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mDuo13
2024-01-31 20:06:41 -08:00
parent f7bdf5af2c
commit 4911c25c9c
207 changed files with 802 additions and 6442 deletions

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@@ -104,7 +104,7 @@ APIメソッドの完全なリストについては、こちらをご覧くだ
- [ソフトウェアエコシステム](../../introduction/software-ecosystem.md)
- [並列ネットワーク](../../concepts/networks-and-servers/parallel-networks.md)
- **チュートリアル:**
- [JavaScriptの使用開始](get-started-using-javascript.md)
- [JavaScriptの使用開始](get-started.md)
- [信頼できるトランザクションの送信](../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md)
- [rippledサーバの管理](../../infrastructure/installation/install-rippled-on-ubuntu.md)
- **リファレンス:**

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@@ -475,7 +475,7 @@ $("#tx_read").click((event) => {
## 次のステップ
- [トランザクションの結果の確認](../../concepts/transactions/finality-of-results/look-up-transaction-results.md)で、トランザクションの実行内容を確認し、適切に対応するソフトウェアを構築します。
- あなた自身のアドレスから[XRPの送金](send-xrp.md)を試します。
- あなた自身のアドレスから[XRPの送金](../tasks/send-xrp.md)を試します。
- [Escrow](../../concepts/payment-types/escrow.md)、[Checks](../../concepts/payment-types/checks.md)または[Payment Channel](../../concepts/payment-types/payment-channels.md)のような高度なタイプのトランザクションの監視と着信通知へのレスポンスを試します。
<!--{# TODO: uncomment when it's ready. - To more robustly handle internet instability, [Follow a Transaction Chain](follow-a-transaction-chain.html) to detect if you missed a notification. #}-->

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@@ -152,8 +152,8 @@ XRP Ledgerの[コンセンサス プロセス](../../concepts/consensus-protocol
これで、`xrpl.js`を使って、XRP Ledgerに接続したり、ウォレットを生成したり、アカウントの情報を調べたりする方法がわかりました。
次のようなことも可能です。
* [XRPの送信](send-xrp.md).
* [代替可能トークンの発行](../use-tokens/issue-a-fungible-token.md)
* [XRPの送信](../tasks/send-xrp.md).
* [代替可能トークンの発行](../tasks/use-tokens/issue-a-fungible-token.md)
* アカウントに[安全な署名](../../concepts/transactions/secure-signing.md) を設定する。
@@ -163,7 +163,7 @@ XRP Ledgerの[コンセンサス プロセス](../../concepts/consensus-protocol
- [XRP Ledger Overview](/about/)
- [クライアントライブラリ](../../references/client-libraries.md)
- **Tutorials:**
- [XRPの送信](send-xrp.md)
- [XRPの送信](../tasks/send-xrp.md)
- **References:**
- [`xrpl.js` リファレンス](https://js.xrpl.org/)
- [Public API Methods](../../references/http-websocket-apis/public-api-methods/index.md)

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@@ -8,7 +8,7 @@ labels:
---
# 公開サーバー
[自分で`rippled`サーバーを運営しない](../../infrastructure/installation/index.md)場合は、以下の公開サーバーを利用して、トランザクションを送信したり、レジャーからデータを取得したりすることができます。
[自分で`rippled`サーバーを運営しない](../infrastructure/installation/index.md)場合は、以下の公開サーバーを利用して、トランザクションを送信したり、レジャーからデータを取得したりすることができます。
| 運営者 | [ネットワーク][] | JSON-RPC URL | WebSocket URL | 尾行 |
|:----------|:------------|:-------------|:--------------|:---------------------|

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@@ -11,7 +11,7 @@ labels:
XRP Ledgerでは、アカウントはその後のトランザクションには _レギュラーキーペア_ と呼ばれるセカンダリキーペアで署名することができます。レギュラーキーペアの秘密鍵が漏えいした場合は、秘密鍵を削除または交換できます。その際に、アカウントの秘密鍵以外の設定を変更したり、他のアカウントとの関係を再設定する必要はありません。レギュラーキーペアを積極的にローテーションすることも可能です。(アカウントのアドレスに固有に関連付けられているアカウントのマスターキーペアでは、このような操作は実行できません。)
マスターキーペアとレギュラーキーペアの詳細は、[暗号鍵](../../concepts/accounts/cryptographic-keys.md)を参照してください。
マスターキーペアとレギュラーキーペアの詳細は、[暗号鍵](../../../concepts/accounts/cryptographic-keys.md)を参照してください。
このチュートリアルでは、レギュラーキーペアをアカウントに割り当てるために必要な手順を説明します。
@@ -398,7 +398,7 @@ rippled submit 1200052280000000240000000468400000000000000A73210384CA3C528F10C75
{% /tabs %}
レスポンスに含まれるトランザクションの`hash`は、[トランザクションの最終結果を検索する](../../references/http-websocket-apis/public-api-methods/transaction-methods/tx.md)ときに使用できることに注意してください。
レスポンスに含まれるトランザクションの`hash`は、[トランザクションの最終結果を検索する](../../../references/http-websocket-apis/public-api-methods/transaction-methods/tx.md)ときに使用できることに注意してください。
## 3. レギュラーキーペアの検証
@@ -675,7 +675,7 @@ rippled submit 1200032280000000240000000468400000000000000A73210330E7FC9D56BB25D
- [レギュラーキーペアの変更または削除](change-or-remove-a-regular-key-pair.md)
- [マルチシグの設定](set-up-multi-signing.md)
- [発行アドレスと運用アドレス](../../concepts/accounts/account-types.md)
- [取引所としてのXRPの上場](../../use-cases/defi/list-xrp-as-an-exchange.md)
- [発行アドレスと運用アドレス](../../../concepts/accounts/account-types.md)
- [取引所としてのXRPの上場](../../../use-cases/defi/list-xrp-as-an-exchange.md)
{% raw-partial file="/docs/_snippets/common-links.md" /%}

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@@ -11,19 +11,19 @@ labels:
XRP Ledgerでは、アカウントはその後のトランザクションには _レギュラーキーペア_ と呼ばれるセカンダリキーペアで署名することができます。アカウントのレギュラーキーペアが漏えいした場合、またはセキュリティ対策としてレギュラーキーペアを定期的に変更する必要がある場合は、[SetRegularKeyトランザクション][]を使用してアカウントレギュラーキーペアを削除または変更します。
マスターキーペアとレギュラーキーペアの詳細は、[暗号鍵](../../concepts/accounts/cryptographic-keys.md)を参照してください。
マスターキーペアとレギュラーキーペアの詳細は、[暗号鍵](../../../concepts/accounts/cryptographic-keys.md)を参照してください。
## レギュラーキーペアの変更
既存のレギュラーキーペアを変更する手順は、初めて[レギュラーキーを割り当てる](assign-a-regular-key-pair.md)手順とほぼ同じです。キーペアを生成し、レギュラーキーペアとしてアカウントに割り当てます。これにより既存のレギュラーキーペアが上書きされます。ただし大きく異なる点は、既存のレギュラーキーペアを変更するときには既存のレギュラー秘密鍵を使用して秘密鍵自体を置き換えることができますが、レギュラーキーペアをアカウントに初めて割り当てるときにはアカウントのマスター秘密鍵を使用する必要があることです。
マスターキーペアとレギュラーキーペアの詳細は、[暗号鍵](../../concepts/accounts/cryptographic-keys.md)を参照してください。
マスターキーペアとレギュラーキーペアの詳細は、[暗号鍵](../../../concepts/accounts/cryptographic-keys.md)を参照してください。
## レギュラーキーペアの削除
漏えいしたレギュラーキーペアを単にアカウントから削除する場合は、キーペアを最初に生成する必要はありません。`RegularKey`フィールドを省略した[SetRegularKeyトランザクション][]を使用します。アカウントの別の署名手段(マスターキーペアまたは[署名者リスト](../../concepts/accounts/multi-signing.md))が現在有効になっていない場合は、トランザクションが失敗することに注意してください。
漏えいしたレギュラーキーペアを単にアカウントから削除する場合は、キーペアを最初に生成する必要はありません。`RegularKey`フィールドを省略した[SetRegularKeyトランザクション][]を使用します。アカウントの別の署名手段(マスターキーペアまたは[署名者リスト](../../../concepts/accounts/multi-signing.md))が現在有効になっていない場合は、トランザクションが失敗することに注意してください。
アカウントのレギュラーキーペアを削除する場合、`SetRegularKey`トランザクションでは、アカウントのマスター秘密鍵シークレットまたは既存のレギュラーキーペアによる署名が必要です。マスター秘密鍵またはレギュラー秘密鍵の送信は危険であるため、トランザクションの署名とネットワークへのトランザクションの送信を切り離した2段階方式でこのトランザクションを実行します。
@@ -362,6 +362,6 @@ rippled submit 1200052280000000240000000268400000000000000A73210330E7FC9D56BB25D
{% /tabs %}
場合によっては、`SetRegularKey`トランザクションを使用して、[トランザクションコスト](../../concepts/transactions/transaction-cost.md)を支払わずに[Key Resetトランザクション](../../concepts/transactions/transaction-cost.md#key-resetトランザクション)を送信できます。FeeEscalation Amendmentを有効にすると、Key Resetトランザクションの名目トランザクションコストがゼロであっても、`rippled`は他のトランザクションよりもKey Resetトランザクションを優先します。
場合によっては、`SetRegularKey`トランザクションを使用して、[トランザクションコスト](../../../concepts/transactions/transaction-cost.md)を支払わずに[Key Resetトランザクション](../../../concepts/transactions/transaction-cost.md#key-resetトランザクション)を送信できます。FeeEscalation Amendmentを有効にすると、Key Resetトランザクションの名目トランザクションコストがゼロであっても、`rippled`は他のトランザクションよりもKey Resetトランザクションを優先します。
{% raw-partial file="/docs/_snippets/common-links.md" /%}

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@@ -9,9 +9,9 @@ labels:
---
# マスターキーペアの無効化
このページでは、[アカウント](../../concepts/accounts/accounts.md)のアドレスに数学的に関連付けられた[マスターキーペア](../../concepts/accounts/cryptographic-keys.md)を無効化する方法について説明します。あなたのアカウントのマスターキーペアが漏洩した可能性がある場合、または[マルチシグ](../../concepts/accounts/multi-signing.md)をあなたのアカウントからトランザクションを送信する _唯一_ の方法としたい場合、これを行う必要があります。
このページでは、[アカウント](../../../concepts/accounts/accounts.md)のアドレスに数学的に関連付けられた[マスターキーペア](../../../concepts/accounts/cryptographic-keys.md)を無効化する方法について説明します。あなたのアカウントのマスターキーペアが漏洩した可能性がある場合、または[マルチシグ](../../../concepts/accounts/multi-signing.md)をあなたのアカウントからトランザクションを送信する _唯一_ の方法としたい場合、これを行う必要があります。
**注意:** マスターキーペアを無効にすると、[トランザクションの承認](../../concepts/transactions/index.md#トランザクションの承認)の方法の1つが削除されます。マスターキーペアを無効にする前に、レギュラーキーやマルチ・サインなど、他のトランザクションの承認方法のいずれかを使用できることを確認する必要があります。(例えば、[レギュラーキーペアを割り当てた場合](assign-a-regular-key-pair.md)は、そのレギュラーキーで正常にトランザクションを送信できることを確認してください)。XRP Ledgerは分散型であるため、残りの取引承認方法を使用できない場合、誰もあなたのアカウントへのアクセスを回復することができません。
**注意:** マスターキーペアを無効にすると、[トランザクションの承認](../../../concepts/transactions/index.md#トランザクションの承認)の方法の1つが削除されます。マスターキーペアを無効にする前に、レギュラーキーやマルチ・サインなど、他のトランザクションの承認方法のいずれかを使用できることを確認する必要があります。(例えば、[レギュラーキーペアを割り当てた場合](assign-a-regular-key-pair.md)は、そのレギュラーキーで正常にトランザクションを送信できることを確認してください)。XRP Ledgerは分散型であるため、残りの取引承認方法を使用できない場合、誰もあなたのアカウントへのアクセスを回復することができません。
**マスターキーペアを無効にするには、マスターキーペアを使用する必要があります。**
ただし、他のトランザクションの認証方法を使用してマスターキーペアを _再有効化_ することは可能です。
@@ -20,9 +20,9 @@ labels:
アカウントのマスターキーペアを無効にするには、次の前提条件を満たしている必要があります。
- XRP Ledger[アカウント](../../concepts/accounts/accounts.md)を持ち、そのアカウントからマスターキーペアを用いてトランザクションの署名と提出ができることが必要です。[安全な署名の設定](../../concepts/transactions/secure-signing.md) を参照してください。これには2つの一般的な方法があります。
- XRP Ledger[アカウント](../../../concepts/accounts/accounts.md)を持ち、そのアカウントからマスターキーペアを用いてトランザクションの署名と提出ができることが必要です。[安全な署名の設定](../../../concepts/transactions/secure-signing.md) を参照してください。これには2つの一般的な方法があります。
- アカウントのマスターシード値を知っている。シード値は一般的に `sn3nxiW7v8KXzPzAqzyHXbSSKNuN9`のような "s" で始まる [base58][] 値で表されます。
- あるいは、シード値を知る必要がなく、安全に保存する[専用の署名デバイス](../../concepts/transactions/secure-signing.md#専用の署名デバイスを使用する) を使用します
- あるいは、シード値を知る必要がなく、安全に保存する[専用の署名デバイス](../../../concepts/transactions/secure-signing.md#専用の署名デバイスを使用する) を使用します
- あなたのアカウントには、マスターキーペア以外のトランザクションを認証する方法が少なくとも1つ必要です。つまり、以下のいずれか、または両方を行う必要があります。
- [レギュラーキーペアを割り当てる](assign-a-regular-key-pair.md).
- [マルチシグの設定](set-up-multi-signing.md).
@@ -31,7 +31,7 @@ labels:
### 1. トランザクションJSONの作成
アカウントから、`"SetValue": 4`のフィールドを持つ[AccountSet トランザクション][]を準備します。これは AccountSet フラグ "Disable Master" (`asfDisableMaster`) に対応する値です。このトランザクションの他の必須フィールドは、必須の[共通フィールド](../../references/protocol/transactions/common-fields.md)のみです。例えば、[自動入力可能なフィールド](../../references/protocol/transactions/common-fields.md#自動入力可能なフィールド) を省けば、以下のトランザクション指示で十分である。
アカウントから、`"SetValue": 4`のフィールドを持つ[AccountSet トランザクション][]を準備します。これは AccountSet フラグ "Disable Master" (`asfDisableMaster`) に対応する値です。このトランザクションの他の必須フィールドは、必須の[共通フィールド](../../../references/protocol/transactions/common-fields.md)のみです。例えば、[自動入力可能なフィールド](../../../references/protocol/transactions/common-fields.md#自動入力可能なフィールド) を省けば、以下のトランザクション指示で十分である。
```json
{
@@ -41,13 +41,13 @@ labels:
}
```
**ヒント:** [予測可能な時間内にトランザクションの結果を確実に得る](../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md)ために、`LastLedgerSequence`フィールドも提供することが強く推奨されています。
**ヒント:** [予測可能な時間内にトランザクションの結果を確実に得る](../../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md)ために、`LastLedgerSequence`フィールドも提供することが強く推奨されています。
### 2. トランザクションへの署名
トランザクションの署名には、**マスターキーペア**を使用する必要があります。
**注意:** 自分が管理していないサーバーに秘密鍵を提出したり、暗号化されていない状態でネットワーク上に送信したりしないでください。これらの例は、[ローカルの `rippled` サーバー](../../concepts/transactions/secure-signing.md#ローカルでrippledを実行する) を使っていることを前提にしています。他の[安全な署名方法](../../concepts/transactions/secure-signing.md)を使っている場合は、これらの手順を変更する必要があります。
**注意:** 自分が管理していないサーバーに秘密鍵を提出したり、暗号化されていない状態でネットワーク上に送信したりしないでください。これらの例は、[ローカルの `rippled` サーバー](../../../concepts/transactions/secure-signing.md#ローカルでrippledを実行する) を使っていることを前提にしています。他の[安全な署名方法](../../../concepts/transactions/secure-signing.md)を使っている場合は、これらの手順を変更する必要があります。
#### リクエストの例
@@ -498,6 +498,6 @@ else:
- 結果が0でない場合は `lsfDisableMaster` の値と等しく、 **マスターキーが正常に無効化されたこと** を示します。
- 結果が0の場合は、そのアカウントのマスターキーが無効になっていないことを示します。
結果が予想と異なる場合は、前の手順で送信したトランザクションが正常に実行されたかどうかを確認してください。それは、その口座のトランザクション履歴([account_tx メソッド][])の中で最も新しいもので、結果コード `tesSUCCESS` がついているはずです。それ以外の[結果コード](../../references/protocol/transactions/transaction-results/transaction-results.md)が表示された場合、そのトランザクションは正常に実行されませんでした。エラーの原因によっては、これらの手順を最初からやり直した方がよいかもしれません。
結果が予想と異なる場合は、前の手順で送信したトランザクションが正常に実行されたかどうかを確認してください。それは、その口座のトランザクション履歴([account_tx メソッド][])の中で最も新しいもので、結果コード `tesSUCCESS` がついているはずです。それ以外の[結果コード](../../../references/protocol/transactions/transaction-results/transaction-results.md)が表示された場合、そのトランザクションは正常に実行されませんでした。エラーの原因によっては、これらの手順を最初からやり直した方がよいかもしれません。
{% raw-partial file="/docs/_snippets/common-links.md" /%}

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@@ -9,7 +9,7 @@ labels:
---
# オフラインでのアカウント設定のチュートリアル
きわめて安全な[署名構成](../../concepts/transactions/secure-signing.md)では、XRP Ledger[アカウント](../../concepts/accounts/accounts.md)の[暗号鍵](../../concepts/accounts/cryptographic-keys.md)をオフラインの物理的に隔離されたマシンに安全に保管します。この構成を設定すると、さまざまなトランザクションに署名して、署名済みトランザクションのみをオンラインコンピューターに転送し、秘密鍵をオンラインにいる不正使用者に見せることなくそれらのトランザクションをXRP Ledgerネットワークに送信できます。
きわめて安全な[署名構成](../../../concepts/transactions/secure-signing.md)では、XRP Ledger[アカウント](../../../concepts/accounts/accounts.md)の[暗号鍵](../../../concepts/accounts/cryptographic-keys.md)をオフラインの物理的に隔離されたマシンに安全に保管します。この構成を設定すると、さまざまなトランザクションに署名して、署名済みトランザクションのみをオンラインコンピューターに転送し、秘密鍵をオンラインにいる不正使用者に見せることなくそれらのトランザクションをXRP Ledgerネットワークに送信できます。
**注意:** オフラインマシンを保護するためには、適切な運用セキュリティ対策が必要です。例えば、オフラインマシンは信頼できない人がアクセスできない場所に物理的に設置する必要があり、信頼できるオペレーターはマシンに悪用されたソフトウェアを転送しないように注意する必要があります。例えば、ネットワークに接続されたコンピューターに接続したことがあるUSBドライブは使用してはいけません。
@@ -17,8 +17,8 @@ labels:
オフライン署名を使用するには、次の前提条件を満たしている必要があります。
- オフラインマシンとして使用する1台のコンピューターを用意していること。このマシンは[サポートされているオペレーティングシステム](../../infrastructure/installation/system-requirements.md)でセットアップされている必要があります。オフラインセットアップの手順については、使用するオペレーティングシステムのサポートを参照してください(例: [Red Hat Enterprise Linux DVD ISOインストール手順](https://access.redhat.com/solutions/7227))。使用するソフトウェアと物理メディアがマルウェアに感染していないことを確認します。
- オンラインマシンとして使用する別のコンピューターを用意していること。このマシンは`rippled`を実行する必要はありませんが、XRP Ledgerネットワークに接続し、共有レジャーの状態についての正確な情報を受信できる必要があります。例えば、[公開サーバーへのWebSocket接続](../get-started/get-started-using-http-websocket-apis.md)を使用できます。
- オフラインマシンとして使用する1台のコンピューターを用意していること。このマシンは[サポートされているオペレーティングシステム](../../../infrastructure/installation/system-requirements.md)でセットアップされている必要があります。オフラインセットアップの手順については、使用するオペレーティングシステムのサポートを参照してください(例: [Red Hat Enterprise Linux DVD ISOインストール手順](https://access.redhat.com/solutions/7227))。使用するソフトウェアと物理メディアがマルウェアに感染していないことを確認します。
- オンラインマシンとして使用する別のコンピューターを用意していること。このマシンは`rippled`を実行する必要はありませんが、XRP Ledgerネットワークに接続し、共有レジャーの状態についての正確な情報を受信できる必要があります。例えば、[公開サーバーへのWebSocket接続](../../http-websocket-apis/get-started.md)を使用できます。
- 署名済みのトランザクションバイナリデータをオフラインマシンからオンラインマシンに転送する安全な方法を用意していること。
- その方法の1つは、オフラインマシンでQRコードジェネレーターを使用し、オンラインマシンでQRコードスキャナーを使用することです。この場合、「オンラインマシン」はスマートフォンなどの携帯デバイスだとよいでしょう。
- 別の方法としては、物理メディアを使ってオフラインマシンからオンラインマシンにファイルをコピーします。この方法を使用する場合、オフラインマシンが悪意のあるソフトウェアに感染するおそれのある物理メディアは使用しないよう注意します。例えば、オンラインマシンとオフラインマシンで同じUSBドライブを再利用しないようにします。
@@ -29,19 +29,19 @@ labels:
### 1. オフラインマシンの設定
オフラインマシンには、安全な永続ストレージ(暗号化されたディスクドライブなど)と[トランザクションに署名する](../../concepts/transactions/secure-signing.md)ための方法が必要です。一般的には、必要なソフトウェアをオンラインマシンでダウンロードして、物理メディアを使ってオフラインマシンに転送します。オンラインマシン、物理メディア、ソフトウェア自体がマルウェアに感染していないことを確認する必要があります。
オフラインマシンには、安全な永続ストレージ(暗号化されたディスクドライブなど)と[トランザクションに署名する](../../../concepts/transactions/secure-signing.md)ための方法が必要です。一般的には、必要なソフトウェアをオンラインマシンでダウンロードして、物理メディアを使ってオフラインマシンに転送します。オンラインマシン、物理メディア、ソフトウェア自体がマルウェアに感染していないことを確認する必要があります。
XRP Ledgerで署名するためのソフトウェアオプションは次のとおりです。
- パッケージ(`.deb`または`.rpm`。使用するLinuxディストリビューションによって異なるファイルから[`rippled`をインストール](../../infrastructure/installation/index.md)し、[スタンドアロンモードで実行します](../../concepts/networks-and-servers/rippled-server-modes.md)。
- パッケージ(`.deb`または`.rpm`。使用するLinuxディストリビューションによって異なるファイルから[`rippled`をインストール](../../../infrastructure/installation/index.md)し、[スタンドアロンモードで実行します](../../../concepts/networks-and-servers/rippled-server-modes.md)。
- [xrpl.js](https://github.com/XRPLF/xrpl.js/)とその依存関係をオフラインでインストールします。例えば、Yarn Package Managerでは、[オフラインでの使用に関して推奨される手順](https://yarnpkg.com/blog/2016/11/24/offline-mirror/)があります。
- 関連項目: [安全な署名の設定](../../concepts/transactions/secure-signing.md)
- 関連項目: [安全な署名の設定](../../../concepts/transactions/secure-signing.md)
オフラインマシンでトランザクションの指示を生成するプロセスを容易にするために、カスタムソフトウェアを設定することもできます。例えば、ソフトウェアで次に使用する[シーケンス番号][]を追跡したり、送信するトランザクションのタイプに応じた設定済みテンプレートを含めるといったことが可能です。
### 2.暗号鍵の生成
**オフラインマシン**で、アカウントで使用する[暗号鍵](../../concepts/accounts/cryptographic-keys.md)のペアを生成します。鍵は、単純なパスフレーズやエントロピーが十分でないその他のソースから生成するのではなく、安全なランダム手続きで生成してください。(例えば、`rippled`の[wallet_proposeメソッド][]を使用することができます。)
**オフラインマシン**で、アカウントで使用する[暗号鍵](../../../concepts/accounts/cryptographic-keys.md)のペアを生成します。鍵は、単純なパスフレーズやエントロピーが十分でないその他のソースから生成するのではなく、安全なランダム手続きで生成してください。(例えば、`rippled`の[wallet_proposeメソッド][]を使用することができます。)
{% tabs %}
@@ -70,7 +70,7 @@ Loading: "/etc/opt/ripple/rippled.cfg"
次の値をメモします。
- **`account_id`**: これはキーペアに関連付けられているアドレスです。このアドレスは、XRPを供給このプロセスの先で実行した後に、XRP Ledgerでの **[アカウント](../../concepts/accounts/accounts.md)アドレス**になります。`account_id`は公開しても安全です。
- **`account_id`**: これはキーペアに関連付けられているアドレスです。このアドレスは、XRPを供給このプロセスの先で実行した後に、XRP Ledgerでの **[アカウント](../../../concepts/accounts/accounts.md)アドレス**になります。`account_id`は公開しても安全です。
- **`master_seed`**: これはキーペアの秘密シード値です。この値は、アカウントからのトランザクションに署名する際に使用します。最高レベルのセキュリティを実現するために、この値をオフラインマシンのディスクに書き込む前に暗号化してください。暗号化キーとして、人間のオペレーターが覚えやすい安全なパスフレーズや、物理的に安全な場所に書き留めたパスフレーズを使います。例えば、適切な重さのサイコロを使用して作成する[ダイスウェアパスフレーズ](https://theworld.com/~reinhold/diceware.html)などがあります。第2の要素として物理セキュリティキーを使用することもできます。この段階で取る対策の程度はご自身で決めてください。
- **`key_type`**: これは、このキーペアに使用する暗号化アルゴリズムです。有効なトランザクションに署名するには、どのようなタイプのキーペアを所有しているかを知る必要があります。デフォルトは`secp256k1`です。
@@ -80,7 +80,7 @@ Loading: "/etc/opt/ripple/rippled.cfg"
### 3.新しいアドレスへの資金の供給
オンラインマシンから、ステップ1でメモした**アカウントアドレス** に十分なXRPを送金します。詳細は、[アカウントの作成](../../concepts/accounts/accounts.md#アカウントの作成)を参照してください。
オンラインマシンから、ステップ1でメモした**アカウントアドレス** に十分なXRPを送金します。詳細は、[アカウントの作成](../../../concepts/accounts/accounts.md#アカウントの作成)を参照してください。
**ヒント:** テストの目的で、[Testnet Faucet](/resources/dev-tools/xrp-faucets)を使用して、テスト用のXRPが入った新しいアカウントを取得できます。そのアカウントを使用して、オフラインで生成されたアドレスに資金を供給します。
@@ -129,7 +129,7 @@ Loading: "/etc/opt/ripple/rippled.cfg"
オフラインマシンでアカウントの開始シーケンス番号を保存します。オフラインマシンを使用してトランザクションを準備するときは、必ずこの保存されたシーケンス番号を使用し、シーケンス番号を1増やして、新しい値を保存します。
この方法で複数のトランザクションを前もって準備しておき、署名済みのトランザクションを一度にオンラインマシンに転送して、すべてを送信できます。各トランザクションの形式が有効で、十分な[トランザクションコスト](../../concepts/transactions/transaction-cost.md)を支払っていれば、XRP Ledgerネットワークは最終的にこれらのトランザクションを検証済みレジャーに含めて、共有XRP Ledgerにあるアカウントのシーケンス番号と、オフラインマシンで追跡している「現在の」シーケンス番号と同期が保たれるようにします。ほとんどのトランザクションでは、ネットワークに送信して15秒以内に最終的な検証済みの結果が得られます。
この方法で複数のトランザクションを前もって準備しておき、署名済みのトランザクションを一度にオンラインマシンに転送して、すべてを送信できます。各トランザクションの形式が有効で、十分な[トランザクションコスト](../../../concepts/transactions/transaction-cost.md)を支払っていれば、XRP Ledgerネットワークは最終的にこれらのトランザクションを検証済みレジャーに含めて、共有XRP Ledgerにあるアカウントのシーケンス番号と、オフラインマシンで追跡している「現在の」シーケンス番号と同期が保たれるようにします。ほとんどのトランザクションでは、ネットワークに送信して15秒以内に最終的な検証済みの結果が得られます。
任意で、現在のレジャーインデックスをオフラインマシンに保存します。この値を使用して、今後のトランザクションに適切な`LastLedgerSequence`値を選択できます。
@@ -142,13 +142,13 @@ Loading: "/etc/opt/ripple/rippled.cfg"
- 定期的なローテーションで使用できる[レギュラーキーペアを割り当てる](assign-a-regular-key-pair.md)。
- ユーザーが送金理由や送金相手をタグ付けせずに送金できないようにするために、[宛先タグを要求する](require-destination-tags.md)。
- アカウントセキュリティを強化するために、[マルチシグを設定する](set-up-multi-signing.md)。
- 明示的に承認した送金、または事前に承認した相手からの送金のみを受け取れるようにするために、[DepositAuthを有効にする](../../concepts/accounts/depositauth.md)。
- ユーザーがあなたの許可なくあなたへの[トラストライン](../../concepts/tokens/fungible-tokens/index.md)を開けないようにするために、[RequireAuthを有効にする](../../concepts/tokens/fungible-tokens/authorized-trust-lines.md#requireauthの有効化)。XRP Ledgerの分散型取引所やトークン機能を使用する予定がない場合は、これを対策として行うことをお勧めします。
- [トークン発行者](../../use-cases/tokenization/stablecoin-issuer.md)には次のような追加の設定がある場合があります。
- 明示的に承認した送金、または事前に承認した相手からの送金のみを受け取れるようにするために、[DepositAuthを有効にする](../../../concepts/accounts/depositauth.md)。
- ユーザーがあなたの許可なくあなたへの[トラストライン](../../../concepts/tokens/fungible-tokens/index.md)を開けないようにするために、[RequireAuthを有効にする](../../../concepts/tokens/fungible-tokens/authorized-trust-lines.md#requireauthの有効化)。XRP Ledgerの分散型取引所やトークン機能を使用する予定がない場合は、これを対策として行うことをお勧めします。
- [トークン発行者](../../../use-cases/tokenization/stablecoin-issuer.md)には次のような追加の設定がある場合があります。
- トークンを送金するユーザーに対してTransferRateを設定する。
- このアドレスをトークンのみに使用する予定の場合は、XRPペイメントを禁止する。
この段階では、トランザクションに署名をするだけで、まだ送信しません。各トランザクションに対して、`Fee`[トランザクションコスト](../../concepts/transactions/transaction-cost.md))や`Sequence`[シーケンス番号][])など、通常は自動入力可能なフィールドを含めて、すべてのフィールドに入力する必要があります。一度に複数のトランザクションを準備する場合は、トランザクションの実行順にシーケンシャルに増やした`Sequence`番号を使用する必要があります。
この段階では、トランザクションに署名をするだけで、まだ送信しません。各トランザクションに対して、`Fee`[トランザクションコスト](../../../concepts/transactions/transaction-cost.md))や`Sequence`[シーケンス番号][])など、通常は自動入力可能なフィールドを含めて、すべてのフィールドに入力する必要があります。一度に複数のトランザクションを準備する場合は、トランザクションの実行順にシーケンシャルに増やした`Sequence`番号を使用する必要があります。
RequireAuthを有効にする:
@@ -183,7 +183,7 @@ Loading: "/etc/opt/ripple/rippled.cfg"
{% /tabs %}
一定の時間内に _すべて_ のトランザクションで最終結果が得られるように、[`LastLedgerSequence`](../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md#lastledgersequence)フィールドに入力してください。この値は、現行のレジャーインデックス(オンラインマシンから検索する必要がある)と、トランザクションを有効に保つ時間に基づいたものである必要があります。オンラインマシンからオフラインマシンへ、オフラインマシンからオンラインマシンへ切り替える時間を取れるだけの十分に大きな`LastLedgerSequence`値を設定するようにしてください。例えば、現行のレジャーインデックスより256大きな値では、トランザクションは約15分間有効になります。詳細は、[結果のファイナリティー](../../concepts/transactions/finality-of-results/index.md)と[信頼できるトランザクションの送信](../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md)を参照してください。
一定の時間内に _すべて_ のトランザクションで最終結果が得られるように、[`LastLedgerSequence`](../../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md#lastledgersequence)フィールドに入力してください。この値は、現行のレジャーインデックス(オンラインマシンから検索する必要がある)と、トランザクションを有効に保つ時間に基づいたものである必要があります。オンラインマシンからオフラインマシンへ、オフラインマシンからオンラインマシンへ切り替える時間を取れるだけの十分に大きな`LastLedgerSequence`値を設定するようにしてください。例えば、現行のレジャーインデックスより256大きな値では、トランザクションは約15分間有効になります。詳細は、[結果のファイナリティー](../../../concepts/transactions/finality-of-results/index.md)と[信頼できるトランザクションの送信](../../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md)を参照してください。
### 7.オンラインマシンへのトランザクションのコピー
@@ -194,7 +194,7 @@ Loading: "/etc/opt/ripple/rippled.cfg"
### 8.設定したトランザクションの送信
次のステップはトランザクションの送信です。ほとんどのトランザクションは、送信後の次の検証済みレジャー約4秒後、またはキューに入っている場合はその後のレジャー10秒未満で最終結果が得られるはずです。トランザクションの最終結果を追跡する詳細な手順については、[信頼できるトランザクションの送信](../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md)を参照してください。
次のステップはトランザクションの送信です。ほとんどのトランザクションは、送信後の次の検証済みレジャー約4秒後、またはキューに入っている場合はその後のレジャー10秒未満で最終結果が得られるはずです。トランザクションの最終結果を追跡する詳細な手順については、[信頼できるトランザクションの送信](../../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md)を参照してください。
単純なトランザクションを送信する例:
@@ -233,13 +233,13 @@ Loading: "/etc/opt/ripple/rippled.cfg"
{% /tabs %}
**ヒント:** 一度に10件を超えるトランザクションを送信しようとしている場合、10件未満のグループに分けて送信すると成功の可能性が高まります。[トランザクションキュー](../../concepts/transactions/transaction-queue.md)では同じ送信者から一度に送信されるトランザクションを10件に制限しているためです。10件の1グループのトランザクションを送信した後に、すべてのトランザクションがキューから出るのを待ってから、次のグループを送信します。
**ヒント:** 一度に10件を超えるトランザクションを送信しようとしている場合、10件未満のグループに分けて送信すると成功の可能性が高まります。[トランザクションキュー](../../../concepts/transactions/transaction-queue.md)では同じ送信者から一度に送信されるトランザクションを10件に制限しているためです。10件の1グループのトランザクションを送信した後に、すべてのトランザクションがキューから出るのを待ってから、次のグループを送信します。
[最終的でない結果](../../concepts/transactions/finality-of-results/index.md)が得られて失敗したトランザクションの送信をやり直します。同じトランザクションが2回以上処理される可能性はありません。
[最終的でない結果](../../../concepts/transactions/finality-of-results/index.md)が得られて失敗したトランザクションの送信をやり直します。同じトランザクションが2回以上処理される可能性はありません。
### 9.トランザクションの最終ステータスの確認
送信した各トランザクションについて、トランザクションの[最終結果](../../concepts/transactions/finality-of-results/index.md)をメモします。例えば、[txメソッド][]を使用します。例:
送信した各トランザクションについて、トランザクションの[最終結果](../../../concepts/transactions/finality-of-results/index.md)をメモします。例えば、[txメソッド][]を使用します。例:
{% tabs %}
@@ -302,9 +302,9 @@ Loading: "/etc/opt/ripple/rippled.cfg"
失敗したトランザクションについては、どうするか決める必要があります。
- トランザクションが`tefMAX_LEDGER`コードで失敗した場合、トランザクションが処理されるように、より高い[トランザクションコスト](../../concepts/transactions/transaction-cost.md)を指定する必要があります。これはXRP Ledgerネットワークに負荷がかかっていることを示している可能性があります。トランザクションを、より高いコストを支払い、より高い`LastLedgerSequence`パラメーターある場合を持つ新しいバージョンに置き換えるのも1つの方法です。
- トランザクションが[`tem`クラスコードで](../../references/protocol/transactions/transaction-results/tem-codes.md)で失敗した場合は、トランザクションの生成時にスペルミスなどのミスをした可能性があります。トランザクションを再度確認し、有効な形式に置き換えます。
- トランザクションが[`tec`クラスコード](../../references/protocol/transactions/transaction-results/tec-codes.md)で失敗した場合は、失敗した具体的な理由に応じてケースバイケースで対処する必要があります。
- トランザクションが`tefMAX_LEDGER`コードで失敗した場合、トランザクションが処理されるように、より高い[トランザクションコスト](../../../concepts/transactions/transaction-cost.md)を指定する必要があります。これはXRP Ledgerネットワークに負荷がかかっていることを示している可能性があります。トランザクションを、より高いコストを支払い、より高い`LastLedgerSequence`パラメーターある場合を持つ新しいバージョンに置き換えるのも1つの方法です。
- トランザクションが[`tem`クラスコードで](../../../references/protocol/transactions/transaction-results/tem-codes.md)で失敗した場合は、トランザクションの生成時にスペルミスなどのミスをした可能性があります。トランザクションを再度確認し、有効な形式に置き換えます。
- トランザクションが[`tec`クラスコード](../../../references/protocol/transactions/transaction-results/tec-codes.md)で失敗した場合は、失敗した具体的な理由に応じてケースバイケースで対処する必要があります。
調整や置き換えをするトランザクションについては、オフラインマシンに戻るタイミングについての詳細をメモします。
@@ -325,14 +325,14 @@ Loading: "/etc/opt/ripple/rippled.cfg"
## 関連項目
- **コンセプト:**
- [アカウント](../../concepts/accounts/accounts.md)
- [暗号鍵](../../concepts/accounts/cryptographic-keys.md)
- [アカウント](../../../concepts/accounts/accounts.md)
- [暗号鍵](../../../concepts/accounts/cryptographic-keys.md)
- **チュートリアル:**
- [安全な署名の設定](../../concepts/transactions/secure-signing.md)
- [安全な署名の設定](../../../concepts/transactions/secure-signing.md)
- [レギュラーキーペアの割り当て](assign-a-regular-key-pair.md)
- [マルチシグの設定](set-up-multi-signing.md)
- **リファレンス:**
- [基本的なデータタイプ: ](../../references/protocol/data-types/basic-data-types.md#アカウントシーケンス)[ ](../../references/protocol/data-types/basic-data-types.md#アカウントシーケンス)[アカウントシーケンス](../../references/protocol/data-types/basic-data-types.md#アカウントシーケンス)
- [基本的なデータタイプ: ](../../../references/protocol/data-types/basic-data-types.md#アカウントシーケンス)[ ](../../../references/protocol/data-types/basic-data-types.md#アカウントシーケンス)[アカウントシーケンス](../../../references/protocol/data-types/basic-data-types.md#アカウントシーケンス)
- [account_infoメソッド][]
- [signメソッド][]
- [submitメソッド][]

View File

@@ -8,7 +8,7 @@ labels:
---
# 宛先タグの必須化
`RequireDest`設定は、送金先を識別する[宛先タグ](../../concepts/transactions/source-and-destination-tags.md)を顧客が付け忘れている場合にあなたのアドレスに[送金](../../concepts/payment-types/index.md)できないようにするためのものです。有効にすると、XRP Ledgerは宛先タグが付いていないあなたのアドレスへの送金を拒否します。
`RequireDest`設定は、送金先を識別する[宛先タグ](../../../concepts/transactions/source-and-destination-tags.md)を顧客が付け忘れている場合にあなたのアドレスに[送金](../../../concepts/payment-types/index.md)できないようにするためのものです。有効にすると、XRP Ledgerは宛先タグが付いていないあなたのアドレスへの送金を拒否します。
以下は、ローカルでホストされている`rippled`の[submitメソッド][]を使用して、`RequireDest`フラグを有効にする[AccountSetトランザクション][]を送信する例です。
@@ -79,13 +79,13 @@ Content-Type: application/json
## 関連項目
- **コンセプト:**
- [アカウント](../../concepts/accounts/accounts.md)
- [送信元と宛先タグ](../../concepts/transactions/source-and-destination-tags.md)
- [トランザクションコスト](../../concepts/transactions/transaction-cost.md)
- [支払いタイプ](../../concepts/payment-types/index.md)
- [アカウント](../../../concepts/accounts/accounts.md)
- [送信元と宛先タグ](../../../concepts/transactions/source-and-destination-tags.md)
- [トランザクションコスト](../../../concepts/transactions/transaction-cost.md)
- [支払いタイプ](../../../concepts/payment-types/index.md)
- **リファレンス:**
- [account_infoメソッド][]
- [AccountSetトランザクション][]
- [AccountRootのフラグ](../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/accountroot.md#accountrootのフラグ)
- [AccountRootのフラグ](../../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/accountroot.md#accountrootのフラグ)
{% raw-partial file="/docs/_snippets/common-links.md" /%}

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@@ -14,14 +14,14 @@ labels:
- 事前にアドレスの[マルチシグの設定](set-up-multi-signing.md)をする必要があります。
- マルチシグは使用可能である必要があります。マルチシグは、XRP Ledgerコンセンサスプロトコルに対する[**Amendment**](../../concepts/networks-and-servers/amendments.md)により2016/06/27以降利用可能になりました。
- マルチシグは使用可能である必要があります。マルチシグは、XRP Ledgerコンセンサスプロトコルに対する[**Amendment**](../../../concepts/networks-and-servers/amendments.md)により2016/06/27以降利用可能になりました。
## 1.トランザクションの作成
送信するトランザクションを表すJSONオブジェクトを作成します。`Fee``Sequence`をはじめ、このトランザクションに関する _すべての_ 情報を指定する必要があります。また、トランザクションがマルチシグトランザクションであることを示すため、`SigningPubKey`を空の文字列として指定します。
マルチシグトランザクションの`Fee`は、標準の署名済みトランザクションよりもかなり高額ですので、ご注意ください。手数料は通常の[トランザクションコスト](../../concepts/transactions/transaction-cost.md)のN+1倍以上となりますNは付与する予定の署名数です。複数のソースから署名を収集するのに時間がかかることがあるため、その間に[トランザクションコスト](../../concepts/transactions/transaction-cost.md)の増加に備えて現行の最小値よりも大きな値を指定できます。
マルチシグトランザクションの`Fee`は、標準の署名済みトランザクションよりもかなり高額ですので、ご注意ください。手数料は通常の[トランザクションコスト](../../../concepts/transactions/transaction-cost.md)のN+1倍以上となりますNは付与する予定の署名数です。複数のソースから署名を収集するのに時間がかかることがあるため、その間に[トランザクションコスト](../../../concepts/transactions/transaction-cost.md)の増加に備えて現行の最小値よりも大きな値を指定できます。
マルチシグが可能なトランザクションの例を以下に示します。
@@ -100,7 +100,7 @@ Connecting to 127.0.0.1:5005
レスポンスの`tx_json`フィールドを保存します。このフィールドの`Signers`フィールドに新しい署名が入力されています。`tx_blob`フィールドの値は無視できます。
スタンドアロンモードまたは本番環境以外のネットワークで問題が発生した場合は、[マルチシグが有効であること](../../infrastructure/testing-and-auditing/start-a-new-genesis-ledger-in-stand-alone-mode.md#新しいジェネシスレジャーの設定)を確認してください。
スタンドアロンモードまたは本番環境以外のネットワークで問題が発生した場合は、[マルチシグが有効であること](../../../infrastructure/testing-and-auditing/start-a-new-genesis-ledger-in-stand-alone-mode.md#新しいジェネシスレジャーの設定)を確認してください。
## 3.追加の署名の取得

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@@ -8,18 +8,18 @@ labels:
---
# マルチシグの設定
[マルチシグ](../../concepts/accounts/multi-signing.md)は、XRP Ledgerの[トランザクション](../../concepts/transactions/index.md)を承認する3種類の方法の1つです。マルチシグの他に[レギュラーキーとマスターキー](../../concepts/accounts/cryptographic-keys.md)で署名する方法があります。3種類のトランザクション承認方法を自由に組み合わせて使用できるように[アドレス](../../concepts/accounts/accounts.md)を設定できます。
[マルチシグ](../../../concepts/accounts/multi-signing.md)は、XRP Ledgerの[トランザクション](../../../concepts/transactions/index.md)を承認する3種類の方法の1つです。マルチシグの他に[レギュラーキーとマスターキー](../../../concepts/accounts/cryptographic-keys.md)で署名する方法があります。3種類のトランザクション承認方法を自由に組み合わせて使用できるように[アドレス](../../../concepts/accounts/accounts.md)を設定できます。
このチュートリアルでは、アドレスのマルチシグを有効にする方法を説明します。
## 前提条件
- トランザクションを送信するための十分なXRPが供給されていて、新しい署名者リストの[必要準備金](../../concepts/accounts/reserves.md)を満たしている資金供給のあるXRP Ledger[アドレス](../../concepts/accounts/accounts.md)が必要です。
- トランザクションを送信するための十分なXRPが供給されていて、新しい署名者リストの[必要準備金](../../../concepts/accounts/reserves.md)を満たしている資金供給のあるXRP Ledger[アドレス](../../../concepts/accounts/accounts.md)が必要です。
- [MultiSignReserve Amendment][]が有効な場合、マルチシグを使用するには、使用する署名と署名者の数に関わらず、アカウントの準備金として2 XRPが必要です。MultiSignReserve Amendmentは**2019年4月7日**以降、本番環境のXRP Ledgerで有効になっています。)
- [MultiSignReserve Amendment][]が有効ではないテストネットワークでは、マルチシグを使用するには[アカウント準備金](../../concepts/accounts/reserves.md)に通常よりも多くのXRPが必要となります。必要額は、リストの署名者の数に応じて増加します。
- [MultiSignReserve Amendment][]が有効ではないテストネットワークでは、マルチシグを使用するには[アカウント準備金](../../../concepts/accounts/reserves.md)に通常よりも多くのXRPが必要となります。必要額は、リストの署名者の数に応じて増加します。
- XRP Ledgerフォーマットでキーペアを生成するツールを利用できる必要があります。この処理に`rippled`サーバーを使用する場合は、[wallet_proposeメソッド][]が管理者専用であるため、管理者アクセス権限が必要です。
@@ -61,7 +61,7 @@ Connecting to 127.0.0.1:5005
## 3. SignerListSetトランザクションの送信
通常の方法(シングルシグネチャー)で[SignerListSetトランザクション][]に[署名して送信](../../concepts/transactions/index.md#トランザクションへの署名とトランザクションの送信)します。これによりSignerListがXRP Ledgerのアドレスに関連付けられるので、これ以降はSignerListの複数メンバーがあなたの代わりにトランザクションに署名するマルチシグが可能となります。
通常の方法(シングルシグネチャー)で[SignerListSetトランザクション][]に[署名して送信](../../../concepts/transactions/index.md#トランザクションへの署名とトランザクションの送信)します。これによりSignerListがXRP Ledgerのアドレスに関連付けられるので、これ以降はSignerListの複数メンバーがあなたの代わりにトランザクションに署名するマルチシグが可能となります。
この例ではSignerListに3人のメンバーが含まれています。また、マルチシグトランザクションにはrsA2LpzuawewSBQXkiju3YQTMzW13pAAdWの署名と、リストの他の2人のメンバーからの少なくとも1つの署名を必要とするように、重みと定数が設定されています。
@@ -140,9 +140,9 @@ Connecting to 127.0.0.1:5005
}
```
[トランザクションの結果](../../references/protocol/transactions/transaction-results/transaction-results.md)が[**tesSUCCESS**](../../references/protocol/transactions/transaction-results/tes-success.md)であることを確認します。それ以外の場合、トランザクションは失敗しています。スタンドアロンモードまたは本番環境以外のネットワークで問題が発生した場合は、[マルチシグが有効であること](../../infrastructure/testing-and-auditing/start-a-new-genesis-ledger-in-stand-alone-mode.md#新しいジェネシスレジャーの設定)を確認してください。
[トランザクションの結果](../../../references/protocol/transactions/transaction-results/transaction-results.md)が[**tesSUCCESS**](../../../references/protocol/transactions/transaction-results/tes-success.md)であることを確認します。それ以外の場合、トランザクションは失敗しています。スタンドアロンモードまたは本番環境以外のネットワークで問題が発生した場合は、[マルチシグが有効であること](../../../infrastructure/testing-and-auditing/start-a-new-genesis-ledger-in-stand-alone-mode.md#新しいジェネシスレジャーの設定)を確認してください。
**注記:** [MultiSignReserve Amendment][]が有効ではない場合は、SignerListのメンバーの増加に応じて、アドレスの[所有者準備金](../../concepts/accounts/reserves.md#所有者準備金)のXRP額を増加する必要があります。アドレスに十分なXRPがないと、トランザクションは[tecINSUFFICIENT_RESERVE](../../references/protocol/transactions/transaction-results/tec-codes.md)で失敗します。[MultiSignReserve Amendment][]が有効な場合は、SignerListの署名者の数に関係なく[所有者準備金](../../concepts/accounts/reserves.md#所有者準備金)として必要なXRPは5 XRPです。関連項目: [SignerListと準備金](../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/signerlist.md#signerlistと準備金)
**注記:** [MultiSignReserve Amendment][]が有効ではない場合は、SignerListのメンバーの増加に応じて、アドレスの[所有者準備金](../../../concepts/accounts/reserves.md#所有者準備金)のXRP額を増加する必要があります。アドレスに十分なXRPがないと、トランザクションは[tecINSUFFICIENT_RESERVE](../../../references/protocol/transactions/transaction-results/tec-codes.md)で失敗します。[MultiSignReserve Amendment][]が有効な場合は、SignerListの署名者の数に関係なく[所有者準備金](../../../concepts/accounts/reserves.md#所有者準備金)として必要なXRPは5 XRPです。関連項目: [SignerListと準備金](../../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/signerlist.md#signerlistと準備金)
## 4. 検証の待機
@@ -215,19 +215,19 @@ SignerListが予期した内容で存在していれば、アドレスでマル
## 関連項目
- **コンセプト:**
- [暗号鍵](../../concepts/accounts/cryptographic-keys.md)
- [マルチシグ](../../concepts/accounts/multi-signing.md)
- [暗号鍵](../../../concepts/accounts/cryptographic-keys.md)
- [マルチシグ](../../../concepts/accounts/multi-signing.md)
- **チュートリアル:**
- [rippledのインストール](../../infrastructure/installation/index.md)
- [rippledのインストール](../../../infrastructure/installation/index.md)
- [レギュラーキーペアの割り当て](assign-a-regular-key-pair.md)
- [信頼できるトランザクションの送信](../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md)
- [パブリック署名の有効化](../../infrastructure/configuration/enable-public-signing.md)
- [信頼できるトランザクションの送信](../../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md)
- [パブリック署名の有効化](../../../infrastructure/configuration/enable-public-signing.md)
- **リファレンス:**
- [wallet_proposeメソッド][]
- [account_objectsメソッド][]
- [sign_forメソッド][]
- [submit_multisignedメソッド][]
- [SignerListSetトランザクション][]
- [SignerListオブジェクト](../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/signerlist.md)
- [SignerListオブジェクト](../../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/signerlist.md)
{% raw-partial file="/docs/_snippets/common-links.md" /%}

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@@ -11,15 +11,15 @@ labels:
---
# チケットの使用
[チケット](../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/ticket.md)は、通常の順序ではないトランザクションを送信する方法を提供します。このチュートリアルでは、チケットを作成し、それを使って別のトランザクションを送信する手順を説明します。
[チケット](../../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/ticket.md)は、通常の順序ではないトランザクションを送信する方法を提供します。このチュートリアルでは、チケットを作成し、それを使って別のトランザクションを送信する手順を説明します。
## 前提条件
<!-- Source for this tutorial's interactive bits: -->
<script type="application/javascript" src="/js/interactive-tutorial.js"></script>
<script type="application/javascript" src="/js/tutorials/use-tickets.js"></script>
<script type="application/javascript" src="/js/tutorials/tasks/use-tickets.js"></script>
このページでは、[xrpl.js](https://js.xrpl.org/)ライブラリを使用したJavaScriptのサンプルを提供しています。設定方法は、[JavaScriptを使ってみよう](../get-started/get-started-using-javascript.md)をご覧ください。
このページでは、[xrpl.js](https://js.xrpl.org/)ライブラリを使用したJavaScriptのサンプルを提供しています。設定方法は、[JavaScriptを使ってみよう](../../javascript/get-started.md)をご覧ください。
JavaScriptはWebブラウザ上で動作するため、セットアップなしで読み進められ、インタラクティブな手順を利用することができます。
@@ -36,11 +36,11 @@ JavaScriptはWebブラウザ上で動作するため、セットアップなし
### 1. クレデンシャルの入手
XRP Ledgerでトランザクションを送信するには、アドレスと秘密鍵、そしてXRPが必要です。開発用には、[{{use_network}}](../../concepts/networks-and-servers/parallel-networks.md)で以下のようなインターフェースを使ってこれらを入手することができます。
XRP Ledgerでトランザクションを送信するには、アドレスと秘密鍵、そしてXRPが必要です。開発用には、[Testnet](../../../concepts/networks-and-servers/parallel-networks.md)で以下のようなインターフェースを使ってこれらを入手することができます。
{% partial file="/docs/_snippets/interactive-tutorials/generate-step.md" /%}
[本番環境のソフトウェアを作成する場合](/docs/tutorials)には、既存のアカウントを使用し、[安全な署名](../../concepts/transactions/secure-signing.md)を使用して鍵を管理する必要があります。
[本番環境のソフトウェアを作成する場合](/docs/tutorials)には、既存のアカウントを使用し、[安全な署名](../../../concepts/transactions/secure-signing.md)を使用して鍵を管理する必要があります。
### 2. ネットワークへの接続
@@ -98,7 +98,7 @@ XRP Ledgerでトランザクションを送信するには、アドレスと秘
{% /tabs %}
トランザクションのハッシュと`LastLedgerSequence`の値を記録しておけば、[後で検証されたかどうかを確認](../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md)することができます。
トランザクションのハッシュと`LastLedgerSequence`の値を記録しておけば、[後で検証されたかどうかを確認](../../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md)することができます。
{% interactive-block label="Prepare & Sign" steps=$frontmatter.steps %}
@@ -135,7 +135,7 @@ XRP Ledgerでトランザクションを送信するには、アドレスと秘
### 6. 検証の待機
ほとんどのトランザクションは、送信された後に次の台帳のバージョンに受け入れられます。つまり、トランザクションの結果が確定するまでに47秒かかることがあります。XRP Ledgerが混雑している場合や、ネットワークの接続性が悪いためにトランザクションがネットワーク全体に中継されない場合は、トランザクションが確定するまでに時間がかかることがあります。(トランザクションの有効期限を設定する方法については、[信頼できるトランザクションの送信](../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md)を参照してください)。
ほとんどのトランザクションは、送信された後に次の台帳のバージョンに受け入れられます。つまり、トランザクションの結果が確定するまでに47秒かかることがあります。XRP Ledgerが混雑している場合や、ネットワークの接続性が悪いためにトランザクションがネットワーク全体に中継されない場合は、トランザクションが確定するまでに時間がかかることがあります。(トランザクションの有効期限を設定する方法については、[信頼できるトランザクションの送信](../../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md)を参照してください)。
{% tabs %}
@@ -191,7 +191,7 @@ XRP Ledgerでトランザクションを送信するには、アドレスと秘
チケットが利用できるようになったので、それを使用するトランザクションを準備します。
ここでは、好きな[トランザクションのタイプ](../../references/protocol/transactions/types/index.md)を使用することができます。次の例では、何も行わない[AccountSet トランザクション][]を使用していますが、これはレジャーに他の設定を必要としないからです。`Sequence`フィールドを`0`に設定して、利用可能なチケットの1つのチケットシーケンス番号を持つ`TicketSequence`フィールドを含めます。
ここでは、好きな[トランザクションのタイプ](../../../references/protocol/transactions/types/index.md)を使用することができます。次の例では、何も行わない[AccountSet トランザクション][]を使用していますが、これはレジャーに他の設定を必要としないからです。`Sequence`フィールドを`0`に設定して、利用可能なチケットの1つのチケットシーケンス番号を持つ`TicketSequence`フィールドを含めます。
{% tabs %}
@@ -248,7 +248,7 @@ TicketCreateトランザクションをすぐに送信する予定がない場
## マルチシグで使用する
チケットの主な使用例としては、複数の[マルチシグ](../../concepts/accounts/multi-signing.md)を並行して集めることができます。チケットを使用することで、複数署名されたトランザクションが完全に署名されて準備が整った時点で、どれが先に準備されるかを気にすることなく送信することができます。
チケットの主な使用例としては、複数の[マルチシグ](../../../concepts/accounts/multi-signing.md)を並行して集めることができます。チケットを使用することで、複数署名されたトランザクションが完全に署名されて準備が整った時点で、どれが先に準備されるかを気にすることなく送信することができます。
このシナリオでは、[step8,「チケット付きトランザクションの準備」](#8-チケット付きトランザクションの準備)が若干異なります。準備と署名を一度に行うのではなく、[任意のマルチシグトランザクションの送信](send-a-multi-signed-transaction.md)の手順に従うことになります。まずトランザクションを準備し、次に信頼できる署名者の間でトランザクションを循環させて署名を集め、最後に署名を組み合わせて最終的なマルチシグトランザクションを作成します。
@@ -258,16 +258,16 @@ TicketCreateトランザクションをすぐに送信する予定がない場
## 関連項目
- **Concepts:**
- [チケット](../../concepts/accounts/tickets.md)
- [マルチシグ](../../concepts/accounts/multi-signing.md)
- [チケット](../../../concepts/accounts/tickets.md)
- [マルチシグ](../../../concepts/accounts/multi-signing.md)
- **Tutorials:**
- [マルチシグの設定](set-up-multi-signing.md)
- [信頼出来るトランザクションの送信](../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md)
- [信頼出来るトランザクションの送信](../../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md)
- **References:**
- [account_objects メソッド][]
- [sign_for メソッド][]
- [submit_multisigned メソッド][]
- [TicketCreate トランザクション][]
- [トランザクションの共通フィールド](../../references/protocol/transactions/common-fields.md)
- [トランザクションの共通フィールド](../../../references/protocol/transactions/common-fields.md)
{% raw-partial file="/docs/_snippets/common-links.md" /%}

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@@ -23,7 +23,7 @@ steps: ['Generate', 'Connect', 'Prepare', 'Sign', 'Submit', 'Wait', 'Check']
<script type="application/javascript" src="/js/interactive-tutorial.js"></script>
<script type="application/javascript" src="/js/tutorials/send-xrp.js"></script>
- このページでは、xrpl.jsライブラリーを使用するJavaScriptの例を紹介します。[xrpl.js入門ガイド](get-started-using-javascript.md)に、xrpl.jsを使用してJavaScriptからXRP Ledgerデータにアクセスする方法の説明があります。
- このページでは、xrpl.jsライブラリーを使用するJavaScriptの例を紹介します。[xrpl.js入門ガイド](../javascript/get-started.md)に、xrpl.jsを使用してJavaScriptからXRP Ledgerデータにアクセスする方法の説明があります。
- XRP Ledgerでトランザクションを送信するには、まずアドレスと秘密鍵、そしていくらかのXRPが必要となります。次のインターフェイスを使用して、XRP Test NetにあるアドレスとTestnet XRPを入手できます。

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@@ -10,9 +10,9 @@ labels:
_[Checks Amendment][]により追加されました。_
このチュートリアルでは、[Check](../../../concepts/payment-types/checks.md)を取り消す手順を説明します。この手順を実行すると、送金を行わずに[レジャーのCheckオブジェクト](../../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/check.md)が削除されます。
このチュートリアルでは、[Check](../../../../concepts/payment-types/checks.md)を取り消す手順を説明します。この手順を実行すると、送金を行わずに[レジャーのCheckオブジェクト](../../../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/check.md)が削除されます。
着信したCheckが不要な場合、取り消すことができます。送信時に内容を誤って入力した場合や状況が変化した場合に、送信したCheckを取り消すこともできます。有効期限切れのCheckはレジャーから削除する必要があります。これにより、送金元に[所有者準備金](../../../concepts/accounts/reserves.md#所有者準備金)が戻ります。
着信したCheckが不要な場合、取り消すことができます。送信時に内容を誤って入力した場合や状況が変化した場合に、送信したCheckを取り消すこともできます。有効期限切れのCheckはレジャーから削除する必要があります。これにより、送金元に[所有者準備金](../../../../concepts/accounts/reserves.md#所有者準備金)が戻ります。
## 前提条件
@@ -21,13 +21,13 @@ _[Checks Amendment][]により追加されました。_
- 現在レジャーに記録されているCheckオブジェクトのIDが必要です。
- たとえばこのチュートリアルの例では、IDが`49647F0D748DC3FE26BDACBC57F251AADEFFF391403EC9BF87C97F67E9977FB0`のCheckを取り消しますが、この手順を自身で実行する場合は異なるIDを使用する必要があります。
- CheckCancelトランザクションを送信する資金供給のあるアカウントの**アドレス**と**シークレットキー**。Checkが有効期限切れでない限り、このアドレスは、Checkの送金元または受取人のいずれかでなければなりません。
- トランザクションに[安全に署名できる手段](../../../concepts/transactions/secure-signing.md)。
- [クライアントライブラリ](../../../references/client-libraries.md)またはHTTPライブラリ、WebSocketライブラリなど。
- トランザクションに[安全に署名できる手段](../../../../concepts/transactions/secure-signing.md)。
- [クライアントライブラリ](../../../../references/client-libraries.md)またはHTTPライブラリ、WebSocketライブラリなど。
## 1. CheckCancelトランザクションの準備
[CheckCancelトランザクション][]のフィールドの値を決定します。以下のフィールドは必要最小限のフィールドです。その他のフィールドはオプションまたは署名時に[自動入力](../../../references/protocol/transactions/common-fields.md#自動入力可能なフィールド)可能なフィールドです。
[CheckCancelトランザクション][]のフィールドの値を決定します。以下のフィールドは必要最小限のフィールドです。その他のフィールドはオプションまたは署名時に[自動入力](../../../../references/protocol/transactions/common-fields.md#自動入力可能なフィールド)可能なフィールドです。
| フィールド | 値 | 説明 |
|:------------------|:-----------------|:--------------------------------------|
@@ -133,7 +133,7 @@ Checkを取り消す例を以下に示します。
トランザクションのステータスを確認するには、CheckCancelトランザクションの識別用ハッシュを指定した[txメソッド][]を使用します。トランザクションが成功したことを示す`"TransactionResult": "tesSUCCESS"`フィールドをトランザクションメタデータから検索し、またこの結果が最終結果であることを示す`"validated": true`フィールドを結果から検索します。
トランザクションによって[Checkレジャーオブジェクト](../../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/check.md)が削除されたことを示す`"LedgerEntryType": "Check"`を含む`DeletedNode`オブジェクトを、トランザクションメタデータから検索します。このオブジェクトの`LedgerIndex`はCheckのIDに一致している必要があります。
トランザクションによって[Checkレジャーオブジェクト](../../../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/check.md)が削除されたことを示す`"LedgerEntryType": "Check"`を含む`DeletedNode`オブジェクトを、トランザクションメタデータから検索します。このオブジェクトの`LedgerIndex`はCheckのIDに一致している必要があります。
### リクエストの例

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@@ -23,7 +23,7 @@ Checkから可能な限りの額を受領したい場合には、変動金額で
## 1. CheckCashトランザクションの準備
[CheckCashトランザクション][]のフィールドの値を決定します。Checkを変動金額で換金する場合、以下のフィールドは必要最小限です。それ以外のフィールドはオプションまたは署名時に[自動入力](../../../references/protocol/transactions/common-fields.md#自動入力可能なフィールド)可能なフィールドです。
[CheckCashトランザクション][]のフィールドの値を決定します。Checkを変動金額で換金する場合、以下のフィールドは必要最小限です。それ以外のフィールドはオプションまたは署名時に[自動入力](../../../../references/protocol/transactions/common-fields.md#自動入力可能なフィールド)可能なフィールドです。
| フィールド | 値 | 説明 |
|:------------------|:--------------------------|:-----------------------------|
@@ -137,7 +137,7 @@ Checkを変動金額で換金するためのトランザクションを準備す
### エラー処理
[](../../../references/protocol/transactions/transaction-results/transaction-results.md)Checkの換金が`tec`クラスコードで失敗した場合は、[すべてのトランザクションレスポンスのリスト](../../../references/protocol/transactions/transaction-results/transaction-results.md)でコードを確認し、適切に対処してください。CheckCashトランザクションでよく返される結果コードの一部を次に示します。
[](../../../../references/protocol/transactions/transaction-results/transaction-results.md)Checkの換金が`tec`クラスコードで失敗した場合は、[すべてのトランザクションレスポンスのリスト](../../../../references/protocol/transactions/transaction-results/transaction-results.md)でコードを確認し、適切に対処してください。CheckCashトランザクションでよく返される結果コードの一部を次に示します。
| 結果コード | 意味 | 対処 |
|-------------|---------|----------------|
@@ -145,15 +145,15 @@ Checkを変動金額で換金するためのトランザクションを準備す
| `tecNO_ENTRY` | Check IDが存在していません。 | CheckCashトランザクションの`CheckID`が正しいことを確認してください。Checkがまだ取り消されていないこと、または正常に換金されていないことを確認してください。 |
| `tecNO_LINE` | 受取人がCheckの通貨のトラストラインを所有していません。 | このイシュアーからのこの通貨を保有するには、指定された通貨とイシュアーのトラストラインを作成し、[TrustSetトランザクション][]を使用してこのトラストラインに適切な限度額を設定してから、Checkの換金を再試行します。 |
| `tecNO_PERMISSION` | CheckCashトランザクションの送信者はCheckの`Destination`ではありません。 | Checkの`Destination`を再度確認します。 |
| `tecNO_AUTH` | このCheckの通貨のイシュアーは[Authorized Trust Line](../../../concepts/tokens/fungible-tokens/authorized-trust-lines.md)を使用していますが、受取人からイシュアーへのトラストラインが承認されていません。 | このトラストラインを承認するようイシュアーに依頼し、承認されたらCheckの換金を再試行します。 |
| `tecPATH_PARTIAL` | トラストラインの限度額、または送金元に送金通貨の残高(イシュアーの[送金手数料](../../../concepts/tokens/transfer-fees.md)がある場合はこの手数料を含むが十分になかったことが原因で、Checkでは十分なトークンを送金できませんでした。 | 原因がトラストラインの限度額である場合は、(希望する場合には)限度額を引き上げる[TrustSetトランザクション][]を送信するか、または通貨の一部を消費して残高を減らしてから、Checkの換金を再試行します。原因が送金元の残高である場合は、送金元にCheckの通貨が積み増しされるまで待つか、または以前よりも低い額でCheckの換金を再試行します。 |
| `tecNO_AUTH` | このCheckの通貨のイシュアーは[Authorized Trust Line](../../../../concepts/tokens/fungible-tokens/authorized-trust-lines.md)を使用していますが、受取人からイシュアーへのトラストラインが承認されていません。 | このトラストラインを承認するようイシュアーに依頼し、承認されたらCheckの換金を再試行します。 |
| `tecPATH_PARTIAL` | トラストラインの限度額、または送金元に送金通貨の残高(イシュアーの[送金手数料](../../../../concepts/tokens/transfer-fees.md)がある場合はこの手数料を含むが十分になかったことが原因で、Checkでは十分なトークンを送金できませんでした。 | 原因がトラストラインの限度額である場合は、(希望する場合には)限度額を引き上げる[TrustSetトランザクション][]を送信するか、または通貨の一部を消費して残高を減らしてから、Checkの換金を再試行します。原因が送金元の残高である場合は、送金元にCheckの通貨が積み増しされるまで待つか、または以前よりも低い額でCheckの換金を再試行します。 |
| `tecUNFUNDED_PAYMENT` | Checkで十分なXRPを送金できませんでした。 | 送金元にXRPが積み増しされるまで待つか、または以前よりも低い額でCheckの換金を再試行します。 |
## 6. 送金された額の確認
Checkが変動する`DeliverMin`の額で換金された場合は、Checkは少なくとも`DeliverMin`の額で換金されたと想定できます。送金された額を正確に得るには、トランザクションメタデータを調べます。<!--{# TODO: Update if RIPD-1623 adds a delivered_amount field. #}-->メタデータの`AffectedNodes`配列には、通貨のタイプに応じて、Checkの換金による残高の変更を反映した12つのオブジェクトが含まれています。
- XRPの場合、Checkの送金元の`AccountRoot`オブジェクトのXRP `Balance` フィールドから引き落しが行われます。Checkの受取人CheckCashトランザクションを送信したユーザー`AccountRoot`オブジェクトでは、最低でもCheckCashトランザクションの`DeliverMin`から、トランザクションの送信にかかる[トランザクションコスト](../../../concepts/transactions/transaction-cost.md)を差し引いた額が、XRP `Balance`に入金されます。
- XRPの場合、Checkの送金元の`AccountRoot`オブジェクトのXRP `Balance` フィールドから引き落しが行われます。Checkの受取人CheckCashトランザクションを送信したユーザー`AccountRoot`オブジェクトでは、最低でもCheckCashトランザクションの`DeliverMin`から、トランザクションの送信にかかる[トランザクションコスト](../../../../concepts/transactions/transaction-cost.md)を差し引いた額が、XRP `Balance`に入金されます。
たとえば以下の`ModifiedNode`は、アカウントrGPnRH1EBpHeTF2QG8DCAgM7z5pb75LAisCheckの受取人でありこのCheckCashトランザクションの送信者のXRP残高が`9999999970` dropから`10099999960` dropに変更されています。つまり、このトランザクションを処理した結果として、受取人に対し _正味_ 99.99999 XRPが入金されています。
@@ -192,6 +192,6 @@ Checkが変動する`DeliverMin`の額で換金された場合は、Checkは少
- イシュアーが第三者であるトークンの場合、2つの`RippleState`送金元からイシュアーへのトラストラインとイシュアーから受取人へのトラストラインに対する変更があります。Checkの送金元とイシュアーの関係を表す`RippleState`オブジェクトではその`Balance`がイシュアーに有利に変更され、イシュアーと受取人の間の関係を表す`RippleState`オブジェクトではその`Balance`が受取人に有利に変更されます。
- トークンに[送金手数料](../../../concepts/tokens/transfer-fees.md)がある場合、受取人への入金額を上回る額がCheckの送金元から引き落とされます。この差額が送金手数料であり、これがイシュアーに戻されることによりイシュアーの正味の債務は減少します。
- トークンに[送金手数料](../../../../concepts/tokens/transfer-fees.md)がある場合、受取人への入金額を上回る額がCheckの送金元から引き落とされます。この差額が送金手数料であり、これがイシュアーに戻されることによりイシュアーの正味の債務は減少します。
{% raw-partial file="/docs/_snippets/common-links.md" /%}

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@@ -20,7 +20,7 @@ Checkがレジャーに含まれており有効期限切れではない場合は
## 1. CheckCashトランザクションの準備
[CheckCashトランザクション][]のフィールドの値を決定します。Checkを正確な金額で換金する場合、以下のフィールドが最低限必要です。それ以外のフィールドはオプションまたは署名時に[自動入力](../../../references/protocol/transactions/common-fields.md#自動入力可能なフィールド)可能なフィールドです。
[CheckCashトランザクション][]のフィールドの値を決定します。Checkを正確な金額で換金する場合、以下のフィールドが最低限必要です。それ以外のフィールドはオプションまたは署名時に[自動入力](../../../../references/protocol/transactions/common-fields.md#自動入力可能なフィールド)可能なフィールドです。
| フィールド | 値 | 説明 |
|:------------------|:--------------------------|:-----------------------------|

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@@ -10,7 +10,7 @@ labels:
_[Checks Amendment][]により追加されました。_
このチュートリアルでは、[Check](../../../concepts/payment-types/checks.md)をその受取人で検索する方法を説明します。[Checkを送金元で検索する](look-up-checks-by-sender.md)こともできます。
このチュートリアルでは、[Check](../../../../concepts/payment-types/checks.md)をその受取人で検索する方法を説明します。[Checkを送金元で検索する](look-up-checks-by-sender.md)こともできます。
## 1. 特定のアドレスのすべてのCheckの検索

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@@ -10,7 +10,7 @@ labels:
_[Checks Amendment][]により追加されました。_
このチュートリアルでは、[Check](../../../concepts/payment-types/checks.md)をその送金元で検索する方法を説明します。[Checkを受取人で検索する](look-up-checks-by-recipient.md)こともできます。
このチュートリアルでは、[Check](../../../../concepts/payment-types/checks.md)をその送金元で検索する方法を説明します。[Checkを受取人で検索する](look-up-checks-by-recipient.md)こともできます。
## 1. 特定のアドレスのすべてのCheckの検索

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@@ -8,9 +8,9 @@ labels:
---
# Checkの送信
Checkの送信は、指定受取人にあなたからの支払いを引き出す許可を与えることに似ています。このプロセスの結果、受取人が後で現金化できる[レジャーのCheckオブジェクト](../../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/check.md)が作成されます。
Checkの送信は、指定受取人にあなたからの支払いを引き出す許可を与えることに似ています。このプロセスの結果、受取人が後で現金化できる[レジャーのCheckオブジェクト](../../../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/check.md)が作成されます。
多くの場合、Checkではなく[Payment][]が送信されます。これは、Paymentでは1つのステップで受取人に直接送金できるためです。ただし、指定受取人が[DepositAuth](../../../concepts/accounts/depositauth.md)を使用している場合はPaymentを直接送信できないため、代替手段としてCheckが適切です。
多くの場合、Checkではなく[Payment][]が送信されます。これは、Paymentでは1つのステップで受取人に直接送金できるためです。ただし、指定受取人が[DepositAuth](../../../../concepts/accounts/depositauth.md)を使用している場合はPaymentを直接送信できないため、代替手段としてCheckが適切です。
このチュートリアルでは、架空の会社BoxSend SGXRP LedgerアドレスはrBXsgNkPcDN2runsvWmwxk3Lh97zdgo9zaが架空の暗号資産コンサルタント会社Grand PaymentsXRP LedgerアドレスはrGPnRH1EBpHeTF2QG8DCAgM7z5pb75LAisに、コンサルティング料を支払う例を取り上げます。Grand PaymentsはXRPでの支払いを望んでいますが、税務処理と規制対応を簡素化するため、明示的に承認した支払いのみを受け入れます。
@@ -24,19 +24,19 @@ XRP Ledgerの外部でGrand PaymentsはBoxSend SGに請求書IDは`46060241FA
- Checkの送信元である資金供給のあるアカウントの**アドレス**と**シークレットキー**。
- [XRP Ledger Test Net Faucet](/resources/dev-tools/xrp-faucets)を使用して、10,000 Test Net XRPを保有する資金供給のあるアドレスおよびシークレットを取得できます。
- Checkを受領する資金供給のあるアカウントの**アドレス**。
- トランザクションに[安全に署名できる手段](../../../concepts/transactions/secure-signing.md)。
- [クライアントライブラリ](../../../references/client-libraries.md)またはHTTPライブラリ、WebSocketライブラリなど。
- トランザクションに[安全に署名できる手段](../../../../concepts/transactions/secure-signing.md)。
- [クライアントライブラリ](../../../../references/client-libraries.md)またはHTTPライブラリ、WebSocketライブラリなど。
## 1. CheckCreateトランザクションの準備
Checkの額と、Checkを現金化できる当事者を決定します。[CheckCreateトランザクション][]のフィールドの値を決定します。以下のフィールドは必要最小限のフィールドです。その他のフィールドはオプションまたは署名時に[自動入力](../../../references/protocol/transactions/common-fields.md#自動入力可能なフィールド)できるフィールドです。
Checkの額と、Checkを現金化できる当事者を決定します。[CheckCreateトランザクション][]のフィールドの値を決定します。以下のフィールドは必要最小限のフィールドです。その他のフィールドはオプションまたは署名時に[自動入力](../../../../references/protocol/transactions/common-fields.md#自動入力可能なフィールド)できるフィールドです。
| フィールド | 値 | 説明 |
|:------------------|:--------------------------|:-----------------------------|
| `TransactionType` | 文字列 | このフィールドには文字列`CheckCreate`を使用します。 |
| `Account` | 文字列(アドレス) | Checkを作成する送金元のアドレス。あなたのアドレスです。 |
| `Destination` | 文字列(アドレス) | Checkを換金できる指定受取人のアドレス。 |
| `SendMax` | 文字列またはオブジェクト(額) | Checkが現金化されるときに送金元から引き出される最大額。XRPの場合、XRPのdrop数を示す文字列を使用します。トークンの場合、`currency``issuer`、および`value` フィールドを含むオブジェクトを使用します。詳細は、[通貨額の指定][]を参照してください。受取人がXRP以外の通貨で正確な額のCheckを換金できるようにし、かつ[送金手数料](../../../concepts/tokens/transfer-fees.md)を含めるには、送金手数料分の追加パーセンテージを必ず指定してください。たとえば受取人が送金手数料2%でCheckをイシュアーからの100 CADに現金化できるようにするには、`SendMax`をイシュアーからの102 CADに設定する必要があります。 |
| `SendMax` | 文字列またはオブジェクト(額) | Checkが現金化されるときに送金元から引き出される最大額。XRPの場合、XRPのdrop数を示す文字列を使用します。トークンの場合、`currency``issuer`、および`value` フィールドを含むオブジェクトを使用します。詳細は、[通貨額の指定][]を参照してください。受取人がXRP以外の通貨で正確な額のCheckを換金できるようにし、かつ[送金手数料](../../../../concepts/tokens/transfer-fees.md)を含めるには、送金手数料分の追加パーセンテージを必ず指定してください。たとえば受取人が送金手数料2%でCheckをイシュアーからの100 CADに現金化できるようにするには、`SendMax`をイシュアーからの102 CADに設定する必要があります。 |
### CheckCreateトランザクションの準備の例
@@ -154,7 +154,7 @@ Checkの額と、Checkを現金化できる当事者を決定します。[CheckC
トランザクションのステータスを確認するには、CheckCreateトランザクションの識別用ハッシュを指定した[txメソッド][]を使用します。トランザクションメタデータで、トランザクションが成功したことを示す`"TransactionResult": "tesSUCCESS"`フィールドを探し、またこの結果が最終結果であることを示す`"validated": true`フィールドを結果で探します。
トランザクションのメタデータで、`LedgerEntryType``"Check"``CreatedNode`オブジェクトを探します。これは、トランザクションにより[Checkレジャーオブジェクト](../../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/check.md)が作成されたことを示します。このオブジェクトの`LedgerIndex` がCheckのIDです。以下の例ではCheckのIDは`84C61BE9B39B2C4A2267F67504404F1EC76678806C1B901EA781D1E3B4CE0CD9`です。
トランザクションのメタデータで、`LedgerEntryType``"Check"``CreatedNode`オブジェクトを探します。これは、トランザクションにより[Checkレジャーオブジェクト](../../../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/check.md)が作成されたことを示します。このオブジェクトの`LedgerIndex` がCheckのIDです。以下の例ではCheckのIDは`84C61BE9B39B2C4A2267F67504404F1EC76678806C1B901EA781D1E3B4CE0CD9`です。
### リクエストの例

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@@ -58,7 +58,7 @@ XRP LedgerのEscrowが有効期限切れとなるのは、その`CancelAfter`の
## 2.EscrowCancelトランザクションの送信
XRP Ledgerでは、[EscrowCancelトランザクション][]に[署名して送信する](../../../concepts/transactions/index.md#トランザクションへの署名とトランザクションの送信)ことで、***誰でも***有効期限切れのEscrowを取り消すことができます。トランザクションの`Owner`フィールドを、そのEscrowを作成した`EscrowCreate`トランザクションの`Account`に設定します。`OfferSequence`フィールドを、`EscrowCreate`トランザクションの`Sequence`に設定します。
XRP Ledgerでは、[EscrowCancelトランザクション][]に[署名して送信する](../../../../concepts/transactions/index.md#トランザクションへの署名とトランザクションの送信)ことで、***誰でも***有効期限切れのEscrowを取り消すことができます。トランザクションの`Owner`フィールドを、そのEscrowを作成した`EscrowCreate`トランザクションの`Account`に設定します。`OfferSequence`フィールドを、`EscrowCreate`トランザクションの`Sequence`に設定します。
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@@ -9,7 +9,7 @@ labels:
---
# Escrowの検索
保留中のEscrowはすべて[Escrowオブジェクト](../../../concepts/payment-types/escrow.md)としてレジャーに保管されます。
保留中のEscrowはすべて[Escrowオブジェクト](../../../../concepts/payment-types/escrow.md)としてレジャーに保管されます。
Escrowオブジェクトを検索するには、[account_objectsメソッド][]で[送金元のアドレス](#送金元のアドレスによるescrowの検索)または[送金先のアドレス](#送金先のアドレスによるescrowの検索)を使用して検索します。

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@@ -72,7 +72,7 @@ print(cancel_after)
## 3.EscrowCreateトランザクションの送信
[EscrowCreateトランザクション][]に[署名して送信](../../../concepts/transactions/index.md#トランザクションへの署名とトランザクションの送信)します。トランザクションの`Condition`フィールドを、保留中の支払いがリリースされる時刻に設定します。`Destination`を受取人に設定します。受取人と送金元のアドレスは同じでもかまいません。前の手順で算出した`CancelAfter`または`FinishAfter`の時刻も指定します。`Amount`を、Escrowする[XRP、drop単位][]の合計額に設定します。
[EscrowCreateトランザクション][]に[署名して送信](../../../../concepts/transactions/index.md#トランザクションへの署名とトランザクションの送信)します。トランザクションの`Condition`フィールドを、保留中の支払いがリリースされる時刻に設定します。`Destination`を受取人に設定します。受取人と送金元のアドレスは同じでもかまいません。前の手順で算出した`CancelAfter`または`FinishAfter`の時刻も指定します。`Amount`を、Escrowする[XRP、drop単位][]の合計額に設定します。
{% partial file="/docs/_snippets/secret-key-warning.md" /%}
@@ -102,7 +102,7 @@ print(cancel_after)
## 5.Escrowが作成されたことの確認
トランザクションの識別用ハッシュを指定した[txメソッド][]を使用して、トランザクションの最終ステータスを確認します。特に、[Escrowレジャーオブジェクト](../../../concepts/payment-types/escrow.md)が作成されたことを示す`CreatedNode`をトランザクションメタデータで探します。
トランザクションの識別用ハッシュを指定した[txメソッド][]を使用して、トランザクションの最終ステータスを確認します。特に、[Escrowレジャーオブジェクト](../../../../concepts/payment-types/escrow.md)が作成されたことを示す`CreatedNode`をトランザクションメタデータで探します。
リクエスト:
@@ -126,9 +126,9 @@ print(cancel_after)
## 6.EscrowFinishトランザクションの送信
`FinishAfter`の時刻が経過した後で資金のリリースを実行する[EscrowFinishトランザクション][]に[署名して送信](../../../concepts/transactions/index.md#トランザクションへの署名とトランザクションの送信)します。トランザクションの`Owner`フィールドにEscrowCreateトランザクションの`Account`アドレスを設定し、`OfferSequence` にEscrowCreateトランザクションの`Sequence`番号を設定します。`Condition`フィールドと`Fulfillment`フィールドに、ステップ1で生成した条件値とフルフィルメント値をそれぞれ16進数で設定します。フルフィルメントのサイズバイト数に基づいて`Fee`[トランザクションコスト](../../../concepts/transactions/transaction-cost.md)の値を設定します。条件付きEscrowFinishでは、少なくとも330 dropXRPと、フルフィルメントのサイズで16バイトごとに10 dropが必要です。
`FinishAfter`の時刻が経過した後で資金のリリースを実行する[EscrowFinishトランザクション][]に[署名して送信](../../../../concepts/transactions/index.md#トランザクションへの署名とトランザクションの送信)します。トランザクションの`Owner`フィールドにEscrowCreateトランザクションの`Account`アドレスを設定し、`OfferSequence` にEscrowCreateトランザクションの`Sequence`番号を設定します。`Condition`フィールドと`Fulfillment`フィールドに、ステップ1で生成した条件値とフルフィルメント値をそれぞれ16進数で設定します。フルフィルメントのサイズバイト数に基づいて`Fee`[トランザクションコスト](../../../../concepts/transactions/transaction-cost.md)の値を設定します。条件付きEscrowFinishでは、少なくとも330 dropXRPと、フルフィルメントのサイズで16バイトごとに10 dropが必要です。
**注記:** EscrowCreateトランザクションに`FinishAfter`フィールドが含まれている場合、Escrowの条件として正しいフルフィルメントを指定しても、この時刻よりも前の時点ではこのトランザクションを実行できません。前に閉鎖されたレジャーの閉鎖時刻が`FinishAfter`の時刻よりも前である場合、EscrowFinishトランザクションは[結果コード](../../../references/protocol/transactions/transaction-results/transaction-results.md)`tecNO_PERMISSION`で失敗します。
**注記:** EscrowCreateトランザクションに`FinishAfter`フィールドが含まれている場合、Escrowの条件として正しいフルフィルメントを指定しても、この時刻よりも前の時点ではこのトランザクションを実行できません。前に閉鎖されたレジャーの閉鎖時刻が`FinishAfter`の時刻よりも前である場合、EscrowFinishトランザクションは[結果コード](../../../../references/protocol/transactions/transaction-results/transaction-results.md)`tecNO_PERMISSION`で失敗します。
Escrowが有効期限切れの場合は、[Escrowの取消し](cancel-an-expired-escrow.md)だけが可能です。

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@@ -43,7 +43,7 @@ print(release_date_ripple)
## 2.EscrowCreateトランザクションの送信
[EscrowCreateトランザクション][]に[署名して送信](../../../concepts/transactions/index.md#トランザクションへの署名とトランザクションの送信)します。トランザクションの`FinishAfter`フィールドを、保留中の支払いがリリースされる時刻に設定します。`Condition`フィールドを省略して、時刻を保留中の支払いをリリースする唯一の条件とします。`Destination`を受取人に設定します。受取人と送金元のアドレスは同じでもかまいません。`Amount`を、Escrowする[XRP、drop単位][]の合計額に設定します。
[EscrowCreateトランザクション][]に[署名して送信](../../../../concepts/transactions/index.md#トランザクションへの署名とトランザクションの送信)します。トランザクションの`FinishAfter`フィールドを、保留中の支払いがリリースされる時刻に設定します。`Condition`フィールドを省略して、時刻を保留中の支払いをリリースする唯一の条件とします。`Destination`を受取人に設定します。受取人と送金元のアドレスは同じでもかまいません。`Amount`を、Escrowする[XRP、drop単位][]の合計額に設定します。
{% partial file="/docs/_snippets/secret-key-warning.md" /%}
@@ -76,7 +76,7 @@ print(release_date_ripple)
## 4.Escrowが作成されたことの確認
トランザクションの識別用ハッシュを指定した[txメソッド][]を使用して、トランザクションの最終ステータスを確認します。[Escrowレジャーオブジェクト](../../../concepts/payment-types/escrow.md)が作成されたことを示す`CreatedNode`をトランザクションメタデータで探します。
トランザクションの識別用ハッシュを指定した[txメソッド][]を使用して、トランザクションの最終ステータスを確認します。[Escrowレジャーオブジェクト](../../../../concepts/payment-types/escrow.md)が作成されたことを示す`CreatedNode`をトランザクションメタデータで探します。
リクエスト:
@@ -100,7 +100,7 @@ print(release_date_ripple)
## 5.リリース時刻までの待機
`FinishAfter`時刻が指定されている保留中の支払いは、Escrowードの`FinishAfter`時刻よりも後の[`close_time`ヘッダーフィールド](../../../references/protocol/ledger-data/ledger-header.md)の時刻でレジャーが閉鎖するまでは完了できません。
`FinishAfter`時刻が指定されている保留中の支払いは、Escrowードの`FinishAfter`時刻よりも後の[`close_time`ヘッダーフィールド](../../../../references/protocol/ledger-data/ledger-header.md)の時刻でレジャーが閉鎖するまでは完了できません。
最新の検証済みレジャーの閉鎖時刻は、[ledgerメソッド][]を使用して検索できます。
@@ -127,7 +127,7 @@ print(release_date_ripple)
## 6.EscrowFinishトランザクションの送信
`FinishAfter`の時刻が経過した後で資金のリリースを実行する[EscrowFinishトランザクション][]に[署名して送信](../../../concepts/transactions/index.md#トランザクションへの署名とトランザクションの送信)します。トランザクションの`Owner`フィールドにEscrowCreateトランザクションの`Account`アドレスを設定し、`OfferSequence` にEscrowCreateトランザクションの`Sequence`番号を設定します。時刻のみに基づいて保留されているEscrowの場合は、`Condition`フィールドと`Fulfillment`フィールドを省略します。
`FinishAfter`の時刻が経過した後で資金のリリースを実行する[EscrowFinishトランザクション][]に[署名して送信](../../../../concepts/transactions/index.md#トランザクションへの署名とトランザクションの送信)します。トランザクションの`Owner`フィールドにEscrowCreateトランザクションの`Account`アドレスを設定し、`OfferSequence` にEscrowCreateトランザクションの`Sequence`番号を設定します。時刻のみに基づいて保留されているEscrowの場合は、`Condition`フィールドと`Fulfillment`フィールドを省略します。
**ヒント:** XRP Ledgerの状態はトランザクションでしか変更できないため、EscrowFinishトランザクションが必要です。このトランザクションの送信者は、Escrowの受取人、Escrowの元としての送金人、またはその他のXRP Ledgerアドレスのいずれかです。

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@@ -9,9 +9,9 @@ labels:
---
# Payment Channelの使用
Payment Channelは、少額の単位に分割可能な「非同期」のXRPペイメントを送信し、後日決済する高度な機能です。このチュートリアルでは、全体的な[Payment Channel](../../concepts/payment-types/payment-channels.md)の使用方法を、ローカル`rippled`サーバーの[JSON-RPC API](../../references/http-websocket-apis/index.md)を使用する例を使って説明します。
Payment Channelは、少額の単位に分割可能な「非同期」のXRPペイメントを送信し、後日決済する高度な機能です。このチュートリアルでは、全体的な[Payment Channel](../../../../concepts/payment-types/payment-channels.md)の使用方法を、ローカル`rippled`サーバーの[JSON-RPC API](../../../../references/http-websocket-apis/index.md)を使用する例を使って説明します。
このチュートリアルを進めるにあたって[資金供給されているXRP Ledgerアカウント](../../concepts/accounts/accounts.md)を所有するユーザーが2名いれば理想的です。ただし、2つのXRP Ledgerアドレスを管理する1名のユーザーとしてこのチュートリアルを進めることもできます。
このチュートリアルを進めるにあたって[資金供給されているXRP Ledgerアカウント](../../../../concepts/accounts/accounts.md)を所有するユーザーが2名いれば理想的です。ただし、2つのXRP Ledgerアドレスを管理する1名のユーザーとしてこのチュートリアルを進めることもできます。
## サンプルの値
@@ -58,9 +58,9 @@ Payment Channelに使用できるXRPの額に制限はありません。この
**ヒント:** 「決済遅延」の設定だけが決済を遅延するわけでわありません。レジャーバージョンが閉鎖すると即時に決済が遅延されます35秒。「決済遅延」とは、Channel閉鎖の強制的な遅延です。これにより、受取人が決済を完了できるようになります。
以下の例は、JSON-RPC APIを使用してローカル`rippled`サーバーへ[送信](../../references/http-websocket-apis/public-api-methods/transaction-methods/submit.md#署名と送信モード)することでPayment Channelを作成する方法を示しています。Payment Channelは、決済を1日遅らせて[サンプルの支払人](#サンプルの値)rN7n7...)から[サンプルの受取人](#サンプルの値)rf1Bi...に100 XRPを割り当てます。公開鍵はサンプルの支払人のマスター公開鍵16進数です。
以下の例は、JSON-RPC APIを使用してローカル`rippled`サーバーへ[送信](../../../../references/http-websocket-apis/public-api-methods/transaction-methods/submit.md#署名と送信モード)することでPayment Channelを作成する方法を示しています。Payment Channelは、決済を1日遅らせて[サンプルの支払人](#サンプルの値)rN7n7...)から[サンプルの受取人](#サンプルの値)rf1Bi...に100 XRPを割り当てます。公開鍵はサンプルの支払人のマスター公開鍵16進数です。
**注記:** Payment Channelは1つのオブジェクトとして支払人の[所有者準備金](../../concepts/accounts/reserves.md#所有者準備金)に反映されます。所有者は少なくとも、Payment Channelに割り当てられたXRPを差引き後に、準備金を維持するのに十分なXRPを保有している必要があります。
**注記:** Payment Channelは1つのオブジェクトとして支払人の[所有者準備金](../../../../concepts/accounts/reserves.md#所有者準備金)に反映されます。所有者は少なくとも、Payment Channelに割り当てられたXRPを差引き後に、準備金を維持するのに十分なXRPを保有している必要があります。
リクエスト:
@@ -170,9 +170,9 @@ Content-Type: application/json
支払人はJSON-RPCからのレスポンスで以下を確認する必要があります。
- トランザクションの`meta`フィールドで、`TransactionResult``tesSUCCESS`であることを確認します。
- データが検証済みレジャーのデータであることを示す`"validated":true`がレスポンスに含まれていることを確認します。(結果`tesSUCCESS`は、検証済みレジャーバージョンに記録されている場合にのみ[最終的な](../../concepts/transactions/finality-of-results/index.md)結果です。)
- データが検証済みレジャーのデータであることを示す`"validated":true`がレスポンスに含まれていることを確認します。(結果`tesSUCCESS`は、検証済みレジャーバージョンに記録されている場合にのみ[最終的な](../../../../concepts/transactions/finality-of-results/index.md)結果です。)
- トランザクションの`meta`フィールドの`AffectedNodes`配列で、`LedgerEntryType``PayChannel`である`CreatedNode`オブジェクトを検索します。`CreatedNode`オブジェクトの`LedgerIndex`フィールドはChannel IDを示します。上記の例では、これは「5DB0...」で始まる16進文字列です。Channel IDは、後でクレームに署名する際に必要です。
PayChannelレジャーオブジェクトタイプの詳細については、[PayChannelレジャーオブジェクト](../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/paychannel.md)を参照してください。
PayChannelレジャーオブジェクトタイプの詳細については、[PayChannelレジャーオブジェクト](../../../../references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/paychannel.md)を参照してください。
## 2. 受取人がPayment Channelの特性を確認します。
@@ -455,7 +455,7 @@ Content-Type: application/json
}
```
受取人は検証済みレジャーでこのトランザクションが正常に処理されたことを確認します。詳細は、[確実なトランザクションの送信](../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md)を参照してください。
受取人は検証済みレジャーでこのトランザクションが正常に処理されたことを確認します。詳細は、[確実なトランザクションの送信](../../../../concepts/transactions/reliable-transaction-submission.md)を参照してください。
## 9. 支払人と受取人の取引完了後、支払人はChannelの閉鎖を要求します。
@@ -467,7 +467,7 @@ ChannelにXRPが _残っている_ 場合は、このChannelの閉鎖要求は
また、受取人はクレームの処理完了直後にPayment Channelを閉鎖できます _[フローチャート][]の9b_
Channelの閉鎖を要求する[トランザクションを送信する](../../references/http-websocket-apis/public-api-methods/transaction-methods/submit.md#署名と送信モード)例:
Channelの閉鎖を要求する[トランザクションを送信する](../../../../references/http-websocket-apis/public-api-methods/transaction-methods/submit.md#署名と送信モード)例:
```
{
@@ -518,13 +518,13 @@ Channelの閉鎖を要求する[トランザクションを送信する](../../r
決済遅延が経過するか、またはChannelが予定されている有効期限に達したら、Channelは有効期限切れになります。それ以降に行われるこのChannelに影響するトランザクションはすべて、Channelを閉鎖するだけであり、未請求のXRPは支払人に返金されます。
Channelは期限切れ状態で永久にレジャーに残ることがあります。これは、レジャーはトランザクションの結果によってのみ変わるので、_誰かが_ 有効期限切れのChannelを閉鎖するトランザクションを送信する必要があるためです。Channelがレジャーに残っている限り、そのChannelは[所有者準備金](../../concepts/accounts/reserves.md#所有者準備金)の点から支払人が所有するオブジェクトと見なされます。
Channelは期限切れ状態で永久にレジャーに残ることがあります。これは、レジャーはトランザクションの結果によってのみ変わるので、_誰かが_ 有効期限切れのChannelを閉鎖するトランザクションを送信する必要があるためです。Channelがレジャーに残っている限り、そのChannelは[所有者準備金](../../../../concepts/accounts/reserves.md#所有者準備金)の点から支払人が所有するオブジェクトと見なされます。
このため、支払人には`tfClose`フラグを指定した2番目の[PaymentChannelClaimトランザクション][]を送信することが推奨されます。ただしその他のアカウントPayment Channelに関与するアカウントを含むは有効期限切れのChannelを閉鎖できません。
このトランザクションを送信するコマンドは、Channelの有効期限切れをリクエストする前述の例と同じです。ただしコマンドの実行結果である[自動入力](../../references/protocol/transactions/common-fields.md#自動入力可能なフィールド) `Sequence`番号、署名、識別用ハッシュは一意です。)
このトランザクションを送信するコマンドは、Channelの有効期限切れをリクエストする前述の例と同じです。ただしコマンドの実行結果である[自動入力](../../../../references/protocol/transactions/common-fields.md#自動入力可能なフィールド) `Sequence`番号、署名、識別用ハッシュは一意です。)
有効期限切れのChannelを閉鎖するトランザクションを[送信する](../../references/http-websocket-apis/public-api-methods/transaction-methods/submit.md#署名と送信モード)例:
有効期限切れのChannelを閉鎖するトランザクションを[送信する](../../../../references/http-websocket-apis/public-api-methods/transaction-methods/submit.md#署名と送信モード)例:
```
{