必要です。したがって、オフラインでは実行できません。[ripple-lib][]と`rippled`のどちらも、以下の値を自動的に提供できます。
@@ -125,6 +125,30 @@ MemoTypeフィールドとMemoFormatフィールドには、以下の文字の
"Amount": "1"
}
```
## NetworkIDフィールド <a id="networkid-field"></a>
[新規: rippled 1.11.0][]
<!-- TODO: translate section -->
The `NetworkID` field is a protection against "cross-chain" transaction replay attacks, preventing the same transaction from being copied over and executing on a [parallel network](parallel-networks.html) that it wasn't intended for. For compatibility with existing chains, the `NetworkID` field must be omitted on any network with a Network ID of 1024 or less, but must be included on any network with a Network ID of 1025 or greater. The following table shows the status and values for various known networks:
| Network | ID | `NetworkID` Field |
|---------------|----|-------------------|
| Mainnet | 0 | Disallowed |
| Testnet | 1 | Disallowed |
| Devnet | 2 | Disallowed |
| AMM Devnet | 25 | Disallowed |
| Sidechains Devnet Locking Chain | 2551 | Disallowed, but will become required after an update |
| Sidechains Devnet Issuing Chain | 2552 | Disallowed, but will become required after an update |
| Hooks V3 Testnet | 21338 | Required |
Transaction replay attacks are theoretically possible, but require specific conditions on the second network. All of the following must be true:
- The transaction's sender is a funded account on the second network.
- The sender's `Sequence` number on the second network matches the transaction's `Sequence`, or the transaction uses a [Ticket](tickets.html) that's available on the second network.
- Either the transaction does not have a `LastLedgerSequence` field, or it specifies a value that is higher than the current ledger index on the second ledger.
- Mainnet generally has a higher ledger index than test networks or sidechains, so it is easier to replay Mainnet transactions on a sidechain or test network than the other way around, when transactions use `LastLedgerSequence` as intended.
- Either the networks both have IDs of 1024 or less, both networks use the same ID, or the second network does not require the `NetworkID` field.
## Signersフィールド

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@@ -37,7 +37,7 @@ AccountSetトランザクションは、[XRP Ledgerのアカウント](accountro
| `MessageKey` | 文字列 | Blob | _省略可_ 暗号化されたメッセージをこのアカウントに送信するための公開鍵です。キーを設定するには、正確に33バイトである必要があり、最初のバイトはキーの種類を示します。secp256k1鍵の場合は`0x02`または`0x03`、Ed25519鍵の場合は`0xED`です。キーを削除するには、空の値を使用します。 |
| `NFTokenMinter` | 文字列 | Blob | _(省略可)_ あなたのために[NFTokensをミントする](assign-an-authorized-minter-using-javascript.html)ことができる別のアカウント。 _([NonFungibleTokensV1_1 amendment][]により追加されました.)_ |
| [`SetFlag`](#accountsetのフラグ) | 数値 | UInt32 | _省略可_ このアカウントについてオプションを有効にするための整数フラグ。 |
| [`TransferRate`](#transferrate) | 符号なし整数 | UInt32 | _省略可_ ユーザーがこのアカウントの発行済み通貨を送金するときに請求される手数料。通貨単位の10億分の1で表現されます。手数料なしを意味する特殊なケースの`0`を除いて、`2000000000`より大きくしたり、`1000000000`より小さくしたりすることはできません。 |
| [`TransferRate`](#transferrate) | 符号なし整数 | UInt32 | _省略可_ ユーザーがこのアカウントのトークンを送金するときに請求される手数料。通貨単位の10億分の1で表現されます。手数料なしを意味する特殊なケースの`0`を除いて、`2000000000`より大きくしたり、`1000000000`より小さくしたりすることはできません。 |
| [`TickSize`](ticksize.html) | 符号なし整数 | UInt8 | _省略可_このアドレスによって発行されている通貨が関係するオファーに使用する為替レートの呼値の単位。それらのオファーの為替レートは、この有効桁数へと丸められます。有効な値は`3`から`15`、または無効にするための`0`です_[TickSize Amendment][]により追加されました。_ |
| `WalletLocator` | 文字列 | Hash256 | _省略可_ 任意の256ビット値です。指定された場合、この値はアカウントの設定の一部として保存さ れますが、固有の定義や要件を持ちません。 |
| `WalletSize` | 数値 | UInt32 | _省略可_ 使用されません。このフィールドはAccountSetトランザクションで有効ですが、何の機能もありません |

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@@ -44,7 +44,7 @@ _[Checks Amendment][]が必要です_
- `Destination`がトランザクションの送信者である場合、トランザクションは結果コード`temREDUNDANT`で失敗します。
- `Destination`[アカウント](accounts.html)がレジャーに存在していない場合、トランザクションは結果コード`tecNO_DST`で失敗します。
- `Destination`アカウントでRequireDestフラグが有効であるが、トランザクションに`DestinationTag`フィールドが含まれていない場合、トランザクションは結果コード`tecDST_TAG_NEEDED`で失敗します。
- `SendMax`に[凍結](freezes.html)されている発行済み通貨が指定されている場合、トランザクションは結果コード`tecFROZEN`で失敗します。
- `SendMax`に[凍結](freezes.html)されているトークンが指定されている場合、トランザクションは結果コード`tecFROZEN`で失敗します。
- トランザクションの`Expiration`が過去の日時である場合、トランザクションは結果コード`tecEXPIRED`で失敗します。
- Checkの追加後に送金元が[所有者準備金](reserves.html#所有者準備金)条件を満たすのに十分なXRPを保有していない場合、トランザクションは結果コード`tecINSUFFICIENT_RESERVE`で失敗します。
- Checkの送金元または送金先のいずれかがレジャーでこれ以上のオブジェクトを所有できない場合、トランザクションは結果コード`tecDIR_FULL`で失敗します。

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@@ -90,7 +90,7 @@ _([NonFungibleTokensV1_1 amendment][]により追加されました)_
| `temMALFORMED` | トランザクションのフォーマットが正しくありません。たとえば、`NFTokenSellOffer``NFTokenBuyOffer`のどちらも指定されていないか、`NFTokenBrokerFee`に負の値が指定されています。|
| `tecCANT_ACCEPT_OWN_NFTOKEN_OFFER` | 購入者と販売者が同じアカウントになっています。 |
| `tecEXPIRED` | トランザクションで指定されたオファーの有効期限が既に切れています。 |
| `tecINSUFFICIENT_FUNDS` | 購入者が申し出た金額を全額持っていない。購入額がXRPで指定されている場合、[所有者準備金](reserves.html)が原因である可能性があります。購入額が発行済み通貨である場合、トークンが[凍結](freezes.html) されていることが原因と考えられます。 |
| `tecINSUFFICIENT_FUNDS` | 購入者が申し出た金額を全額持っていない。購入額がXRPで指定されている場合、[所有者準備金](reserves.html)が原因である可能性があります。購入額がトークンである場合、トークンが[凍結](freezes.html) されていることが原因と考えられます。 |
| `tecINSUFFICIENT_PAYMENT` | ブローカーモードにおいて、提示された購入額は、`BrokerFee` _および_ `NFToken`の売却コストを支払うには十分な額ではありません。 |
| `tecOBJECT_NOT_FOUND` | トランザクションで指定されたオファーがレジャーに存在しません。 |
| `tecNFTOKEN_BUY_SELL_MISMATCH` | ブローカーモードにおいて、2つのオファーが有効なマッチングではありません。例えば、販売者が購入者の提示額よりも高い金額を提示している、購入と売却のオファーが異なる通貨で提示されている、販売者が購入者や ブローカーとは異なる販売先を指定している、などです。 |

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@@ -54,18 +54,18 @@ NFTokenCreateOfferタイプのトランザクションは、以下のように[`
| エラーコード | 説明 |
|:---------------------------------|:------------------------------------------|
| `temDISABLED` | [NonFungibleTokensV1 Amendment][]は有効ではありません。 |
| `temBAD_AMOUNT` | `Amount`フィールドが有効ではありません。例えば、購入オファーで金額がゼロであったり、金額は発行済み通貨であるが`NFToken`で[`lsfOnlyXRP`フラグ](nftoken.html#nftoken-フラグ)が有効になっている場合などです。 |
| `temBAD_AMOUNT` | `Amount`フィールドが有効ではありません。例えば、購入オファーで金額がゼロであったり、金額はトークンであるが`NFToken`で[`lsfOnlyXRP`フラグ](nftoken.html#nftoken-フラグ)が有効になっている場合などです。 |
| `temBAD_EXPIRATION` | 指定された`Expiration`は無効です(例:`0`)。 |
| `tecDIR_FULL` | 送信者がレジャーにすでにあまりにも多くのオブジェクトを所有しているか、またはこのトークンの売買のオファーがあまりにも多く存在しています。 |
| `tecEXPIRED` | 指定された`Expiration`の時間は既に経過しています。 |
| `tecFROZEN` | `Amount`発行済み通貨で、このオファーからトークンを受け取るトラストラインは[凍結](freezes.html)されています。これは売却者のトラストラインか、`NFToken`の発行者のトラストライン(`NFToken`に送金手数料がある場合)である可能性があります。 |
| `tecFROZEN` | `Amount`トークンで、このオファーからトークンを受け取るトラストラインは[凍結](freezes.html)されています。これは売却者のトラストラインか、`NFToken`の発行者のトラストライン(`NFToken`に送金手数料がある場合)である可能性があります。 |
| `tecINSUFFICIENT_RESERVE` | 送信者はこのオファーを提示した後、[所有者準備金](reserves.html)を満たすのに十分なXRPを持っていません。 |
| `tecNO_DST` | `Destination`に指定されたアカウントがレジャーに存在しません。 |
| `tecNO_ENTRY` | `NFToken`フィールドで指定したアカウントは所有していません。 |
| `tecNO_ISSUER` | `Amount`フィールドで指定した発行者が存在しません。 |
| `tecNO_LINE` | `Amount`フィールドは発行済み通貨ですが、`NFToken`の発行者はそのトークンのトラストラインを持っておらず、`NFToken`は[`lsfTrustLine`フラグ](nftoken.html#nftoken-フラグ)が有効ではありません。 |
| `tecNO_LINE` | `Amount`フィールドはトークンですが、`NFToken`の発行者はそのトークンのトラストラインを持っておらず、`NFToken`は[`lsfTrustLine`フラグ](nftoken.html#nftoken-フラグ)が有効ではありません。 |
| `tecNO_PERMISSION` | `Destination`アカウントが着信する NFTokenOffer をブロックします。 _([DisallowIncoming amendment][] :not_enabled: が必要です。)_
| `tecUNFUNDED_OFFER` | 購入オファーの場合、送信者は`Amount`フィールドで指定された通貨を利用可能です。もし`Amount`がXRPである場合、これは準備不足によるものかもしれません。もし`Amount`発行済み通貨である場合、これは[凍結](freezes.html)されている可能性があります。 |
| `tecUNFUNDED_OFFER` | 購入オファーの場合、送信者は`Amount`フィールドで指定された通貨を利用可能です。もし`Amount`がXRPである場合、これは準備不足によるものかもしれません。もし`Amount`トークンである場合、これは[凍結](freezes.html)されている可能性があります。 |
| `tefNFTOKEN_IS_NOT_TRANSFERABLE` | `NFToken`は[`lsfTransferable`フラグ](nftoken.html#nftoken-flags)が無効になっており、このトランザクションでは`NFToken`を発行者に転送したり発行者から転送したりすることはできません。 |

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@@ -57,7 +57,7 @@ NFTokenMint型のトランザクションでは、以下のように[`Flags`フ
| フラグ名 | 16進数値 | 整数値 | 説明 |
|:--------------|:-------------|:--------------|:------------------------------|
| `tfBurnable` | `0x00000001` | 1 | 発行者(または発行者が許可した者)が`NFToken`を破棄できるようにします。(`NFToken`の所有者は常に破棄することができます)。 |
| `tfOnlyXRP` | `0x00000002` | 2 | 発行された`NFToken`はXRPでのみ売買が可能です。これは、トークンに送金手数料がかかり、発行者がXRP以外の発行済み通貨で手数料を受け取りたくない場合に望ましいでしょう。 |
| `tfOnlyXRP` | `0x00000002` | 2 | 発行された`NFToken`はXRPでのみ売買が可能です。これは、トークンに送金手数料がかかり、発行者がXRP以外のトークンで手数料を受け取りたくない場合に望ましいでしょう。 |
| `tfTrustLine` | `0x00000004` | 4 | **非推奨** 発行者が、発行した`NFToken`を転送する際に受け取る手数料を保有するために、自動的に[トラストライン](trust-lines-and-issuing.html) を作成します。[fixRemoveNFTokenAutoTrustLine Amendment][]により、このフラグの設定は無効となります。 |
| `tfTransferable` | `0x00000008` | 8 | 発行された`NFToken`は他の人に譲渡することができます。このフラグが _有効でない_ 場合、トークンは _発行者から_ 、または _発行者へ_ のみ転送することができます。 |

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@@ -49,7 +49,7 @@ TrustSetタイプのトランザクションについては、[`Flags`フィー
| フラグ名 | 16進数値 | 10進数値 | 説明 |
|:------------------|:-------------|:--------------|:----------------------|
| `tfSetfAuth` | `0x00010000` | 65536 | [このアカウントから発行された通貨](issued-currencies.html)を相手方に保有させることを許可します。([*asfRequireAuth* AccountSet フラグ](accountset.html#accountsetのフラグ)を使用しない場合は効果がありません。)設定を解除できません。 |
| `tfSetfAuth` | `0x00010000` | 65536 | [このアカウントから発行された通貨](tokens.html)を相手方に保有させることを許可します。([*asfRequireAuth* AccountSet フラグ](accountset.html#accountsetのフラグ)を使用しない場合は効果がありません。)設定を解除できません。 |
| `tfSetNoRipple` | `0x00020000` | 131072 | 2つのトラストラインの両方でこのフラグが有効になっている場合、同じ通貨のトラストライン間の[リップリング](rippling.html)をブロックする No Ripple フラグを有効にします。 |
| `tfClearNoRipple` | `0x00040000` | 262144 | No Rippleフラグを無効にし、このトラストラインで[リップリング](rippling.html)を許可します。 |
| `tfSetFreeze` | `0x00100000` | 1048576 | トラストラインを[凍結](freezes.html)します。 |

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@@ -219,7 +219,7 @@ _各_`[[VALIDATORS]]`エントリごとに、以下から任意のフィール
### 通貨
XRP Ledgerで資産、トークン、または通貨を発行する場合は、`[[CURRENCIES]]`リストでそれらに関する情報を提供できます。通貨リストは、(存在する場合)各エントリが二重角括弧を含んだヘッダー`[[CURRENCIES]]`を使用する複数のテーブルの配列でなければなりません。各エントリは、個別の発行済み通貨または資産を示します。 _各_`[[CURRENCIES]]`エントリごと _に_ 、以下から任意のフィールドを指定することができます。
XRP Ledgerで資産、トークン、または通貨を発行する場合は、`[[CURRENCIES]]`リストでそれらに関する情報を提供できます。通貨リストは、(存在する場合)各エントリが二重角括弧を含んだヘッダー`[[CURRENCIES]]`を使用する複数のテーブルの配列でなければなりません。各エントリは、個別のまたは資産を示します。 _各_`[[CURRENCIES]]`エントリごと _に_ 、以下から任意のフィールドを指定することができます。
| フィールド | 型 | 説明 |
|:--------|:-------|:------------------------------------------------------|