diff --git a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/accountset.ja.md b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/accountset.ja.md index 603cf6a926..862683087f 100644 --- a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/accountset.ja.md +++ b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/accountset.ja.md @@ -7,7 +7,7 @@ labels: --- # AccountSet -[[ソース]](https://github.com/ripple/rippled/blob/f65cea66ef99b1de149c02c15f06de6c61abf360/src/ripple/app/transactors/SetAccount.cpp "ソース") +[[ソース]](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/f65cea66ef99b1de149c02c15f06de6c61abf360/src/ripple/app/transactors/SetAccount.cpp "ソース") AccountSetトランザクションは、[XRP Ledgerのアカウント](accountroot.html)のプロパティーを修正します。 @@ -29,23 +29,18 @@ AccountSetトランザクションは、[XRP Ledgerのアカウント](accountro -| フィールド | JSONの型 | [内部の型][] | 説明 | +| フィールド | JSONの型 | [内部の型][] | 説明 | |:-----------------|:-----------------|:------------------|:-------------------| -| [ClearFlag][] | 数値 | UInt32 | _(省略可)_ このアカウントについてオプションを無効にするためのフラグの一意識別子。 | -| [Domain][] | 文字列 | Blob | _(省略可)_ このアカウントを保有するドメインのASCII小文字を表現する16進文字列。 | -| EmailHash | 文字列 | Hash128 | _(省略可)_ アバターイメージの生成に使用されるメールアドレスのハッシュ。一般的に、クライアントは[Gravatar](http://en.gravatar.com/site/implement/hash/)を使用してこのイメージを表示しています。 | -| MessageKey | 文字列 | Blob | _(省略可)_ 暗号化されたメッセージをこのアカウントに送信するための公開鍵。 | -| [SetFlag][] | 数値 | UInt32 | _(省略可)_ このアカウントについてオプションを有効にするための整数フラグ。 | -| [TransferRate][] | 符号なし整数 | UInt32 | _(省略可)_ ユーザーがこのアカウントの発行済み通貨を送金するときに請求される手数料。通貨単位の10億分の1で表現されます。手数料なしを意味する特殊なケースの`0`を除いて、`2000000000`より大きくしたり、`1000000000`より小さくしたりすることはできません。 | -| [TickSize][] | 符号なし整数 | UInt8 | _(省略可)_このアドレスによって発行されている通貨が関係するオファーに使用する為替レートの呼値の単位。それらのオファーの為替レートは、この有効桁数へと丸められます。有効な値は`3`から`15`、または無効にするための`0`です_([TickSize Amendment][]が必要です)。_ | -| WalletLocator | 文字列 | Hash256 | _(省略可)_ 使用されません。 | -| WalletSize | 数値 | UInt32 | _(省略可)_ 使用されません。 | - -[ClearFlag]: #accountsetのフラグ -[Domain]: #domain -[SetFlag]: #accountsetのフラグ -[TickSize]: ticksize.html -[TransferRate]: accountset.html#transferrate +| [`ClearFlag`](#accountsetのフラグ) | 数値 | UInt32 | _(省略可)_ このアカウントについてオプションを無効にするためのフラグの一意識別子。 | +| [`Domain`](#domain) | 文字列 | Blob | _(省略可)_ このアカウントを保有するドメインのASCII小文字を表現する16進文字列。[256バイトを超える長さは使用できません。](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/55dc7a252e08a0b02cd5aa39e9b4777af3eafe77/src/ripple/app/tx/impl/SetAccount.h#L34) | +| `EmailHash` | 文字列 | Hash128 | _(省略可)_ アバターイメージの生成に使用されるメールアドレスのハッシュ。一般的に、クライアントは[Gravatar](http://en.gravatar.com/site/implement/hash/)を使用してこのイメージを表示しています。 | +| `MessageKey` | 文字列 | Blob | _(省略可)_ 暗号化されたメッセージをこのアカウントに送信するための公開鍵です。キーを設定するには、正確に33バイトである必要があり、最初のバイトはキーの種類を示します。secp256k1鍵の場合は`0x02`または`0x03`、Ed25519鍵の場合は`0xED`です。キーを削除するには、空の値を使用します。 | +| `NFTokenMinter` | 文字列 | Blob | _(省略可)_ あなたのために[NFTokensをミントする](authorize-minter.html)ことができる別のアカウント。 _([NonFungibleTokensV1_1 amendment][]によって追加されました.)_ | +| [`SetFlag`](#accountsetのフラグ) | 数値 | UInt32 | _(省略可)_ このアカウントについてオプションを有効にするための整数フラグ。 | +| [`TransferRate`](#transferrate) | 符号なし整数 | UInt32 | _(省略可)_ ユーザーがこのアカウントの発行済み通貨を送金するときに請求される手数料。通貨単位の10億分の1で表現されます。手数料なしを意味する特殊なケースの`0`を除いて、`2000000000`より大きくしたり、`1000000000`より小さくしたりすることはできません。 | +| [`TickSize`](ticksize.html) | 符号なし整数 | UInt8 | _(省略可)_このアドレスによって発行されている通貨が関係するオファーに使用する為替レートの呼値の単位。それらのオファーの為替レートは、この有効桁数へと丸められます。有効な値は`3`から`15`、または無効にするための`0`です_([TickSize Amendment][]によって追加されました)。_ | +| `WalletLocator` | 文字列 | Hash256 | _(省略可)_ 任意の256ビット値です。指定された場合、この値はアカウントの設定の一部として保存さ れますが、固有の定義や要件を持ちません。 | +| `WalletSize` | 数値 | UInt32 | _(省略可)_ 使用されません。このフィールドはAccountSetトランザクションで有効ですが、何の機能もありません。。 | これらのオプションがいずれも指定されていない場合、AccountSetトランザクションは(取引コストの消却以外に)意味がありません。詳細は、[トランザクションのキャンセルまたはスキップ](cancel-or-skip-a-transaction.html)を参照してください。 @@ -58,8 +53,7 @@ AccountSetトランザクションは、[XRP Ledgerのアカウント](accountro アカウントの`Domain`フィールドには任意のドメインを挿入できます。アカウントとドメインが同一の人物または企業に属していることを証明するには、「双方向リンク」を確立することをお勧めします。 - 所有するアカウントに対して、所有するドメインを`Domain`フィールドで設定します。 -- そのドメインのWebサイトで、所有アカウントをリストするテキストファイルをホスティングし、必要に応じて、XRP Ledgerの用途に関するその他の情報も記述します。慣例上、このファイルの名前は`ripple.txt`とします。 - **注意:** 中間者攻撃を防止するには、最新のTLS証明書を使用してHTTPSでWebサイトを提供します。 +- そのドメインのWebサイトで、所有アカウントをリストするテキストファイルをホスティングし、必要に応じて、XRP Ledgerの用途に関するその他の情報も記述します。慣例上、このファイルの名前は[xrp-ledger.toml file](xrp-ledger-toml.html)とします。 ## AccountSetのフラグ @@ -75,30 +69,35 @@ AccountSetトランザクションは、[XRP Ledgerのアカウント](accountro 使用できるAccountSetのフラグは、以下のとおりです。 -| フラグの名前 | 10進値 | 対応するレジャーフラグ | 説明 | -|:-----------------|:--------------|:--------------------------|:--------------| -| asfAccountTxnID | 5 | (なし) | このアカウントの直近のトランザクションのIDを追跡します。[AccountTxnID](transaction-common-fields.html#accounttxnid)については必須です。 | -| asfDefaultRipple | 8 | lsfDefaultRipple | このアカウントのトラストラインでの[リップリング](rippling.html)をデフォルトで有効にします。[新規: rippled 0.27.3][] | -| asfDepositAuth | 9 | lsfDepositAuth | このアカウントに対して[Deposit Authorization](depositauth.html)を有効にします _([DepositAuth Amendment][]が必要)。_ | -| asfDisableMaster | 4 | lsfDisableMaster | マスターキーペアの使用を禁止します。[レギュラーキー](cryptographic-keys.html)や[署名者リスト](multi-signing.html)など、トランザクションに署名するための別の手段がアカウントで設定されている場合のみ有効にできます。 | -| asfDisallowXRP | 3 | lsfDisallowXRP | XRPがこのアカウントに送信されないようにします(`rippled`ではなくクライアントアプリケーションによって履行されます)。 | -| asfGlobalFreeze | 7 | lsfGlobalFreeze | このアカウントによって発行されたすべての資産を[凍結](freezes.html)します。 | -| asfNoFreeze | 6 | lsfNoFreeze | [個々のトラストラインの凍結またはGlobal Freezeの無効化](freezes.html)の機能を永続的に放棄します。このフラグは、有効にした後は無効にできません。 | -| asfRequireAuth | 2 | lsfRequireAuth | このアドレスによって発行された残高をユーザーが保持することについて、承認を要求します。アドレスにトラストラインが接続されていない場合のみ有効にできます。 | -| asfRequireDest | 1 | lsfRequireDestTag | トランザクションをこのアカウントに送信するための宛先タグを要求します。 | +| フラグの名前 | 10進値 | 対応するレジャーフラグ | 説明 | +|:----------------------------------|:------|:----------------------------------|:--------------| +| `asfAccountTxnID` | 5 | (なし) | このアカウントの直近のトランザクションのIDを追跡します。[AccountTxnID](transaction-common-fields.html#accounttxnid)については必須です。 | +| `asfAuthorizedNFTokenMinter` | 10 | (なし) | このアカウントの代わりに、別のアカウントが非代替性トークン(NFToken)をミントすることを許可するために使用します。認可されたアカウントを[AccountRoot](accountroot.html)オブジェクトの`NFTokenMinter`フィールドで指定します。認可されたアカウントを削除するには、このフラグを有効にして`NFTokenMinter`フィールドを省略します。 _([NonFungibleTokensV1_1 amendment][]によって追加されました。)_ | +| `asfDefaultRipple` | 8 | `lsfDefaultRipple` | このアカウントのトラストラインでの[リップリング](rippling.html)をデフォルトで有効にします。 | +| `asfDepositAuth` | 9 | `lsfDepositAuth` | このアカウントに対して[Deposit Authorization](depositauth.html)を有効にします _([DepositAuth Amendment][]によって追加されました)。_ | +| `asfDisableMaster` | 4 | `lsfDisableMaster` | マスターキーペアの使用を禁止します。[レギュラーキー](cryptographic-keys.html)や[署名者リスト](multi-signing.html)など、トランザクションに署名するための別の手段がアカウントで設定されている場合のみ有効にできます。 | +| `asfDisallowIncomingCheck` | 13 | `lsfDisallowIncomingCheck` | チェックの着信をブロックします。_([DisallowIncoming amendment][] :not_enabled: が必要です。)_ | +| `asfDisallowIncomingNFTokenOffer` | 12 | `lsfDisallowIncomingNFTokenOffer` | NFTokenOffersの着信をブロックします。_([DisallowIncoming amendment][] :not_enabled: が必要です)_。 | +| `asfDisallowIncomingPayChan` | 14 | `lsfDisallowIncomingPayChan` | ペイメントチャネルの着信をブロックします。_([DisallowIncoming amendment][] :not_enabled: が必要です)_。 | +| `asfDisallowIncomingTrustline` | 15 | `lsfDisallowIncomingTrustline` | トラストラインの着信をブロックします。_([DisallowIncoming amendment][] :not_enabled: が必要です)_。 | +| `asfDisallowXRP` | 3 | `lsfDisallowXRP` | XRPがこのアカウントに送信されないようにします(勧告的なもので、XRP Ledgerのプロトコルでは強制されません)。 | +| `asfGlobalFreeze` | 7 | `lsfGlobalFreeze` | このアカウントによって発行されたすべての資産を[凍結](freezes.html)します。 | +| `asfNoFreeze` | 6 | `lsfNoFreeze` | [個々のトラストラインの凍結またはGlobal Freezeの無効化](freezes.html)の機能を永続的に放棄します。このフラグは、有効にした後は無効にできません。 | +| `asfRequireAuth` | 2 | `lsfRequireAuth` | このアドレスによって発行された残高をユーザーが保持することについて、承認を要求します。アドレスにトラストラインが接続されていない場合のみ有効にできます。 | +| `asfRequireDest` | 1 | `lsfRequireDestTag` | トランザクションをこのアカウントに送信するための宛先タグを要求します。 | -`asfDisableMaster`フラグまたは`asfNoFreeze`フラグを有効にするには、マスターキーペアで署名することによって[トランザクションを承認](transaction-basics.html#トランザクションの承認)する必要があります。レギュラーキーペアやマルチ署名を使用することはできません。レギュラーキーペアまたはマルチ署名を使用すると、`asfDisableMaster`を無効にする(つまり、マスターキーペアを再び有効にする)ことができます。[新規: rippled 0.28.0][] +`asfDisableMaster`フラグまたは`asfNoFreeze`フラグを有効にするには、マスターキーペアで署名することによって[トランザクションを承認](transaction-basics.html#トランザクションの承認)する必要があります。レギュラーキーペアやマルチ署名を使用することはできません。レギュラーキーペアまたはマルチ署名を使用すると、`asfDisableMaster`を無効にする(つまり、マスターキーペアを再び有効にする)ことができます。 -以下の[トランザクションフラグ](transaction-common-fields.html#flagsフィールド)はAccountSetタイプのトランザクションに固有のもので、同様の目的を果たしますが、使用することはお勧めしません。 +以下の[トランザクションフラグ](transaction-common-fields.html#flagsフィールド)はAccountSetタイプのトランザクションに固有のもので、同様の目的を果たしますが、使用することはお勧めしません。限られたスペースのため、いくつかの設定には関連する `tf` フラグがありません。また、新しい `tf` フラグは `AccountSet` トランザクションタイプには追加されていません。一つのトランザクションで複数の設定を有効にするには、`tf`フラグと`asf`フラグを組み合わせて使用することができます。 -| フラグの名前 | 16進値 | 10進値 | 後継のAccountSetのフラグ | -|:------------------|:-----------|:--------------|:----------------------------| -| tfRequireDestTag | 0x00010000 | 65536 | asfRequireDest(SetFlag) | -| tfOptionalDestTag | 0x00020000 | 131072 | asfRequireDest(ClearFlag) | -| tfRequireAuth | 0x00040000 | 262144 | asfRequireAuth(SetFlag) | -| tfOptionalAuth | 0x00080000 | 524288 | asfRequireAuth(ClearFlag) | -| tfDisallowXRP | 0x00100000 | 1048576 | asfDisallowXRP(SetFlag) | -| tfAllowXRP | 0x00200000 | 2097152 | asfDisallowXRP(ClearFlag) | +| フラグの名前 | 16進値 | 10進値 | 後継のAccountSetのフラグ | +|:--------------------|:-------------|:--------------|:----------------------------| +| `tfRequireDestTag` | `0x00010000` | 65536 | asfRequireDest(SetFlag) | +| `tfOptionalDestTag` | `0x00020000` | 131072 | asfRequireDest(ClearFlag) | +| `tfRequireAuth` | `0x00040000` | 262144 | asfRequireAuth(SetFlag) | +| `tfOptionalAuth` | `0x00080000` | 524288 | asfRequireAuth(ClearFlag) | +| `tfDisallowXRP` | `0x00100000` | 1048576 | asfDisallowXRP(SetFlag) | +| `tfAllowXRP` | `0x00200000` | 2097152 | asfDisallowXRP(ClearFlag) | **注意:** トランザクションに含まれている`tf`フラグと`asf`フラグの数値は、レジャーに含まれている静的なアカウントに設定された値と合致しません。レジャーに含まれているアカウントのフラグを読み取るには、[`AccountRoot`フラグ](accountroot.html#accountrootのフラグ)を参照してください。 @@ -111,11 +110,24 @@ AccountSetトランザクションは、[XRP Ledgerのアカウント](accountro XRP以外の通貨に関しては、それらの通貨のトラストラインを作成しないことで、無用な支払いの受入れを防止できます。XRPでは信頼が必須ではないことから、ユーザーによるアカウントへのXRPの送金を抑止するには、`asfDisallowXRP`フラグを使用します。ただし、このフラグによってアカウントが使用不可になる場合があるため、`rippled`では適用されません(このフラグを無効にしたトランザクションを送信するための十分なXRPがアカウントになかった場合、アカウントは完全に使用不可になります)。代わりに、クライアントアプリケーションでは、`asfDisallowXRP`フラグが有効なアカウントへのXRPの支払いを禁止または抑止します。 +_すべての_ 支払いの着信をブロックしたい場合、[Deposit Authorization](depositauth.html)を有効にすることができます。これは、あなたのアカウントが[準備金要件](reserves.html)を下回らない限り、たとえXRPであっても、あらゆるトランザクションからの送金をブロックします。 + +[DisallowIncoming amendment][] :not_enabled: が有効化されている場合、着信するすべてのチェック、NFTokenOffer、ペイメントチャネル、およびトラストラインをブロックするオプションもあります。これらのオブジェクトを着信することは一般的に無害ですが、アカウントを削除することができなくなる場合があり、自分が作成したオブジェクトのリストに予期しないオブジェクトが混ざり混乱することがあります。オブジェクトの着信をブロックするには、次のアカウントフラグのいずれかを使用します。 + +- `asfDisallowIncomingCheck` - チェックオブジェクト用 +- `asfDisallowIncomingNFTOffer` - NFTokenOfferオブジェクト用 +- `asfDisallowIncomingPayChan` - PayChannelオブジェクト用 +- `asfDisallowIncomingTrustline` - RippleState(トラストライン)オブジェクト用 + +これらのレジャーエントリを作成するトランザクションが発生する場合、宛先アカウントに対応するフラグが有効になっている場合、トランザクションは`tecNO_PERMISSION`という結果コードで失敗します。Deposit Authorizationとは異なり、これらの設定は一般的に支払いを受け取ることを妨げません。また、この設定を有効にしても、自分自身がこれらのタイプのオブジェクトを作成することを妨げません(もちろん、トランザクションの宛先がこの設定を使用している場合を除きます)。 + ## TransferRate -TransferRateフィールドは、ユーザーの発行する通貨を相手方が送金するときに請求する手数料を指定します。詳細は、[送金手数料](transfer-fees.html)を参照してください。 +TransferRateフィールドは、ユーザーの発行する通貨を相手方が送金するときに請求する手数料を指定します。 -`rippled`のWebSocketおよびJSON-RPCのAPIでは、TransferRate(相手方に10億単位の通貨を送金するのに必要な金額)は整数で表現します。例えば、送金手数料が20%である場合、値を`1200000000`と表現します。 値を1000000000未満にすることはできません(この値未満にした場合、トランザクションの送信について金銭の引き渡しが発生することになり、攻撃に利用されるおそれがあります)。1000000000の短縮形として、手数料なしを意味する0を指定できます。 +HTTPおよびWebSocketのAPIでは、TransferRate(相手方に10億単位の通貨を送金するのに必要な金額)は整数で表現します。例えば、送金手数料が20%である場合、値を`1200000000`と表現します。 値を1000000000未満にすることはできません(この値未満にした場合、トランザクションの送信について金銭の引き渡しが発生することになり、攻撃に利用されるおそれがあります)。`1000000000`の短縮形として、手数料なしを意味する`0`を指定できます。 + +詳細は、[送金手数料](transfer-fees.html)を参照してください。 {% include '_snippets/rippled-api-links.md' %} diff --git a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/accountset.md b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/accountset.md index 4a5f973e08..2a7337aeb8 100644 --- a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/accountset.md +++ b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/accountset.md @@ -34,7 +34,7 @@ An AccountSet transaction modifies the properties of an [account in the XRP Ledg | Field | JSON Type | [Internal Type][] | Description | |:-----------------|:-----------------|:------------------|:-------------------| | [`ClearFlag`](#accountset-flags) | Number | UInt32 | _(Optional)_ Unique identifier of a flag to disable for this account. | -| [`Domain`](#domain) | String | Blob | _(Optional)_ The domain that owns this account, as a string of hex representing the ASCII for the domain in lowercase. [Cannot be more than 256 bytes in length.](https://github.com/ripple/rippled/blob/55dc7a252e08a0b02cd5aa39e9b4777af3eafe77/src/ripple/app/tx/impl/SetAccount.h#L34) | +| [`Domain`](#domain) | String | Blob | _(Optional)_ The domain that owns this account, as a string of hex representing the ASCII for the domain in lowercase. [Cannot be more than 256 bytes in length.](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/55dc7a252e08a0b02cd5aa39e9b4777af3eafe77/src/ripple/app/tx/impl/SetAccount.h#L34) | | `EmailHash` | String | Hash128 | _(Optional)_ An arbitrary 128-bit value. Conventionally, clients treat this as the md5 hash of an email address to use for displaying a [Gravatar](http://en.gravatar.com/site/implement/hash/) image. | | `MessageKey` | String | Blob | _(Optional)_ Public key for sending encrypted messages to this account. To set the key, it must be exactly 33 bytes, with the first byte indicating the key type: `0x02` or `0x03` for secp256k1 keys, `0xED` for Ed25519 keys. To remove the key, use an empty value. | | `NFTokenMinter` | String | Blob | _(Optional)_ Another account that can [mint NFTokens for you](authorize-minter.html). _(Added by the [NonFungibleTokensV1_1 amendment][].)_ | diff --git a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/checkcreate.ja.md b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/checkcreate.ja.md index c5609e0e74..5dee91a334 100644 --- a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/checkcreate.ja.md +++ b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/checkcreate.ja.md @@ -6,7 +6,7 @@ labels: - Checks --- # CheckCreate -[[ソース]](https://github.com/ripple/rippled/blob/master/src/ripple/app/tx/impl/CreateCheck.cpp "Source") +[[ソース]](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/src/ripple/app/tx/impl/CreateCheck.cpp "Source") _([Checks Amendment][]が必要です)_ @@ -40,6 +40,7 @@ _([Checks Amendment][]が必要です)_ ## エラーケース +- `Destination`アカウントがCheckの着信をブロックしている場合、トランザクションは結果コード`tecNO_PERMISSION`で失敗します。 _([DisallowIncoming amendment][] :not_enabled: が必要です。)_ - `Destination`がトランザクションの送信者である場合、トランザクションは結果コード`temREDUNDANT`で失敗します。 - `Destination`[アカウント](accounts.html)がレジャーに存在していない場合、トランザクションは結果コード`tecNO_DST`で失敗します。 - `Destination`アカウントでRequireDestフラグが有効であるが、トランザクションに`DestinationTag`フィールドが含まれていない場合、トランザクションは結果コード`tecDST_TAG_NEEDED`で失敗します。 diff --git a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/nftokencreateoffer.ja.md b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/nftokencreateoffer.ja.md index 79b63b8d81..dd79afd3b2 100644 --- a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/nftokencreateoffer.ja.md +++ b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/nftokencreateoffer.ja.md @@ -6,10 +6,11 @@ labels: - 非代替性トークン, NFT --- # NFTokenCreateOffer +[[ソース]](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/src/ripple/app/tx/impl/NFTokenCreateOffer.cpp "ソース") -トランザクションを送信するアカウントが所有する `NFToken` に対する新しい _売却_ オファー、または別のアカウントが所有する `NFToken` に対する新しい _購入_ オファー を作成します。 +トランザクションを送信するアカウントが所有する`NFToken`に対する新しい _売却_ オファー、または別のアカウントが所有する`NFToken`に対する新しい _購入_ オファーを作成します。 -成功した場合、トランザクションは[NFTokenOfferオブジェクト][]を作成します。各オファーは、オファーを提示したアカウントの [所有者準備金](reserves.html) に関連づけて1つのオブジェクトとしてカウントされます。 +成功した場合、トランザクションは[NFTokenOfferオブジェクト][]を作成します。各オファーは、オファーを提示したアカウントの[所有者準備金](reserves.html)に関連づけて1つのオブジェクトとしてカウントされます。 _([NonFungibleTokensV1_1 amendment][]が必要です)_ @@ -30,9 +31,9 @@ _([NonFungibleTokensV1_1 amendment][]が必要です)_ | フィールド | JSONの型 | [内部の型][] | 説明 | |:--------------|:--------------------|:------------------|:-------------------| -| `Owner` | 文字列 | AccountID | _(省略可)_ 対応する `NFToken` の所有者を指定します。トークンの購入オファーである場合、このフィールドは必ず存在し、 `Account` フィールドとは異なるものでなければなりません (すでに保有しているトークンの購入オファーは無意味)。トークンの売却オファーで ある場合、このフィールドは存在してはいけません。所有者は暗黙のうちに `Account` と同じになるからです(すでに保有していないトークンを売却するオファーは無意味)。 | -| `NFTokenID` | 文字列 | Hash256 | オファーが参照する `NFToken` オブジェクトを指定します。 | -| `Amount` | [通貨額][] | Amount | 対応する `NFToken` に対する売却希望額または売却提示額を表します。0 を指定することは、トークンの現在の所有者が、誰でも、または `Destination` フィールドで指定されたアカウントに、トークンを無償で譲渡することを意味します。 | +| `Owner` | 文字列 | AccountID | _(省略可)_ 対応する`NFToken`の所有者を指定します。トークンの購入オファーである場合、このフィールドは必ず存在し、`Account`フィールドとは異なるものでなければなりません(すでに保有しているトークンの購入オファーは無意味)。トークンの売却オファーである場合、このフィールドは存在してはいけません。所有者は暗黙のうちに`Account`と同じになるからです(すでに保有していないトークンを売却するオファーは無意味)。 | +| `NFTokenID` | 文字列 | Hash256 | オファーが参照する`NFToken`オブジェクトを指定します。 | +| `Amount` | [通貨額][] | Amount | 対応する`NFToken`に対する売却希望額または売却提示額を表します。0を指定することは、トークンの現在の所有者が、誰でも、または`Destination`フィールドで指定されたアカウントに、トークンを無償で譲渡することを意味します。 | | `Expiration` | 数値 | UInt32 | _(省略可)_ オファーが無効となる時間を指定します。値は[Rippleエポック以降の経過秒数][]です。 | | `Destination` | 文字列 | AccountID | _(省略可)_ 存在する場合、このオファーは指定されたアカウントによってのみ受け入れることが可能であることを示します。他のアカウントによってこのオファーを受け入れることはできません。 | @@ -53,18 +54,19 @@ NFTokenCreateOfferタイプのトランザクションは、以下のように[` | エラーコード | 説明 | |:---------------------------------|:------------------------------------------| | `temDISABLED` | [NonFungibleTokensV1の修正][]は有効ではありません。 | -| `temBAD_AMOUNT` | `Amount` フィールドが有効ではありません。例えば、購入オファーで金額がゼロであったり、金額は発行済み通貨であるが `NFToken` で [`lsfOnlyXRP` flag](nftoken.html#nftoken-フラグ) が有効になっている場合などです。 | +| `temBAD_AMOUNT` | `Amount`フィールドが有効ではありません。例えば、購入オファーで金額がゼロであったり、金額は発行済み通貨であるが`NFToken`で[`lsfOnlyXRP`フラグ](nftoken.html#nftoken-フラグ)が有効になっている場合などです。 | | `temBAD_EXPIRATION` | 指定された`Expiration`は無効です(例:`0`)。 | | `tecDIR_FULL` | 送信者がレジャーにすでにあまりにも多くのオブジェクトを所有しているか、またはこのトークンの売買のオファーがあまりにも多く存在しています。 | | `tecEXPIRED` | 指定された`Expiration`の時間は既に経過しています。 | | `tecFROZEN` | `Amount`は発行済み通貨で、このオファーからトークンを受け取るトラストラインは[凍結](freezes.html)されています。これは売却者のトラストラインか、`NFToken`の発行者のトラストライン(`NFToken`に送金手数料がある場合)である可能性があります。 | -| `tecINSUFFICIENT_RESERVE` | 送信者はこのオファーを提示した後、[所有者準備金](reserves.html) を満たすのに十分なXRPを持っていません。 | +| `tecINSUFFICIENT_RESERVE` | 送信者はこのオファーを提示した後、[所有者準備金](reserves.html)を満たすのに十分なXRPを持っていません。 | | `tecNO_DST` | `Destination`に指定されたアカウントがレジャーに存在しません。 | | `tecNO_ENTRY` | `NFToken`フィールドで指定したアカウントは所有していません。 | | `tecNO_ISSUER` | `Amount`フィールドで指定した発行者が存在しません。 | -| `tecNO_LINE` | `Amount`フィールドは発行済み通貨ですが、`NFToken`の発行者はそのトークンのトラストラインを持っておらず、`NFToken`は [`lsfTrustLine` フラグ](nftoken.html#nftoken-フラグ) が有効ではありません。 | -| `tecUNFUNDED_OFFER` | 購入オファーの場合、送信者は `Amount` フィールドで指定された通貨を利用可能です。もし `Amount` が XRP である場合、これは準備不足によるものかもしれません。もし `Amount` が発行済み通貨である場合、これは[凍結](freezes.html) されている可能性があります。 | -| `tefNFTOKEN_IS_NOT_TRANSFERABLE` | `NFToken` は [`lsfTransferable` flag](nftoken.html#nftoken-flags) が無効になっており、このトランザクションでは `NFToken` を発行者に転送したり発行者から転送したりすることはできません。 | +| `tecNO_LINE` | `Amount`フィールドは発行済み通貨ですが、`NFToken`の発行者はそのトークンのトラストラインを持っておらず、`NFToken`は[`lsfTrustLine`フラグ](nftoken.html#nftoken-フラグ)が有効ではありません。 | +| `tecNO_PERMISSION` | `Destination`アカウントが着信する NFTokenOffer をブロックします。 _([DisallowIncoming amendment][] :not_enabled: が必要です。)_ +| `tecUNFUNDED_OFFER` | 購入オファーの場合、送信者は`Amount`フィールドで指定された通貨を利用可能です。もし`Amount`がXRPである場合、これは準備不足によるものかもしれません。もし`Amount`が発行済み通貨である場合、これは[凍結](freezes.html)されている可能性があります。 | +| `tefNFTOKEN_IS_NOT_TRANSFERABLE` | `NFToken`は[`lsfTransferable`フラグ](nftoken.html#nftoken-flags)が無効になっており、このトランザクションでは`NFToken`を発行者に転送したり発行者から転送したりすることはできません。 | diff --git a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/offercreate.ja.md b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/offercreate.ja.md index d8aab42787..2f1300cb37 100644 --- a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/offercreate.ja.md +++ b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/offercreate.ja.md @@ -1,17 +1,15 @@ --- html: offercreate.html parent: transaction-types.html -blurb: OfferCreateは通貨の交換を行う意図を定義するもので、配置時に完全に履行されていない場合はOfferオブジェクトを作成します。 +blurb: 通貨交換の注文を作成します。 labels: - 分散型取引所 --- # OfferCreate -[[ソース]](https://github.com/ripple/rippled/blob/master/src/ripple/app/tx/impl/CreateOffer.cpp "Source") +[[ソース]](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/src/ripple/app/tx/impl/CreateOffer.cpp "ソース") -OfferCreateトランザクションは、効果的な[指値注文](http://en.wikipedia.org/wiki/limit_order)です。OfferCreateは通貨の交換を行う意図を定義するもので、配置時に完全に履行されていない場合は[Offerオブジェクト](offer.html)を作成します。オファーは部分的に履行することもできます。 - -オファーがどのように機能するかについての詳細は、[オファー](offers.html)を参照してください。 +OfferCreateトランザクションは[分散型取引所](decentralized-exchange.html)で[注文](offers.html)を作成します。 ## {{currentpage.name}} JSONの例 @@ -36,35 +34,44 @@ OfferCreateトランザクションは、効果的な[指値注文](http://en.wi -| フィールド | JSONの型 | [内部の型][] | 説明 | -|:---------------|:--------------------|:------------------|:------------------| -| [Expiration][] | 数字 | UInt32 | _(省略可)_ オファーがアクティブでなくなるまでの時間([Rippleエポック以降の経過秒数][])。 | -| OfferSequence | 数字 | UInt32 | _(省略可)_ 最初に削除されるオファー([OfferCancel][]と同様に指定されます)。 | -| TakerGets | [通貨額][] | Amount | オファーの作成者によって作成される金額および通貨の種類。 | -| TakerPays | [通貨額][] | Amount | オファーの作成者によって要求される金額および通貨の種類。 | - -[Expiration]: offers.html#オファーの有効期限 +| フィールド | JSONの型 | [内部の型][] | 説明 | +|:-----------------|:----------|:------------|:-----------| +| [Expiration][offers.html#オファーの有効期限] | 数字 | UInt32 | _(省略可)_ オファーがアクティブでなくなるまでの時間([Rippleエポック以降の経過秒数][])。 | +| `OfferSequence` | 数字 | UInt32 | _(省略可)_ 最初に削除されるオファー([OfferCancel][]と同様に指定されます)。 | +| `TakerGets` | [通貨額][] | Amount | オファーの作成者によって作成される金額および通貨の種類。 | +| `TakerPays` | [通貨額][] | Amount | オファーの作成者によって要求される金額および通貨の種類。 | ## OfferCreateフラグ OfferCreate型のトランザクションについては、[`Flags`フィールド](transaction-common-fields.html#flagsフィールド)で以下の値が追加でサポートされます。 -| フラグ名 | 16進数 | 10進数 | 説明 | -|:--------------------|:-----------|:--------------|:--------------------------| -| tfPassive | 0x00010000 | 65536 | 有効な場合、オファーはオファーが完全に一致するオファーを消費せず、代わりにレジャーのOfferオブジェクトになります。それはまだクロスしたオファーを消費します。 | -| tfImmediateOrCancel | 0x00020000 | 131072 | オファーを[IOC注文](http://en.wikipedia.org/wiki/Immediate_or_cancel)として扱います。有効な場合、オファーはレジャーオブジェクトにはなりません。レジャー内の既存のオファーと一致させようとするだけです。即時にオファーがどのオファーとも一致しない場合、どの通貨とも取引せずに「正常に」実行します。この場合、トランザクションは `tesSUCCESS`の[結果コード](transaction-results.html)を返しますが、レジャー内には、[Offerオブジェクト](offer.html)を作成しません。 | -| tfFillOrKill | 0x00040000 | 262144 | オファーを[FOK注文](http://en.wikipedia.org/wiki/Fill_or_kill)として扱います。レジャー内の既存のオファーのみを一致私用とします。またこれは、全`TakerPays`の数量が取得できる場合に限られます。[fix1578 amendment][]が有効な場合でオファーを配置した時に実行できない場合、トランザクションは`tecKILLED`の[結果コード](transaction-results.html)を返します。そうでない場合は、トランザクションは、どの通貨とも取り引きせずにキャンセルされた場合でも`tesSUCCESS`の結果コードを返します。 | -| tfSell | 0x00080000 | 524288 | 取引所で`TakerPays` Amountよりも多く取得することになっても、`TakerGets` Amountを交換します。 | - -次の無効なフラグの組合せは、`temINVALID_FLAG`エラーを返します。 - -* tfImmediateOrCancelとtfFillOrKill - - - - +| フラグ名 | 16進数 | 10進数 | 説明 | +|:----------------------|:-------------|:--------------|:-------------------| +| `tfPassive` | `0x00010000` | 65536 | 有効な場合、オファーはオファーが完全に一致するオファーを消費せず、代わりにレジャーのOfferオブジェクトになります。それはまだクロスしたオファーを消費します。 | +| `tfImmediateOrCancel` | `0x00020000` | 131072 | オファーを[IOC注文](http://en.wikipedia.org/wiki/Immediate_or_cancel)として扱います。有効な場合、オファーはレジャーオブジェクトにはなりません。レジャー内の既存のオファーと一致させようとするだけです。即時にオファーがどのオファーとも一致しない場合、どの通貨とも取引せずに「正常に」実行します。この場合、トランザクションは`tesSUCCESS`の[結果コード](transaction-results.html)を返しますが、レジャー内には、[Offerオブジェクト](offer.html)を作成しません。 | +| `tfFillOrKill` | `0x00040000` | 262144 | オファーを[FOK注文](http://en.wikipedia.org/wiki/Fill_or_kill)として扱います。レジャー内の既存のオファーのみを一致私用とします。またこれは、全`TakerPays`の数量が取得できる場合に限られます。[fix1578 amendment][]が有効な場合でオファーを配置した時に実行できない場合、トランザクションは`tecKILLED`の[結果コード](transaction-results.html)を返します。そうでない場合は、トランザクションは、どの通貨とも取り引きせずにキャンセルされた場合でも`tesSUCCESS`の結果コードを返します。 | +| `tfSell` | `0x00080000` | 524288 | 取引所で`TakerPays`Amountよりも多く取得することになっても、`TakerGets` Amountを交換します。 | +## エラーケース +| エラーコード | 説明 | +|:-------------------------|:--------------------------------------------------| +| `temINVALID_FLAG` | トランザクションが`tfImmediateOrCancel`と`tfFillOrKill`両方を指定した場合に発生します。| +| `tecEXPIRED` | トランザクションが指定した`Expiration`の時間が既に経過している場合に発生します。 | +| `tecKILLED` | トランザクションが`tfFillOrKill`を指定し、全額を約定できない場合に発生します。_[ImmediateOfferKilled amendment][]_ が有効な場合、この結果コードは、トランザクションが`tfImmediateOrCancel`を指定して資金が移動せずに実行された場合にも発生します(これまでは、これは`tesSUCCESS`を返していました)。 | +| `temBAD_EXPIRATION` | トランザクションの`Expiration`フィールドの値が無効なフォーマットの場合に発生します。 | +| `temBAD_SEQUENCE` | トランザクションの`OfferSequence`フィールドの値が無効なフォーマットであるか、トランザクション自身の`Sequence`番号より大きい場合に発生します。 | +| `temBAD_OFFER` | OfferがXRPとXRPを交換しようとした場合、またはトークンの無効な量やマイナスの量を交換しようとした場合に発生します。 | +| `temREDUNDANT` | トランザクションが同じトークン(同じ発行者、通貨コード)を指定した場合に発生します。 | +| `temBAD_CURRENCY` | トランザクションで通貨コードが"XRP"のトークンが指定された場合に発生します。 | +| `temBAD_ISSUER` | トランザクションが無効な`issuer`値を持つトークンを指定した場合に発生します。 | +| `tecNO_ISSUER` | トランザクションで、`issuer`の値が台帳の有効化されたアカウントでないトークンを指定した場合に発生します。| +| `tecFROZEN` | [凍結](freezes.html)されたトラストライン(ローカルおよびグローバルの凍結を含む)上のトークンを含むトランザクションの場合に発生します。 | +| `tecUNFUNDED_OFFER` | トランザクションの送信者が`TakerGets`の通貨を正の値で保有していない場合に発生する。(例外: `TakerGets`にトランザクションの送信者が発行するトークンを指定した場合、トランザクションは成功します)。 | +| `tecNO_LINE` | 発行者が[Authorized Trust Lines](authorized-trust-lines.html)を使用しているトークンを含むトランザクションで、必要なトラストラインが存在しない場合に発生します。 | +| `tecNO_AUTH` | 発行者が[Authorized Trust Lines](authorized-trust-lines.html)を使用しているトークンを含むトランザクションで、トークンを受け取るトラストラインが存在するが認証されていない場合に発生します。 | +| `tecINSUF_RESERVE_OFFER` | 所有者が台帳に新しいOfferオブジェクトを追加するための準備要件を満たすのに十分なXRPを持っておらず、トランザクションがどの通貨も変換しなかった場合に発生します。(トランザクションが何らかの金額のトレードに成功した場合、トランザクションは結果コード`tesSUCCESS`で成功しますが、残りは台帳にOfferオブジェクトを作成しません)。 | +| `tecDIR_FULL` | トランザクションの送信者が台帳で多くのアイテムを所有している場合、またはオーダーブックに同じ取引レートのオファーがすでに多く含まれている場合に発生します。 | {% include '_snippets/rippled-api-links.md' %} diff --git a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/offercreate.md b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/offercreate.md index 148a75f4c1..26c4303a2c 100644 --- a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/offercreate.md +++ b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/offercreate.md @@ -7,7 +7,7 @@ labels: --- # OfferCreate -[[Source]](https://github.com/ripple/rippled/blob/master/src/ripple/app/tx/impl/CreateOffer.cpp "Source") +[[Source]](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/src/ripple/app/tx/impl/CreateOffer.cpp "Source") An OfferCreate transaction places an [Offer](offers.html) in the [decentralized exchange](decentralized-exchange.html). diff --git a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/paymentchannelcreate.ja.md b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/paymentchannelcreate.ja.md index 0b42e65877..0fd90f21f5 100644 --- a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/paymentchannelcreate.ja.md +++ b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/paymentchannelcreate.ja.md @@ -1,16 +1,16 @@ --- html: paymentchannelcreate.html parent: transaction-types.html -blurb: 一方向のChannelを作成し、XRPを供給します。 +blurb: 新しいペイメントチャネルを作成します。 labels: - Payment Channel --- # PaymentChannelCreate -[[ソース]](https://github.com/ripple/rippled/blob/master/src/ripple/app/tx/impl/PayChan.cpp "Source") +[[ソース]](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/src/ripple/app/tx/impl/PayChan.cpp "ソース") _[PayChan Amendment][]が必要です。_ -一方向のChannelを作成し、XRPを供給します。このトランザクションを送信するアドレスは、Payment Channelの「支払元アドレス」になります。 +[ペイメントチャンネル](payment-channels.html)を作成し、XRPで資金を供給します。このトランザクションを送信するアドレスが、ペイメントチャネルの「送信元アドレス」となります。 ## {{currentpage.name}} JSONの例 @@ -37,10 +37,12 @@ _[PayChan Amendment][]が必要です。_ | `Amount` | 文字列 | Amount | 送金元の残高から差し引いてこのChannelに留保する[XRP、drop単位][]の額。このChannelのオープン時には、XRPを`Destination`アドレスにのみ移動できます。Channelが閉鎖すると、未請求のXRPは支払元アドレスの残高に戻されます。 | | `Destination` | 文字列 | AccountID | このChannelに対するXRPクレームを受け取るアドレス。Channelの「宛先アドレス」とも呼ばれます。送金元(`Account`)と同一にはできません。 | | `SettleDelay` | 数値 | UInt32 | Channelに未請求のXRPがある場合に、支払元アドレスがそのChannelを閉鎖するまでに待機する時間。 | -| `PublicKey` | 文字列 | Blob | 支払元がこのChannelに対するクレームに署名するときに使用する公開鍵またはキーペア(16進数)。secp256k1公開鍵またはEd25519公開鍵を指定できます。 | +| `PublicKey` | 文字列 | Blob | 送信元がこのチャネルに対する請求に使用する鍵ペアの33バイトの公開鍵を16進数で指定します。これはsecp256k1またはEd25519の公開鍵であることができます。キーペアの詳細については、[鍵の導出](cryptographic-keys.html#鍵導出) を参照してください。 | | `CancelAfter` | 数値 | UInt32 | _(省略可)_ このChannelの有効期限([Rippleエポック以降の経過秒数][])。この時刻の経過後にトランザクションがこのChannelを変更しようとすると、このChannelは閉鎖し、Channelは変更されません。この値は変更できません。Channelはこの時刻よりも早い時点で閉鎖できますが、この時刻の経過後にもオープンしたままにすることはできません。 | | `DestinationTag` | 数値 | UInt32 | _(省略可)_ このPayment Channelの宛先(宛先アドレスのホスティングされている受取人など) を詳しく指定するための任意のタグ。 | +`Destination` アカウントがペイメントチャネルの着信をブロックしている場合、トランザクションは結果コード`tecNO_PERMISSION` 失敗します。_([DisallowIncoming amendment][] :not_enabled: が必要です)_。 + {% include '_snippets/rippled-api-links.md' %} {% include '_snippets/tx-type-links.md' %} diff --git a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/paymentchannelcreate.md b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/paymentchannelcreate.md index 8377dccf86..e697174763 100644 --- a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/paymentchannelcreate.md +++ b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/paymentchannelcreate.md @@ -6,7 +6,7 @@ labels: - Payment Channels --- # PaymentChannelCreate -[[Source]](https://github.com/ripple/rippled/blob/master/src/ripple/app/tx/impl/PayChan.cpp "Source") +[[Source]](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/src/ripple/app/tx/impl/PayChan.cpp "Source") _Added by the [PayChan amendment][]._ diff --git a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/trustset.ja.md b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/trustset.ja.md index a457e1f426..f7958e4da5 100644 --- a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/trustset.ja.md +++ b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/trustset.ja.md @@ -1,15 +1,15 @@ --- html: trustset.html parent: transaction-types.html -blurb: 2つのアカウントをリンクするトラストラインを作成または変更します。 +blurb: トラストラインを作成または変更します。 labels: - トークン --- # TrustSet -[[ソース]](https://github.com/ripple/rippled/blob/master/src/ripple/app/tx/impl/SetTrust.cpp "Source") +[[ソース]](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/src/ripple/app/tx/impl/SetTrust.cpp "Source") -2つのアカウントをリンクするトラストラインを作成または変更します。 +2つのアカウントをリンクする[トラストライン](trust-lines-and-issuing.html)を作成または変更します。 ## {{currentpage.name}} JSONの例 @@ -41,18 +41,21 @@ labels: | `QualityIn` | 数値 | UInt32 | _(省略可)_ このトラストラインの受入額を、1,000,000,000単位当たりのこの数値の割合で評価。値`0`は、残高を額面価格で扱うことを示す省略表現です。 | | `QualityOut` | 数値 | UInt32 | _(省略可)_ このトラストラインの払出額を、1,000,000,000単位当たりのこの数値の割合で評価。値`0`は、残高を額面価格で扱うことを示す省略表現です。 | +`LimitAmount.issuer`で指定されたアカウントがトラストラインの着信をブロックしている場合、結果コード`tecNO_PERMISSION`でトランザクションが失敗します。 _([DisallowIncoming amendment][] :not_enabled: が必要です)_ ## TrustSetのフラグ TrustSetタイプのトランザクションについては、[`Flags`フィールド](transaction-common-fields.html#flagsフィールド)で以下の値が追加でサポートされます。 -| フラグ名 | 16進数値 | 10進数値 | 説明 | -|:----------------|:-----------|:--------------|:------------------------------| -| tfSetfAuth | 0x00010000 | 65536 | 他方の当事者がこのアカウントからのイシュアンスを保有することを承認します。([*asfRequireAuth* AccountSet フラグ](accountset.html#accountsetのフラグ)を使用しない場合は効果がありません。)設定を解除できません。 | -| tfSetNoRipple | 0x00020000 | 131072 | 同一通貨の2つのトラストラインでこのフラグが設定されている場合、これらのトラストライン間でのripplingがブロックされます。(詳細は、[NoRipple](rippling.html)を参照してください。)[fix1578 Amendment][]が有効な場合、トランザクションにこのフラグが使用されていてもNoRippleを有効にできないときは、そのトランザクションは結果コード`tecNO_PERMISSION`で失敗します。このAmendmentが有効ではない場合は、トラストラインでNoRippleを有効にできない場合でもトランザクションの結果が`tesSUCCESS`になることがあります(トランザクションで可能な他の変更を行います)。 | -| tfClearNoRipple | 0x00040000 | 262144 | No-Ripplingフラグをクリアします。(詳細は、[NoRipple](rippling.html)を参照してください。) | -| tfSetFreeze | 0x00100000 | 1048576 | トラストラインを[凍結](freezes.html)します。 | -| tfClearFreeze | 0x00200000 | 2097152 | トラストラインを[凍結解除](freezes.html)します。 | +| フラグ名 | 16進数値 | 10進数値 | 説明 | +|:------------------|:-------------|:--------------|:----------------------| +| `tfSetfAuth` | `0x00010000` | 65536 | [このアカウントから発行された通貨](issued-currencies.html)を相手方に保有させることを許可します。([*asfRequireAuth* AccountSet フラグ](accountset.html#accountsetのフラグ)を使用しない場合は効果がありません。)設定を解除できません。 | +| `tfSetNoRipple` | `0x00020000` | 131072 | 2つのトラストラインの両方でこのフラグが有効になっている場合、同じ通貨のトラストライン間の[リップリング](rippling.html)をブロックする No Ripple フラグを有効にします。 | +| `tfClearNoRipple` | `0x00040000` | 262144 | No Rippleフラグを無効にし、このトラストラインで[リップリング](rippling.html)を許可します。 | +| `tfSetFreeze` | `0x00100000` | 1048576 | トラストラインを[凍結](freezes.html)します。 | +| `tfClearFreeze` | `0x00200000` | 2097152 | トラストラインを[凍結解除](freezes.html)します。 | + +トランザクションがNo Rippleを有効にしようとしたができない場合、結果コード `tecNO_PERMISSION` で失敗します。[fix1578 amendment][]が有効になる前は、このようなトランザクションは代わりに`tesSUCCESS`(可能な限りの他の変更を行う)という結果になりました。 トラストラインのAuthフラグは、トラストラインがその所有者のXRP必要準備金に反映されるかどうかを左右しません。ただしAuthフラグを有効にすると、トラストラインがデフォルト状態になることがありません。承認されたトラストラインは削除できません。イシュアーは、トラストラインの限度と残高が0であっても、`tfSetfAuth`フラグだけを使用してトラストラインを事前承認できます。 diff --git a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/trustset.md b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/trustset.md index 894c200c35..d5885728ad 100644 --- a/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/trustset.md +++ b/content/references/protocol-reference/transactions/transaction-types/trustset.md @@ -7,7 +7,7 @@ labels: --- # TrustSet -[[Source]](https://github.com/ripple/rippled/blob/master/src/ripple/app/tx/impl/SetTrust.cpp "Source") +[[Source]](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/src/ripple/app/tx/impl/SetTrust.cpp "Source") Create or modify a [trust line](trust-lines-and-issuing.html) linking two accounts. @@ -54,7 +54,7 @@ Transactions of the TrustSet type support additional values in the [`Flags` fiel |:------------------|:-------------|:--------------|:--------------------------| | `tfSetfAuth` | `0x00010000` | 65536 | Authorize the other party to hold [currency issued by this account](issued-currencies.html). (No effect unless using the [`asfRequireAuth` AccountSet flag](accountset.html#accountset-flags).) Cannot be unset. | | `tfSetNoRipple` | `0x00020000` | 131072 | Enable the No Ripple flag, which blocks [rippling](rippling.html) between two trust lines of the same currency if this flag is enabled on both. | -| `tfClearNoRipple` | `0x00040000` | 262144 | Disable the No Ripple flag, allowing [rippling](rippling.html) on this trust line.) | +| `tfClearNoRipple` | `0x00040000` | 262144 | Disable the No Ripple flag, allowing [rippling](rippling.html) on this trust line. | | `tfSetFreeze` | `0x00100000` | 1048576 | [Freeze](freezes.html) the trust line. | | `tfClearFreeze` | `0x00200000` | 2097152 | [Unfreeze](freezes.html) the trust line. | diff --git a/dactyl-config.yml b/dactyl-config.yml index 8cabe1e017..9df4f438f3 100644 --- a/dactyl-config.yml +++ b/dactyl-config.yml @@ -2556,7 +2556,6 @@ pages: targets: - en - # TODO: update translation - md: references/protocol-reference/transactions/transaction-types/accountset.ja.md targets: - ja @@ -2629,7 +2628,6 @@ pages: targets: - en - # TODO: update translation - md: references/protocol-reference/transactions/transaction-types/checkcreate.ja.md targets: - ja @@ -2694,7 +2692,6 @@ pages: targets: - en - # TODO: update translation - md: references/protocol-reference/transactions/transaction-types/nftokencreateoffer.ja.md targets: - ja @@ -2719,7 +2716,6 @@ pages: targets: - en - # TODO: update translation - md: references/protocol-reference/transactions/transaction-types/offercreate.ja.md targets: - ja @@ -2744,7 +2740,6 @@ pages: targets: - en - # TODO: update translation - md: references/protocol-reference/transactions/transaction-types/paymentchannelcreate.ja.md targets: - ja @@ -2785,7 +2780,6 @@ pages: targets: - en - # TODO: update translation - md: references/protocol-reference/transactions/transaction-types/trustset.ja.md targets: - ja