[JA] update infrastructure/configuration

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tequ
2023-12-04 16:34:25 +09:00
parent 82db9e1a74
commit d2a6de1758
18 changed files with 378 additions and 41 deletions

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@@ -0,0 +1,56 @@
---
html: configure-grpc.html
parent: configure-rippled.html
blurb: gRPC APIを有効にして設定します。
labels:
- コアサーバ
---
# gRPCの設定
`rippled`サーバは[P2Pモードサーバ](rippled-server-modes.html)が提供できる限定的な[gRPC API](https://grpc.io/)を持っています。レポートモードのサーバはこのAPIを使って、最新の有効なレジャーやトランザクションに関するデータを取得します。新しい設定を使って、サーバ上でgRPC APIを有効にすることができます。
**注意:** gRPCのサポートは、特にP2Pモードサーバからレポートモードサーバにデータを提供することを目的としています。gRPC APIは予告なく変更される可能性がありますし、将来のバージョンで完全に削除される可能性もあります。
## 前提条件
gRPCを有効にするには、次の前提条件を満たす必要があります。
- [rippledのインストール](install-rippled.html)が必要です。.
- サーバは選択したポートに接続できる必要があります。
## 手順
サーバでgRPCを有効にするには、以下の手順を実行します。
1. `[port_grpc]``rippled`設定ファイルにあることを確認してください。
[port_grpc]
port = 50051
ip = 127.0.0.1
- `port`はサーバがクライアントアプリケーションからのgRPC接続を待ち受けるポートを定義します。推奨されるポートは`50051`です。
- ip`はサーバが待ち受けるインタフェースを定義します。127.0.0.1`はローカルループバックネットワーク(同じマシン)への接続を制限し、デフォルトで有効になっています。この値を`0.0.0.0`に変更すると、利用可能なすべてのネットワークインターフェイスを待ち受けます。
{% include '_snippets/conf-file-location.ja.md' %}
2. `rippled`サービスを開始(または再起動)します。
sudo systemctl restart rippled
## 関連項目
- **コンセプト:**
- [XRP Ledgerの概要](xrp-ledger-overview.html)
- [`rippled`サーバのモード](rippled-server-modes.html)
- **チュートリアル:**
- [HTTP / WebSocketAPIを使ってみる](get-started-using-http-websocket-apis.html)
- [信頼できるトランザクションの送信](reliable-transaction-submission.html)
- [rippledサーバの管理](manage-the-rippled-server.html)
- **リファレンス:**
- [HTTP / WebSocket APIリファレンス](http-websocket-apis.html)
<!--{# common link defs #}-->
{% include '_snippets/rippled-api-links.md' %}
{% include '_snippets/tx-type-links.md' %}
{% include '_snippets/rippled_versions.md' %}

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@@ -0,0 +1,66 @@
---
html: configure-statsd.html
parent: configure-rippled.html
blurb: StatsDの統計データでrippledサーバを監視します。
labels:
- コアサーバ
---
# StatsDの設定
`rippled`は自分自身に関するヘルスや動作情報を[StatsD](https://github.com/statsd/statsd)フォーマットでエクスポートできます。これらの情報は、[`rippledmon`](https://github.com/ripple/rippledmon)やStatsDフォーマットの統計情報を受け付ける他のコレクターを通して取得し、可視化することができます。
## 設定の手順
`rippled`サーバでStatsDを有効にするには、以下の手順を実行します。
1. 別のマシンで`rippledmon`インスタンスをセットアップし、統計情報を受信して集計します。
$ git clone https://github.com/ripple/rippledmon.git
$ cd rippledmon
$ docker-compose up
上記の手順を実行する際には、[Docker](https://docs.docker.com/)と[DockerCompose](https://docs.docker.com/compose/install/)がマシンにインストールされていることを確認してください。`rippledmon`の設定については、[`rippledmon`リポジトリ](https://github.com/ripple/rippledmon)をご覧ください。
0. `[insight]``rippled`の設定ファイルに追加します。
[insight]
server=statsd
address=192.0.2.0:8125
prefix=my_rippled
- `address`には`rippledmon`が接続しているIPアドレスとポートを指定します。デフォルトでは、このポートは8125です。
- `prefix`には設定する`rippled`サーバを識別する名前を指定します。prefixには、空白、コロン":"、または縦棒"|"を含めてはいけません。このprefix(接頭辞)は、このサーバからエクスポートされるすべてのStatsDの統計情報に表示されます。
{% include '_snippets/conf-file-location.ja.md' %}<!--_ -->
1. `rippled`サービスを再起動します。
$ sudo systemctl restart rippled
2. 統計情報がエクスポートされていることを確認します。
$ tcpdump -i en0 | grep UDP
`en0`をあなたのマシンの適切なネットワークインターフェースに置き換えてください。あなたのマシンのインターフェースの完全なリストを取得するには`$ tcpdump -D`を使ってください。
出力の例:
00:41:53.066333 IP 192.0.2.2.63409 > 192.0.2.0.8125: UDP, length 196
`rippledmon`インスタンスの設定されたアドレスとポートへの送信トラフィックを示すメッセージが定期的に表示されるはずです。
StatsDの各データの説明については、[`rippledmon`リポジトリ](https://github.com/ripple/rippledmon)をご覧ください。
## 関連項目
- **コンセプト:**
- [XRP Ledgerの概要](xrp-ledger-overview.html)
- [`rippled`サーバ](xrpl-servers.html)
- **チュートリアル:**
- [`rippled`のインストール](install-rippled.html)
- [容量の計画](capacity-planning.html)
- **リアファレンス:**
- [server_infoメソッド](server_info.html)
- [printメソッド](print.html)

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@@ -48,7 +48,7 @@ labels:
- 指示された場合にのみオンライン削除を実行するには、`advisory_delete``1`に設定します。(`0`に設定すると、新しいレジャーバージョンが使用可能になると自動的にオンライン削除が実行されます。) - 指示された場合にのみオンライン削除を実行するには、`advisory_delete``1`に設定します。(`0`に設定すると、新しいレジャーバージョンが使用可能になると自動的にオンライン削除が実行されます。)
- `online_delete`を、オンライン削除の実行後に維持するレジャーバージョンの最小数に設定します。オンライン削除が実行されるまでに蓄積される履歴は、この値よりも多くなります。 - `online_delete`を、オンライン削除の実行後に維持するレジャーバージョンの最小数に設定します。オンライン削除が実行されるまでに蓄積される履歴は、この値よりも多くなります。
{% include '_snippets/conf-file-location.md' %}<!--_ --> {% include '_snippets/conf-file-location.ja.md' %}<!--_ -->
2. サーバーに対してオンライン削除を指示する[can_deleteメソッド][]の実行をテストします。 2. サーバーに対してオンライン削除を指示する[can_deleteメソッド][]の実行をテストします。

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@@ -40,7 +40,7 @@ labels:
**注意:** RocksDBで履歴をすでにダウンロードしている場合は、NuDBへ切り替えるときに構成ファイルでデータベースのパスを変更するか、またはそのデータを削除する必要があります。`[node_db]`スタンザの`path`設定**および**`[database_path]`SQLiteデータベース設定の両方を変更する必要があります。このようにしないと、サーバーの[起動が失敗する](server-wont-start.html#状態dbエラー)可能性があります。 **注意:** RocksDBで履歴をすでにダウンロードしている場合は、NuDBへ切り替えるときに構成ファイルでデータベースのパスを変更するか、またはそのデータを削除する必要があります。`[node_db]`スタンザの`path`設定**および**`[database_path]`SQLiteデータベース設定の両方を変更する必要があります。このようにしないと、サーバーの[起動が失敗する](server-wont-start.html#状態dbエラー)可能性があります。
{% include '_snippets/conf-file-location.md' %}<!--_ --> {% include '_snippets/conf-file-location.ja.md' %}<!--_ -->
0. サーバーの構成ファイルで`[ledger_history]`スタンザを`full`に設定します。 0. サーバーの構成ファイルで`[ledger_history]`スタンザを`full`に設定します。

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@@ -30,7 +30,7 @@ labels:
`rippled.cfg`ファイルを編集し、`[shard_db]`スタンザを追加します。 `rippled.cfg`ファイルを編集し、`[shard_db]`スタンザを追加します。
{% include '_snippets/conf-file-location.md' %}<!--_ --> {% include '_snippets/conf-file-location.ja.md' %}<!--_ -->
以下のスニペットに、`[shard_db]`スタンザの例を示します。 以下のスニペットに、`[shard_db]`スタンザの例を示します。

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@@ -42,7 +42,7 @@ labels:
`online_delete`を、オンライン削除の実行後に維持するレジャーバージョンの最小数に設定します。自動削除が設定されている場合デフォルト、サーバーは通常、この数の約2倍のレジャーバージョンが蓄積されると削除を実行します。 `online_delete`を、オンライン削除の実行後に維持するレジャーバージョンの最小数に設定します。自動削除が設定されている場合デフォルト、サーバーは通常、この数の約2倍のレジャーバージョンが蓄積されると削除を実行します。
{% include '_snippets/conf-file-location.md' %}<!--_ --> {% include '_snippets/conf-file-location.ja.md' %}<!--_ -->
0. `rippled`サービスを起動(または再起動)します。 0. `rippled`サービスを起動(または再起動)します。

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@@ -14,7 +14,7 @@ labels:
- [sign][signメソッド] - [sign][signメソッド]
- [sign_for][sign_forメソッド] - [sign_for][sign_forメソッド]
- [submit][submitメソッド](in "sign-and-submit" mode) - [submit][submitメソッド]("sign-and-submit"モード)
これらのメソッドを使用するにあたり、管理者接続からパブリック署名を有効にする必要は**ありません**。 これらのメソッドを使用するにあたり、管理者接続からパブリック署名を有効にする必要は**ありません**。
@@ -26,7 +26,7 @@ labels:
vim /etc/opt/ripple/rippled.cfg vim /etc/opt/ripple/rippled.cfg
{% include '_snippets/conf-file-location.md' %}<!--_ --> {% include '_snippets/conf-file-location.ja.md' %}<!--_ -->
2. 以下のスタンザを構成ファイルに追加し、変更を保存します。 2. 以下のスタンザを構成ファイルに追加し、変更を保存します。

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@@ -27,7 +27,7 @@ labels:
vim /etc/opt/ripple/rippled.cfg vim /etc/opt/ripple/rippled.cfg
{% include '_snippets/conf-file-location.md' %}<!--_ --> {% include '_snippets/conf-file-location.ja.md' %}<!--_ -->
2. プライベートピアリングを有効にします。 2. プライベートピアリングを有効にします。

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@@ -0,0 +1,79 @@
---
html: configure-the-peer-crawler.html
parent: configure-peering.html
blurb: rippledサーバーがステータスとピアについてどの程度の情報を公表するか設定します。
labels:
- Core Server
- Security
---
# ピアクローラの設定
デフォルトでは、[`rippled`サーバ](xrpl-servers.html)は、[ピアクローラAPI](peer-crawler.html)を使って要求してきた人に統計を公開し、[XRP Ledgerのピアツーピアネットワーク](peer-protocol.html)の健全性と状況を追跡しやすくしています。より多くの情報を提供したり、より少ない情報を提供したり、あるいはピアクローラーのリクエストを完全に拒否するように、サーバを設定することができます。
このドキュメントには、2つのオプションについて説明しています。
- [ピアクローラが報告する情報の変更](#ピアクローラが報告する情報の変更)
- [ピアクローラの無効化](#ピアクローラの無効化)
## ピアクローラが報告する情報の変更
ピアクローラからの要求に対してサーバが提供する情報量を設定するには、以下の手順を実行します。
1. `rippled`の設定ファイルを編集します。
vim /etc/opt/ripple/rippled.cfg
{% include '_snippets/conf-file-location.ja.md' %}<!--_ -->
2. 設定ファイルに`[crawl]`を追加または更新し、変更を保存します。
[crawl]
overlay = 1
server = 1
counts = 0
unl = 1
このスタンザのフィールドは、サーバが[peer crawlerレスポンス](peer-crawler.html#レスポンスのフォーマット)で返すフィールドを制御します。設定フィールドの名前はAPIレスポンスのフィールドと一致します。値が`1`の設定は、レスポンスにそのフィールドを含めることを意味します。0`の値は、そのフィールドをレスポンスから省略することを意味します。この例では、各設定のデフォルト値を示しています。
3. 設定ファイルに変更を保存したら、`rippled`サーバを再起動して、更新された設定を適用します。
systemctl restart rippled
## ピアクローラの無効化
サーバのピアクローラAPIを無効にして、ピアクローラーリクエストにまったく応答しないようにするには、以下の手順を実行します。
1. `rippled`の設定ファイルを編集します。
vim /etc/opt/ripple/rippled.cfg
{% include '_snippets/conf-file-location.ja.md' %}<!--_ -->
2. 設定ファイルに`[crawl]`を追加または更新し、変更を保存します。
[crawl]
0
`[crawl]`の他のすべての内容を削除するか、コメントアウトしてください。
3. 設定ファイルに変更を保存したら、`rippled`サーバを再起動して、更新された設定を適用します。
systemctl restart rippled
## 関連項目
- **コンセプト:**
- [ピアプロトコル](peer-protocol.html)
- **チュートリアル:**
- [rippledサーバの管理](manage-the-rippled-server.html)
- **リファレンス:**
- [server_infoメソッド][]
- [peersメソッド][]
- [ピアクローラ](peer-crawler.html)
<!--{# common link defs #}-->
{% include '_snippets/rippled-api-links.md' %}
{% include '_snippets/tx-type-links.md' %}
{% include '_snippets/rippled_versions.md' %}

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@@ -0,0 +1,51 @@
---
html: enable-link-compression.html
parent: configure-peering.html
blurb: ピアツーピア通信を圧縮して帯域幅を節約します。
labels:
- コアサーバ
---
# 回線圧縮の有効化
`rippled`サーバは[ピアツーピア通信](peer-protocol.html)を圧縮することで帯域幅を節約できますが、その代償としてCPU使用率が高くなります。回線圧縮を有効にすると、サーバーは回線圧縮を有効にしているピアサーバとの通信を自動的に圧縮します。
## 手順
サーバで回線圧縮を有効にするには、以下の手順を実行します。
### 1. `rippled`サーバの設定ファイルを編集します。
```sh
$ vim /etc/opt/ripple/rippled.cfg
```
{% include '_snippets/conf-file-location.ja.md' %}<!--_ -->
### 2. 設定ファイルに`[compression]`を追加またはコメントアウトします。
圧縮を有効にするには
```text
[compression]
true
```
圧縮を無効にするには`false`を使用します(デフォルト)。
### 3. `rippled` サーバを再起動します。
```sh
$ sudo systemctl restart rippled.service
```
再起動後、サーバは回線圧縮を有効にしている他のピアとの間で自動的に回線圧縮を使用します。
## 関連項目
- [容量の計画](capacity-planning.html)
- [ピアプロトコル](peer-protocol.html)
<!--{# common link defs #}-->
{% include '_snippets/rippled-api-links.md' %}
{% include '_snippets/tx-type-links.md' %}
{% include '_snippets/rippled_versions.md' %}

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@@ -17,7 +17,7 @@ labels:
$ vim /etc/opt/ripple/rippled.cfg $ vim /etc/opt/ripple/rippled.cfg
{% include '_snippets/conf-file-location.md' %}<!--_ --> {% include '_snippets/conf-file-location.ja.md' %}<!--_ -->
2. 構成ファイルで、`[peers_max]`スタンザのコメントを解除して編集するか、まだない場合は追加します。 2. 構成ファイルで、`[peers_max]`スタンザのコメントを解除して編集するか、まだない場合は追加します。

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@@ -60,7 +60,7 @@ lables:
vim /etc/opt/ripple/rippled.cfg vim /etc/opt/ripple/rippled.cfg
{% include '_snippets/conf-file-location.md' %}<!--_ --> {% include '_snippets/conf-file-location.ja.md' %}<!--_ -->
3. 前のステップで生成した`validation_seed`値を使用して、`[node_seed]`スタンザを追加します。 3. 前のステップで生成した`validation_seed`値を使用して、`[node_seed]`スタンザを追加します。

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@@ -5,9 +5,9 @@ blurb: XRPを統合する人のための汎用的な構成。
labels: labels:
- コアサーバー - コアサーバー
--- ---
# ウォレットサーバーとしてrippled実行する # ウォレットサーバーとしてrippled実行
ウォレットサーバーは `rippled` のための汎用的な構成です。ウォレットサーバを利用することで、XRP Ledger へのトランザクション送信、レジャーの履歴へのアクセス、XRP と統合するための最新の [ツール](software-ecosystem.html) を利用することができます。 ストックサーバは`rippled`の汎用的な設定です。ストックサーバを利用することで、XRP Ledgerトランザクション送信したり、レジャーの履歴アクセスしたり、XRPやXRP Ledgerと統合するための最新の[ツール](software-ecosystem.html)を利用したりすることができます。このサーバを使って、クライアントアプリケーションをXRP Ledgerに接続することができます。
ウォレットサーバーは、次のすべてのことを行います。 ウォレットサーバーは、次のすべてのことを行います。
@@ -18,35 +18,28 @@ labels:
- 完全な共有グローバル[レジャー](ledgers.html)のローカルコピーを維持 - 完全な共有グローバル[レジャー](ledgers.html)のローカルコピーを維持
- [コンセンサスプロセス](consensus.html)にバリデーターとして参加
バリデータとして[コンセンサスプロセス](consensus.html)に参加するには、代わりに[バリデータとしてrippledを実行](run-rippled-as-a-validator.html)してください。
## 1. `rippled` のインストール ## `rippled`のインストールと実行
詳しくは、[`rippled` のインストール](install-rippled.html) を参照してください。 デフォルトのパッケージインストールでは、取引履歴の少ないストックサーバーがインストールされます。インストール手順については、[`rippled`のインストール](install-rippled.html)をご覧ください。
## 2. ウォレットサーバーでのバリデーションを有効にする インストール後、サーバーが一度に保存する履歴の量を調整することができます。この方法については、[オンライン削除の設定](configure-online-deletion.html)をご覧ください。
詳しくは、[rippledサーバーで検証を有効化](run-rippled-as-a-validator.html#3-enable-validation-on-your-rippled-server) を参照してください。
**注意:** バリデーターは、一般にアクセスできないようにする必要があります。ウォレットサーバーへのWebSocketアクセスなど、一般からのアクセスを許可しないでください。
## 3. ドメイン検証の提供
詳しくは、[ドメイン検証の提供](run-rippled-as-a-validator.html#6-provide-domain-verification)をご覧ください。
## トラブルシューティング ## トラブルシューティング
詳しくは、[`rippled`のトラブルシューティング](troubleshoot-the-rippled-server.html) を参照してください。 詳しくは、[`rippled`のトラブルシューティング](troubleshoot-the-rippled-server.html)をご覧ください。
## 関連項目 ## 関連項目
- **コンセプト:** - **コンセプト:**
- [XRP Ledgerの概要](xrp-ledger-overview.html) - [XRP Ledgerの概要](xrp-ledger-overview.html)
- [`rippled`サーバ](xrpl-servers.html) - [`rippled`サーバ](xrpl-servers.html)
- **チュートリアル:** - **チュートリアル:**
- [rippledサーバのクラスター化](cluster-rippled-servers.html) - [rippledサーバのクラスター化](cluster-rippled-servers.html)
- [`rippled`のインストール](install-rippled.html) - [`rippled`のインストール](install-rippled.html)
- [容量の計画](capacity-planning.html) - [容量の計画](capacity-planning.html)
- **リファレンス:** - **リファレンス:**

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@@ -89,7 +89,7 @@ labels:
[database_path] [database_path]
/var/lib/rippled/db_new /var/lib/rippled/db_new
{% include '_snippets/conf-file-location.md' %}<!--_ --> {% include '_snippets/conf-file-location.ja.md' %}<!--_ -->
4. `rippled`サーバーを再起動します。 4. `rippled`サーバーを再起動します。

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@@ -0,0 +1,93 @@
---
html: peer-crawler.html
parent: peer-port-methods.html
blurb: ネットワークの情報とステータスの統計を共有するための特別なAPIメソッドです。
labels:
- コアサーバ
- ブロックチェーン
---
# ピアクローラ
ピアクローラは、ピアツーピアネットワークの健全性と統計情報を報告するための特別な[peer portメソッド](peer-port-methods.html)です。このAPIメソッドは、デフォルトでは[ピアプロトコル](peer-protocol.html)のポートを通して非rootベースで利用可能で、コンセンサスやレジャーの履歴、その他の必要な情報についての`rippled`サーバのピアツーピア通信にも使用されます。
ピアクローラによって報告された情報は事実上公開され、XRP Ledgerのネットワーク全体やその健全性、統計情報について報告するために使用することができます。
## リクエストのフォーマット
ピアクローラ情報をリクエストするには、以下のHTTPリクエストを送信します。
- **プロトコル:** https
- **HTTPメソッド:** GET
- **ホスト:** (任意の`rippled`サーバ(ホスト名またはIPアドレス))
- **ポート:** (`rippled`サーバがピアプロトコルを使用するポート番号、通常は51235です。)
- **パス:** `/crawl`
- **セキュリティ:** ほとんどの`rippled`サーバはリクエストに応答するために自己署名証明書を使います。デフォルトでは、(ウェブブラウザを含む)ほとんどのツールは、そのようなレスポンスは信頼できないとしてフラグを立てたりブロックしたりします。これらのサーバからの応答を表示するには、証明書のチェックを無視しなければなりません(たとえば、cURLを使用している場合は`--insecure`フラグを追加します)。
## レスポンスのフォーマット
レスポンスにはステータスコード**200 OK**とメッセージ本文にJSONオブジェクトがあります。
JSONオブジェクトは次のフィールドを含んでいます。
| `フィールド` | 値 | 説明 |
|:-----------------|:-----------|:-------------------------------------------------|
| `counts` | オブジェクト | _(省略可)_ [get_countsメソッド][]のレスポンスと同じように、このサーバの状態に関する統計情報を返します。デフォルトの設定では、このフィールドは報告されません。報告される情報には、レジャーデータベースとトランザクションデータベースのサイズ、アプリケーション内キャッシュのキャッシュヒット率、さまざまな種類のオブジェクトがメモリにキャッシュされている数などがあります。メモリに保存されるオブジェクトの種類には、レジャー(`Ledger`)、トランザクション(`STTx`)、検証メッセージ (`STValidation`)などがあります。 |
| `overlay` | オブジェクト | _(省略可)_ [peersメソッド][]のレスポンスに似ています。`active`というフィールドがあり、これはオブジェクトの配列です(下記参照)。 |
| `server` | オブジェクト | _(省略可)_ このサーバに関する情報。[server_stateメソッド][]の公開フィールドを含みます。どの`rippled`バージョン(`build_version`)か、どの[レジャーバージョン](ledger-history.html)が利用可能か(`complete_ledgers`)、サーバーの負荷量などです。[更新: rippled 1.2.1][]. |
| `unl` | オブジェクト | _(省略可)_ [validatorsメソッド][]や[validator_list_sitesメソッド][]のレスポンスと同様です。[更新: rippled 1.2.1][]. |
| `version` | 数値 | このピアクローラのレスポンスフォーマットのバージョンを示します。現在のピアクローラのバージョン番号は`2`です。[更新: rippled 1.2.1][]. |
`overlay.active`配列の各メンバーは、次のフィールドを持つオブジェクトです。
| `Field` | 値 | 説明 |
|:-------------------|:-----------------------|:-----------------------------------|
| `complete_ledgers` | 文字列 | このピアで利用可能な[レジャーバージョン](ledger-history.html)の範囲。 |
| `complete_shards` | 文字列 | _(省略可)_ このピアが利用可能な[レジャー履歴シャード](history-sharding.html)の範囲。 |
| `ip` | 文字列 (IPv4アドレス) | _(省略可)_この接続ピアの IPアドレス。ピアがバリデータまたは[プライベートピア](peer-protocol.html#プライベートピア)として設定されている場合は省略されます。[更新: rippled 1.2.1][]. |
| `port` | 文字列 (数値) | _(省略可)_ RTXPを提供するピアサーバのポート番号。通常は`51235`。ピアがバリデータまたは[プライベートピア](peer-protocol.html#プライベートピア)として設定されている場合は省略されます。[更新: rippled 1.2.1][]. |
| `public_key` | 文字列 (Base64エンコード) | このピアがRTXPメッセージに署名するために使用するECDSA鍵ペアの公開鍵。(これはピアサーバの[server_infoメソッド][]で報告される`pubkey_node`と同じデータです)。 |
| `type` | 文字列 | `in`または`out`の値で、ピアへのTCP接続が着信か発信かを示します。 |
| `uptime` | 数値 | サーバがこのピアに接続している秒数。 |
| `version` | 文字列 | 相手が使用していると報告した`rippled`バージョン番号。 |
#### 例
リクエスト:
<!-- MULTICODE_BLOCK_START -->
*HTTP*
```
GET https://localhost:51235/crawl
```
*cURL*
```
curl --insecure https://localhost:51235/crawl
```
<!-- MULTICODE_BLOCK_END -->
レスポンス:
```json
200 OK
{% include '_api-examples/peer-crawler/crawl.json' %}
```
## 関連項目
- [ピアプロトコル](peer-protocol.html)
- [ピアクローラの設定](configure-the-peer-crawler.html)
- [Validator History Service](https://github.com/ripple/validator-history-service)は、検証関連データの取り込み、集計、保存、配布にピアクローラを使用するサービスの一例です。
<!--{# common link defs #}-->
{% include '_snippets/rippled-api-links.md' %}
{% include '_snippets/tx-type-links.md' %}
{% include '_snippets/rippled_versions.md' %}

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@@ -0,0 +1 @@
[推奨インストール](install-rippled.html)では、デフォルトで`/etc/opt/ripple/rippled.cfg`という設定ファイルを使用します。その他の場所としては、`$HOME/.config/ripple/rippled.cfg`(`$HOME``rippled`を実行しているユーザーのホームディレクトリです)、`$HOME/.local/ripple/rippled.cfg`または`rippled`を起動した現在の作業ディレクトリがあります。

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@@ -18,7 +18,7 @@ rippled APIを使用した`rippled`サーバーとの通信について詳しく
`rippled`は、デフォルト構成でXRP Ledgerに接続する必要があります。ただし、`rippled.cfg`ファイルを編集すれば、設定を変更できます。推奨される構成設定については、[容量の計画](capacity-planning.html)を参照してください。 `rippled`は、デフォルト構成でXRP Ledgerに接続する必要があります。ただし、`rippled.cfg`ファイルを編集すれば、設定を変更できます。推奨される構成設定については、[容量の計画](capacity-planning.html)を参照してください。
{% include '_snippets/conf-file-location.md' %}<!--_ --> {% include '_snippets/conf-file-location.ja.md' %}<!--_ -->
すべての構成オプションの説明については、[`rippled` GitHubリポジトリー](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/cfg/rippled-example.cfg)を参照してください。 すべての構成オプションの説明については、[`rippled` GitHubリポジトリー](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/cfg/rippled-example.cfg)を参照してください。

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@@ -3790,10 +3790,7 @@ pages:
targets: targets:
- en - en
# TODO: translate page (currently only the blurb is translated) - md: "@i18n/ja/references/http-websocket-apis/peer-port-methods/peer-crawler.md"
- md: references/http-websocket-apis/peer-port-methods/peer-crawler.md
blurb: ネットワークトポロジーとステータスメトリックを共有するための特殊なAPIメソッドです。
untranslated_warning: true
targets: targets:
- ja - ja
@@ -3972,9 +3969,7 @@ pages:
targets: targets:
- en - en
# TODO: update this translation and rename the file like in the English version
- md: "@i18n/ja/infrastructure/configuration/server-modes/run-rippled-as-a-stock-server.md" - md: "@i18n/ja/infrastructure/configuration/server-modes/run-rippled-as-a-stock-server.md"
outdated_translation: true
targets: targets:
- ja - ja
@@ -4062,17 +4057,16 @@ pages:
targets: targets:
- en - en
# TODO: translate this page. # For now we just have a translated blurb. - md: "@i18n/ja/infrastructure/configuration/peering/configure-the-peer-crawler.md"
- md: infrastructure/configuration/peering/configure-the-peer-crawler.md
blurb: rippledサーバーがステータスとピアについてどの程度の情報を公表するか設定します。
untranslated_warning: true
targets: targets:
- ja - ja
# TODO: translate this page
- md: infrastructure/configuration/peering/enable-link-compression.md - md: infrastructure/configuration/peering/enable-link-compression.md
targets: targets:
- en - en
- md: "@i18n/ja/infrastructure/configuration/peering/enable-link-compression.md"
targets:
- ja - ja
- md: infrastructure/configuration/peering/forward-ports-for-peering.md - md: infrastructure/configuration/peering/forward-ports-for-peering.md
@@ -4115,10 +4109,12 @@ pages:
targets: targets:
- ja - ja
# TODO: translate
- md: infrastructure/configuration/configure-statsd.md - md: infrastructure/configuration/configure-statsd.md
targets: targets:
- en - en
- md: "@i18n/ja/infrastructure/configuration/configure-statsd.md"
targets:
- ja - ja
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- ja - ja
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