diff --git a/@l10n/ja/docs/concepts/accounts/cryptographic-keys.md b/@l10n/ja/docs/concepts/accounts/cryptographic-keys.md index 075ded89f3..489429ad96 100644 --- a/@l10n/ja/docs/concepts/accounts/cryptographic-keys.md +++ b/@l10n/ja/docs/concepts/accounts/cryptographic-keys.md @@ -15,11 +15,13 @@ XRP Ledgerでは、[トランザクション](../transactions/index.md)による {% admonition type="danger" name="警告" %}秘密鍵のセキュリティを適切に維持することが重要です。デジタル署名は、あなたがトランザクション送信する権限を有していることをXRP Ledgerに対して検証できる唯一の手段であり、レジャーに提出されたトランザクションの取り消しや無効化を行う権限を有する管理者は存在しません。お使いのXRP Ledgerアカウントの秘密鍵があなた以外の何者かに知られた場合、その人物はあなたと同様にデジタル署名を作成し、トランザクションを承認することができます。{% /admonition %} - ## キーの生成 多くの[クライアントライブラリ](../../references/client-libraries.md)やアプリケーションは、XRP Ledgerでの使用に合わせてキーペアを生成できます。もちろん、信頼できるデバイスやソフトウェアで生成されたキーペアのみを使用する必要があります。悪意のあるアプリケーションは、あなたの秘密情報を悪意のあるユーザに公開する可能性があり、そのユーザはあなたのアカウントから後でトランザクションを送信することができます。 +注:ツールによってデフォルト値が異なります。多くのクライアントライブラリ(xrpl.jsなど)は、デフォルトの暗号化アルゴリズムとしてEd25519を使用していますが、rippledの管理者向けRPCコマンドである[wallet_propose](../../references/http-websocket-apis/admin-api-methods/key-generation-methods/wallet_propose.md)は、デフォルトとしてsecp256k1を使用しています。つまり、アルゴリズムを明示的に指定しない限り、同じシードから別のツールを使用してウォレットを生成すると、異なるアドレスが生成される可能性があります。 + + ## キーの構成要素 暗号鍵ペアは、鍵の導出プロセスを通じて数学的に関連づけられる**秘密鍵**と**公開鍵**のことです。秘密鍵は、強力なランダム性によって決定されなければなりません。[暗号化署名アルゴリズム](#署名アルゴリズム)は、鍵の導出プロセスを定義し、暗号鍵となり得る数値の制限を設定します。 @@ -29,7 +31,7 @@ XRP Ledgerを扱う場合、パスフレーズ、シード、アカウントID [{% inline-svg file="/docs/img/cryptographic-keys.ja.svg" /%}](/docs/img/cryptographic-keys.ja.svg "Diagram: パスフレーズ → シード → 秘密鍵 → 公開鍵 → アカウントID ←→ アドレス") _図: 暗号鍵の値の関係を簡略化した図_ -パスフレーズ、シード、秘密鍵は**秘密**であり、あるアカウントのこれらの値のいずれかを知っていれば、有効な署名を行うことができ、そのアカウントを完全に制御することができます。もしあなたがアカウントを所有しているのであれば、アカウントの秘密情報には**細心の注意を払ってください**。もしあなたがそれらを持っていないなら、あなたは自分のアカウントを利用することはできません。もし他の誰かがそれらにアクセスすることができれば、彼らはあなたのアカウントをコントロールすることができます。 +パスフレーズ、シード、秘密鍵は**秘密情報**であり、あるアカウントのこれらの値のいずれかを知っていれば、有効な署名を行うことができ、そのアカウントを完全に制御することができます。もしあなたがアカウントを所有しているのであれば、アカウントの秘密情報には**細心の注意を払ってください**。もしあなたがそれらを持っていないなら、あなたは自分のアカウントを利用することはできません。もし他の誰かがそれらにアクセスすることができれば、彼らはあなたのアカウントをコントロールすることができます。 公開鍵、アカウントID、アドレスは公開情報です。一時的に公開鍵を秘密にするような状況もありますが、最終的にはトランザクションの一部として公開し、XRP Ledgerが署名を検証してトランザクションを処理できるようにすることが必要です。 @@ -96,7 +98,7 @@ XRP Ledgerは、複数の[暗号署名アルゴリズム](#署名アルゴリズ ### 特殊な権限 -**マスターキーペア**のみが、ある特定の処理を行うトランザクションを承認することができます。 +**マスターキーペアのみ**が、ある特定の処理を行うトランザクションを承認することができます。 - アカウントの最初のトランザクションを送信する。アカウントはその他の方法で[トランザクションを承認](../transactions/index.md#トランザクションの承認)して初期化することができないからです。