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2025-05-27 12:31:21 +09:00
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@@ -51,7 +51,7 @@ XRP Ledgerのすべての変更がそうであるように、取引を行うに
XRP Ledgerは、成行注文、指値注文、レバレッジ取引などの概念をネイティブに表現するものではありません。カスタムトークンやOfferのプロパティをクリエイティブに利用することで、いくつかは実現できるかもしれません。
分散型システムであるXRP Ledgerは、取引に関わる[アカウント](../../accounts/index.md)の背後にいる実際の人々や組織に関する情報を一切持っていません。また、ユーザや発行者は、様々な種類の裏付け資産を表すトークンの取引を規制するために、関連する法律に従う必要があります。[凍結](../fungible-tokens/freezes.md)や[認可トラストライン](../fungible-tokens/authorized-trust-lines.md)などの機能は、発行者が関連法規を順守できるよう意図しています。
分散型システムであるXRP Ledgerは、取引に関わる[アカウント](../../accounts/index.md)の背後にいる実際の人々や組織に関する情報を一切持っていません。また、ユーザや発行者は、様々な種類の裏付け資産を表すトークンの取引を規制するために、関連する法律に従う必要があります。[フリーズ](../fungible-tokens/freezes.md)や[認可トラストライン](../fungible-tokens/authorized-trust-lines.md)などの機能は、発行者が関連法規を順守できるよう意図しています。
## 関連項目

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@@ -46,8 +46,8 @@ Offerオブジェクトは、他のオファーやクロスカレンシー決済
- 所有者が売却する資産を一切保有しなくなった場合。
- オーナーがその資産を再度取得すると、オファーに資金が供給されるようになります。
- 売却する資産が[凍結されたトラストライン](../fungible-tokens/freezes.md)に含まれるトークンである場合。
- トラストラインが凍結解除されると、オファーは再び資金が供給されるようになります。
- 売却する資産が[フリーズされたトラストライン](../fungible-tokens/freezes.md)に含まれるトークンである場合。
- トラストラインがフリーズ解除されると、オファーは再び資金が供給されるようになります。
- オファーが新しいトラストラインを作成する必要があるが、オーナーがその[準備金](../../accounts/reserves.md)の増加に伴う十分なXRPを持っていない場合。
- オーナーが追加のXRPを調達するか、準備金の必要量が減少すると、オファーは自動的に使用可能になります。
- オファーが失効した場合。([オファーの有効期限](#オファーの有効期限)を参照)

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@@ -13,7 +13,7 @@ XRP Ledgerの認可トラストライン機能により、発行者は、発行
認可トラストライン機能を使用するには、発行アドレスで**RequireAuth**フラグを有効にします。その後、他のアカウントは、あなたがそのアカウントのトラストラインをあなたの発行アカウントに承認した場合にのみ、あなたが発行したトークンを保持することができます。
発行アドレスから[TrustSetトランザクション][]を送信し、自分のアカウントと認可するアカウントとの間のトラストラインを設定することで、トラストラインを認可することができます。トラストラインを認可した後、その認可を取り消すことはできません。(ただし、必要に応じてトラストラインを[凍結](freezes.md)することは可能です)。
発行アドレスから[TrustSetトランザクション][]を送信し、自分のアカウントと認可するアカウントとの間のトラストラインを設定することで、トラストラインを認可することができます。トラストラインを認可した後、その認可を取り消すことはできません。(ただし、必要に応じてトラストラインを[フリーズ](freezes.md)することは可能です)。
トラストラインを認可するためのトランザクションは、発行アドレスの署名が必要であり、残念ながらそのアドレスのリスクエクスポージャーが増加することを意味します。
@@ -116,7 +116,7 @@ POST http://localhost:8088/
- **コンセプト:**
- [Deposit Authorization](../../accounts/depositauth.md)
- [トークンの凍結](freezes.md)
- [トークンのフリーズ](freezes.md)
- **リファレンス:**
- [account_linesメソッド][]
- [account_infoメソッド][]

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@@ -6,29 +6,29 @@ seo:
labels:
- トークン
---
# トークンの凍結に関するよくある誤解
# トークンのフリーズに関するよくある誤解
PayPalのような中央集権的なサービスがアカウントを停止して資金にアクセスできないようにするのと同様に、Ripple社などがXRPを凍結することができるというのはよくある誤解です。XRP Ledgerには[凍結機能](freezes.md)がありますが、これは発行トークンにのみ使用可能で、XRPには使用できません。 **XRPを凍結することは誰にもできません**
PayPalのような中央集権的なサービスがアカウントを停止して資金にアクセスできないようにするのと同様に、Ripple社などがXRPをフリーズすることができるというのはよくある誤解です。XRP Ledgerには[フリーズ機能](freezes.md)がありますが、これは発行トークンにのみ使用可能で、XRPには使用できません。 **XRPをフリーズすることは誰にもできません**
XRP Ledgerのトークンは、[XRPとは根本的に異なる](../../../references/protocol/data-types/currency-formats.md#comparison)ものです。トークンは常にトラストライン上に存在し、それは凍結される可能性があります。XRPはアカウントに含まれており、凍結されることはありません。
XRP Ledgerのトークンは、[XRPとは根本的に異なる](../../../references/protocol/data-types/currency-formats.md#comparison)ものです。トークンは常にトラストライン上に存在し、それはフリーズされる可能性があります。XRPはアカウントに含まれており、フリーズされることはありません。
## XRPは単なるRipple社のトークンではないのか
いいえ、XRPはトークンとは異なります。XRPはXRP Ledger上の唯一のネイティブアセットであり、XRP Ledger上で取引を行うために必要なものです。XRPにはカウンタパーティが存在しません。つまり、誰かがXRPを保有するとき、その人は負債を保有しているのではなく、実際の通貨であるXRPを保有しているのです。この事実により、 _**<u>XRPはいかなる団体や個人によっても凍結することができません</u>**_
いいえ、XRPはトークンとは異なります。XRPはXRP Ledger上の唯一のネイティブアセットであり、XRP Ledger上で取引を行うために必要なものです。XRPにはカウンタパーティが存在しません。つまり、誰かがXRPを保有するとき、その人は負債を保有しているのではなく、実際の通貨であるXRPを保有しているのです。この事実により、 _**<u>XRPはいかなる団体や個人によってもフリーズすることができません</u>**_
## Ripple社またはXRP Ledger財団は私のトークンを凍結することができますか?
## Ripple社またはXRP Ledger財団は私のトークンをフリーズすることができますか?
XRP Ledgerは分散型であり、Ripple社やXRP Ledger財団、そして他のいかなる存在もそれをコントロールすることはできません。
あるトークンの発行者は、 _そのトークンに限定して_ あなたのトラストラインを凍結することができます。あなたのアカウントの他の部分や、異なる発行者のトークンを凍結することはできませんし、あなたがXRP Ledgerを使うのを止めることもできないのです。
あるトークンの発行者は、 _そのトークンに限定して_ あなたのトラストラインをフリーズすることができます。あなたのアカウントの他の部分や、異なる発行者のトークンをフリーズすることはできませんし、あなたがXRP Ledgerを使うのを止めることもできないのです。
さらに、トークン発行者は、トークンを凍結する能力を自主的かつ永久的に放棄することができます。この["No Freeze"](freezes.md#no-freeze)設定は、他者がトークンの使用を止めることができないという意味で、トークンがより実際の現金のように振る舞うことを想定しています。
さらに、トークン発行者は、トークンをフリーズする能力を自主的かつ永久的に放棄することができます。この["No Freeze"](freezes.md#no-freeze)設定は、他者がトークンの使用を止めることができないという意味で、トークンがより実際の現金のように振る舞うことを想定しています。
## しかし、Ripple社がJed McCaleb氏のXRPを凍結したと聞きましたが?
## しかし、Ripple社がJed McCaleb氏のXRPをフリーズしたと聞きましたが?
これは、2015年から2016年にかけて実際に起こった事件の誤報です。2013年にRipple社の創業者で同社を退社したJed McCaleb氏は、100万USドル以上のXRPをカストディ取引所であるBitstampで売却しようと試みました。Ripple社の代理人は、この売却はJed氏とRipple社が2014年に締結した契約に違反すると主張しました。Ripple社の要求により、[BitstampはJedのBitstampアカウントを凍結](https://www.coindesk.com/markets/2015/04/02/1-million-legal-fight-ensnares-ripple-bitstamp-and-jed-mccaleb/)し、裁判に持ち込まれました。この裁判は[最終的に和解](https://www.coindesk.com/markets/2016/02/12/ripple-settles-1-million-lawsuit-with-former-executive-and-founder/)となり、双方がその結果に納得したと表明しています。
これは、2015年から2016年にかけて実際に起こった事件の誤報です。2013年にRipple社の創業者で同社を退社したJed McCaleb氏は、100万USドル以上のXRPをカストディ取引所であるBitstampで売却しようと試みました。Ripple社の代理人は、この売却はJed氏とRipple社が2014年に締結した契約に違反すると主張しました。Ripple社の要求により、[BitstampはJedのBitstampアカウントをフリーズ](https://www.coindesk.com/markets/2015/04/02/1-million-legal-fight-ensnares-ripple-bitstamp-and-jed-mccaleb/)し、裁判に持ち込まれました。この裁判は[最終的に和解](https://www.coindesk.com/markets/2016/02/12/ripple-settles-1-million-lawsuit-with-former-executive-and-founder/)となり、双方がその結果に納得したと表明しています。
注目すべきは、この「凍結」はXRP Ledger上で起こったものではなく、XRP Ledgerの凍結機能を使ったものでもないことです。他のカストディアン取引所と同様に、Bitstampはユーザのアカウントを凍結し、特にそれらの資金が法的紛争に巻き込まれている場合、取引や資金の引き出しを停止する権限を持っています。
注目すべきは、この「フリーズ」はXRP Ledger上で起こったものではなく、XRP Ledgerのフリーズ機能を使ったものでもないことです。他のカストディアン取引所と同様に、Bitstampはユーザのアカウントをフリーズし、特にそれらの資金が法的紛争に巻き込まれている場合、取引や資金の引き出しを停止する権限を持っています。
一方、XRP Ledgerの[分散型取引所](../decentralized-exchange/index.md)で取引する場合は、自分で資産を管理するので、XRPの取引を止めることは誰にもできないのです。

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@@ -6,39 +6,39 @@ seo:
labels:
- トークン
---
# トークンの凍結
# トークンのフリーズ
発行者は発行したトークンをXRP Ledgerで凍結することができます。**これはXRP LedgerのネイティブアセットであるXRPには適用されません。**
発行者は発行したトークンをXRP Ledgerでフリーズすることができます。**これはXRP LedgerのネイティブアセットであるXRPには適用されません。**
特定のケースでは、法的要件への準拠や、疑わしい活動の調査のために、取引所またはゲートウェイが、XRP以外のトークンの残高を急きょ凍結することがあります。
特定のケースでは、法的要件への準拠や、疑わしい活動の調査のために、取引所またはゲートウェイが、XRP以外のトークンの残高を急きょフリーズすることがあります。
{% admonition type="success" name="ヒント" %}誰もXRP LedgerのXRPを凍結することはできません。しかし、カストディアル取引所は、自らの裁量で常に保管資金を凍結することができます。詳しくは、[凍結に関するよくある誤解](common-misconceptions-about-freezes.md)をご覧ください。{% /admonition %}
{% admonition type="success" name="ヒント" %}誰もXRP LedgerのXRPをフリーズすることはできません。しかし、カストディアル取引所は、自らの裁量で常に保管資金をフリーズすることができます。詳しくは、[フリーズに関するよくある誤解](common-misconceptions-about-freezes.md)をご覧ください。{% /admonition %}
凍結については、3種類の設定があります。
フリーズについては、3種類の設定があります。
* [**Individual Freeze(個別の凍結)**](#individual-freeze) - 1件の取引相手を凍結します。
* [**Global Freeze(全体の凍結)**](#global-freeze) - 取引相手全員を凍結します。
* [**No Freeze(凍結機能の放棄)**](#no-freeze) - 個々の取引相手の凍結機能と、Global Freeze機能を永久に放棄します。
* [**Individual Freeze(個別のフリーズ)**](#individual-freeze) - 1件の取引相手をフリーズします。
* [**Global Freeze(全体のフリーズ)**](#global-freeze) - 取引相手全員をフリーズします。
* [**No Freeze(フリーズ機能の放棄)**](#no-freeze) - 個々の取引相手のフリーズ機能と、Global Freeze機能を永久に放棄します。
凍結対象の残高がプラス、マイナスにかかわらず、すべての凍結設定を行うことができます。通貨イシュアーまたは通貨保持者のいずれかがトラストラインを凍結できますが、通貨保持者がイシュアーを凍結しても、その影響はわずかです。
フリーズ対象の残高がプラス、マイナスにかかわらず、すべてのフリーズ設定を行うことができます。通貨イシュアーまたは通貨保持者のいずれかがトラストラインをフリーズできますが、通貨保持者がイシュアーをフリーズしても、その影響はわずかです。
## Individual Freeze
**Individual Freeze**機能は、[トラストライン](index.md)に関する設定です。発行アドレスがIndividual Freeze設定を有効にすると、そのトラストラインの通貨に対して以下のルールが適用されます。
* 凍結されたトラストラインの両当事者間の直接決済は、凍結後も可能です。
* そのトラストラインの取引相手は、イシュアーへ直接支払う場合を除き、凍結されたトラストラインの残高を減らすことはできません。取引相手は、凍結されたイシュアンスを直接イシュアーに送信することだけが可能です。
* 取引相手は、凍結されたトラストライン上で引き続きその他の当事者からの支払を受け取ることができます。
* 取引相手が凍結されたトラストライン上のトークンの売りオファーを出した場合、[資金不足とみなされます](../decentralized-exchange/offers.md#オファーのライフサイクル)。
* フリーズされたトラストラインの両当事者間の直接決済は、フリーズ後も可能です。
* そのトラストラインの取引相手は、イシュアーへ直接支払う場合を除き、フリーズされたトラストラインの残高を減らすことはできません。取引相手は、フリーズされたイシュアンスを直接イシュアーに送信することだけが可能です。
* 取引相手は、フリーズされたトラストライン上で引き続きその他の当事者からの支払を受け取ることができます。
* 取引相手がフリーズされたトラストライン上のトークンの売りオファーを出した場合、[資金不足とみなされます](../decentralized-exchange/offers.md#オファーのライフサイクル)。
再確認: トラストラインではXRPは保持されません。XRPは凍結できません。
再確認: トラストラインではXRPは保持されません。XRPはフリーズできません。
金融機関は、疑わしい活動を行う取引相手や、金融機関の利用規約に違反する取引相手にリンクしているトラストラインを凍結できます。金融機関は、同機関が運用する、XRP Ledgerに接続されているその他のシステムにおいても、その取引相手を凍結する必要があります。(凍結しないと、アドレスから金融機関経由で支払を送金することで、望ましくない活動を行うことが依然として可能となります。)
金融機関は、疑わしい活動を行う取引相手や、金融機関の利用規約に違反する取引相手にリンクしているトラストラインをフリーズできます。金融機関は、同機関が運用する、XRP Ledgerに接続されているその他のシステムにおいても、その取引相手をフリーズする必要があります。(フリーズしないと、アドレスから金融機関経由で支払を送金することで、望ましくない活動を行うことが依然として可能となります。)
各個別アドレスは金融機関とのトラストラインを凍結できます。これは金融機関とその他のユーザの間の取引には影響しません。ただし、他のアドレス([運用アドレス](../../accounts/account-types.md)を含むからその個別アドレスに対しては、その金融機関のイシュアンスを送信できなくなります。このようなIndividual Freezeは、オファーには影響しません。
各個別アドレスは金融機関とのトラストラインをフリーズできます。これは金融機関とその他のユーザの間の取引には影響しません。ただし、他のアドレス([運用アドレス](../../accounts/account-types.md)を含むからその個別アドレスに対しては、その金融機関のイシュアンスを送信できなくなります。このようなIndividual Freezeは、オファーには影響しません。
Individual Freezeは1つの通貨にのみ適用されます。特定の取引相手の複数通貨を凍結するには、アドレスが各通貨のトラストラインで、個別にIndividual Freezeを有効にする必要があります。
Individual Freezeは1つの通貨にのみ適用されます。特定の取引相手の複数通貨をフリーズするには、アドレスが各通貨のトラストラインで、個別にIndividual Freezeを有効にする必要があります。
[No Freeze](#no-freeze)設定を有効にしている場合、アドレスはIndividual Freeze設定を有効にできません。
@@ -47,9 +47,9 @@ Individual Freezeは1つの通貨にのみ適用されます。特定の取引
**Global Freeze**機能は、アドレスに設定できます。発行アドレスがGlobal Freeze機能を有効にすると、その発行アドレスのすべてのトークンに対して以下のルールが適用されます:
* 凍結された発行アドレスのすべての取引相手は、イシュアーに直接支払う場合を除き、凍結されたアドレスへのトラストラインの残高を減らすことができません。(これはすべての[運用アドレス](../../accounts/account-types.md)にも影響します。)
* 凍結された発行アドレスの取引相手は、発行アドレスとの直接的な支払の送受信を引き続き行うことができます。
* 凍結アドレスによるトークンの売りオファーはすべて、[資金不足とみなされます](../decentralized-exchange/offers.md#オファーのライフサイクル)。
* フリーズされた発行アドレスのすべての取引相手は、イシュアーに直接支払う場合を除き、フリーズされたアドレスへのトラストラインの残高を減らすことができません。(これはすべての[運用アドレス](../../accounts/account-types.md)にも影響します。)
* フリーズされた発行アドレスの取引相手は、発行アドレスとの直接的な支払の送受信を引き続き行うことができます。
* フリーズアドレスによるトークンの売りオファーはすべて、[資金不足とみなされます](../decentralized-exchange/offers.md#オファーのライフサイクル)。
再確認: アドレスはXRPを発行できません。Global FreezeはXRPには適用されません。
@@ -57,25 +57,25 @@ Individual Freezeは1つの通貨にのみ適用されます。特定の取引
また、金融機関が新しい[発行アドレス](../../accounts/account-types.md)への移行や、営業の停止を予定している場合にも、Global Freezeを有効にすることが有用です。これにより、特定の時点で資金がロックされるため、ユーザは他の通貨で取引することができなくなります。
Global Freezeは、当該アドレスによって発行および保有されている _すべての_ 通貨に適用されます。1つの通貨のみに対してGlobal Freezeを有効にすることはできません。一部の通貨のみを凍結できるようにしたい場合は、通貨ごとに異なるアドレスを使用してください。
Global Freezeは、当該アドレスによって発行および保有されている _すべての_ 通貨に適用されます。1つの通貨のみに対してGlobal Freezeを有効にすることはできません。一部の通貨のみをフリーズできるようにしたい場合は、通貨ごとに異なるアドレスを使用してください。
アドレスのGlobal Freeze設定はいつでも有効にできます。ただし、アドレスの[No Freeze](#no-freeze)設定を有効にすると、Global Freezeを _無効にする_ ことはできません。
## No Freeze
**No Freeze**機能をアドレスに設定すると、取引相手が発行した通貨を凍結する機能を永久に放棄します。この機能を使用すれば、企業は自社が発行した資金を「物理的なお金のように」扱うことができます。これにより、企業は顧客どうしがその資金を取引することに介入できなくなります。
**No Freeze**機能をアドレスに設定すると、取引相手が発行した通貨をフリーズする機能を永久に放棄します。この機能を使用すれば、企業は自社が発行した資金を「物理的なお金のように」扱うことができます。これにより、企業は顧客どうしがその資金を取引することに介入できなくなります。
確認事項: XRPはすでに凍結できません。No Freeze機能は、XRP Ledgerで発行された他の通貨にのみ適用されます。
確認事項: XRPはすでにフリーズできません。No Freeze機能は、XRP Ledgerで発行された他の通貨にのみ適用されます。
No Freeze設定には次の2つの効果があります。
* 発行アドレスは、すべての取引相手とのトラストラインに対してIndividual Freezeを有効にできなくなります。
* 発行アドレスは、Global Freezeを有効にしてグローバル凍結を施行できますが、Global Freezeを _無効にする_ ことはできません。
* 発行アドレスは、Global Freezeを有効にしてグローバルフリーズを施行できますが、Global Freezeを _無効にする_ ことはできません。
XRP Ledgerは金融機関に対し、その発行資金が表す債務を履行することを強制できません。このため、Global Freezeを有効にする機能を放棄しても顧客を保護できません。ただし、Global Freezeを _無効にする_ 機能を放棄することで、Global Freeze機能が一部の顧客に対して不当に適用されないようにすることができます。
No Freeze設定は、アドレスに対して発行される通貨と、アドレスから発行される通貨のすべてに適用されます。一部の通貨のみを凍結できるようにしたい場合は、通貨ごとに異なるアドレスを使用してください。
No Freeze設定は、アドレスに対して発行される通貨と、アドレスから発行される通貨のすべてに適用されます。一部の通貨のみをフリーズできるようにしたい場合は、通貨ごとに異なるアドレスを使用してください。
No Freeze設定は、アドレスのマスターキーのシークレットキーにより署名されたトランザクションでのみ有効にできます。[レギュラーキー](../../../references/protocol/transactions/types/setregularkey.md)または[マルチシグトランザクション](../../accounts/multi-signing.md)を使用してNo Freezeを有効にすることはできません。
@@ -83,13 +83,13 @@ No Freeze設定は、アドレスのマスターキーのシークレットキ
# 関連項目
- [凍結コードの例](https://github.com/XRPLF/xrpl-dev-portal/tree/master/_code-samples/freeze)
- [フリーズコードの例](https://github.com/XRPLF/xrpl-dev-portal/tree/master/_code-samples/freeze)
- **コンセプト:**
- [トラストラインとトークンの発行](index.md)
- **Tutorials:**
- [No Freezeを有効化](../../../tutorials/how-tos/use-tokens/enable-no-freeze.md)
- [Global Freezeの実行](../../../tutorials/how-tos/use-tokens/enact-global-freeze.md)
- [トラストラインの凍結](../../../tutorials/how-tos/use-tokens/freeze-a-trust-line.md)
- [トラストラインのフリーズ](../../../tutorials/how-tos/use-tokens/freeze-a-trust-line.md)
- **References:**
- [account_linesメソッド][]
- [account_infoメソッド][]

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@@ -51,7 +51,7 @@ labels:
- **Limit**: 0から[トークンの上限量](../../../references/protocol/data-types/currency-formats.md)の範囲内の数字です。支払いや他のアカウントの操作によって、(このアカウントから見た)トラストラインの残高が限度額を超えることはできません。デフォルトは`0`です。
- **Authorized**: [Authorized Trust Lines](authorized-trust-lines.md)と併用し、このアカウントが発行するトークンを相手側に保持させることを許可するための値(true/false)です。デフォルトは`false`です。一度`true`に設定すると、元に戻すことはできません。
- **No Ripple**: トークンがこのトラストラインを通過して[ripple](rippling.md)するかどうかを設定するための値(true/false)です。デフォルトはアカウントの"Default Ripple"設定に依存します。新しいアカウントでは"Default Ripple"はoffで、つまり`true`がNo Rippleのデフォルト値となります。通常、発行者はrippleを許可し、非発行者はコミュニティクレジットのためにトラストラインを使用していない限り、rippleを無効にするべきです。
- **Freeze**: このトラストラインに[個別の凍結](freezes.md#individual-freeze)が適用されているかどうかを示す値(true/false)です。デフォルトは`false です。
- **Freeze**: このトラストラインに[個別のフリーズ](freezes.md#individual-freeze)が適用されているかどうかを示す値(true/false)です。デフォルトは`false です。
- **Quality In** および **Quality Out**: この設定により、このトラストライン上の他のアカウントで発行されたトークンを額面より少なくまたは多く評価することができます。たとえば、ステーブルコインの発行者が、オフレッジャーにある同等の資産に対してトークンの引き出しに3%の手数料を課している場合、この設定を使用して、それらのトークンを額面の97%で評価することが可能です。デフォルトは`0`で、額面価格を表しています。

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@@ -73,11 +73,11 @@ KYC(Know Your Customer)やAML(Anti-Money Laundering)などのコンプライア
### Freezeフラグ
保有者アカウント内のステーブルコインを凍結することができます。これは、詐欺行為が疑われる場合、または保有を強制する場合に行うことができます。個々のトラストラインを凍結することも、グローバルに凍結することもできます。
保有者アカウント内のステーブルコインをフリーズすることができます。これは、詐欺行為が疑われる場合、または保有を強制する場合に行うことができます。個々のトラストラインをフリーズすることも、グローバルにフリーズすることもできます。
逆に、トークンを凍結する能力を永久に放棄する「No Freeze」を設定することもできます。これにより、発行者がトークン同士の取引を妨害でき無くなるという意味で、そのステーブルコインはより現実の通貨に近くなります。
逆に、トークンをフリーズする能力を永久に放棄する「No Freeze」を設定することもできます。これにより、発行者がトークン同士の取引を妨害でき無くなるという意味で、そのステーブルコインはより現実の通貨に近くなります。
[トークンの凍結](../freezes.md)をご覧ください。
[トークンのフリーズ](../freezes.md)をご覧ください。
### Clawbackフラグ

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@@ -52,7 +52,7 @@ XRP Ledgerにおけるトークンは、[XRPと異なる性質](../../references
必要なトラストラインが設定されていれば、誰でも[Paymentトランザクション][]を送信することでトークンを発行することができます。トークンを発行者に送り返せば、トークンを「burn」することができます。また、発行者の設定により、[クロスカレンシー支払い](../payment-types/cross-currency-payments.md)やトレードでトークンをさらに生み出せるケースもあります。
発行者は、ユーザがトークンを送金する際に自動で差し引かれる「送金手数料」(transfer-fees.html)を設定することができます。発行者は、自分のトークンを含む取引レートの[ティックサイズ](decentralized-exchange/ticksize.md)を定義することもできます。発行者と一般アカウントのどちらも、トラストラインを[凍結](fungible-tokens/freezes.md)することができ、トラストライン内のトークンの使用方法を制限することができます。( XRPにはこのいずれも適用されません。)
発行者は、ユーザがトークンを送金する際に自動で差し引かれる「送金手数料」(transfer-fees.html)を設定することができます。発行者は、自分のトークンを含む取引レートの[ティックサイズ](decentralized-exchange/ticksize.md)を定義することもできます。発行者と一般アカウントのどちらも、トラストラインを[フリーズ](fungible-tokens/freezes.md)することができ、トラストライン内のトークンの使用方法を制限することができます。( XRPにはこのいずれも適用されません。)
トークン発行の技術的な手順については、[代替可能トークンの発行](../../tutorials/how-tos/use-tokens/issue-a-fungible-token.md) をご覧ください。